百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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春風  


ここしばらく4月中旬の陽気が続いている。
春になるとなんとも気が焦る。
そんなに焦っても出来ることと出来ないことははっきりしているのに・・・。
あたりまえのことだが播種しないと発芽はしない、でも慌てて播種をするとうまく芽をきらない、そこで何度かにわけて播種するのがもっとも妥当な手段になるわけだが、時差をつけて播種したからといって、その季節の天候によって2週間程度の時差は直ぐに埋まってしまうことがある。
そんな時は野菜の値段が乱高下する。
みんなが栽培しやすい時期の野菜の値段あまりにも安く、みんなが出荷出来ない時期の野菜は高騰する。野菜自身の栄養価や、旨味は安い時(育てやすい季節)の方が良いのに・・・。

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在来種が駆逐され、外来種がその生息区域を拡大しているとよく聞く。
タンポポ等、在来のカンサイタンポポやカントウタンポポはセイヨウタンポポに駆逐されているとよく言われる、これは受粉方法や繁殖(クローン)方法の差異によるものだが、一般的な野菜の品種は栽培の難易度を下げて効率を上げるため品種改良が進み、今では次世代を産むことができないF1(一代交配種)が販売されている種子の大半を占めようになっている。
しかし本来の味や香り、栄養価はどちらの方が望ましいのか?われわれは今一度物の価値、時間の価値、未来に対しての現在の価値を問うべき時を迎えている気がしてならない。

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「風」を使った熟語
威風凛然(いふうりんぜん)
・・・凛々しい態度
和気香風(かきこうふう)
・・・穏やかな小春日和
鶴唳風声(かくれいふうせい)
・・・かすかな音に驚く様
尭風舜雨(ぎょうふうしゅんう)
・・・天下泰平の様
吟風弄月(ぎんぷうろうげつ)
・・・自然の風景を題材に詩歌を詠む
月白風清(げつぱくふうせい)
・・・静かで美しい秋の月の明るい夜の風情
光風霽月(こうふうせいげつ)
・・・さわやかな様
虎しょう風生(こしょうふうしょう)
・・・虎が吠えれば風が起こる
櫛風沐雨(しっぷうもくう)
・・・苦労して働く様
春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)
・・・春風が吹き穏やかな様
迅雷風烈(じんらいふうれつ)
・・・激しい雷や風のごとく
清風故人(せいふうこじん)
・・・さわやかな秋風が吹く
南風之詩(なんぷうのし)
・・・世の中が、平和な様

なんとなんと、沢山あるものだ。

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時間  


光や空気や水と同じでわれわれのもとには時間はふんだんにある。
しかし時間はふんだんにあっても、結局われわれは常に時間に追い立てられている。
時間はコストであり、お金に換算出来るとする時間の定義が現代社会である一方、その時間はお金で買えるか?
お金を使って効率化を図ったり、物流や情報技術の進化で時間を節約することは可能ではあっても、時間本来が持つその時を過ごす価値や家族や仲間と一緒にいる幸福の価値についてあまりにもないがしろにしてきたのではないか。
今一度時間とその過ごし方について考えてみたい。

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なんでもデジタル化される中、最近レコード針が注目されているという。
レコード針を作り続けて今年で半世紀の老舗、日本精機宝石工業(兵庫県新温泉町)は、日本海に面した小さな町の従業員約60人の小さメーカーだが、JICO(日本精機宝石工業のブランド名)ブランドの交換レコード針は約2200種類作られており、世界でも高く評価され、販売高の約9割は海外へ輸出だという。
最近の映画もほとんどはデジタルで撮影されていて、現像代もかからないので、撮影は大変割安で出来るようになったと言われる。一方、そんな中でデジタルではないアナログフィルムに拘った映画監督もいる。それは『メメント』(00年)『プレステージ』(06年)『ダークナイト』( 08年)のクリストファー・ノーランだ。彼はアナログで撮影したものを、再度デジタルに焼き直すという。アナログをデジタル化するのはなかなか手間がかかるようだが、そこにはデジタルでは出ない深みがあるという。
どこに価値を見出すか、その価値をどう評価するか、決して答えはひとつではないようだ。

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この辺りでは結氷終日(毎年最後に観測される結氷を終氷、その日を終日という)とツバメの初見日(初めてツバメの飛来が確認できた日)がだいたいこの3月の下旬で一致する。
「日々是好日」とは「毎日が平安で無事の日である」という意味ではあるが、未来を心配しても、過去を後悔しても、始まらない。毎日毎日、一日一日、一瞬一瞬を大切に生きることに尽きるという理解が大切なようだ。
それは「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かんともかな」と詠んだ親鸞聖人の気持ちに似ている。

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出会いは突然やってくる。
何気ないことで繋がり、前に一歩進めそうな予感がする。
今年はいろいろなことが実を結ぶ予感がする。
いろいろな人との出会いに感謝し、
いろいろなことができることに感激し、
日々に感動する毎日を送ろう。

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ここ2年、お茶に魅せられている。
お茶文化は、その昔、中国から入ってきたと言われている。平安時代には貴重で僧侶や貴族階層等限られた方々だけが口にしたようだ。
鎌倉時代を迎え、栄西はお茶の効用を説き、明恵上人は茶を植え、茶を奨励し始めた。
室町時代に入り、宇治茶等ブランド形成が進み、利休らによって“茶の湯”が完成する。
江戸時代には庶民的な飲料として重宝された、しかしその庶民に飲まれていたのは抹茶ではなく煎じたものだった。
お茶の魅力は、日々口に出来る薬草のような意味合いがあり、またそれぞれその季節に応じた味わいをもつ、何か日本人の暮らしと共に寄り添ってきた文化の代表のような気がするからだ。

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「常識にとらわれず、非常識に果敢に挑む」
「卵を割らなければオムレツは出来ない」
「未来は過去の延長線上には決してない」

今の時代を象徴しているのは
・イノベーションの多様化
・適用領域の広がり
・変化のスピード のようだ。

今まで経験をしたことのないようなスピードでビジネスは展開され、拡がりながら拡散するわけではなく、ピンポイントで凝縮する。さまざま領域でITが使われ、更に未来を予測不可能なものになりつつある。
われわれは意思を持って未来に挑めるのか?ツールに振り回されたじろぎながら
未来を求めるのか?これからが勝負どころ。

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AI  


最近人工知能(artificial intelligence:AI)が最近、何かと話題にのぼる。
チェスの世界チャンピオンがIBMのスーパーコンピュータ「ディープブルー」に敗れたのが1997年。
盤上の局面を探索し尽くすと考えると、チェスが10の120乗、取った駒が再利用出来る将棋は10の220乗、囲碁は10の360乗と言われているが、アルゴリズムの革新や処理能力の向上で、おそらくその進化は想像以上に早いのではないかと言われてはいたが…。
そして「人類が負けるのは10年先」と言われていた囲碁の世界で、先日グーグルが生んだ最強の囲碁ソフト「AlphaGo」が李九段に勝った。
また昨日、AIを使って創作した短編小説が、受賞こそ逃したものの文学賞の1次審査を通過した。まだまだAIだけですべての創作活動が出来ているわけではないようだが、小説の内容は「現状に不満を持つAIが小説を書いてその楽しみに気付く」というものだったようだ。AIはいづれこの分野でも自らの世界を創造するようになるのかもしれない。

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