百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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ガンジーの唱える『労働なき富』とは・・・社会主義的という方があるかもしれないが、現代の我々の考える『労働』とガンジーの説く『労働』は根本から違うのではないかとに思う。
というのは、(インドの方向性について)「工業化にあるのではなく、糸車を廻すことあり、糸車を廻すこと、つまり農村社会の再建しかあり得ない」と主張したといわれている。機械化し効率を上げることは、製品には限られた量しかない金属を用い、生産するためには工場を建てる必要がある、金属は掘り起さなければならず、工場も暴力に満ちている。我々の少しの便利さのために、何故そんなに暴力的にならなければならないのか。
日本は従来、富の基本は米だった。その富は、産業革命を経て機械化され、今度は工場から物質として生産されるようになってくる。そのあたりから、自然とは切れはなされた社会構造が形成され、『労働』が実像から虚像に変化し始める。ガンジーの説く『労働なき富』とは、地に足ついた自然の営みに逆らわない労働を指し、富とは持続可能な社会にのみ形成されるもので、決して誰かが独り占めするものでないと説いているのではないか。

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春のような穏やかな陽射しを浴びると、百姓はやはりソワソワする。
ソワソワしてもはじまらないのだが、やはり春は何度迎えても、心わくわく、心ドキドキ、楽しみでもあり、若干不安でもある。
植物達も何か春を感じたり、まだまだ寒い冬に用心してみたり、凍てつくような寒い朝があるかと思うと日中凪になるとなんともポカポカして上着を脱ぎたくなる・・・なかなか厄介な季節に当惑しながら、春を待っている。
最近、早くも猫達は発情期を迎えている、彼ら彼女達は日照時間(具体的には14時間以上)と関係しているようで、春になるからその陽気につられて発情するというものではないようだ。

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今日の施政方針演説で鳩山総理は『マハトマ・ガンジーの碑文にある有名な言葉』を引用した。実はこのブログでも、昨年の「ガンジーさんの誕生日(2009/10/2)」に『20世紀資本主義の七つの大罪』としてこの言葉を引用させていただいている。
「七つの社会的罪」   Seven Social Sins
1.理念なき政治    Politics without Principles
2.労働なき富     Wealth without Work
3.良心なき快楽    Pleasure without Conscience
4.人格なき学識    Knowledge without Character
5.道徳なき商業    Commerce without Morality
6.人間性なき科学   Science without Humanity
7.献身なき宗教    Worship without Sacrifice
これらの key word は本当に現代社会の改革の大きな鍵になると思うが、
どういう施策が実際に必要なのか、何から手をつければいいのかということになると大変難しい。
理念や哲学とはいってはみても、おそらく文化や教育、そして根っこはひとそれぞれの生きざま(ある意味で道徳)や価値観にまで至る・・・今一度、『幸せ』『平和』『愛』についてみんなで考えるべき時代を迎えていることは事実なのだが・・・。


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機能性野菜(ビタミンが多い、カロチンが多い、亜鉛を多く含む等)が市場として価値を持つか、持たないかについては議論がわかれるところだが、交雑育種や遺伝子組み換えという技術ではなく、一定の期間照射する光源や施肥する養液等に工夫を与えることで植物に含まれる成分に変化をもたらす栽培技術には関心がある。
低カリウムほうれん草を秋田県立大学の生物生産科学科の小川准教授他が研究発表されて早三年、「腎臓病透析患者向けの葉物野菜の栽培技術の体系化」は機能性という範疇だけではなく、もっと広い意味で「人と食」という視点から大変興味深い。というのは、21世紀は足りない栄養素をサプリメントとして頂くというより、より自然に近いカタチで食することの方が「人(ヒト)の健康」に近い気がしてならないからだ
ただし、事業化するにはなかなか課題も多く(やはりコスト高になる、需要はそんなに多くない、販売方法等チャンネルをたくさん持つことは難しい等々)、この課題を一つひとつ解決していく中で、野菜工場のひとつの将来像が見えてくるような気がしてならない。

