百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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市民農園を全国各地につくることで、国内自給率を上げようとする若者がいる。
耕作放棄地とまではいかなくても、なかなか農地の有効活用が思いつかない地主は、先祖からの土地を何とか守るべく日々雑草と格闘している。土地を持っている人は、その土地に縛られ、土地に縛られていない人は、なかなか家庭菜園できる農地にありつけないでいる。その両者をうまく結び付けようとする運動だと理解するが、運動論とするにはなかなか工夫が必要になってくる。
例えば、1971年にサンフランシスコの対岸のバークレーでオーガニックレストラン「シェ・バニース」をオープンしたアリス・ウォータースは、アスファルトの校庭を緑の菜園に変えたという。彼女の提案したジュニア中等学校の食糧プログラムは、“食べられる校庭”と名づけられた学校菜園プログラムと呼ばれ、健康的な栄養のある食の提供のみならず、食べ物が社会で果たす役割についての実体験を目指したという。
また、ドイツの教育者フリードリッヒ・フレーベルは、幼稚園(Kindergarten)では、お遊戯、お絵かき、生活体験などを重視し、園庭と花壇があるのが望ましいとしたという。※幼稚園は彼の造語
市民農園では、単純に土に触れ農作物を栽培するだけではなく、その土地土地の歴史を学び、文化に触れ、コミュニティーを形成する中で、“生きる”を学ぶ園としたい。



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『麦から育てるパン屋さん』
滋賀の日野にある大地堂(0748-26-6090)へ、やっと辿り着くことが出来ました!
というのは最近雑誌等に掲載され有名なパン屋さんなのですが、土・日・月しか営業されておられず、なかなかその営業時間中にお伺いすることが出来なかったのです。今日も営業時間が12時からだったのにも関わらず、私の辿り着いたのは11時40分(日野で12時から打ち合わせが入っていたので・・・)。。。店主の中田さんに無理を言って、シンプルパン(全粒粉たっぷり)と発芽玄米ブロート(発芽玄米+ディンケル小麦)、ディンケルバケットをおわけしていただきました。
※ディンケル小麦とは・・・英名でスペルトといい、古代小麦の一種。大地堂では、この種子をドイツから輸入し、昨年その栽培に成功されたのです。

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藤袴  


「萩の花尾花葛花撫子の花女郎花また藤袴朝顔の花」山上憶良
朝顔は今の桔梗で、この歌が秋の七草の元祖らしい。
奈良時代に中国から帰化したと言われ、主に本州以南に生息していたが、現在は残念ながら絶滅危惧植物となってしまっている。
葉や茎を乾かすとクマリンという芳香成分を放ち、中国では蘭草・香水蘭とも呼ばれ浴槽の湯に浮かべたそうです。

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事故米が何故か流通し、社会を困惑させている。
食糧法の改正が起因しているという人もいるが、根本的な問題は・限りなく安い“食”を求める消費者と・その真理につけ込んで儲けようとする業者、・事故米の管理すら出来ない政府と・生産だけになってしまった農家なのではないか。
限りなく安い“食”
⇒“食”は直接、生命に繋がるものであり、単なるグローバリズムの理論では成立しない。今一度、“命戴く食”について食育も含めてみんなで学ぶべき。
儲けようとする業者
⇒個人は汗する仕事の大切さを今一度学ぶべき。企業は、利権にまみれた取引関係の見直しや天下りの打破、企業倫理、コンプライアンスの徹底を図るべき。
事故米の管理すら出来ない政府
⇒事故米を輸入せざるを得ない政府、またそれを売りさばかなければならない政府、そして無神経に販売し、検査すら形骸化している政府、・・・駄目過ぎて話しにならない。
生産だけになってしまった農家
⇒栽培ではなく、生産になってしまった。いつの間にか・・。自分の栽培した作物の“味”すら今はわからなくなってしまっている。今一度原点に戻り、“命戴く食”を支えることを生業にしていることの意義を噛み締めたい。
虚偽や偽装は何のために、それぞれの立場の者は、何が正しいと信じるのか、今一度原点に戻り、心に嘘のない、真直ぐな生き方をしたい。

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佐渡テレビジョンは、朱鷺放鳥の式典の模様を以下のHPにて掲載しています。  
  http://www.city.sado.niigata.jp/index/category/eco/index.shtml
ご興味のある方は、一度訪れてみてください。


