ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

参考価格とは・・・?

2011年03月07日 | 入札・談合
本日、総務常任委員会が開かれました。午前中で終了してしまいました。質疑者は、私を入れて3名でした。
予算審査は明日からです。本日は、補正予算と議案16号「松戸市ほか5市消防指令事務協議会規約の制定に関する協議について」の審査が行われました。

補正予算に関連して、「グループウエァ等運用事業」が減額補正37,066,000円も経常されていたので、少々突っ込んだ質疑を行いました。

そして分かったことは、

①5社によるコンペ方式で行われたこと
②市の予定価格は、58,579,000円であったが、一番安い値段の会社に決定したこと

コンペの場合、その結果がHP上に出ていないのはおかしいと指摘しましたら、「掲載しました」とのことでした。
確かに私が見落としたのですが、掲載期間はたったの2週間だったそうです。

2週間の掲載でも、掲載は掲載です。
極端な話、1日でも、1時間でも掲載は掲載です。

しかし、本来の掲載の目的からしたら、長期間にわたり掲載するべき案件だと思います。
形式をみたしているから良いとするのではなく、市の情報は公開が原則であるとの認識のもとで、常識ある期間の掲載を求めたいと思います。
ちなみに、入札経過書は、18年度のものからUPされています。

また、質疑で明らかになったのですが、この費用とは別に保守管理料が発生していました。
「700万円です」と言われたとき、一瞬耳を疑いました。
「年額ですか?」
「月額です。」

最初から保守管理費がこんなに高いことを予測していたのかを聞きましたら、「最高で700万円/月を考えていました。」とのことです。
しかし、コンペに参入したときはこの会社が提示した金額は500万円でした。

200万円の上乗せは、実際の契約時に話し合いで決めたそうですが、コンペに参加する時は、500万円を示し、いざとなると700万円です。
コンペ時に、参考価格を提示してもらっただけであると担当課は説明をしていましたが、私は全く納得できませんでした。
参考価格と実際の価格との間にこんなに開きがあることに疑問を感じてしまいます。

月200万円違うと、年間で2400万円も違ってきます。
この契約は5年間のものですので、1億2000万円も開きが出てきてしまいます。

コンペ時の金額と、実際の金額とでこんなに開きが出てきてしまうことは、市側が作成した設計書が甘かったのではないでしょうか?


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