百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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今日は京都府南丹市の丹波ハピー農園を柴田さんと野田さんと三人で訪れた!赤米や黒米、虹色米や夢色米(農園主・堀さん命名の15種類の混作)が、みんな元気に八月の最後の日光浴を楽しんでいる!!
堀さんは無施肥の自然農法で、この地で水稲を始めて11年。「昨年からやっと思い通りの水稲が少しずつカタチになってきた。」という。やはり自然農法では10年の歳月が必要なのか・・・。辛抱強く、高き理想に燃えてよくいままで頑張ってこられたものだとつくづく思う。
「反収が、1俵であろうが、5俵であろうが、ありがたいと思う。感謝する気持ちが大切!!収量を追い求めることが農ではない!!」と言い切る。
また、「営業は無理にはしない、人と人の繋がりが、信頼関係を育む!!その関係の中にこそ農のあるべき姿がある!!」と話す。
「何事もことの始まりが、“私欲”であってはならない。“欲”からの始まりはいづれ壊れる。」なんとも含蓄のある言葉である。
自然のままの農業を素朴に真摯に実践されており、その後姿は幸せに満ちていた。
また、お逢いできる日を愉しみにしています。ありがとうございました。

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セブンイレブンは、この9月1日から東京23区の約1,000店から廃棄される期限切れ食品をほぼ家畜の飼料に再利用を開始するという。家畜の飼料化は、最近の穀物市場の高騰で畜産関連農家からは期待されるところだが、本当にコンビニの弁当やパンの再利用は可能なのだろうか???疑問が残る。というのは、以前、西日本新聞社発行のブックレット「食卓の向こう側」によれば、
『福岡県内の養豚農家で、あるコンビニの弁当やおにぎりを母豚に毎日3キロずつ与えたところ、奇形や死産が相次いでいたことが分った。』
当該記事では、福岡県で最大部数(約63万部)を発行する西日本新聞社が、『2002年ごろ、福岡県内の養豚農家であるコンビニの弁当やおにぎりを母豚に毎日3キロずつ与えたところ、豚の妊娠期間である114日後のお産で、死産が相次ぎ、やっと生まれた子豚も、奇形だったり虚弱体質ですぐに死に、透明なはずの羊水がコーヒー色に濁っていた』と伝えている。
消費期限が切れても腐らない弁当やカビも生えないパンは、本当に人間の身体に悪い影響を与えないと言い切れるのだろうか、一つひとつは大丈夫でも、複合的に累積した場合はどうなのか、継続的に摂取した場合はどうなのか。またそれらを飼料にされた豚さんたちの肉は、またコンビニや外食産業で販売される。安全なものが安全にではなく、よくわからない不確かなものがより不確かに、そして、我々にはもはや選択する権利すらなくなる。誰がいつどこでどう判断して、未来をみているのか。誰もが、現時点での判断(効果、効率、経済性等)のみで、誰も将来のあるべき社会像を見据えていないのではないか。
また、別の視点でリサイクル法は市町村をまたがる廃棄物の処理を禁止していたのではなかったのか、市町村だけでなく都道府県も越える事はいつから可能になったのか。農水省と環境省は、コンビニや外食店の食品廃棄物を豚の飼料に利用し、豚肉を再び弁当などに再利用するために、新たに認定制度「リサイクル・ループ」を創設するという。本来議論されていた食の循環利用「リサイクル・ループ認定制度」は実験的な地域の取り組みの経済性、効果、安全性を考慮したものなのではなかったのか。
“農”を再び現代社会の生み出す廃棄物の捨て場に利用することは、これ以上許してはならない。


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大葉畑でバッタの羽化とばったり出くわす!!
バッタは不完全変態をする。その特徴は、幼虫と成虫の形態が良く似ており、幼虫時代に数回の脱皮を繰り返して成虫に変態する。バッタは、幼虫と成虫の外見上の違いは、体の大きさ以外では、翅(羽)が生えているかどうか程度で確認するらしい。成虫バッタの誕生!!
百姓は、圃場にいる限り。あまり人に会うことはない・・・。
今はほぼ携帯電話を持っているが、携帯のない時代だと圃場にいると連絡のつけようがない。
そういう面では孤独でもあり、いろいろなものに束縛されることがないということは結構自由だ!!!




