百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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トロント・ブルージェイズの大家投手がメジャーで通算50勝を達成!!達成しても「長年やってきた結果に過ぎない」とぶっきら棒なコメントは、なんとも大家投手らしい。記念のボールはやっぱりお母さんにプレゼントするという、こちらもなんとも大家投手らしい!!武骨だが親思いで兄弟思い、自ら主催するチャリティーツアーでは毎年少年少女を15名アメリカに招待し、少年野球チームや社会人のベースボールクラブを主催、“スポーツを通じて社会貢献を目指す!”ひとりでも多くの人に、夢を持つことの大切さ、あきらめない勇気、達成する感動を伝えていきたい!!と志が高い!! メジャー通算50勝、おめでとう!! これからも怪我にはくれぐれも注意して、がんばってください。


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ゴールデンウィークに突入ということで、世間は何かと慌しく・・・百姓もそろそろ慌しく・・・そんな時節柄ですが、なんとも本日はうららかな良い天気でありまして・・・。
こんな良い天気に、のんびり畑で仕事が出来るということは、なんといっても百姓の特権!!!というか、最近、何かと忙しく、なかなか丸一日、畑で汗することがなかったので、今日は一日畑にいられただけでも感謝,感謝、大満足!!日曜日はお客さんがないので、仕事は進むし、天気は良好(まさしく行楽日和)!!トマトさんたちとゆっくり話?!をしながら一人ひとり、麻紐で誘引します。
トマトは播種して1ヵ月半、栄養は一切与えず、水を切って、厳しく育て、一度鉢に植え替えをして丸1ヵ月、その後やっと定植して今日で四週間目・・・花芽はもう二段目までついている。例年通り六月には出荷体制に入れる。今年のトマトは、昨年のトマトより一段と美味しくなってくれるかなぁ。今年のテーマは表層有機物マルチ!! このマルチが如何に酷暑に耐えるトマトたちを守ってくれるか!! がポイント。がんばってくれると、来年はもう少し規模を大きくしてトマトの栽培が出来そうな気がする。楽しみ、タノシミ!!!

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地力のある土づくりと簡単にいうが、作物にとって、地力のある土はどうして大切なのだろうか?
土づくりをしっかり行った土壌は、微生物を豊富に含みます。植物の根から、無数の毛細根が発達し、よりいっそう微生物の餌と棲み処が増し、作物が健全に生育できる様になるのです。
植物の根は、炭水化物、アミノ酸、有機酸などを分泌しており、植物の根の周囲に棲む微生物は、それらを求めて集り、互いに助け合うのです。そうなる事により、微生物も、アミノ酸や核酸の塩基類を始め多種類のビタミン類を分泌し、それらを植物は根から体内に吸収し、タンパク質を合成、糖質・脂質などと共に植物の栄養素として植物生体に吸収され、葉や毛根の生長となっているのです、つまり微生物達がさまざまな栄養素を作物の根へ供給しているのです。つまり、このように植物の根と微生物は共存共栄しているのです。土壌環境の変化(環境・管理方法)や病気発生によって微生物の働きが鈍くなるとアミノ酸の生成が少なくなり、健全な生長が出来なくなります。
また、化学肥料の多用は、もともと火山性の酸性土壌だった日本の田畑を更に酸性化させているのです。ほとんどの作物は、弱酸性から中性が生育しやすいと言われています。pHは、5.0~6.5範囲内が適正と言われています。土が極度に酸性化すると、作物は育ちにくくなり、さらに作物の成長に必要な必須元素の殆んどが金属であるため溶け易くなり流亡してしまいます。その結果、毛細根の発達を阻害する事になり微生物もその棲み処も少なくなります。従って根の貧弱な作物は乾燥や病害虫等にも弱く、花や実もつきが悪く、立ち枯れ青枯れなども併発しやすくなるのです。そうなると悪循環で殺虫剤、殺菌剤、化学肥料等を多用しなくてはならなくなり、その結果かえって病害虫の天敵までも殺してしまい、より一層病害虫が猛威を振るう事になってしまいます。
こうした悪循環を繰り返さないためにも、作物にとって土づくりが、いかに大切な事であるかが言えるのだと考えます。


