「怒」と「恕」どちらにも下に「心」がつきます。
「『怒』(ど)」は、「おこる事。いきどおる事」。
「『恕』(じょ)」は、「おもいやり。ゆるすこと」。
「怒」の元々の意味は、「女の奴隷が強く心を緊張させる」であり、ここから「いかる」という意味になったようです。
怒りが増大すると怨みになる、「怨」。
仏教で大切とされる「恕」という字。
要するに「怒」と「恕」の漢字は一箇所違うだけですが、意味はまったく違います。
「私」から主語を「私たち」にする事で人としての器がより大きく育まれるかもしれません♪
恕の字の如は汝と同系の言葉で相手を自分自身と同じように見る心、つまり「恕(じょ)」は「思いやり、赦す心」を表します。
怒と恕は表裏一体なんですね。
毎日の生活では、腹の立つこともあります。我慢のならないこともあります。
でもそれを「ゆるす」までもっていけたら、すごいことです。
「恕」の心で、自分から進んで良い言葉かけをすると、自分にもまわりの人にも、ハッピーがやってくるようですよ。