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岡崎朋美さん!! ご婚約、おめでとうございます!! 36歳の誕生日を目前(!?)にご婚約され、本当に良かった!!大変、良かった!! 昨年12月の全日本スプリント選手権では9年振り3度目の総合優勝を果たし、婚約後も2010年のバンクーバー五輪を目指すという。何と“心、高い”ヒトか!! 江原さんには“火の玉女”と呼ばれ、気迫のヒトは自他共に認めるところですが、健康にだけは気をつけて、しっかり家庭もかえりみるアスリートであって下され。
明るく楽しいご家庭をつくってください!!
6年半ぶりの皆既月食は、生憎の天候で観られませんでしたが、こんなに嬉しいことがあったから、まぁ良しとします。
本当に、おめでとうございます!!


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今日から3週間、サン愛ブレンドでは龍谷大学の学生さんを学外実習生としてお引き受けすることになった。初日は、龍谷大学のRECホールで丸一日、企業と実習生が共に「学外学習の意義と目的」「中小企業の役割、おもしろさ」等について語り合った。
中でも、第二講義で『中小企業だからこそ面白い、大変だけどやりがいがある!!』と話されたツジコー株式会社の辻昭久社長の話は大変参考になった。
会社は『・物心両面で従業員を支える・人生の道場・社員と共に夢を共有化する』もの。
企業は『・経営者の器 ・右腕 ・因果応報=運を掴む 』で決まる。
なるほど企業と従業員の関係や企業について簡潔にまとめられており、私には大変わかりやすかった。
そして、常に“心、高める!!”努力をし“動機善なりや 私心なかりしか”を常に確認しながら精進すべき!!と講義の最後を締めくくられ、久し振りに感動を覚えた。
ありがとうございました。

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スポーツジャーナリストとしてよく知られている二宮清純さんのお話を聞く機会に恵まれた。この会は滋賀県中小企業家同友会の主催で、滋賀レイクスターズのBJリーグ参入に向けた中間報告も兼ねており、地方の未来を切り拓くひとつの手法として、地域とスポーツを有機的に繋ぎあわせることが如何に有効かを考える良い機会となった。
例えば、新潟にあるアルビレックス新潟の設立前、地元では「新潟には支える大企業がない!」「そんなことは新潟では無理!!」の一点張りだったが、現在は経済効果500億円といわれ、観客動員数も前年までは、全国一で毎回40,000人余りの観客を動員するようにまで至っているという。
日本をはじめ、韓国や台湾のスポーツは、企業や学校が支えてきたが、経済動向や子供の数等に左右されるこの構図にはあきらかに限度があり、欧米型のように地域と共に生きるスポーツのあり方のほうが自然体なのではないか。
スポーツは、体育とは異なり、どちらかというと、“お祭り”に近く、その“お祭り”が地域にあるということは、地元の一体感が強まり、街が勢いづくのではないか。
なるほど、そうかもしれない。
Jリーグ誕生秘話も同時に話題に上り『時期尚早!』『前例がない!』と反対の逆風が吹きすさぶ中、川渕チェアマンは、そんなことでは何も前には進めない。「『時期尚早』は「やる気がない」こと。『前例がない』は「アイデアがない」こと。」と一蹴されたという逸話の紹介もあった。
最も注目すべきは、最近海外からは「日本はカルト国家??!!」といわれたりしているという。親殺しや子殺しが日常茶飯事に起こっているこんな国は世界の中でも珍しく、大変危ない状況に陥っているのではないか。原因のひとつとして「縦の絆が薄くなっている」点を挙げられ、単純な年功序列ではないが、スポーツを通じて、親と子、子と祖父等が繋がること、例えばキャッチボールなどは相手の胸を目掛けて(相手の取りやすいところ、相手の気持ちを考えて・・・)投げることや、やっぱり爺ちゃんはすっごい、父さんは強いってことを感じることが出来たが、そういう行為が日常からなくなり、何とも何が大切なのか、何を守らないといけないのか、“心棒”(心のつながり)がなくなりつつある点もスポーツを通じて地域振興することで、改めて地域の元気、家族の繋がりを取り戻すことが可能になるのではないかと話されたことであり、“農”や“食”も似た側面を持ち合わせている点を興味深く思った。

