現職森田県知事が5日に三選目指した立候補表明を行いました。
森田県知事は前回123万票もの得票で選ばれています。この間特別に失点があったとは思われないのに、敢えて市長職を投げ打ってこの森田県知事に挑むわが街の市長は、余程の自信があるのでしょう。
が、自民党は現職を支援するようですし、先日の新聞記事では民進党は自主投票のようです。という事は、松崎市長には特別大きな組織が後ろ盾にあるとは(現状では)思えないわけで、それでも市長職任期半分を投げ打って立候補するわけです。
新浦安駅前市所有の2000平米の土地を、東西線浦安駅前土地と交換し(市所有の一等地を手放し)、その手放した土地に新しい施主が現在建築しているビルの中に音楽ホールを市が借りるという構想が市長選直後に公表され、多くの議員がまったをかけましたが、議会では多数に至らずこの案は承認されていきました。
その音楽ホールの完成も待たずして県知事選に出馬するとは、私は全く納得できません。
新庁舎建設にしても、本庁舎は昨年6月に完成しましたが、新しく作る駐車場はまだ工事着工にも至っていません。図書館前にある大駐車場を壊して元町の大公園にするという構想も、新庁舎建設と一体のものであったはずですが、こちらも未着手です。
市街地液状化対策にしても、舞浜地区の一部で工事が始まったばかりです。
本日の東京新聞でも、松崎市長の森田県政批判は「市町村に寄り添わなさすぎる」と言っていますが、それだけで残二年もある市長職を投げ打っての県知事選出馬は釈然としません。
市長は2月2日に辞表を提出するようです。そして2月9日に臨時議会が開かれ、そこで「承認」という流れになるようです。
市長選挙は 3月19日告示⇒3月26日投開票
県知事選挙は 3月9日告示 ⇒3月26日投開票
県議は知事選告示日前日までに県議欠員(つまり、現職県議が市長選に立候補する場合)があれば、3月26日に県議補選があります。
市議は市長選挙告示日の11日前、つまり3月8日までに市議の欠員があれば、3月26日に市議補選があります。
県議あるいは市議が市長選に名乗りを上げる場合、立候補届け出と同時に議員の資格を失うなんてことはせずに、補選が可能なように辞職日を選定するべきです。
と言うのは、県議選も市議選も(基本的に)二年後の春まで無いわけですから、議員数の欠員は避けるべきです。
(特に県議席は二議席しかありません。その内の一つでも(場合によっては二つでも)欠員が生じてしまった場合、市民の声が県政に届き難くなることが危惧されます。)