百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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ある商品は、かつて、品質、市場シェア、消費者選好度など、あらゆる点でカテゴリーリーダーだった。が、現在は見る影もなく落ちぶれてしまったという。
その主力商品に長年携わってきた人曰く「11年続けて、製造プロセスで大幅な利益を伸ばしてきたんですよ。そのあいだに、我々は、消費者にとって重要なのは価格だと思うようになりました。それに、毎年、利益の達成目標もありましたしね。それで、製造コストの改善成果を上げた社員にはインセンティブを出す制度をつくったのです。コストを下げるためには、出来ることは何でもやりましたよ。毎年、何かしらやり方を変えたり、なくてすむ部分をカットしたりして。増益のために一つ一つ実行してきた改善策が商品の品質を深刻に損なう結果になるなんて、誰も考えていなかったと思います。
ところが、11年経ったところで、ある日、誰かが他者の商品を持ってきたんです。悔しいが、凄く美味しいと認めざるをえませんでした。あまりおいしいんで、うちの商品がまずくて飲めないと思ったほどです。値段は向こうのほうが高かったんですが、実際に消費者が選択の機会を得たとしたら、うちにはとても勝ち目がないー皆が皆、はっきり思いましたよ。うちの商品は薄めすぎてしまって、もう昔のようなブランド競争力がなくなっていたんですね」(『なぜみんなスターバックスに行きたがるのか?(著:スコット・ベドベリ 発刊:講談社)』より)
この話って、現在の農畜産物にも繋がっていると思う。本当に消費者の方々が望んでいる農畜産物を如何に栽培・飼育し、提供していくか、それも生産と消費のバランスを保ちながら・・・大変難しいことかもしれないが、ヒントはおそらく少し遠回りをして、効率の追求をしないということなのでは。

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昨年に引き続き、リーグ優勝おめでとうございます。まさか、今年は、・・・。と思っていた中での、序盤の劣勢を跳ね除けての優勝は、誰からみても“すごい!!”の一言に尽きます。昨年の優勝以降、新庄が去り、小笠原が抜け、本当に戦力ダウンした中での今期の優勝は本当に価値のあるものであり、この“全員野球”は、我々に、忘れかけていた野球の真髄を再び教えてくれた気がします。北海道に元気を与え、一丸となることのすばらしさを教えてくれたヒルマン監督が今年限りで退団されることは誠に淋しい限りですが、『メンバー同士の信頼関係、そして取り巻く方々の協力関係、そして互いに各々の力を発揮し、互いが尊重しあえる共生関係』を教えて頂いたことに感謝するとともに、今後のクライマックスシリーズ、そして日本シリーズでの三度の胴上げを期待しております。ありがとうございました。

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海外の方々には、今までなかなか日本の農業を知っていただく機会が少なかったようだ。というのは、日本で何故こんなに水稲が盛んに行われているのか、何故こんなに狭い大地で効率よく農業が営まれているのか、欧州の方々にとってはとても不思議なようで、その一方、アジアの方々からは、更に日本には水稲等の技術指導のリーダー的な役割を果たして欲しいと期待されているようでだ。今後は、更に積極的な情報交換を互いに行い、世界的な問題である“従事者の高齢化や資材のコスト高”について、様々な観点から話し合い、互いに改革を始める必要がありそうだ。
水が少ない広大な大地の農業と水の豊富な狭い面積の農業、互いの栽培品種やその栽培方法等は異なりはするが、農業者が考えていることは“農業は地域経済を支えるだけではなく、地域の文化や伝統・歴史を如何に大切にする”か!!であり、どうもそこには《生産と消費のアンバランス》を如何に自国で保つ《地産地消》かに鍵がありそうだ。
実は上記の内容のフォーラムは、海外の農業関係の記者の方々を集め、国内の農業の現地見学も含め、先日日本で行われたようで、来週の10月7日午後6時からNHKで放映されるようだ。一度ゆっくり観て、考えてみたい。

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仲秋の名月なのに・・・満月じゃない?!
今夜が満月!?・・・なのに仲秋ではない???
仲秋とは秋の真ん中の意味で、旧暦の秋は7~9月、その真ん中のこと
何故か、仲秋というと満月のイメージですが、仲秋の日に見える月が、中秋の名月なのであって、満月ではなくとも間違いではないようです。
(ちなみに今年の仲秋の月は、心持ち左下側が欠けている月でした!!)
正しくは、中秋の名月と書くようで、仲秋は正しい表記ではないようです。


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今年も枝豆刈りのイベントを、湖北のシバタプラセールファームにて行います。
滋賀県の『こだわり滋賀ネットワーク』のご協賛を頂き、あまり大規模ではありませんが、みなさんと共に秋の日の一日を、ワイワイ楽しめればと思っております。

期 日  10月6日(土) 午前10時30分~午後2時30分
内 容  枝豆刈り   そして昼食〔新米+カレー、そして枝豆〕
        午後 1時00分より “HAG”ミニコンサート  
         午後 1時30分より   再び枝豆刈り 
         午後 2時30分     解散予定
場 所  シバタプラセールファーム 湖北町 小倉公民館              
[東浅井郡湖北町小倉 国道八号線小倉の信号を西に200㍍右]
   参加費   500円   
〔枝豆は10株200円でお分けします。何株でもお持ち帰り出来ます。〕

※今年は、ゆでたての枝豆のご試食だけではなく、田んぼでのコンサート
    もお楽しみいただきます!
 お手数ですが、マイ箸、マイ食器、お飲み物 は各自ご持参ください。


