百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
ビジネスブログランキング
 



今日は奈良県中央会の「農商工連携等人材育成事業」の一環として農商工連携の認定事業の成果と課題についてお話する機会を頂いた。
農商工連携とは、 農業者と商工業者が各々が知恵を出し合い、新商品や新サービスを生み出すという、2007年11月から始まった農水省と経産省が珍しいタッグを組んだ取り組みのこと。
会場には商工業者のみならず農業者の方々もおられ、新たなビジネスチャンスとして可能性を模索されている感が強かった。農業は、TPPの課題も抱え問題が多々ある一方、新たな可能性を含んだ産業(?!)・事業として皆さんには捉えていただいているように思えた。
昼食にはツブリナ(アイスプラント)のお弁当を頂いた。
サラダやサンドイッチのみならずデザートにまでツブリナが使われおり、なかなか美味しい昼食だった。
ピンチはチャンスであり、これからの時代はいろいろな人の知恵がコラボする中で新しい商品やサービスが生み出されてくるのであろう。それにはまだまだ精進が足りないのかもしれない。頑張ります!!

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




有機農業推進法が超党派で議員立法として国会に提出され、法律として成立して(2006年12月8日)もうすぐ4年を迎えようとしている。
都道府県レベルでは5年以内に推進計画の策定等が掲げられており、・新規就農者支援や・技術向上・販売支援等について、より具体的に計画段階にまで落とし込んでいくステップに入ろうとしている。
しかし、問題はないわけではない。有機農業の定義についてまだまだ議論の必要がありそうだし、就農者支援については土地や住む場所の課題はなかなか一筋縄では解決できない奥深い問題をはらんでいる。やはり地域や自治体を巻き込んで支援する仕組みが必要になってきている。栽培技術に関してもまだまだ科学的でない(どこまでいっても科学で全て語ることは困難かもしれないが・・・)ところを指摘されると返答に困る場面も多々あり、もっともっとデータにもとづく検証が必要だと感じている。そして、やはり販売先の課題が最後の関門として大きく残る、量と質と時期とお互いが納得できる価格に少しでもズレがあると永続性がなくなってしまうことになる。
但し、従来なら変わり者の有機農業だったものが、この推進法で少し陽の目を見て、今後はわれわれの精進にかかっているとなると、あとは一歩一歩確実に前に進んでいくしかない。
楽しみながら笑顔を大切にして進めていきたいと個人的には思っている。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




最近、本当に今後の農業はどうあるべきなのか考えさせられる。
農業はやはり国民の“食”を支える産業であり、産業である反面国土や地域を守る文化だと思う。
“食”は衣・食・住といわれる通り暮らしにとっては欠かすことのできないものであるが、暮らしの中でも“生命”に直接繋がるものであり“健康”等を根底から支えてくれるものになる。
一方、国土保全や地域活性という意味で大切な役割を持ち現代社会で最も重要な key word“環境”という側面も大きく担う。
日本は戦後“食”を他国に委ね、“豊かさ”を功利と取り違え、“生命”の尊ささえも忘れかけてきた。また、国や土や地域や緑の大切さを忘れ、自然とはまさに勝手に守られるものだと誤った理解をしてきたような気がする。
農業は如何にあるべきか、・・・。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




TPPの議論の中でアメリカの農業政策についてあまり正しい報道がされていない気がする。
あまり農家が保護されていないイメージが強いアメリカではあるが
アメリカは1985年、そして1990年の農業法の中で
・目標価格に基づく手厚い所得保障をおこなう、その考え方を根幹としている。
「目標価格」と「市場価格」の差額を政府が農家に直接に支払うことで所得補償するという仕組みが取られている。例えば、10ドルで売らなければ農家にとって採算の取れない農産物が、市場で6ドルで取引されているとしたら、その差額4ドルを政府が農家に支払うということ。
・農産物促進政策を強化、輸出増大を目指す。
輸出を強化するために政府主導で農作物の増産計画を立てる。
・資源保全、環境政策を重視。
例えば、環境サービスを増やすには,農産物生産を抑制しなければならず,その減額分を農業者に補償するというもの。
・国内食料計画を明確にし、充実を図る。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




