滋賀県大津市では出身の「花登筺」さんを称え、青少年の文芸活動を奨励するため、昭和61年度から「花登筐文芸奨励賞」を実施していた。
「花登筺」は「細うで繁盛記」「ぼてじゃこ物語」「どてらい男」「おからの華」「鮎のうた」等で有名な脚本家で、劇団の主幹もしていた。
最盛期における執筆ペースは月に原稿用紙2000~3000枚、生涯に書いた脚本の数は6000本を超えると言われる。
そんな「花登筺」さんも知る人は少なくなり、今年で「花登筺文芸奨励賞」も終了するという。
あの松尾芭蕉が生涯残した句は1,066首と言われ、現代社会では秋元康氏が4,000曲以上の作詞を手掛けた(AKB 48グループで1,033曲)という。
モーツァルトが生涯約600曲、バッハは約1,000曲、現代社会では「なにわのモーツァルト」現在92歳になられたキダタロー氏が4,000曲以上の作曲を残しているという。
数が多いから、少ないからというわけではなく、その時代を反映した作品(文化)はなんとかして残していきたいものだ。
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