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二酸化炭素増大の最大の原因は、化石燃料の使用にあるといわれている。つまり、化石燃料の代表的な存在である“石油”がこの世からなくなれば、二酸化炭素の増大は阻止することが可能なのか??
温暖化の原因には、気候700年周期説という学説を唱える方もおられ、二酸化炭素だけの問題ではないとも思われますが、石油がなくなること・・・石油に依存し過ぎている現代社会から少し石油のない社会をイメージしてみた時に、車に頼れないだけではなく、セメントも造れなくなりコンクリートの建物が減り、“一方、“農業”は?!というと、石油から採れる化学肥料をふんだんに使い、ビニールハウスはもとより、トラクター等ほとんどの生産性を上げるための手法が使えなくなり、おそらく食糧の自給率は40%から25%程度に落ち込むといわれている。
環境問題も大切だが、『環境問題を考えながら、農業問題もしっかり解決する!!』ことは出来ないのか。この機会に、この日本の国土に最もふさわしい(化石燃料を出来るだけ使わなくて済む)農業のあり方を再考すべきなのではないか。四季があり、水に恵まれ、自然豊かなこの大地を、今一度しっかりみつめ、効率だけではない、幸せな農のあり方を是非ともみんなで考えてみたい!!
※でもトラクターがなければ・・・ホント、大変!! トラクターに初めて乗った時、神様からの贈り物かと思ったほど、感動したものです!!

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添加物といわれると、何か身体には良くないような・・・。
食品添加物を使った加工食品の代表的な存在として「ハム」がよく取り上げられるが、やはり無添加だと価格的には2倍になってしまうという。少し具体的にいうと・豚さん達のストレスのない育て方から、・加工場の工場立地、・熟成期間等に至るまで、通常なら発色剤や酸化防止剤、PH調整剤等で短期間で効率よく加工するところに手間と時間をかけるからだという。
カップラーメンには添加物として・カルシウム・ビタミン1・ビタミン2が使われているというが、本当に「栄養強化」のためなのか??ビタミン1は日持ちの向上を、ビタミン2は黄色系の着色料として活用され、食品の劣化防止の効果もあるという。
パンやサンドイッチも「保存料、合成着色料不使用」と表示されていても品質保全のために必ずPH調整剤は使用されており、リン酸塩に関しては骨粗しょう症を誘引しているのではないかと疑われていたり、一度は使用を中止していた臭素酸カルシウムが再び使われている例もあるという。

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昨日、炎天下のもと、三女の運動会がおこなわれた。熱中症等の対策として、子供達の席にはテントが張られ、全員が椅子席。常に校内放送では、水分補給の大切さを説かれ、水筒に水分のなくなった子供達は自由に本部席で水分を補給出来るように配慮されていた。しかし、一方父兄参観席(PTA)は、いつも通り、炎天下のもと、シートを敷いて、団扇をパタパタ、なかなか晴天には恵まれ・・・とはいうものの、値打ちのある運動会観戦でした。
運動会でいつも気になるのが、徒競走。順位を決めるのは“差別?!”ということなのか、一時期順位をつけない事があったが、現在は一位、二位、三位と順位をつけるように戻ってはいる。しかし、あらかじめ全員のタイムを計り、タイムの近い者同士で走らせるようになっているようで、一人だけ飛び抜けて一着になったり、大きく一人だけ離されることはなくなっている。“差別?!”のないように・・・何か正確なことはわからないが、何か間違っているような・・・そんな気がするのは僕だけなのでしょうか。


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まだなかなか詳細は明確になってはいないが民主党の農業者所得補償法案についてあしがら農の会・笹村出さんは《地場・旬・自給》のblog《blog.goo.ne.jp/sasamuraailand》の中で
『頑張る農家は、直接販売の為に、少しでも高値で売るために、栽培法や、味や品種、あるいは精米法、保存法、有機栽培など、工夫して、自立した農業を模索している。それを農協出荷の、一律と同じというのでは、悪平等に又戻ってしまう。農家の努力が報われる形をこの法案は、何か提案しているのだろうか。お米なら全て同じでは、米作り日本一は生産量だけという、かつての間違いに戻る。』と述べておられる。
確かにその通りだ。但し、頑張る農家のその努力をどの指標で図るかというと大変難しい、やはり百姓は消費者が口にしたその感想を最大の指標にして日々精進することがあるべき姿であり、一律に何かを補填するとか、収量に見合う補助では農業の本質である品質(安全・安心はもとより美味しい)を見誤る恐れがある。
今年は長梅雨で7月には冷夏?!といわれながら8月の酷暑・・・残暑は9月下旬になってもまだ続いている。夏場の暑さの盛り返しで、なんとか今年の米は豊作になりそうだが、豊作過ぎると、また値が下がる!?・・・豊作で価格が下がると百姓のやりがいはまたまた低下する。もっともっと頑張る百姓が増えて、自立した農業モデルが各地に出来ないと、ますます日本の農業は空洞化していく。そんなことは誰も望んでいないのに。




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なかなか続く残暑・・・今日、札幌では、観測史上初めて9月下旬に真夏日を記録することになった。
こんなに暑いと、秋の野菜の播種の段取りが狂ってくる。やはり暑すぎると発芽しない場合が多く、もう少し涼しくならないと、野菜達も秋になったことに気付かず、芽を出してくれない。
少し遮光してみる方法もあるが、風通しが悪くなるため、やはりのびのびと育ちにくい。秋冬野菜の苗を高温で育てると、虫がつきやすく病気に弱くなりがちで、なんでも温度があれば良いということではなく、水のやりすぎも徒長を招くことになる。
やはり播種をもう少し待って、気温がもう少し落ち着いてから、じっくり始めることにしよう。“急がば回れ”

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