百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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草まみれのコカブですが、おかげさまで元気に育っています!
まだもう一度間引きをしたいのですが、間引き菜は、お漬物でも簡単なサラダにでも、結構使い道があります。
原産地は、アフガニスタン説とヨーロッパ説があります。根の形は円形や牛角状、色も白色から紫紅色までさまざまです。低温を好み、15~20℃が生育適温ですが、25℃以上では生育が鈍るので、最近の気候が最適なのです!!
大別すると東洋系とヨーロッパ系に品種はわけられ、東洋系は温暖で肥えた土に適し、ヨーロッパ系は寒冷地に適しているといわれています。東洋系では天王寺、聖護院、近江、大野紅などがあり、ヨーロッパ系では金町コカブ、金沢青カブ、飛騨赤、また根の変わったものに、日野菜など、があります。
原産地や品種の由来等を調べてみると、少しキャラクターが見えてきます。育てながらまた、彼らのキャラクターを確かめるのも栽培の楽しみのひとつです!!

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夏の野菜もいいけれど、冬の野菜もなかなかいい。
夏野菜のようなカラフルさはないが、そこには、色目はやさしく、凛とした雰囲気がある。
現在、露地では、白菜、コカブ、ミズナ、シュンギク、大根、人参、ネギ、ニンニク、ジャガイモが生育中で、タマネギは現在定植の最中。
来週にはサツマイモを掘り起こして、今度は、来春に向けた圃場づくりに努めたい。



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いつの間にか冬?!到来、・・・。
今年は例年より比較的暖かく、暖かい日々が続くと、ふと冬が来ることを忘れてしまうのが、人間のアカサタナ。
札幌では一昨日、旭川では本日初雪がみられたという。
この辺は、いよいよ晩秋を迎えます!! 夕方には冷たい雨が・・・所謂、時雨・・・。
寒暖の差が、紅葉を色づけ、寒暖の差で、野菜の甘みは増します。
それが所謂、自然の恵み!!
北風には、身も締まりますが、天日干しされた渋柿もこの北風で美味しさUPになります。

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今朝、毎日新聞の朝刊の『私の提案』の欄に和歌山の田辺の山中で暮らし始めて21年を数えるイーデス・ハンソンさんが「実質の豊かさ」について以下のように話しておられた。
「日本の元気は、一人ひとりの豊かな暮らしの中から生まれます。豊かさには“見え”と“実質”があり、物が溢れて便利さに慣れてしまうと、自分を誇示する“見え”を求めてしまうけれど、長続きはしません。今まさに“実質”の豊かさを考えるべき時ではないのでしょうか。」
実質の豊かさは、様々な選択が自由に出来、それを互いに認め合える心をお互いが持てることなのでしょう。価値観の多様化を容認し、自由度がしっかり残され、みんなが互いに切磋琢磨できる、する環境がそれなのでしょう。

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CSA  


CSAはCommunity Supported Agriculture の略で、一般には「地域で支える農業」という意味らしい。最近では広く、消費者や販売者などが、栽培者と連携あるいは栽培者を支援し、自分たちの食糧栽培に自分たちも積極的にかかわる、という形の農業を意味するケースも多いようです。具体的には、地域の消費者が、地域の農家から、自家消費用の農産物を、代金前払いで、直接、定期購入するシステムで、購入される農産物は、有機栽培であることが多い。
産直との違いは、
・産直は遠隔地にまで出荷するが、CSAは地域内流通に限る。
・産直は、多くの場合、出荷後、代金決済だが、CSAは、植え付け前に一年分、購入者が、前払い決済する。
・産直における農産物の引き渡し方法は多様だが、CSAでは、消費者が農場に直接農産物を引取りに来る場合と、「ピッキング・ポイント」と呼ばれる場所に、一日の内の一定時間に消費者が取りにいく場合の、2つの方法がある。
またその特徴は、
・低いマーケティング・コストで、生産者から消費者へダイレクトに、マーケティングできる。
・コミュニティの共同の意識と誇りを高めることができる。
・都市部と農村部との交流を促進できる。
・小規模のファミリー農家を支援できる。
・配送時間のかかる大規模流通より、かなり早い時間で、新鮮な農作物が供給できる
・中間流通コストがかさむことなく、消費者の払うお金が、100%農家にとどくため、地域内資金循環が高まる。
・農家にとっては、安定したマーケットが、作付け前に確保できるので、安心して営農活動に専念できる。
・市場出荷では規格外とされる農産物も、無駄なく消費者の元にとどけられる。
日本での普及における問題点は
・食の安全、安心を目的化するのではなく、地域の自然環境や社会環境づくり、つまり文化の再生が目的となりうるか
・前金を払い、圃場もしくは「ピッキング・ポイント」まで取りに行くという意識改革が図れるか
になるのではないだろうか。
でもおそらくこういう方法をとらないことには、『質の良いものは、お金のある人にしか手に入らない』ことが、農作物の世界にも現実のものになることはそんなに遠い日ではなくなりそうだ。


