テレビ番組でやっていた「赤ちゃんは足を組まないのに大人はどうして座った時に足を組むの?」
かっこつけているから?体のバランスをとるため?敵意がないことを示すため?
答えは「赤ちゃんは筋肉が柔らかいので」
心理的なものではなくあくまで筋肉の問題という事です。
股関節周辺の筋肉足と骨盤をつなげる重要な役割を担う股関節には中殿筋と呼ばれる三角形の筋肉が付着。
そもそも筋肉筋肉と筋肉の間には、「ファシア(網目状の構造)」と呼ばれる組織がある。
ファシアが伸びたり縮んだりすることで複雑な筋肉の動きをサポートしているわけであるが、このファシアが筋肉に「くっつく」ことでコリなどが生まれる。
足を組めば、片側のお尻が浮くのでだるさを多少は解消できる。
また、背筋を伸ばして座るのも辛くなってくるため、足を組みつつ背もたれに強く寄りかかったり、前にかがみこんで猫背になったりしがち。
その位置を変えたくなるというのが体の本能的な反応である。
この時に思わずとってしまう行動が足を組むというアクションだそう。
足を揃えて座ると、またが開かないように足をキュッと閉めて座らなければいけません。
ずっとそうしてると疲れちゃうので、足を組んじゃうわけである。
中殿筋の太もも側が緊張している場合、足を組むことでお尻側のファシアが伸び、足を組むと太ももからお尻に緊張箇所が変わる。
見方を変えたら、リラックスしたいからとも言えますね。
足を組むことによって、体には具体的にどのような影響があるのだろうか。
(1)骨盤が傾く
(2)背骨がゆがむ
(3)肩と首に影響が出る
(4)姿勢が崩れる
足を組んでいるとき、背中は組み足の方へねじられ、骨盤は前傾したまま回転して、骨盤周りの筋肉が大きく前へ引っ張られる。
このような筋肉のねじれや引っ張り、骨盤の傾きが辛い腰痛を呼び込んでしまう事になる。
骨盤の歪みや体のねじれ、筋肉の引っ張りなどは、いずれも筋肉を緊張させる原因になる。
筋肉の緊張は血流の悪化を招き、体の冷えの原因に・・・。
冷え性に悩まされている人は、足組み生活を見直す必要があるかもしれません。
緊張する箇所が変わって不快感解消というメカニズム。
子どもは筋肉自体が柔らかく、同じ姿勢を続けずに絶えず動いている事が多いので生活習慣上、筋肉がくっつくことが少ないというのである。
足を組む癖を治すには股関節の外側を伸ばすストレッチがベストという事で、【半身ひねり】【腰回し】をやってみよう!
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