ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

音楽ホール

2015年09月25日 | 音楽ホール

東西線駅前の民有地と新浦安駅前の市有地の交換には、議会での反対が多かったが過半数には至りませんでした。

そして市は昨年12月議会に、突然交換した新浦安駅前土地建物内の4階から8階を土地所有者から借り受けて「音楽ホール(300席)+市民ホール(200席)+5室スタジオ」にするとのことを言い出し、音楽ホール設計料を補正予算で提案してきました。

そ の後、工事はどうなっているのか(7月には工事に着工すると聞いていました)、工事予定地付近を通る度に気になります。来週の一般質問では工事計画が遅れ た理由や、音楽ホールを作るとの結論に至った経緯などを質問予定です。今年6月議会で西山議員が経費については概略を質問してくれているので大変助かりま す。西山議員が聞き出してくれたことを前提に質問ができますから。

そこで再度西山議員の6月議会での議事録を読んでみました。こんなにも費用がかかる音楽ホール、改めて驚きました。やっぱり納得出来ない!こんな大きな事業は、市民の合意が必要な仕組みを作っておかないと、この街は大変なことになるのではないでしょうか。

(建物は8階建てです。建物そのもは土地所有者が建てます。4階から8階までを市が30年間借りて音楽ホールと市民ホール等として使用します。

◎賃借料(月) 12,000円/坪✕1,173坪 = 14,076,000円

            ✕12月 = 168,912,000円←年間

            ✕30年 = 5,067,360,000円←a

       ※議会答弁では、「28年度から30年間の賃借料としまして約49億円を債務負担行為として設定」と述べている、約1億6千7百万円の誤差がある。

◎運営管理費(年間)  203,000,000円 

            ✕30年 = 6、090,000,000円←b

◎設計料  129,600,000円←c

◎整備工事費(27年、28年に工事) 1,990,000,000円←d

◎工事監理業務委託 55,000,000円←e

◎ケーブルテレビ負担 5,000,000円←f


a+b+c+d+e+f の合計金額が30年間に支払う金額です。

つまり、向こう30年間で音楽堂に13,282,960,000円支払うことになるのです。

勿論音楽ホールや市民ホールは有料で貸出します。現時点で市が見積もっている使用料収入は4、800万円(年間)です。30年間では144,000,000円になります。

13,282,960,000円ー144,000,000円=13,138,960,000円(この数字が実際30年間に支払う金額です。)


この数字、単純にわかりやすく計算し直すと、

1年間に437,965,333円

1月に36,497,111,111円

1日に1,216、570、370円を支払う計算になります。


少子高齢化を迎えよとしている浦安市、向こう30年間もこんな支払をしていける体力があるのでしょうか?


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする