ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

施設利用振興社問題/コピー&ペースト

2011年09月21日 | 指定管理者制度
浦安市施設利用振興公社のことが朝日新聞で書かれたのは今年6月15日。

以下がその記事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

指定管理者評価者が評価対象団体から収賄

指定管理者制度においては、指定管理者自身に自己評価と所管課による評価を行う自治体も多々ありますが、
浦安市では指定管理者となる外郭団体から第三者の評価者に対して数百万円の提供が行われていた模様です。

■指定管理者制の評価者、評価される側から現金数百万円(110615朝日新聞)

・公共施設の運営を民間業者などに任せる指定管理者制度をめぐり、文部科学省が所管する財団法人の主任専門委員が、
運営能力の評価に関わった千葉県浦安市の外郭団体から「助言料」として、約4年間で計数百万円を受け取っていたことがわかった。

・評価される側から金を受け取っていたことになり、財団法人側は「公正性に疑念を抱かれる」として、評価業務を4月から中断している。

・主任専門委員の男性は、財団法人「日本体育施設協会」(東京都新宿区)内の組織「スポーツ施設研究所」に所属。

・指定管理者の運営・管理能力の評価に必要な調査をしたり、資料を作成したりする立場だった。

・助言料を渡していたのは「浦安市施設利用振興公社」。同市内のスポーツ・文化施設の管理・運営を任されている。

・同公社などによると、主任専門委員は浦安市で指定管理者制度の導入が決まった後の2007年5月、同公社の「アドバイザー」に就任。
10年度末まで、月10万~20万円の報酬を受け取っていた。その間、同公社は指定管理者の業務について、「AAA」などの高評価を受け、ホームページでPRしていた。

・また、主任専門委員は、指定管理者の選定委員を務めた東京都狛江市の非公開文書を同公社に渡していた。
文書には、狛江市の指定管理業務の受注に成功した団体の提案書なども含まれていた。

・狛江市教育委員会は「守秘義務違反にあたる可能性がある」としている。主任専門委員は浦安市の選定委員は務めていないという。

・朝日新聞の取材に対し、主任専門委員は助言料を受け取っていたことを認め、「公社に不定期に出向いて質問に答えていた。
評価に手心を加えたつもりはないが、疑念を持たれても仕方がない」と説明した。同公社は「委員から指定管理者制度の現状や他市の情報などを提供してもらった」としている。

・同公社は指定管理者制度が始まるまで、浦安市の公共施設の運営業務を独占的に受注し、年間10億円以上の収入を得てきた。
制度導入に伴い、民間との受注競争に備える必要があったという。

・同協会は主任専門委員から聞き取り調査を複数回実施。評価業務を中断する一方で、再発防止に努めるとしている。

ここまでが記事
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記事内容を巡り、6月議会で特別委員会の設置を提案したが、賛成少数で不成立。

私は独自調査をして、本日一般質問で取り上げた。

新聞記事内容をにおわせるものとして、狛江市の提案書と浦安市の提案書が酷似している事実を突き付け、是非、第三者委員会を作って真相究明をして欲しいと市に迫ったが、答えはNO。

指定管理者に応募した時に市に提出した提案書、これ程までに酷似していても「調査はしない」と言い切った。
一体全体裏に何があるのだろうか?
コピー&ペーストをしたことは紛れもない事実だ。
こんなことをしてまで指定管理者の仕事を取った団体、次回の応募時(この秋、三件募集中)には「何らかのペナルティーがあるのは当然」ではと聞いたのだが、市の回答が振るっていた。
「提案書通りの仕事をしていてくれれば問題ない」と。

へ~・・・。

よく聞く話に、大学でコピー&ペーストを厳禁している先生がいるようだが、浦安流に考えると、厳禁は不要。
内容通りのことがなされれば、何しても良いそうだ。驚きだ。

よ~く見て下さい。
コピー&ペーストの世界を!
クリック狛江市提案書
クリック測定結果







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反原発 9/19

2011年09月21日 | 原発
明治公園で開かれた、9.19集会に参加しました。

12時45分にJR千駄ヶ谷駅に電車は着いたのですが、駅ホームが人・ひと・ヒト・・・・、「一体何があったの」と目を疑いました。
どう見ても、集会に参加する人のようです・・・、でも、こんなにたくさんの人が・・・・?

結局、ホーム⇒階段⇒改札口にたどり着くのに、何と25分もかかりました。

改札口をでてから、会場に向かったのですが、こちらも人・ひと・ヒト・・・。

会場に入っても、何が何だかわからない状況です。
たくさんのスピーカーが設置されていたので、かろうじて司会者らの声は聞くことができましたが。

落合恵子さんや大江健三郎さんなどがスピーチを行い、続けて福島からバス数台で駆けつけたという武藤類子さんのスピーチ。
心に沁みいるスピーチでした。
私の周りにいた女性たちは、皆涙ぐんでいました。私も、思わずほろり・・・。
(参加者数:主催者発表6万人・・・今までこんなに集まった集会は見たことない。反原発の流れは止められまい。)
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以下は当日のスピーチです。

みなさんこんにちは。福島から参りました。

今日は、福島県内から、また、避難先から何台ものバスを連ねて、たくさんの仲間と一緒に参りました。初めて集会やデモに参加する人もたくさんいます。福島で起きた原発事故の悲しみを伝えよう、私たちこそが原発いらないの声をあげようと、声をかけ合いさそい合ってこの集会にやってきました。
はじめに申し上げたい事があります。

3.11からの大変な毎日を、命を守るためにあらゆる事に取り組んできたみなさんひとりひとりを、深く尊敬いたします。

それから、福島県民に温かい手を差し伸べ、つながり、様々な支援をしてくださった方々にお礼を申し上げます。ありがとうございます。

そして、この事故によって、大きな荷物を背負わせることになってしまった子供たち、若い人々に、このような現実を作ってしまった世代として、心からあやまりたいと思います。本当にごめんなさい。



皆さん、福島はとても美しいところです。東に紺碧の太平洋を臨む浜通り。桃・梨・りんごと、くだものの宝庫中通り。猪苗代湖と磐梯山のまわりには黄金色の稲穂が垂れる会津平野。そのむこうを深い山々がふちどっています。山は青く、水は清らかな私たちのふるさとです。

3.11・原発事故を境に、その風景に、目には見えない放射能が降りそそぎ、私たちはヒバクシャとなりました。

大混乱の中で、私たちには様々なことが起こりました。

すばやく張りめぐらされた安全キャンペーンと不安のはざまで、引き裂かれていく人と人とのつながり。地域で、職場で、学校で、家庭の中で、どれだけの人々が悩み悲しんだことでしょう。 毎日、毎日、否応無くせまられる決断。逃げる、逃げない?食べる、食べない?洗濯物を外に干す、干さない?子どもにマスクをさせる、させない?畑をたがやす、たがやさない?なにかに物申す、だまる?様々な苦渋の選択がありました。

そして、今。半年という月日の中で、次第に鮮明になってきたことは、

・真実は隠されるのだ

・国は国民を守らないのだ

・事故はいまだに終わらないのだ

・福島県民は核の実験材料にされるのだ

・ばくだいな放射性のゴミは残るのだ

・大きな犠牲の上になお、原発を推進しようとする勢力があるのだ

・私たちは棄てられたのだ
私たちは疲れとやりきれない悲しみに深いため息をつきます。

でも口をついて出てくる言葉は、「私たちをばかにするな」「私たちの命を奪うな」です。

福島県民は今、怒りと悲しみの中から静かに立ち上がっています。

・子どもたちを守ろうと、母親が父親が、おばあちゃんがおじいちゃんが・・・

・自分たちの未来を奪われまいと若い世代が・・・

・大量の被曝にさらされながら、事故処理にたずさわる原発従事者を助けようと、  労働者たちが・・・

・土を汚された絶望の中から農民たちが・・・

・放射能によるあらたな差別と分断を生むまいと、障がいを持った人々が・・・

・ひとりひとりの市民が・・・ 国と東電の責任を問い続けています。そして、原発はもういらないと声をあげています。

私たちは今、静かに怒りを燃やす東北の鬼です。

私たち福島県民は、故郷を離れる者も、福島の地にとどまり生きる者も、苦悩と責任と希望を分かち合い、支えあって生きていこうと思っています。私たちとつながってください。私たちが起こしているアクションに注目してください。政府交渉、疎開裁判、避難、保養、除染、測定、原発・放射能についての学び。そして、どこにでも出かけ、福島を語ります。今日は遠くニューヨークでスピーチをしている仲間もいます。思いつく限りのあらゆることに取り組んでいます。私たちを助けてください。どうか福島を忘れないでください。

もうひとつ、お話したいことがあります。

それは私たち自身の生き方・暮らし方です。 私たちは、なにげなく差し込むコンセントのむこう側の世界を、想像しなければなりません。便利さや発展が、差別と犠牲の上に成り立っている事に思いをはせなければなりません。原発はその向こうにあるのです。 人類は、地球に生きるただ一種類の生き物にすぎません。自らの種族の未来を奪う生き物がほかにいるでしょうか。 私はこの地球という美しい星と調和したまっとうな生き物として生きたいです。 ささやかでも、エネルギーを大事に使い、工夫に満ちた、豊かで創造的な暮らしを紡いでいきたいです。
どうしたら原発と対極にある新しい世界を作っていけるのか。誰にも明確な答えはわかりません。できうることは、誰かが決めた事に従うのではなく、ひとりひとりが、本当に本当に本気で、自分の頭で考え、確かに目を見開き、自分ができることを決断し、行動することだと思うのです。ひとりひとりにその力があることを思いだしましょう。

私たちは誰でも変わる勇気を持っています。奪われてきた自信を取り戻しましょう。 そして、つながること。原発をなお進めようとする力が、垂直にそびえる壁ならば、限りなく横にひろがり、つながり続けていくことが、私たちの力です。

たったいま、隣にいる人と、そっと手をつないでみてください。見つめあい、互いのつらさを聞きあいましょう。怒りと涙を許しあいましょう。今つないでいるその手のぬくもりを、日本中に、世界中に広げていきましょう。
私たちひとりひとりの、背負っていかなくてはならない荷物が途方もなく重く、道のりがどんなに過酷であっても、目をそらさずに支えあい、軽やかにほがらかに生き延びていきましょう。











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