百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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滋賀にも和牛繁殖一環の牧場がある。
近代農業は分業化の中で発展してきたが、分業化の中で様々な問題を露出してきた。
・小牛を買う(苗を買う)・飼料(肥料)を買う・消費者へ直接販売はせず業者へ卸す等々、農業者はまさに育てるのみに終始することで効率を上げたと思われる。
少し効率化は図れたかもしれないが、農業者は大切なものを忘れてきたのではないか。
それは食べてくれるお客様の気持ち、食べてくれたお客様の笑顔、つまりの農業者の本当の“喜び”を置き去りにしてきてしまった。
繁殖一環(出産から、肥育、・・・)されている牧場の方は、飼料やその販売方法にまでこだわりがあり、当然その味にも自信を持っておられる。
それは誰の責任にも出来ないという強い意思とお客様に最上のものをお届けしたいという強い気持ちに裏付けられており、なんとも頼もしい。

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畑を焼く、いわゆる焼畑である。
除草や滅菌や施肥(窒素は期待出来ないが)効果を期待してのことだが、焼かれた後の圃場にはカリウムやミネラル分は残るがそれほどの栄養分があるとは思えない。
灰はアルカリ性であり、ケイサンも含む、そのあたりに答えが潜んでいるのかもしれないが、灰は、土中の窒素を逃がすともいわれている。
新潟や山形では焼畑栽培て蕪を育てる山間部があるが、何故昔からそういう農法が継続されているのか、まだまだわからないことも多い。

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椎茸  


今日はある方にご紹介頂き、椎茸の栽培をされている組合さんを訪問させて頂いた。
栽培後の棄てるホダ木を何か有効に活用出来ないかなぁと素朴に考えていて、・堆肥化 ・土壌改良剤化 ・飼料化 等々の枠からすこし出て頭を捻りたいと思っている。
椎茸業界は、エリンギやマイタケほど価格的には大幅に下がってはいないが、栽培工程はほぼ手仕事であり人海戦術がベースになっており、また椎茸はキノコの中では珍しく等級があるため選別には効率化の追求も難しい。そして他の地方では大きな規模での参入がいくつかみられるため、今後厳しい市場での競争が予測され、また技術としては周年栽培が可能になってはいるものの、一年通しての椎茸の需要が一定ではなく、ムラがあるため更なる需要の創造も重要になってくる。
農業の弱点の縮図がここにもあったように思うが、森林とキノコと畑と土の関係をうまく活用すると何か答えがあるようなそんな気がする。

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梅雨の中休み、でも何とも蒸し暑い!!
雨が続くと草の丈の伸びるのも早い!
なかなか栽培していると、思い通りに成育しないものだが・・・自然の力はなんとも凄い。

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日本の文化が国際的に評価されているという。
この6月8日にはついに経済産業省に「クール・ジャパン室」が設定された。その目的は「日本の戦略産業分野である文化産業(=クリエイティブ産業:デザイン、アニメ、ファッション、映画など)の海外進出促進、国内外への発信や人材育成等の政府横断的施策の企画立案及び推進を行う」という。
コンテンツがそのまま事業に繋がる。そして人材の育成や各分野とのコラボレーションでさらにその内容が充実する。
農業もそういう視点から見ると、コンテンツ産業にならないか。
六次産業化が、そのコンテンツだけで事業化できないか。
その中でも人材の育成や他の分野との連携は最も大切なポイントになってくるような気がする。


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梅雨に入ると紫陽花が何とも元気だ。
最近の紫陽花は大型化しているが、原種は小型のようだ。
シーボルトが長崎から本国へ持ち帰り、ヨーロッパで品種改良され、それが逆輸入されているのが昨今のようだ。
マイケル・ジャクソンが亡くなって早一年。
Wカップで日本代表がアウエーでは初めての予選突破!
久し振りの朗報に熱狂の国民!!
夢をありがとう!!

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「有機農業に必要なもの」
その1)パッション・・・やはり熱い想い
その2)ロジック・・・やはり理論が必要
その3)データ・・・理論を裏付ける記録が大切


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漁業  


漁獲量が減少しているという。魚の消費も減り、漁獲量も減り、漁業はもとより関連産業がなかなか事業として成り立たなくなってきているという。海外からの輸入も多く、国内で漁業に従事している人々の元気がないことは農業の現状とよく似通っており、あまり他人事とは思えない。
消費者も現状を理解しているようで、あまりされておらず、やはり価格に左右されがちであり、大きな漁場を持つ地域の学校給食でさえ『骨なしの魚』のニーズが高いという。
豊富な雨量は、森林に覆われた日本の国土を豊かにし、更に豊かなミネラルが海に流れ込むことで水産資源も潤すこととなるが、昨今の護岸工事やダム・人工林は自然環境を安易に破壊し、ミネラル分の海への流入を阻害した。この流入阻害は、実は水産資源の枯渇を喚起し、今一度水産資源を復活させるためにはまた長い年月が必要だという。

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最近、菌と聞くとやっぱり早くきれいにして清潔に保たないと、と思いがちだが、人間も菌と共に生きていることを忘れてはならない。身体の中には大腸菌もいるし、大腸を中心とした消化管内には60~100種類、100兆個の常在菌が存在するといわれており、あまりにも潔癖になりすぎることはこれら常在菌の居場所をなくしていることに繋がり、いわゆる外部からの菌の侵入を促すことにもなりかねないようだ。何事もほどほどがいちばん、いちばん!

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最近よくバクテリアと農業との関連、微生物と農業の関係についてご質問をいただく。
バクテリアとはいわゆる細菌のことでおそらく真正細菌を指し、一般には大腸菌、枯草菌、シアノバクテリアなどを含む生物群のことで、それは、古細菌、真核生物とともに、全生物界を三分している。
微生物とは真正細菌、古細菌のみならず、真核生物(藻類、原生生物、菌類、粘菌)や、ワムシのようなごく小型の動物も含まれるといわれ、菌類などでは肉眼的なコロニーを作るものであっても、カビのように、その体の構成単位が顕微鏡的大きさであるものは、微生物として扱われる。
近代農業が農薬や化学肥料に頼っていたため、比較的微生物がどのように農業と関わっているか語られることは少なくなったように思われるが、微生物は我々の生活に深く関わっており、農業においても日常ごくあたりまえのようにそれぞれが役割を発揮している。
例えば、様々な物質が分解する際には様々な微生物がそのプロセスに介在し、様々な微生物が介在することはそのもの自体が生物の多様性を意味する。バクテリアの不思議な点は、存在することにその意味合いを必ず持っているということであり、存在理由がない場所には姿をみせないことである。



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