ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

議会活性化 その9

2009年09月02日 | 議会改革
昨日議会運営員会が開かれ、9月議会の日程等を話し合った。
今議会3件の陳情が出されていた。
」と言うのは・・・、
6月議会にも陳情が出されていたからだ。
しかし、6月議会では、その陳情は議員配布のみで終わり、実質的な審査は全く行われなかった。
そこで、陳情者は急遽請願に変えて、再提出して来た。
浦安市議会は、請願は委員会審査を行い、その後に本会議にかけなければなないことになっている。
陳情者たちは、何としてでも委員会や本会議で,本気で陳情内容を議論してほしかったから、議員に頼んで紹介議員になってもらい、請願にして来たのだと思われる。
勿論、単に審査だけではなく、採択を望んでいたからこその行為であるが。

しかし、この請願は委員会審査でも本会議でも「否決」。

だから、今回の陳情も議会運営員会で議員配布で良しとしたことは、たとえこれが請願になったとしても否決される公算が大だが、宝委員から(今回も陳情が請願となって出されことを危惧した為なのか)こんな提案があった。(委員会として結論には至らなかったが・・・。)
「陳情と請願の受付日を同じにしてはどうか」と。
 
陳情と請願を同じに扱っているであれば、受付日を同じにしても市民は何ら不利益を被らないが、現状では、その扱いは雲泥の差があることを知りつつの発言であるから、この発言は実質市民のものを言う権利を奪いかねないものであり、市民に背を向けるものである。

う~・・・ン、考えてしまう。
今、浦安市議会が特別委員会まで作り取り組んでいる議会活性化とは何なのだろうか?
「市民の声を出来るだけ聞きます、取り入れます。閉鎖的な議会を改めて、市民の方を向いた議会にします。」
そんな声に押されて、全国の議会改革の風は吹き荒れているのに、逆を行く浦安市議会の姿勢。

議会改革がおこなわれている議会では、陳情・請願の違いは、単に紹介議員がつくかどうかだけでしかないと位置づけていることを知らないのだろうか?
その扱いに全く差がないと言うことを知らないのだろうか?
陳情は紹介議員ナシ、請願はアリだ。

この流れに逆らう我が市議会である。

「陳情は委員会審査もしないで良い、議員配布だけでも良い」と考える議員に機会があれば問いたい。
「紹介議員になってくれる議員を知らない場合、要するに請願をしようと思っても請願出来ない市民がいたら、その市民は議会にものを言えないくなるわけだが、そんな閉鎖的な議会で良いのですか?」と。

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