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フランスに選挙に勝ったのは左派連合ですが-

2024年07月10日 | 国際・政治

この昨日の記事「中道連合の上から目線」にあきれます。

左派連合、特にメランションの協力があったから、中道連合は右派連合に勝つことが出きたのでは?

仏左派連合、中道連合との連携否定 公約実現に意欲(ロイター) - Yahoo!ニュース

[パリ 9日 ロイター] - フランス国民議会(下院)選の決選投票で第1勢力となった左派連合「新人民戦線(NFP)」に参加する政党の代表は、多額の歳出を必要とする選挙公約を全て実現する意向を表明、NFP以外の勢力との連立政権樹立を拒否した。 一方、第2勢力となったマクロン大統領率いる中道連合は、過半数議席を確保していないNFPには中道連合との連携が必要だと訴えている。 NFPに参加する各政党の指導者は選挙結果判明後、複数回にわたって非公開の会合を開催。次期首相の人選や政権樹立について協議した。 NFP内で最多議席を獲得した極左「不屈のフランス」のジャン・リュック・メランション党首は8日夜、TF1テレビに対し、最低賃金引き上げ、定年退職年齢の引き下げ、燃料・電力・一部食料品価格の上限設定など、NFPの選挙公約を全て履行すべきだと主張。政策構想を「細切れにすることはできない」とし、NFP以外の勢力との連立を拒否した。

これに対し、中道連合はNFPの政権樹立には中道連合の協力が必要だとし、NFPを分割し、穏健派である中道左派政党、環境政党派、中道政党、中道右派政党で連立政権を樹立できるとの考えを示唆している。 マクロン氏率いるルネッサンス党に所属するセジュルネ外相はLCIテレビに「中道連合は共和的な価値観を共有する全ての政党と交渉する用意がある」とし、交渉の条件として、欧州連合(EU)への支持、ウクライナへの支援、人種差別・反ユダヤ主義の取り締まり、グリーン経済への移行加速、投資先としてのフランスの魅力を高める取り組みの継続を挙げた。 セジュルネ氏は「当然、ジャン・リュック・メランション氏と不屈のフランスは除外される」と語った。

<次期首相の人選> だが、NFP内で不屈のフランスに次ぐ議席を獲得した社会党のフォール党首は中道連合の提案を拒否。NFPの分割に反対する姿勢を示した。 新政権がいつ発足するかは不透明で、マクロン大統領はアタル首相に対し、国の安定のため、当面留任するよう要請した。 NFPでは次期首相の人選で合意が成立していないとみられる。最多議席を獲得した不屈のフランスとメランション党首は自党から首相を出すべきだと主張しているが、メランション氏は必ずしも自身が首相になる必要はないと述べ、複数の側近の名前を挙げた。 ただ、社会党や環境政党などNFPに参加する他の政党の代表は、メランション氏が首相に就任すれば分裂を招くと主張しており、不屈のフランスから首相を出す必要があるとの見解にも同意していない。

国内メディアでは首相候補として、社会党のフォール党首、左派連合の欧州議会選筆頭候補だったグリュックスマン氏、欧州エコロジー・緑の党(EELV)のトンデリア代表の名前が挙がっている。

 

「反ユダヤ取り締まり」と言いながら、現在はフランス政府の政治家や富豪、ジャーナリスト、「迫害」を受けているようには思えません。

 

フランス現首相のガブリエル・アタルは裕福なユダヤ系で、上記の記事にでてくる外相のセルジュネ氏は2017年~2022年から最近までアタルと同性パートナー。

ガブリエル・アタル - Wikipedia

ガブリエル・ニッスィム・アタル(フランス語: Gabriel Nissim Attal、1989年3月16日 - )は、フランスの政治家。2024年1月から同国首相を務める。同国史上最年少の首相である。同性愛者である事を公表している[1]。国民教育大臣、行動・公会計大臣、政府報道官を歴任。2021年から再生党の指導部に選出されている。