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慶應大学の先端生命科学ではお米の味を食味や味度だけではない蛋白質の内容やその内容物のアミノ酸のバランスによって判断しようと研究されているらしい。
食味は・・・「近赤外線透過式分析」つまり、生の米粉を試料にして、たんぱく質・アミロース・水分・脂肪酸などを、近赤外域に生じる吸収スペクトルで測定する方法。
味度は・・・試料を炊飯装置で 10 分間炊飯したものを用いて、保水膜の厚さを特殊な電磁波によって測定する方法。
という検査方法は理化学検査と呼ばれ、それらに対して官能検査といわれるものは、人に実際に食べてもらい、味、香り、色、粘り、硬さ、歯ごたえなどから総合的に判断する方法をさす。この検査方法は個人的な好みも多少含まれ、原始的ではあるが、旨みを比較するにはやはり人の舌が最も適しているように思うのは僕だけではないはず。
そこで先の慶応大学では《人類が直面する問題の解決や地域産業の活性化に貢献する》というテーマで・医療・環境・食品、それぞれバイオ部門で研究を深めておられるという。特に食品では『◇旨味の成分の特定 ◇うまみの成分を高めるような品種改良 ◇貯蔵、輸送方法の改良 ◇商品価値の向上 』について研究を進めておられ、お米の本当の美味しさを何かの指標で示せればと検討を重ねておられるらしい。


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今年はサッカーのワールドカップもあるが、その前に冬季オリンピックがある。上海万博は、5月1日~10月31日の期間開催される。何ともいろいろなイベントが目白押しにある年である。
万博のテーマは『より良い都市、より良い生活(城市、生活更美好)』であり、おそらくこの21世紀の人類が望むであろうライフスタイルの提案が随所にされることになるだろう。
そういえば一年前から上海に移り住んだ知人(万博目当てではないらしいが)がいるが、「商売はその土地に住んでみないとわからない」というのが、その彼の持論であった。そろそろ新しい時代の豊かな生活提案のイメージは出来ただろうか、一度尋ねてみたいと思う。

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LEDを使った植物工場は如何なものか、とよく問い合わせ頂く。
LEDは価格的には随分安くはなったものの、まだまだ高価であり、寿命と効果を更に上げようとするとやはり廃熱と冷却をする必要性が生じる。
LEDの場合のエネルギー変換効率は現状20%(更に進化すると30%は期待できるという)。可視光しか出ないことから、残る70~80%のエネルギーは残念ながらLED素子部に残り、熱となり、この熱を廃熱する必要がある。
また、LED自身は熱に弱いデバイスであり、メーカーの動作保障温度は-10~85℃程度であるが、温度が上限に近づくほどその輝度は下がり、寿命は短くなるという。よってLEDの性能を保つためには50℃以下に冷却する必要性が生じる。
植物工場のためにLEDは進化しているのではないが、その進化したLEDがしっかり使いこなせる植物工場は、また魅力的なものになるだろう。


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インターネット社会になって本来なら相当な時間が必要だったことが、一瞬で解決したりするようになった。そのこと自身はありがたいことだが、それで時間を持て余しているかというとそうでもなく、常に時間に追われている。何故なのか?もしかすると時間をもっと大切にしなければならないところを、携帯やPCに時間を奪われ、本来あるべき時間の効率的な使い方になっていないのではないだろうか。もう少し時間の配分を考えたスケジュール管理をしないと今世紀型の生き方にはならないのだろう。

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「運・鈍・根」はプロフェッショナルの条件だという。
「運」・・・も実力のうち、と言われるように、人との出会いやご縁を大切にし、様々な環境に適応することが大切で、自分はついていると勝手に思うくらいの楽観論者のほうが良さそうです。
「鈍」・・・少し鈍いくらいでないと先走りになったり、少し不器用なくらいが丁度よく、養老孟司氏の「鈍感力」が重要だったり、バカになりきれる人の方が良さそうです。
「根」・・・粘り強くコツコツと努力を続けること。哲学者の和辻哲郎氏は「成長を欲するものは、まず根を確かにおろさなくてはならない」といっています。まさに「続けてこそ道」になるのでしょう。
「運・鈍・根」は事を成すにも大切なこと、商売上でも、事業でも成功の秘訣といわれています。


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昨日は「カレーの日」!!
昨日は、全国の学校給食のメニューをカレーにし、
全国の小中学校で一斉にカレー給食がだされたカ
レーにとっての記念日だったそうです。
今年は、ひとつめとふたつめの目標の次、つまり
三つ目の目標に『美味しいカレーをつくる!!』を
掲げたいと思っています。
スパイスは勿論、食材や調理方法、隠し味等々工
夫を巡らせる事で、オリジナルのベジタブルカレー
をつくってみたいと思っています。
ホンモノのカレーは食べると新陳代謝もよくなり、
身体にとっては大変健康的な料理なのだそうです。
でも一般的に販売されているカレーやそのルーは
油やバターに塗れていて、変な添加物も大変多く
含まれ、カレーの本来的な役割とはずいぶん乖離
しているそうなのです。

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