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間炊(けんずい)とは、午後の仕事の合間に輕い食事をすることをいうようです。その昔は、お米が少ししかなくて、朝早くにお粥を食べ、お粥なので、すぐにお腹が減る。それでまた昼飯にお粥を食べる。昼もお粥なので、どうしてもお腹が減る。それで3時頃にふかし芋かお粥を食べる。これを『間炊(けんずい)』と呼んだといいます。お米がある時はまだ良かったのですが、いよいよお米も無くなってくると、代用食として空豆のお粥さんになったといいます。間炊(けんずい)、今日もまたひとつ勉強になりました。
「貧しかった食」と「豊かになり過ぎた食」、でも本当に「幸せな食」って何なのか・・・考える時代を迎えているのでしょうか。
合掌

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最近全国各地で作り手と食べ手を繋ぐプロジェクトが立ち上がっている。お米では、宮城で「鳴子の米プロジェクト」が、京都の安全農産で始まった「縁故米」、小麦でも北海道や東京で、「作り手」と「食べ手」が共有するそんな贅沢な「食の時間」の追求が始ったといいます。
しかし、消費者と栽培者、そして流通業者の関係がなかなかうまく均衡しないところに難点がある。栽培者のモチベーション(やる気や元気や根気)を如何にあげながら、消費者としてどういう参加の方法を目指すか、そこにどう流通は如何に参画していくか、バランスが難しく、誰もが誰ものために、そして決して「・・・してあげている。」「・・・したのだから、」と思わぬことが大切で、互いの立場を尊重し、半永続的に関連しあえる関係づくりが肝になる。
もしかすると作り手と食べ手の二分された関係自身に問題があり、みんなで“農”に関与する関係づくりのほうが重要なのかもしれない。




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昨日、「やぶこぎ」っていう言葉を始めて聞いた。「藪」を「漕ぐ」、藪つまり山の中の道なき道を両手でかきわけ山を登ることをいうらしい。ある人は蝶を求めて、ある人は山菜を求めて、ある人は小鳥を求めて・・・藪こぎをするという。
いろいろな人がいて、いろいろなカタチで自然と共生を求めている。
しかし、自然との共生が上手く出来ない現代社会は、時折誤った決断をし、みんながいろいろなカタチで共に生きようとしている自然を一気に壊してしまう。
例えば信州の白馬は日本で確認されているおよそ250種類のチョウのうち、約半数の124種ものチョウが生息しており、日本一チョウの種類が多い地域のひとつであり、 かつギフチョウとヒメギフチョウの2種類が混在している稀な場所といわれていたのだが、誰が何を基準に判断したのかわからないが長野オリンピックの際にその稀な場所といわれる中心部にスキーのジャンプ台を造ってしまった・・・という。
藪こぎをいろいろなカタチでされている方々とお逢いして、『自然を守る』っていうよりも、出来るだけ自然のままを保っておく、人間の力はそんなにたいしたものではないことを、もっと自然に向かって謙虚になるべき21世紀であることを、あらためて感じた一日でした。

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霜降  


早くも、霜降。そろそろ各地で朝霜がみえる季節となります。
この頃になると虫の音もかなり減り、秋も一段と深まり、寒冷を覚える頃となります。
風邪にはご留意を!!
百姓をしていると、季節を肌で感じることがあります。
風を感じたり、空気を感じたり、温度差を感じたり、湿気やぬくもりを感じることがあります。
そんなことが感じられた瞬間を味わうと、なんとも百姓は幸せなものだと一人微笑むのです。
風が変わる、空気の流れが変わる、風にのる湿気が変わる、・・・季節とは不思議なものです。その流れに、全ての自然が決して逆らうことなく、ゆったりゆっくり緩やかに従うのです。



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幸せ  


心の持ち方次第だが、今日もその『幸せ』について考えてみようと思うと
その『幸せ』をもう一度、因数分解する必要性があることに気づく。
『幸せ』・・・個人、家庭、国、自由、平等、安全、健康、環境、自然、富、文化、政治、歴史等々があげられる。
個人の幸せとは・・・日々に感謝し、生きる喜びを日々感じられること
家庭の幸せとは・・・みんなで共に生活する喜びを日々感じつつ暮らせること
幸せな国とは・・・国民みんなが明るく元気で、安全で安心でき、将来について夢が語れるような国であること
自由な国とは・・・国民の自由度が高く、国民自身が自主性を持ち生き生きと活動している。
平等な国とは・・・全ての国民が平等であり、様々な選択等においてなんら束縛されない。
安全な国とは・・・犯罪が少なく、治安は安定し、将来においてもある程度安全が確保されている。
健康に留意した国とは・・・国民の健康が維持増進され、将来においても不安がない。
環境に留意した国とは・・・環境が充分保全され、将来においてもその姿がほぼ持続的に継承可能。
自然豊かな国とは・・・自然が充分確保できており、将来的にも破壊される怖れがない。
富の豊かな国とは・・・国家や国民の資産が豊富で、将来計画も常に整備されている。
文化の豊かな国とは・・・文化を愛し、文化を大切に守り、その文化を次世代に継承できる。
政治の充実した国とは・・・政治が安定し、日々国民は安心した暮らしが送ることが出来る。
歴史の豊かな国とは・・・歴史の重みを国民全員が噛み締め、それらをより正確に理解し、それらを未来永劫しっかり大切に継承する。

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