百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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酢の醸造には、2通りあり、一つは『静置醗酵法』、もう一つは『全面醗酵法』という。
前者は、昔ながらの製法で、液体の表面から酢酸菌がじっくりと時間をかけてアルコールを酢に変えていく製法。
後者は強制的に空気を送る込み、液全体を短期間で醗酵させ、酢をつくりだす方法。
均一したクオリティが良いのか、自然の良さがそのまま醸し出される方が良いのか、
樽が良いのか、タンクが良いのか、ワインでも一時はステンレスが重宝されたが今は、また樽が見直されているという。
温度管理をするのではなく、自然の温度で自然と共に醸造してみたいものだ。

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『甕』は何とも不思議な器である。
美味しいお漬物やお味噌、梅干などはやはり甕で発酵させるのが一番のようだ。
土で作られているため、暖められ難く冷やされ難く、陶器に塗られた釉薬は酸や塩分に強く、セラミックには遠赤外線の効果もあり、多孔質の土の中は何とも菌にとって住みやすい環境を醸し出してくれているのだろう。
しかしこんな貴重な器も現在ではmade in chinaが多くなっている。歴史を紐解くと中国産が悪いとは一概には言えないが、日本で作ることはコスト高で、国産に拘らず別に安く出来るのならば何処で作っても同じと単純に言い切れるのだろうか。

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 8月、西日本の日照不足と多雨が戦後最悪となった。日照時間は平年比48%、降水量は同274%となり、いずれも戦後気象庁が観測をはじめた1946年以来の記録を更新した。
 日照時間は太平洋側が平年比54%と、これまで最も少なかった80年の記録(同57%)を塗り替えた。日本海側は同42%で、80年の同41%に次いで戦後2番目の少なさだった。
そんな夏を経て、秋を感じ、今年は随分早く冬を迎えそうな予感がする。
人間の歴史の中では確かに100年200年は意味はあるが、人類や動物、いや植物からみると100年や200年は大した時間ではなく、地球の歴史からみると一瞬のうちなのだろう。そんな一瞬に右往左往することなく、そのひととき、またその空間を充分楽しみたいものだ。

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秋といえば、◯◯の秋。
スポーツ、読書、芸術、食欲、そして味覚…。
アンジェラ・アキ、八代亜紀、そしてやっぱり、あき竹城。
明日は今朝以上に冷え込むようだ。
北海道では、札幌や函館でも雪が舞い、秋も深まり、早くも冬の到来とは、何とも小忙しい。

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木枯し1号が、昨年より8日早く吹き、秋の終わりを告げる頃、
桜の樹をよく見てみると、新芽がもうついていることに気がつく。
春の息吹がもう宿っている。

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私達が日常食している小麦は、6倍体の小麦で、マカロニやパスタに使われている小麦のそれは4倍性で、異なっている。
祖先は2倍体で、種が少なく、殻が硬く、熟すと穂がバラバラに堕ちたという。
長い年月をかけて品種改良や突然変異が起こり、植物の中でも複雑なDNAを持つに至った小麦のDNAの内容をみると全く使われていない配列や無意味な繰り返しがあるそうで、ヒトのそれは2メートルと言われているが、小麦のそれはその約5.5倍の11.3メートルといわれている。

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今日も先週に引き続き、京都産業大学の記念講座を受講する。
タイトルは、『植物科学から見る環境問題と食糧問題』だが、今日は細胞や遺伝子の話で、実際にDNAを取り出して(所謂、抽出して)みるという、プチ実験も出来て、個人的には大満足。
メンデルの偉大さや京都大学の木原先生の学びの深さ、現在の育種の方向性や課題を知るだけではなく、バイオテクノロジーの進化や合成生物学の進展等、何とも勉強になった。
DNAのきれいな配列や一筆書きのような染色体の何とも言えぬ不思議な構造に興味のある方は、
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/81/ADN_animation.gif 等
で何ともその美しい姿や自然つくりだす深さが再確認出来てなんとも面白い。

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MRJ  


噂のMRJの模型に出会った。
YS11からの約50年、何とも長い期間だったことだろう。
現在、三菱重工業は約300社からなる巨大企業グループだが、グローバルな視点から俯瞰するとアメリカのGEとは較べものにならず、国内でも日立グループにも劣るといわれている。
旧財閥系の強みが活かしきれず、少し時代に遅れを取ったのか? プライドが事業の選択と集中を妨げたのか?
自信を持って、日本を、いや世界をリードして行って欲しい。

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今日は米原での講演会のあと、昼から会場が長浜ドームの『びわこ環境ビジネスメッセ 2014』を訪ねる。
開催が17回を迎える『びわこ環境メッセ2014』は年々参加企業も増え、来場者も多くなっており、毎年この時期にいろいろな方と再会出来たりすることがあるので大変楽しみにしている。

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今日は滋賀グリーン購入ネットワーク(GPN)が主催する藻谷浩介氏の基調講演『里山資本主義と地域ビジネス』を聴きに米原へ向かった。
講演内容は大変わかりやすく、今、日本に起こっている問題点は、●65歳以上の急激な人口増加、●エネルギーコストの急激な上昇に尽きるとのこと。
15歳~65歳の人口の減少は消費の落ち込みを招き、65歳以上の人口増加は貯蓄性向が高まることで金融の停滞を招く。
円安にともなう原油コストの高騰(円安でなくとも世界全体でみるとエネルギーコストは上昇せざるを得ない)は企業活動の衰退を招く。
われわれは、地域で如何にお金を廻すかを考え、貯め込むことなく廻し、地域にお金を落とす。出来れば外貨(地域外という意味)を獲得し、エネルギーを1%でも自給することに知恵を絞ろう。人口10万人の街でエネルギーコストは500億円必要といわれており、1%自給するだけで500万円の年収の人を100人の雇用を生み出すことができる。地域経済は、如何にお金を廻すか、パスを廻し、守りを固め、ワントップで得点を獲る、お金を貯め込んだり、相手チームにパスすると地域経済は廻らなくなる。そのために、自分のできることを考えよう!!という熱いメッセージだった。
『里山資本主義』というと何か里山で繰り広げられる資本主義のようなイメージを受けていたが、藻谷氏は資本主義を肯定するでも否定するでもなく、グローバリズムからは地方の幸せは生まれない、地方でまだ活かせそうな資本主義を地域ごとに考えてみようという『里山で再構築する資本主義』を唱えておられることに、改めて共感した。

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