コロナウイルスに対して、千代田区が高齢者施設職員の定期PCR検査を開始しています。
対象施設 7、対象者数 430 予算は3000万円で、唾液採取で行っているようです。
東京都千代田区は6日、区内の高齢者介護施設で働く全職員への定期的なPCR検査を始めた。区が指定管理する特別養護老人ホームやグループホームなど7施設の計430人を対象に約3カ月ごとに実施する。
重症化の危険がある高齢者へのクラスター(感染者集団)対策を目的とした区独自の取り組み。7月4日以降の新規入居者にも入所前に検査している。
定期検査初日のこの日は「いきいきプラザ一番町」(同区一番町)で実施。職員らが検査用の唾液(だえき)を自分の手で採取した。検体は民間の検査機関に運ばれる。運営する社会福祉法人「東京栄和会」の飛田和彦課長は「この半年間、職員たちは『入居者にうつしてしまったら』という緊張感を抱えている。クラスター対策はもちろん、職員たちのメンタルケアにもつながる」と話す。
また、同区は11日から、感染予防に取り組む飲食店を保健所が認証する独自の制度を始める。従業員の体調管理や換気の徹底などの項目を審査。必須項目を満たした「クラスⅠ」と、さらに高度な対策を講じている「クラスⅡ」の2段階で認証する。基準を満たした店舗には認証ステッカーが交付され、区のホームページなどで公表される。(大山稜)
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新型コロナ 東京 千代田区 区内の介護施設全職員にPCR検査
2020年8月13日 11時19分
新型コロナウイルスの集団感染を防ごうと、東京 千代田区は、区内の介護施設で働くすべての職員を対象に定期的にPCR検査を実施することになりました。
対象になるのは、千代田区内の特別養護老人ホームやグループホームなど7つの施設で働く職員合わせて430人で、唾液によるPCR検査を行います。
いったん陰性の結果が出てもその後、感染するおそれがあるため、検査は3か月ごとに実施します。また、施設に新たに入所する高齢者などにも、検査を受けてもらうということです。
区によりますと、今年度、この事業におよそ3000万円を見込んでいて、6月に成立した補正予算の予備費を充てることにしています。
千代田区高齢介護課は「介護施設でクラスターが発生すると多くの命が危険にさらされるので、無症状の人も含めて検査をすることで感染予防を図っていきたい」と話しています。