ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

時給4700円→2600円

2023年02月27日 | 議会

本日から、私所属の都市経済常任委員会の議案審査が始まりました。本日、明日、明後日と三日間連日続きます。

本日質疑できる範囲は、都市政策部と都市整備部所管事項です。明日は環境部、明後日は市民経済部所管について質疑が出来ます。

本日所管の中に問題の公園トイレ清掃事業が入っていました。

昨年6月議会以来取り上げて来た法外な人件費の時間単価、9月、12月議会で市側は法外に高いことを認め、見直しをすると言ってきました。

そこでズバリ新年度予算編成に当たり時間単価をいくらにしたのかを質疑しました。

2600円で計算したことを答弁で聞き出せました。
そして清掃に要する時間も17時間を10時間と改めたことが明らかになりました。

しかし持ち時間の関係でこれらの数字の根拠までは訊けませんでした。
一般質問でも通告してありますので、本日時間の関係で追及できなかったことはそちらで質問します。

それにしても、市側はこれまでの数字を大幅に縮小したわけです。
このことはイコールこれまでが如何に高額な時間単価の人件費を支払ってきたか、また、実働時間も実態とかけ離れたもので計算して、落札業者に支払ってきたかを認めたことをも意味しているのです。(市側はこの意味を理解しているのでしょうか?)

入札で事業者を選定してきていますが、入札時の予定価格にこの法外な金額がそのまま反映されてきたわけです。

ここで注意しなければいけないのは、今回の問題は単に人件費が異常だったとか実態以上に働いた計算をしていたとかで収まる話ではないのです。

予定価格を作るとき、
 直接人件費
 直接物品費・・・ 直接人件費×1.05
 業務委託費・・・(直接人件費+直接物品費)×1.08
 一般管理費・・・(直接人件費+直接物品費+業委託費)×1.2

の合計金額で算出されていました。

つまり、直接人件費が法外に高いと、合計金額も法外に高いものになってしまうのです。

私がこれまで問題にしてきたのは、あくまでも人件費の時間単価の異常さでした。
実態は上記の計算式が適用されて入札時の予定価格を算出していましたので(歩切はあったかも?)、如何に高額なトイレ清掃費になっていたことでしょうか!

新年度は直接人件費を4700円→2600円にするのですから、自ずと合計金額も大幅に減少するでしょう。

6月議会以来取り上げて来た甲斐があったともいえるのですが、そもそも直接物品費(トイレ清掃時に使用する薬剤等)が直接人件費に左右されるのっておかしくありませんか?

直接人件費が時給単価10,200円であろうが、2,600円であろうがトイレ清掃に必要な薬剤等の量には変化はないのです。

このことは何度も担当に話をしていたのですが、どうもこの点は進歩がないようです。ヤレヤレですね。

それにしても、持ち時間1時間の質疑時間は少なすぎます!昔は、制限がなかったのに・・・。議会基本条例を制定しても、議員の命ともいえる質疑時間質問時間への制限は変化なしです。


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