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そんな時代がくるのだろうか。
でも、よく考えてみると、戦後、国民皆農の時代を日本も経験している。ほんの60年前、みんなが少しの土地でも耕し、競い合ってサツマイモ、トウモロコシ、カボチャ等をつくった。
環境問題からエネルギー問題、そしていよいよ食糧問題へ展開しつつある現代社会において、課題は山積したままだが、
もう一度みんなで、土に親しむことで、
・新鮮で安心できる、そして美味しい食べ物が食べられる。
・健康でストレスのない生活が期待できる。
・食糧自給率の向上が期待できる。
・自然が保全され、景観が維持可能となる。
・地域の再生、地域の活性化が期待できる。 等
と考えると、そろそろみんなで『土に親しもう!!』を合言葉に、個々が各々にあった“農”との係わり合いを考え行動に移すことで、新たな『市民皆農』を目指すというのは如何なものか。


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なかなか続く残暑で、さすがに夏バテ気味に・・・。
夏バテとは、暑さと湿度の急激な変化に身体のリズムがついていけず、自律神経の働きが鈍くなることが原因のようで、具体的な症状としては、全身がだるい、思考力が鈍る、食欲がなくなる、風邪(夏カゼ)をひく、下痢をおこす、等があげられるようです。僕の場合、特に発熱や頭痛があるわけではなく、思考が鈍く(ほぼいつものこと??なのですが)
、食欲がなくなって(みんなに言わせるとそんなことはない!?ようですが)きつつあることと、やはり全体的に身体がしゃきッとしないことです。
そういえば、最近は、うどん、そば、そうめん、冷し中華など“あっさり”したものだけで食事を済ませがちになっており、それでは栄養不足だったのかも。そしてもっとビタミンやミネラルを補給しなければならなかったのかもしれません。
でも、食欲がなくても、1日3食はしっかり摂っています。どちらかというと冷たい飲み物のとりすぎで、胃腸の働きが抑えられているのかもしれません。
これからは、冷たい飲み物を出来るだけ避け、食欲がなくても、枝豆や豆腐などからたんぱく質を多めにとることにしたいと思っています。


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旧暦  


月のリズムは、作物の体内生理にどう影響を及ぼしいてるのか。
明治初期まで用いられていた旧暦(太陰太陽暦)は、まさしく月のリズムといえる。
太陽の光と熱の影響に、月の引力の作用まで取り込んでつくられた旧暦を、しっかり活用して植物を栽培してみよう。
「播種は満月、定植は新月に」栄養生長をおこなう定植期にはリン酸を!生殖生長をおこなう播種期には窒素系の肥料を!! とよくいわれるが、ここにブラッドリー曲線を併せて考えてみると、大潮の時の施肥や潅水のあり方が少し見えてくるかもしれない。
ただし、栄養生長と生殖生長を同時におこなう果菜類と別々に行う葉菜類ではステージを分けて考えてみたい。

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来年に迫った、トキの放鳥。
まだまだ現場では課題が山積しているようだが、何が大切なのかをしっかりみんなで考え、将来に何を求めるのかをみんなで理解・納得した中で、未来への一歩を刻む来年を迎えて欲しい。
現場では、・高齢者が多くなり(65歳以上が35%も占め)・耕作放棄地(20年前の3倍)が増え、片や・以前は獣害といわれるほどトキに田畑を荒らされた経験のある方がおられ、・以前より観光客は減少している現実があるという。
最も大切なことは、トキと人類が共生することで、共に何らかの価値が新たに生み出されることではないだろうか。
化学肥料・農薬の使用で収量を上げてきた農業を捨て、最初は厳しいけれど生物の多様性を活用する中で持続性がある地力を活かした農業の復活を目指し、地域だけでは解決できない問題は都会との連携や他の地域の知恵を活用し、決して島だけの課題としないで、全国のみんなに考えてもらおう。そして、全国の方々に佐渡へ来てもらう、様々なカタチで“島”に関わっていただき、全国からの参加型の“農”をめざそう。
おそらく鍵となるのは『今、求められている豊かさの本質』ではないだろうか。
・・・お金ではかれない価値
・・将来、来年おこなわれるであろうトキの放鳥がどう評価されるかについては、その『豊かさ』の価値を、現在生きる我々がどこに見出すかにかかっている。



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