来歴

2019年
クラマール出身。パリ13区で幼少期を過ごした。ユダヤ人である父のイヴ・アタルは弁護士と映画プロデューサー、白系ロシア人とフランス旧貴族の出自をもつ母親のマリー・ド・クーリスは映画製作会社の社員であった[2][3]。

Stéphane Séjourné — Wikipédia (wikipedia.org)

 

メディアが首相候補として推すのは、

アンドレ・グリュックスマン - Wikipedia

の息子。

Raphaël Glucksmann - Wikipedia

抜粋Google翻訳:

ラファエル・グリュックスマン(フランス語発音:[ʁafaɛl ɡlyksman]、1979年10月15日生まれ)は、フランスの政治家、ジャーナリスト、映画監督です。2019年5月、S&D同盟の欧州議会議員に選出されました。 生い立ちと経歴 グリュックスマンは、哲学者のアンドレ・グリュックスマン(アシュケナージ系ユダヤ人)とフランソワーズ・グリュックスマン(旧姓ヴィレット)の息子で、フランソワーズ・グリュックスマンは哲学者のジャンネット・コロンベルの娘です。2005年から2012年の間、ジョージアのミヘイル・サアカシヴィリ大統領の顧問を務めていました。ジョージアとウクライナの元政治家エカ・ズグラゼと結婚し、息子がいます。ズグラゼ氏は2009年から2012年までサアカシュヴィリ大統領の特別顧問を務め、その後2014年から2016年までウクライナ内務第一副大臣を務めた。

 

オマケ:

2019年の『Crépuscule(黄昏)]』(by Juan Branco)紹介記事-

『Crépuscule(黄昏)』マクロンによる政権掌握の舞台裏。 - OVNI| オヴニー・パリの新聞 (ovninavi.com)

(前略)

フランスの大富豪は近年、主要なメディアを次々と買収し、その90%が9人の大富豪に握られるに至った。LVMHの会長ベルナール・アルノー(Le Parisien、Les Echos)、通信フリーの創始者グザヴィエ・ニエル(le Monde、 l’Obs)、SFRを2014年買収したパトリック・ドライ(BFM-TV、Libération、L’Express)、アルノー・ラガルデール(Paris Match、JDD、RFM)などは、自分が持つメディアを使い「卓越した政界の新人」という神話を一斉に流布し、政治の経験と地盤が皆無のマクロンを大統領候補に仕立てた。

(中略)

マクロンは地方ブルジョワジーの出身だが、妻のブリジットはパリの有名私立高校でアルノーの子ども達を教え、アルノーと親しくなる。アルノーの娘はニエルと結婚。2人の大富豪が、ピープル雑誌を牛耳るミシェル(ミミ)・マルシャンをマクロン夫妻に紹介した。マクロンは多くの高級官僚と政治家が出るパリ政治学院とENA(国立行政学院)の人脈を通して、権力の中枢に近づく。マクロンをジャック・アタリに紹介し、オランド大統領の官房に抜擢したのは財務査察局での上司J.P.ジュイエだ。ENAの同期生でオランドの中枢顧問だったジュイエは大ブルジョワジー出身の妻の人脈を通して財界とパリ政治学院のネットワークとも繋がっていた。

公益に奉仕するために国費で養成された高級官僚と財界が結託し、オリガークによる公財産の略奪(私有化、規制緩和など)に加担する背徳を、ブランコは糾弾する。彼自身が「パリのエリート社会」出身で、ニエルに雇用されかけた経験に基づく告発だ。人脈のみで大臣補佐に抜擢された同級生ガブリエル・アタルはじめ、「内輪昇進」したマクロンの側近たちと異なり、ブランコは民主主義の理念を守るために「彼ら」の一員になることを拒んだ。そして、腐敗したこの黄昏のシステムを覆すために、立ち上がる時が来たと呼びかける。

(後略)


仮置き:

Marine Tondelier — Wikipédia (wikipedia.org)

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