2050年に生きているか?どうか?わからないが、地球上で人口は増え続け、中国をインドが上回り、98億人(今が約74億3千万、2018年現在)に達すると巷で言われていたが、今年米国で2月5日に発売された新刊『Empty Planet(無人の惑星)』で、カナダ人ジャーナリストのジョン・イビットソンと政治学者ダレル・ブリッカーがたどり着いた結論は、「2050年には世界の人口は減少に転じる。」というものだったと述べている。彼らは数字の山を自ら丹念に読み解き、従来とはまったく違った、わたしたちヒトの未来予測を提示する。「およそ30年で、世界人口は減り始める」と、彼らは言う。「いったん減少が始まれば、二度と増加に転じることはない」とも言う。そういえば、昨年中国の人口は70年振りに減少したという。減っていくことの必然性、減る中での“豊かさ”の確保、人々の満足の維持、結構難しい判断を強いられるかもしれないが、その過程でヒトの進化(真価⁉︎)が問われるのだろうか?
※『Empty Planet』は統計についての本というよりも、むしろ人類史上類を見ないこの激変の時代を生きる人々が下す決断と、その裏にある動機についての本のようだ。
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