百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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今年は、子年。鼠は大黒様のお使いで富をつかさどるともいう。穏やかで健やかな年と思っていた矢先に、・・・、様々な出来事がおこり、なかなか不安ばかりが募る日々。
年頭に真言宗の住職・奥土居帥心は「十二支の始まりの年です。世界も日本も大きな分岐点となる年の始まりです。アメリカやロシアでは、大統領選挙があります。今年は温暖化による生態系の変化が顕著になってきます」と述べておられた。
昨年暮れから今年にかけてアメリカのサブプライムローン(Subprime lending)問題に始まり、株価は大きく下落。昨日から世間を大きく騒がせている「冷凍食品農薬混入問題」。この問題は日本の“食”の根幹にある問題を明確に課題化した。
食糧自給率の低下が課題なのではなく、食に関してあまりにも他人任せにしてきた(全て貨幣で解決しようとしてきた)現況をどう捉え、国民ひとり一人は何を求め、国としてどう結論づけていくか。その結論は今後の農政にどう影響を与えるかだけではなく、国としてどういう国家を目指すのか決定づけるものであり、愉しみといえば愉しみだし、悩ましいといえば悩みそのものだ。
今年は、もしかして波乱万丈・変革の年になるのかも・・・と思うと、ワクワクもするが気の引き締まる想いで一杯にもなる。

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「100年後、世の中にどうあって欲しいと思いますか」という質問を受けた。
20年後や30年後のことはいろいろ思いながら仕事をしてきたが、100年後のイメージは具体的に持ったことがなかった。
「琵琶湖を世界一美しい湖にしたい!」
「子供達が明るく元気な国になって欲しい!」
「争いごとのない平和な世界になって欲しい!」等々
思うことはいろいろあるがそういう社会の形成に自分がどうかかわれるか、全く見えてこないし、そのために何ができるかも全くわからない。
具体的なステップ論として、まずは、
・琵琶湖を美しくするために・・・
・元気な子供を育てるために・・・
・何故争いが生じるのか、争いごとのない国、世界づくりのために・・・
ということをもっともっと深掘りする必要がある。
百姓として、・日本の農を変えたい!!
企業家として、・循環型の地域社会を形成したい!!
現実みえるカタチとしては、・“微笑みのある豊かな社会を創りたい!!”
そのためには、明日から何をしなければならないのか。
また、決してこれから百年間生きるはずはないので、自分が死んだアトも誰かにしっかり引き継いでいただけないと簡単に実現できそうにない。どういうカタチにして引き継ぐのか、どういうカタチならバトンタッチが容易なのか、今一度、その手法とスケジュールをしっかりじっくり考えてみたい。

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雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

         宮沢賢治

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一般的な豆腐の製法とは異なり、濃度の濃い豆乳を使ったり、にがりの代わりに海水を使ったり、しっかり重い重石で圧す等、さまざまな方法を用いて少しでも長い期間保存できるようにしたものが堅豆腐と呼ばれており、調べてみると全国各地で作られていることがわかった。特に、流通の不便な豪雪地帯や山岳地帯あるいは離島などで作られ、特に荒縄で縛って持ち運びできるほど堅いものもは、縄豆腐と呼ばれていたり、石豆腐と呼ばれていたり、その土地土地によってさまざまなようだ。



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本気でやる!ことがやはりなんでも肝心なようです。
スキルや知識も大切ですが、Willつまり「やる気」がまずは大切!!あの日産のカルロス・ゴーンさんが『ニッサンにはスキルはあったけど、ウィルがなかった』といったというように、決して諦めず工夫を繰り返すその本気さが状況を徐々に変化を与えてくれることを最近ひしひしと実感しています。
循環型の社会がいろいろな角度で論じられ注目を集めてきている昨今ですが、大きな循環ではなく、小さな循環のネットワークが必要なのではないかと常々思い、一つひとつの小さな夢をみんなで実現してきた現在、アトもう少しでひとつの輪に繋がろうとしていることを嬉しく思っています。
なんといっても、「やる気」「元気」「本気」と『みんなの熱い想い』が大切!!!

