ヘレンドのモーリッツ・フィッシャーは世界ユダヤ人会議の初代議長ステファン・ワイズの母方の祖父 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
の続きになります。
19世紀だけ見ても、「中欧」「東欧」は、専門で勉強してこない限りその国出身者でなくては難しく、アメリカ人の友人などは、「アメリカ人にはオーストラリア=ハンガリー帝国のことさえ知らない人が少なくない」と言っているくらいです。
日本人はそれ以上に知らない人が多く、欧州に興味がある私でも、「オーストリア=ハンガリー帝国」くらいは知っていても、「どこの国、地域がどこの国の領土になっていた」となるとお手上げ。
ユダヤ人、ガリツィア、ウクライナ、ポーランドのタデウシュ・ロメルのことを調べていくうちに、「この複雑さを理解できるような人は学者にでもならない限り無理」と行き詰まったりしていました。
「世界(欧州)連邦運動」にかかわる人にはユダヤ系ハンガリー人が多いように思いますが、今回、ヘレンドのモーリッツ・フィッシャー(ハプスブルクによって貴族の称号を得て、各国の貴族たちとのネットワークを持つ人)とステファン・ワイズの繋がりを見るにつけ、「ハプスブルク~英国王室)が、彼らの後ろ盾になっているということもあるのだろう」と思いました。
エリーザベトの姉はタクシス家の御曹司と結婚しましたが、郵便事業のネットワークもたどっていけば新しいことが分かるかもしれません。
参考:
【人物解説】シシィの姉【ヘレーネ・イン・バイエルン】 - YouTube
世界連邦運動とハンガリー-1(Sigmund Sternberg、ブダペストクラブ) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
世界連邦運動とハンガリー2(チャーチルの著作権代理人Emery Reves) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
世界連邦運動とハンガリー-3(広島、長崎に投下された原爆とレオ・シラード) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
2008年に創立された「ハプスブルク騎士団」 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
ユダヤ人-1(改革派ユダヤ教のユダヤ人) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
『ハプスブルク帝国期ハンガリーにおけるマイノリティ起業家たち』by 大東文化大学教授 高田茂臣氏 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)