百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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そして「土壌団粒(著:青山正和)」を読む。
「静的」な捉え方と「動的」な捉え方、耕転や有機物施用、そして団粒内へ二酸化炭素を閉じ込め温暖化を抑制している土壌の役割等、新しい団粒観を示してくれる。

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次に手にしたのは「土の科学(著 :久馬一剛)」。
いのち育む土は、単なる岩石の風化物ではなく、自然界にあるひとつの独立した自然体として捉え、ロシアのドクチャエフ的な表現を用いると「第四のキングダム」(つまり、植物、動物、鉱物、土壌とひとつの大きな分類になる)なのだという。
「大いなるかな土の徳や、如何なる不浄も容れざるなく、如何なる罪人も養わざるはない」と徳冨蘆花は土を称え、高村光太郎は「土壌は汚れたものを恐れず、土壌はあらゆるものを浄め・・・」と詠い上げている。
私達は今一度自然の中で土によって育まれた植物や動物のいのちをいただくことで生かされている事実の原点に立ち返る必要がありそうだ。

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土の勉強をもう一度始めることにして、まず手にしたのは「はじめに土あり(著 :中嶋常允)」。
土は生命の起源であり、地球上に存在するものすべてを浄化する。
人間は地球上でいのちの崩壊をもっとも促進している罪深い生物。人間は科学文明を、便利や快楽の追求に使うのではなく、空気や水や土壌や海を守るために生かすべき。
土壌が健全になると作物もたくましくなるが、同じく人間にも影響する。
ひとつ一つ、何とも言葉が重い!

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梅雨の中休みに、「明日の食と農を考える研究会」から滋賀県水口町にある島本微生物工業さんを訪れる。
島本さんは研究会のメンバーで、日本で初めて木チップから堆肥を作ったことでつとに有名。それは戦後まもない頃で、今から60年遡る。その当時から化学肥料が全盛を迎える将来を予知し、地力を高めるための方策を練っておられたことには脱帽する。
今回は主に堆肥の勉強に寄せて頂いたのだが、腐植の蓄積や保肥力(CEC)の向上は理解出来るものの、堆肥の役割は何処まで腐植の蓄積や保肥力に関与しているのか、また地元にある有機資材をもっと有効に活用できないか、堆肥の施肥量、微生物と腐植との関係等、わからない箇所も多々あり、またまた勉強しなくてはならなくなった。
なんともありがたいことだ。

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先日の日曜日、近江八幡の近江兄弟社で行われたドキュメンタリー映画「いのちがいちばん輝く日」~あるホスピス病棟の40日~の上映会に寄せて頂いた。
かれこれ23年前、私もホスピスについていろいろ考えた時期があった。
時代も流れ、ホスピス病棟はいまや全国で170ヶ所以上を数え、現代医療の限界と迎えそして旅立つ“死”の在り方を多くの方々が自分なりに考え、悩み、そして咀嚼してきたのであろう。
人が生きるということは紛れもなく日々死に近づくということだが、“死”を終わりではなく新たな旅立ちだとすると、決して哀しいことではなく、ある意味立派な卒業式だともいえる。
ただ自らの人生は自らのもののようで決してひとりだけのものではなく、たくさんの方々に支えられ彩られてきたことで成立してきた事実にどう終止符を打つべきか、まだ疑問は残る。

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植物は太陽の光を利用して二酸化炭素と水を同化(炭素同化作用)することで炭水化物と酸素をつくりだす。
この光合成のメカニズムも今や水素を発生させるシステムに進化しようとしている。光合成をおこなう微生物“シアノバクテリア”を用いると世界でもトップクラスの水素の発生効率が得られるという(この分野では日本は最先端!!)。
作り出された炭水化物は植物の体内にある窒素(硝酸イオンまたはアンモニウムイオン)と同化し、タンパク質を作り出す。
この際に、窒素が同化する炭水化物の量より多いと、窒素過剰になり体内に硝酸態窒素が残りやすくなり、虫がつきやすく、病気になりやすくなるといわれている(ホウレンソウやメロンのエグミに繋がるのです)。
もし仮に炭水化物が豊富にあれば、通常の1.5~2.0倍の同化促進になるのでは・・・。というので、今年の夏は人間ではなく、植物にぶどう糖を与えてみることに。与え方等もまだまだ検討中ですが。

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今朝の京都新聞掲載の『よし笛』の榊始さんのエッセイに「一番草、二番草、三番草」とあり、田植えや稲刈りと異なる「草取り」の重労働を如何に楽しむかについて書かれていた。
今回「草取り」と「神楽」のコラボもその辺りを意識されての企画のようだ。
エッセイの内容には「ソイヤ(植物活性剤)入りおから」で抑草を!という記載もして頂き、何とも感謝です。

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あまりTV局のチャリティー番組には興味はないが、今回の24時間テレビのTシャツはなんとあの奈良さんと嵐の大野クンのコラボ作品。
奈良美智さんは日本の現代美術の第二世代のひとり。
第一世代が杉本博司、宮島達男、森村泰昌といわれ、第二世代は村上隆、小沢剛、曽根裕が代表するといわれている。
日本の現代美術は1990年代にやっと新たな独創的な時代を迎えたといわれていて、江戸以降なかなか独自に美術を消化(昇華?!)することができなかったが、100年過ぎやっと新たな展開が始まったという。

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「自由」についての調査を茂木健一郎さんがされています。
調査は bit.ly/MyDgRp で(数分かかりますが、楽しいですよッ)!
◇「貴方は、自由ですか?」
◇「なんて日本は自由なんだ!」
◇「アイツはなんて自由なんだ!」
◇「私は一生自由でいられるだろうか」
「自由」とは束縛されないということか、
「自由」とは何かから解放されているということなのか
どこかで「自由」には決してなれないものと思っていないか。
「幸せ」に似ていて自己の尺度の持ち方によるものなのか
実はどこかで「幸せ」になることを畏れているのではないか。

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夏至  


今日は夏至。
ということで日中の長さが一年中で、もっとも長い日、でも終日の雨で何とも昼の明るさを感じることなく一日を終える。
消費税の増税もほぼ決まり、原発も稼働・・ ・、何もかも根本が不明確なまま、この国は何処へ向かっているのだろう。

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