百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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昨年12月に有機農業推進法が制定され、日本の農業を「有機農業を核とした環境保全型農業」に全面的に転換していく時代がようやく訪れようとしている。
単純に法が整備されたから、と言って“新しい農業の息吹きが・・・”とはならないと思うが、全国的に『有機農業へのダイ転換』が語り始められた気がする。
例えば、『農を変えたい!全国集会in滋賀2007――2007/3/16~18――(滋賀県立大学)』が開催される。主催は『農を変えたい!全国運動』 ※気になる方はhttp://3gatu.net/jp/031_/ まで。
有機農業もまだまだ技術が理論と共に確立されていない点に問題があり、安易な有機信仰は日本の農業を変えるどころか滅ぼしかねない。有機農業の何が長所で何を補えば更に技術的にも理論的にも更なる進化が可能なのか、もっともっと研究者と農業者、消費者と農業者、異業種間意見交流の中で新しい農業の在り方を模索する必要がありそうだ。
百姓は更なる努力と工夫を!!研究者とタッグを組んで!他の業種の知恵と技術の協力を得て!!共に歩もう、未来の農業、地方産業の再生を目指して。


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『人間は想い描いたとおりの自分になる』という・・・
プラシーボとは、喜ばせるものという意味のラテン語で、ただの小麦粉でも、すっごく効果のある新薬が開発されたと言って、患者に飲ませると本当に効能を発揮することがある現象のことで、医学的には35%もの症状の改善がみられることが立証されているという。あのパブロフは「人間は自分の言葉によって条件づけられる唯一の動物である。」と断言している。つまり、人間は自分で自分自身のことを信じて、必ず出来る!!必ず出来るといつも口にしていると、まさにそうなっていくという。勘違いのプラシーボ効果というのもあって、さも脳に現実であるかのような写真(成功時をイメージさせるようモノ)を見せ続けると潜在意識が自動的に成功へ導いてくれるともいう。
なーるほど、そういうものか。
yes人間とno人間がいるという。人間はその応答のタイプで、必ず「そうなんです・・・」という答えをするyes人間と「そうじゃなく・・・」という返答をすぐにしてしまうnoタイプの人間に大別されるという。相手の話を聴く時は、決して否定から始めるのではなく、肯定しつつ、自分の考え方をじっくり伝えることが大切なようだ。

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今年のトマトは琵琶湖の藻で育ててみたいと思っています!そうです、写真をよく見て頂くとおわかりのように、畝に藻を積み上げ(実は、畝はなく、不耕起の平畝なのですが)一ヶ月半後の定植を目指します。今回のチャレンジは、表層マルチの一種で、有機物(通常は、藁等)で表層をマルチングすると、土中の温度と湿度が安定し、微生物達はみんな元気に働いてくれるのではないかと思うからです!!


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今日、今年初めての味噌仕込みを、行なうことがやっと出来た。例年より2週間遅れ!!これからしっかり巻き返さないと!!大豆を煮込むこと約3時間30分、大豆はダイズ独特の匂いを放ち、思わず口に頬張ってみると、今年の大豆は一段と“美味い!!”、口の中を栗のような味になって拡がります。あぁ、なんてシアワセ!!煮ただけの大豆が、我が家の子供達にはオヤツ代わりに大人気!!この大豆(無農薬・無化学肥料栽培)のご用命は、シバタプラセールファームまで!!


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「『農業やってて、良かった!』と言ってくれる百姓をひとりでも多く育てたい!!」と熱く語ってくれるYさんが、わざわざ千葉から訪ねてくれた。
Yさんは百姓ではないが、百姓を応援する立場で、まだ自立出来ていない農家の方々を様々な手法(栽培方法や販売方法等)でコンサルティングするという。
今の農家の欠点は・勉強不足・不真面目 にあり、まずは学ぶ必要があり、そしてひとつひとつを自らが検証し、最終的には植物と対話出来るようにならなければならない。
学ぶとは、何も化学式を勉強し直すというのではなく、何故こうなるのか理屈を知るということと、決して楽をするのではなく、朝は30分早く圃場へ行き、東から西から南から北から植物を観て、理屈が現実にどう繋がり、何故そうなるのか実感をともなって学ぶということで、実際“美味しい”ものがしっかり栽培出来るようになってくるとみんなの表情が変わってくるという。
指導のポイントは、「野菜は硝酸態窒素を如何に下げるか」
仕事のスタンスは、「頼まれたことには決してNOとはいえない」
今後の取り組みは、「もっともっと元気な百姓の輪を広げていきたい」
共に学べることがありそうに思う。また、夏までに一度お会いしたい。