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本日、2008年9月25日(木)、佐渡市正明寺地区で朱鷺の試験放鳥が無事行われた模様です。晴天には恵まれなかったものの、曇り空の下、2000人ほどの人々の見守る中、10羽の朱鷺が大空に伸びやかに舞った様子です。
昔の人は田んぼを荒らす朱鷺は害鳥だといい、放鳥には反対される方も少なくなかったと聞きます。
1981年、国内に生存する野生の朱鷺5羽を捕獲、増殖が図られてから27年(繁殖に成功した国産の朱鷺はいなかったのですが)、ようやく野に放たれたということです。未だにドジョウは築地から購入しており、今日の日を迎えるまでの自然回帰に約50億の税金が投入されたと聞きますが、本日が、スタート!!
自然との共生の中に、明るい農村、いや明るい日本の将来をしっかりみつめることができれば、投入された税金や島民や県民の方々、関係者の皆さんの努力はきっと報われるはずです。
自然に感謝、未来に奉仕!! 自然に『ありがとう』と大きな声で叫びましょう。




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スズメバチに刺されると死んでしまうことがあるという。
一回目はともかく、二回目刺されるとは最初に刺されて出来た抗体のおかげで、身体が拒否反応を起こし、心臓麻痺になったりするという。だから、スズメバチの巣には、基本的に近づかないこと、ただし,キイロスズメバチとオオスズメバチは,9月~10月にかけて,巣の近くを集団で通行したりしただけで,攻撃してくることがあるので要注意だ。
「台北の蚊は日本の蚊のように羽音をださない。知らぬ間に、さされている。」
という人がいる。そういえば、ヒルも知らない間に(人に気づかれないように)血を吸い、満足するとその場を離れていくという。体長0.2-40cmで多くは淡水に住むが、陸や海に住む種類もあるようだ。
虫の生態で、まだまだわかっていないことがある。もっともっと虫の気持ちにならないとわからないことがあるようだが、それぞれには理由があり、その行為に論理性があるのだろう。
自然はやっぱり面白い!!

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何故か、今頃、ハウスの片隅に、シカクマメが!!
シカクマメは、実だけでなく、根も葉も花も食べられるという。
シカクマメの原産地は熱帯アジアでインドやビルマなどが主産地。所謂、熱帯地域の野菜。本来、多年草なのだが、日本での栽培だと一年草になってしまう。実から種を取るにはやはりしっかり温暖な土地でないと無理なよう。
さっと湯通ししたり、炒めたり、いろいろな食べ方にチャレンジしてみます!!


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食べ物が危ない!!
何が正しいか本当にわからなくなってきている。
今朝、新聞に『きちんとお伝えする責任がある。』とある焼酎メーカーの全面広告が記載されていた。主張したい気持ちは理解できないことはない。但し、
「なぜ原料に米を使用していたのか?」
・・・芋焼酎に米麹(芋麹ではなく)、しかも、麹の質を安定させるために輸入長粒米(国産米ではなく)、つまりタイ米。本当にそれが正しいの??
「原料を安く仕入れ、利益を得ようとしたのか?」
・・・1㌔あたり百円前後、一般は85円。これが正しい価格なのか??? 1俵6,000円、これは安い、国産ではありえない金額ではないのか。
そういえば、最近のコカ・コーラの広告『1886年の誕生以来、保存料も人工香料も、一切使っていません。いままでも、ずっとこの先も。』は本当なのか。
コーラのレシピは、コカ・コーラ社のトップシークレットだというのは有名な話。原料、配分、製造方法を企業秘密にしたことで、そのレシピを守ることができたとも言われている。全世界で飲まれている炭酸飲料の原料が謎というのは、なんとも恐い飲み物???ちなみに赤ラベルのコーラ以外はしっかり、カラメル色素、香料、酸味料、カフェインの4種類の食品添加物が入っている。
正しいことを伝えて欲しい。




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村の高台に住む庄屋の五兵衛が、刈り取ったばかりの稲むらに火をつけ、村人達に津波の来襲を告げたという和歌山県の広川町で安政元年に実際にあったお話!
刈り取ったばかりの稲むら(架・・はさ・・に架けられた状態の“稲”のこと)に火をつけた五兵衛の機転と利他のこころ、庄屋の火事、一大事とみて高台に俊敏に集まった村人達のつくす心に感動を覚えます。
※写真はその広川町から有田市山地の山間部に設置された巨大風車(風力発電)。


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