百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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朝夕、めっきり涼しくなってまいりました!今朝は空にはあのうろこ雲(イワシ雲⇒学術的には巻積雲)が広がり、あの暑い夏が過ぎ去ってゆく軌跡を残しています。うろこ雲の次の日は雨っていうけれど、やっぱり明日は下り坂のようです。
今、百姓は秋播きの葉菜類や根菜類の播種の準備でバタバタしています(僕は何故か、シソの葉・・大葉の育苗を冷床で行っていますが・・・)。でも、日中まだまだ暑い日が続くので、どうしても徒長(日光不足や水のやりすぎなどが原因で、普通の姿よりも間延びすること)しがち。徒長してしまうと、やっぱり病気に弱かったり、虫に食べられる怖れがあるので、百姓にとっては結構気を使う時期といえます、この季節は。


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抗生物質と聞くと、何かすごく効きそうで、何か怖そうな連想をするのは僕だけなのでしょうか。
でも、病気で熱が出てどうしようない時は(風やインフルエンザには直接効果はないようだが・・・)、結構役立ったりするし、1929年イギリスの医学者フレミングによる青カビ(微生物)からのペニシリンの発見を契機に、たくさんの抗生物質が開発され、医療は進化したといわれている。
よく考えると、抗生物質は微生物が生み出した化学物質であり、この化学物質が他の微生物に反応して、育成を阻んだり、死滅させたりする。ということは、僕達が行っている微生物をふんだんに活用した農業にとってこの抗生物質は、結構アブナイものであり、邪魔モノで、悪さをする菌より性質が悪いといえる。具体的にいうと、折角微生物いっぱいの土づくりに成功しても、何かの間違えで抗生物質をたくさん含んだ物質が土壌に入り込むと、すべての菌(善玉、悪玉を問わず)を死滅させてしまう可能性がある。
また最近、この抗生物質に耐えることの出来る菌(『耐性菌』)の出現が、人間の抗生物質の乱用に警鈴を鳴らしている。つまり、多くの抗生物質は、それ以上に耐えられる菌の出現によって、人間の手からまた自然の脅威にさらされることとなり、現在は如何に必要な抗生物質を必要な量だけ、どう適切に使用するかが重要になっているようだ。
難しい話でもあるが、簡単にいうと、人間だけでなく、動物等に多量に用いられた抗生物質は、大量の耐性菌を生み出し、それらが我々の食を侵したり、土壌汚染をおこしたりする。例えば、養殖魚に多量に使用された抗生物質から発生した耐性菌は、海中に多量に発生し、環境は安易に破壊される。人間の独り善がりで何かをたくさん用いると自然界のバランスはいとも簡単に崩れ、取り戻せなくなる、折角自然は自然に治癒する作用を自ら持っているというのに。

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夏休みも、アト2日。夕方にまさしく夕立があり、ひと雨ごとに秋に近づいているそんな感じがする本日でした。
子供を上手く誉めて育てたいと思うのですが、なかなかそうはいかず、やはり叱り飛ばしてしまう。何故誉められないのか、なぜもっとうまく話せないのか、すこしぐらい丁寧に接しても・・・といつも叱り飛ばしてから思うのです。
日本人はミスをすると厳しく叱る傾向にあり、アメリカ人はミスをすると本人以外の中に原因をみつけようとする傾向にあるようです。例えば、サッカーをしていてミスをすると日本人だとその当人を攻め立てますが、アメリカ人だと「どうしたんだ、おまえらしくないゾッ?!」という声かけから始まり、「芝生の状態が悪かったんだッ。」と本人以外に原因を見つけ出し、本人を決して攻め立てるのでなく、「そしたら、悪い芝生の状態でも、良い結果が出せるように頑張ろう!!」というモチベーションをあげるのだそうです。
最近、日本人も『原因と結果』を明確にし、またその原因を発生するに至らしめる様々な要因を分析する傾向にもあるようですが、我が家ではまだまだそこまで至っていないのが実情で・・・。まずは、小さく誉める、そして少しはプラス思考で考えられるような話し方が出来るように努力したいと夏休みの終わりになって思うものです。

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久し振りに『食と農と環境と・・・』について考えた。
というのも、いつもお世話になっている方々に、9月30日(土)に行うこととなった“枝豆刈り”のイベントの案内状を郵送する準備をしていたからだ。
このイベントは今年で3年目を迎える、シバタプラセールファームの枝豆をみんなで収穫体験をして、その場で茹でてしっかりいただこう!!という大変わかりやすい企画(こだわり滋賀ネットワークさんに今年も協賛を頂き、今回はサン愛ブレンドが主催します)だけれど、消費者と流通業者、加工業者、そしてあたり前だけど栽培者が一堂に集まり、収穫祭とはまた違った盛り上がりをみせる・・・今回は管理栄養士の山村さんをお迎えし、『食と農、農と環境』について語っていただこう思っているが、食と農、農と環境だけではどれも片手落ち(すみません、これは放送禁止用語)で、食と農そして環境がしっかりがっちり繋がっていないと未来が語れないっていうか、食と農だけだと人間の独りよがりで、農と環境だとやっぱり自然回帰しか帰結点はなさそうに思える、そんな三つ巴の良さがこのイベントの根源に流れる、おそらく根源は・人間の“食”と・自然との共生の“農”と・しっかり手を繋ぎ永続的持続性のある“環境”を各々が各々の立場から考え、それぞれの立場にまた一度立ってみる・・・そんなことなのだが。
※詳しくは、サン愛ブレンドのhp及びユリサファームのhpを御覧下さい。
まだまだ厳しい残暑は続きそうだが、しっかり秋はそこまで来ている。
実りの多い秋でありますように!!