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アスファルトやセメントを打ち破って出てくる植物がある。ド根性大根じゃないが、植物の生命力ってすっごいナァ!!って思っていたが、実は、これには、もっと複雑な植物の作用があるようだ。
植物たちは、葉先を刺激されると自らエチレンガスを放出し、より太く強い根作りを行なうらしい。この「エチレン」がひとつのホルモンであり、他に「オーキシン」は植物の茎や芽・根の伸長を促す作用があり、「ジベレリン」は日本人が発見した植物のホルモンで、茎の間延びを引き起こすホルモンとして有名らしい。「サイトカイニン」は側芽の成長を促し、カルス(人間でいうとカサブタのようなもの)の形成をおこない、「アブシジン酸」は休眠誘導(植物の冬眠のようなものを誘導する)をするという。
このホルモンをもう少し勉強し、少しは使いこなせるようになると、無肥料での栽培に少しは近づけるのかもしれない。でもそれには、人の10倍勉強しないといけないらしいが・・・。


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「気配り」と「心配り」・・・「よく気配りの出来る人だ!」とか「あの人は心配りが出来る」という言い方をよくするが、僕は今までその二つの言葉を、あまり区別せずに使っていたような気がする。今日読んだ本の中にその違いが明確に記載されていたので、少し転用させていただくと
「気配り」とは相手の立場になって、相手がして欲しいと思っていることを考え、行動すること。それに対して「心配り」とは読んで字のごとく『シンパイ』すること、心から家族に対してするような深い愛情をもって気にかけることをいう《「あなたの人格以上は売れない!」プレジデント社・黒木安馬》ようだ。
その本の中には「満足よりも感動がお客様をトリコにする。」とか「自分と握手が出来ますか?」ということも書かれており、日々生活していく上で大変ためになった。
“満足”はあたり前、これからは“感動”がお客様づくりには重要、また一日に一回「やったねッ!」と自分自身と握手出来るような生活上で充実した場面を持てば自分自身は限りなく成長出来るという意味、・・・今から実行してみよう!!!

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ハウスの中のベッドの脇にキノコが参上!!キノコの生えている部分の断面にはうっすらと菌糸が拡がっている。丸3年でやっと少し思っていた土づくりが出来てきたようだ(一昨年は藁と糠を、昨年は藁と酵素オカラを入れてきたので)。おそらく生物の多様性が植物達を病原菌から守り、必要以上の栄養分のドカ効きをなくしてくれる。そして、今年はここに、酵素で作った魚粉末と琵琶湖の藻を表層マルチで敷き詰め、3月からトマト栽培を開始!!


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いよいよ、今春から始めるトマトの圃場の準備に入る。圃場の準備といっても、別に耕すわけではなく、圃場全体に有機物(今年は琵琶湖の藻に挑戦!!)を敷き詰め、後は米のとぎ汁と酵素魚粉と土壌改良剤(自家製の秘密兵器)を定植前の二週間までに圃場に施すのです。有機物と米のとぎ汁は3aで3t!!アトは3aで60㎏づつ・・・時間はしっかりあるので、慌てず焦らずゆっくりと着実に行います。
不耕起の長所は・起こす手間が必要じゃないこと・定植後の苗の根張りがいいこと・土中の菌の環境保全が出来ること等にあり、短所には・畝がないため水管理が難しいこと・草対策が必要なこと等が上げられます。でも、水管理は少しの水しか入れないのでそんなに難しい話ではなく、草対策は全面に有機物を敷き詰めることでこちらもあまり困りません。
今年は、更に美味しい“トマト”を育てみせますゾッ、乞うご期待!!!


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納豆  


最近、何かと話題の『納豆』ですが・・・。別に『納豆』さんが悪いわけではなく…。
今回の原因を私なりに考えてみると、一つ目の原因は・我々自身の知識不足、二つ目には・視聴率に左右される商業主義下のマスコミ報道、三つッ目には・戦後の底の浅い食文化の浸透 等が挙げられる。
『納豆』は、特にアジアにとって大変大切な食文化のひとつであり、アジアで納豆が食べられている地域、“インドネシア-ブータン-日本”を結ぶ三角地帯は『納豆トライアングル』とまで呼ばれているのです。
○インドネシア・・・“テンペ”と呼ばれ、500年も前から食べられている。テンペ菌を使ったもので糸は引かず、冷凍保存が可能で、揚げて食べられている。
○ブータン、ネパール・・・キネマといわれ、納豆のように糸を引く特徴がある。
○中国雲南省タイ族 ・・・にも糸引き納豆がある。
他にタイ、ビルマ、インド、ラオス、韓国などにも納豆は存在する。
つまり『納豆』は歴史であり、『納豆』は地域の食であり、『納豆』は文化そのもの なのです。
単なるダイエット食品というのではなく、文化として食したい!!と私は思うのですが・・・(関西人が言ってもあまり説得力がないか?!)。

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