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百姓は、1月~2月の閑散期の土日には勉強会がよく入る。
今日は京都の生産者の集まりと勉強会をさせていただいた。僕達は、いろいろな方々と勉強会をさせていただき、その都度、様々な角度から農業を考える機会を頂く。
「後継者の育成と農村の高齢化、農村の活性化について」どう考えるかといわれると、
・後継者は育成しようと思うとなかなか育成できるものではなく、大切なことは農業に従事することが若者から見て魅力的な職業になっているかどうかということではないかと思っている。
・農村の高齢化は、問題にはなっているが、日本全体の問題であり、高齢化している故に高齢者に生きがいを持っていただく方法とIターンで若者に入ってきていただいたり、週末援農していただくことにより村に変化を与える方法があると思う。つまり、いろいろな方法が考えられ、地域の特色を活かすことが大切なことではないかと思う。
・農村自身の活性は、本当に活性化が必要なのか、特に活性化を図らなくっても、むしろ沈静化の中に永続性があるのかもしれないという考え方もある。都会の奴隷になることなく、貨幣経済からの自立をこの機会に考えることの方が重要なのかもしれない。


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昨日はほぼ一日雪がちらつき、今朝は一面銀世界。
雪の日に三女はいつも小さな雪ダルマをつくる。
雪が降ると‘犬’のようにハシャグ彼女の毎年恒例の行事のひとつだが、いくつになるまで続くのか?!(ある意味で、それは楽しみ、たのしみ、・・)
ちなみに彼女は今、小学4年生!


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ミネラルは、五大栄養素の一つとされ、人間の生命を維持するために重要な働きをしています。そのなかでも欠かせないのが必須ミネラル(マグネシウム、カルシウムなどの主要ミネラルと、亜鉛・銅などの微量ミネラル)といわれています。たとえば、成人が一日に必要なマグネシウム量は300mg、カルシウムは600mgといわれていますが、植物にとっても同じ比率のマグネシウムとカルシウムが必要なようです。人間の身体の約2/3をしめている水は、海水の成分バランスとほぼ同じといわれており(羊水は海水そのもの)、まさに体内に海そのものを持っていると言えます。更にいうと、地殻と海水、そして人体、さらに血液に至るまでそのミネラルのバランスはほぼ等しいといわれており、地球に生きるものはその母体の地球と同じバランスを保っており、不足したり、摂取しすぎは決して良くない、それは植物も人間も同じようです。

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何故か自転車に乗って圃場まで通っています。
自転車に乗っていると、いつもの軽トラから見える風景とはまた違った風景に出会えます。
土地の高低の差や道端の水溜り、見かけない看板や風の向きや棄てられているゴミ等々いつもはなかなか視界に入ってこないものに気付かされます。
自動車の速度と自転車の速度は明らかに違いますが、速度の差がこんなに視界に入ってくる情報量を制約するとは思っていませんでした。
車や電車、飛行機を活用することで、移動することに不便さを感じることがあまりなくなった最近、実は、見なければいけないことや感じなければならないことにあまりにも無関心になり、不感症になりつつあることに改めて気付きました。
車や電車、飛行機の移動は、やはり人間にはそれなりのストレスになり、人間にとって歩く速度が最も適しており、自転車の速度程度が耐えられる最大限なのかもしれません。
時の流れも、自転車に乗ることで、たまにはゆっくりじっくり感じることが出来ることは大変アリガタイことであり、感謝しなければならないと思います。



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田の草フォーラムで学んだこと。
慣行農法のすぐれたところは、何処でも誰でも同じようにやればそれほど失敗することはない。←しかし、持続性に欠け、決して百姓を豊かにはしてくれない。(“豊か”とは経済的にも精神的にも将来的にも)
有機農業は、地域によって全て異なってくる。例えば、天候や気温や降雨量、土壌やその土地の高度等々、全てが同じ場所はなく、ということは全て栽培方法は異なってくる。正解はなく、全てが正解というなかなか難解な結論に導かれる。←しかし、永続性があり、もしかしたら百姓を豊かにしてくれる。
全国の熱い仲間たちがこの二年間でいろいろ学んだ農法を惜しげも公開し、私たちはその農法を決して丸ごと真似ることなく、自分なりに消化吸収して、自分の農法として再構築する。
有機農業の行き着く先は、自然農法にあるのか。自然農法は何処までいけば完成なのか。まだまだ学びたいことばかりである。楽しみ、タノシミ。

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