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もう夏休みも終わり!あんなに長いなぁーって思っていた夏休みもそろそろ終わりを迎える、親にとっては、ながーい夏休みでも、子供達にとっては、短い夏休み?!(決して学校が嫌いじゃなくても、みんなそう)らしい。今夜は夏休みに仕込んだハーフローストのミニトマトを解凍し、スパゲティを作ってみました。ニンニクと塩を少し加えるだけで、結構いける夏のスパゲティに!!お好みでスープぽく仕上げたい場合は、茹で汁を使ってみて下され!


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今日は、ある会合で管理栄養士の山村さんの話を聴く機会に恵まれた。彼女には来月30日、《枝豆刈り》のイベントでの講演を依頼しており、事前に少し打ち合わせがしたかったこともあるが、彼女の食に対して、環境に対して、農に対しての拘りについてのそれぞれの視点からお話が少しずつ聴けたことは大変有意義であった。
簡単にまとめると、『食と農』を考える上の大前提は
・生産者は、流通業者であり、消費者でもある。
・食は人間の生命体の維持にとってかけがえのないものである。
『安心を取り戻す為の農にとって必要なもの』は
・地産地消の推進
・農を職業として選択する時代へ
・すべての共生(育てる人、食べる人、植物、動物、等々)が大切
『食はマルチ文化であり、戦後のそろそろアテガイぶちから脱出して、日本の食文化をもう一度築く必要がある。今は転機!!気付いた人から勇気と努力でまずは行動を起こそう!!』
というようなお話を伺った。
彼女は彼女自身の経験と努力と資質で『食と農と環境』のバランスをしっかりとりながら、次世代の日本の社会のあり方全体を信念を持って捉えておられ、限りある時間ではあったが、大変貴重な時間を頂き感謝、感謝です。
また、ゆっくりとお話をお伺いしたいと思っている。


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四羽のツバメは今日も元気に圃場に出勤?! 四羽はそれぞれ捕食の練習はしているものの、まだまだ親鳥を電線の上で待っていることが多い。虫のたくさんいる圃場なので結構気に入ってもらっているようなのはイイコトなのだが、こんなままでいいのだろうか?でもそのうちにみんないなくなってしまって淋しく思うのは僕だけなのか?最近は年中、国内にいる(冬場に南の国に帰らない)ツバメ君もいるようだから・・・温暖化といえども、冬はちょっと寒すぎる・・と思うのですが・・。


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この写真は、戦後まもなくのモノではなく、現在の塔原(貝塚の山手)における愛農NOAHの圃場での写真。メンバーの方々が、なんとあのモンペ姿で作業を行い、イベント(草刈のために集合した18日)として午前中にしっかり草取りを完了。持ち寄りの食材で昼食を済ませたと、糖蜜を葉面散布して、あとは大地と太陽に感謝をして1ヵ月後の収穫を待つばかり。
参加者の方々は、みなさん都会生まれの都会育ち、それなのに何故・・・モンペ??
モンペは絣で出来ているので、すごく風通しがよく、汗を吸収してくれるんだって。また、絣には種類がいろいろあって、結構、絣自身でおしゃれが愉しめるらしい・・・ヘェッ!!
モンペ姿にもいろいろ意味があり、ここにも昔の人の知恵が活きている!!!

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イベントではないですが、今年の春から《土づくり》をみんなでしよう!!といくつかの団体と大豆づくりを始めました。地域的には遠いのですが、堺市に本拠地のある[愛農NOAH](消費者と生産者を繋ぐネットワークを目指しておられます!)という団体と始めた大豆づくりも皆さんの熱心な努力で、ほぼ順調に進み、あと一ヶ月もかからないうちに無農薬・無化学肥料の美味しい大豆の収穫が見込めそうになりました。
当初は、このあたりの土地(貝塚市の山手のあたり)では、無農薬・無化学肥料の大豆はつくれない!!とか、雑草に覆われたら誰が管理するの(地元の方にお手伝いは頂くものの、主には大阪府全域から参加していただく消費者の方々を中心としたボランティアで形成されたチームなので)?? といわれながら、でもホントみなさんいろいろなことに熱心なので、やっぱり成果は現れます。正直なものです、自然って。

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次回9月13日(水)の第3回琵琶湖塾の講師である佐々木かをりさんは、その昔『ニュースステーション』のリポーターであり、『国際女性ビジネス会議』の開催や『イー・ウーマン』の代表として有名。
そんな彼女のシゴトに対する姿勢は「シゴトのバイブル 入門編」(PHP研究所)や「佐々木かをりの手帳術」(日本能率協会)等で紹介されているように、“働くことは、楽しいこと”“人生はいつもON”という言葉通り、すっごく前向きで、ポジティブ。彼女のシゴト術は、回りに気を使うだけでなく、周りを巻き込みハッピーにし、シゴトの進め方や課題は自らみつけ出し、失敗は決して恐れず果敢にチャレンジ、笑顔を大切にし、周囲を笑顔でいっぱいにする。
単なるモーレツ仕事人ではなく、シゴトを生きる、ワークとライフのバランスをとりながら。しっかりシゴトを楽しみ、シゴト以外にもわかちあえるものを持ち、シゴトとプライベートがクロスオーバーする(ON,OFFの感覚のない)中で、常に高みに目指す。
戦後の高度成長期にあまり持ちえなかった、成熟社会だからこそ今一度“シゴト”について、社会について、“生き方”について、考えてみたい。そんな講演やディスカッションになれば楽しそう!!!
※何故か、カテゴリーは『農業』・・・というのは彼女は、太陽や土のエネルギーを充分吸い取った食べ物が大好き!!イー・ウーマンのサイトコンセプトは『シンプル・オーガニック・ゴージャス』だから。

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