山形県高畠町は「有機の里」と呼ばれている。
それは詩人で稲作+リンゴの専業農家の星寛治さんが1973年から家族単位ではじめた農のカタチの拡がりであり、地域の青年達と共に有機農業を研究する中で、「豊かさ」とは何かを問い続け、「近代化を超える農業」を模索する地道な活動は、町にある約2000戸の農家の2割~5割を有機農家に変えたという。
有機農業を広げるため「たかはた共生塾」を始め、都会人のため1991年に「まほろばの里 農学校」を始める。リピーターも多く、「高畠病」にかかって17年間に80人が都会から高畠に移住したという。
星さんは“TPP”についてどういう意見をお持ちなのか。あらためて“有機”“勇気”“悠気”についてしっかり考えてみたい。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




椎茸の廃菌床を切って並べて乾かしてみた。
有機農業にどういう活用方法があるか?
本来だと、‘生’でそのまま圃場に入れたいものだ。
出来るだけ、そのまま菌を活かして土に元気したいから。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




写真はいわゆる通称「ハンペン」と呼ばれる菌糸の固まり。
秋も深まってくると、雑木林や林の落ち葉や笹の下に写真のような「ハンペン」をみつけることが出来る。夏場でも見つけることは可能だが、キノコの出やすいこの時期のものは厚めで元気そうなので安心して採ることが出来る。
これを種菌にしてボカシ肥料をつくったり、黒砂糖と漬け込んで液肥を作ったりする。
なにぶん季節や収穫先によって発酵の仕方等が一定でないため、使うのが億劫だという人もいるが、それもまた土着菌のオモシロミと思うとこれもまた楽しい!
この菌糸の塊の正体は“黄こうじ”という昔からの日本のこうじ菌のようだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




秋の空はなかなか趣きがある。
比較的すっきりした空にいろいろな雲が浮かび、流れ、そして消えてゆく。
「農」にもいろいろなカタチがあるのだろう。
栽培するだけではなく、販売や加工まで手がける。
自分の生きざま、自分のライフスタイル、自分の考え方や感じ方を全てぶつけ、新たな『農』を提案する。
そんな『農』の新たなカタチの模索には、地域とのコミュニティーの形成や地域の活性化に鍵がありそうだ。
今一度、明るい地域づくり、未来の見える地域づくりの核に『農』を据えて考えてみたい。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




肥料には大別して、化成肥料と有機肥料があり、化成肥料は既に植物が吸収できる状態での肥料であり、即効性がある。有機肥料は、化成肥料に比べ効き目が遅く、遅効性といわれてる。それは植物が吸収できるには微生物などが分解して吸収しやすい状態にならなければならないからである。一方、化成肥料は肥料切れをおこしやすく、有機肥料は長い間肥料を提供し続けるという特徴がある。
堆肥はカテゴリー的には有機肥料の一部であり、堆肥は肥料を植物に供給するだけでなく、その構造から、通気性、保水性に優れ、植物の根やバクテリアに良好な環境を提供する。
堆肥は内容物や熟度によって その扱い方が異なり、一般的に未熟ほど窒素量が多く、施肥は浅い方が良いとされ、完熟になればなるほど窒素量は少なくなり、施肥は深いほうが良いといわれている。それは堆肥は醗酵過程(未熟であればあるほど)で土壌内にガスわきを起こす可能性があるからだ。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




農産物をそのまま販売せずに、ひと手間かけて加工品にして販売することは、農家にとって大切なことだ。農家は予定より農作物の収量が多かった場合は、なんとか工夫して(安易に値下げすることなく)いい値段で全てを販売出来るように工夫する。そのひとつの手法が、加工ということになる。また最近の加工食品は様々な添加物を使用しているため、農家はより素材を吟味し、より丁寧につくることで、市販の商品との差別化を図る。農家にとって農畜産物を加工することは、・お客様に喜んで頂け、・若干日持ちも可能になる、そして・販売価格も維持ができる、まさに一石三丁なのです。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 前ページ