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石油連盟は、当初今夏の実施予定だったバイオエタノールの試験販売を前倒しにして、本日27日から首都圏で開始した。世界規模で地球温暖化が進行するなかで、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の排出を抑制することが狙いではあるが・・・。何か、慌てすぎのような気がする・・・。こういうことは、もう少し地に脚つけて、じっくりしっかり進めていかないと、なかなか根づかないのではないかと思うのは僕だけではないはず。
最近、環境問題を取り上げた音楽イベントも盛況だが、こちらの方は、結構地に脚ついた活動をされているという。音楽イベントだけでなく、栃木県で栽培したオーガニックコットンでTシャツをつくったり、農家から借り上げた里山の保全にも取り組んでおられるのが、このタイトルのNPOで、決して目立つ存在ではないが、GLAYや絢香、CHAGEAS 等有名アーチストのイベントも縁の下で支えておられるようだ。このエコロジーオンライン(EOL)は音楽や芸術を通じた環境問題の普及・啓発を活動の柱にされており、環境問題は「誰かが解決してくれるだろう」ではなく、『私たち一人ひとりがライフスタイルを変えれば、問題解決の糸口は必ず見えてくる』と考え、活動を展開されているという。おそらく、“根っこ”をそういうところにもっている活動が正しそうな気がする。

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最近何か人物紹介(直接、僕が知っているというわけではありませんので、アシカラズ)コーナーのようになってしまっていますが、もうおひとり紹介させて頂きたく思います。その人物は森下郁子さんで、森下さんは1984年より社団法人淡水生物研究所・所長をされており、以前から日本の河川はもとより、世界の河川をフィールドに活動されており、1980年には日本の河川の生物学的水質階級地図を完成されている。そんな彼女は「川の多様性を考えるとき、日本の川の多くの場所でアユがとれるようになったことは、見過ごすことのできない問題なのです。」という。理由は、「アユの生息地域が変わり、サケ科の魚の住む生息域が少なくなってきている。」からだそうで、「アユはもともと南方系の魚で、照葉樹林の茂る、明るくて水温の比較的高い川を好む性質がある。」そんなアユは「基本的にヤマメ、イワナ、アマゴなどサケ科の魚が生息する水温が冷たくて暗い渓流にはもともとすんでいなかった。」のですが、「川の源流に近い、イワナなどの生息地だった山地渓流が、道路の拡張工事や護岸の改修工事で広く明るくなり、アユの生息地域に摩り替わってしまった。」のだそうです。
私たちは、アユが生息するということは、その川に魚が生息しているということで、つい自然保護をしているような気持ちになってしまいがちですが、決してそうではなく、「アユの川、サケの川、ホタルの川というように特殊な生物にのみスポットをあてた自然保護は分かりやすく、一般受けはするけれど、特定の種の移入や養殖等は、しばしば河川環境を著しく変化させてしまい、川の生物の多様性を危機的な状況に追い込んでしまうという側面も持ち合わせていることに気付く必要がある」と彼女は説かれています。
そういう危機感って、やはりもっと自然を俯瞰してみていないと気付かないことで、決して人類のエゴではなく、現在と過去と未来をあわせてどうあるべきか、私たちも、常にそういう視点を持ち合わせて、考え行動していく必要がありそうに思う。


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あの高橋がなり氏が本格的に“農業”に取り組んでいるという。
何を持って本格的というかというと、栽培⇒加工⇒流通まで一貫した中での農業のあり方を自分なりに再構築し、自分なりに現状の農業の弱点を整理し、『第一次産業、自ら作り出す(自然に作っていただくわけだが)ことのかっこよさを伝えたい!!』という。
なかなかおもしろい!!
『“ものづくりがかっこ良いと思える社会づくり”日本の農業をより良いものに変えたい。社会貢献度の高い産業に位置づけたい。活気のある産業にしたい。』(国立ファーム・企業理念)
僕もそう思う!!
『努力すればいい物ができる いい物を作れば売れる そんな“当たり前”が求められている』(ON!FLIX4月号増刊 VOL.5)
そうなんです、実はそんなに難しくない、でもそれが難しい。やりがいがあって、本当にみんなに喜んでいただける!!こんな仕事はなかなかないゾッ!!
※写真は現在の圃場のトマト

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『町づくりの村おこし、地域の活性化とさわいどりますが、地域を活性化する必要はない。むしろ沈静化すべきだと思うとります。』と佐藤さんはいう。
内村鑑三は『桶職の歌』の中で
『われはただ桶を作ることを知る
 その外のことを知らない
 政治を知らない。宗教を知らない
 ただ善き桶を作ることを知る
 われはわが桶を売らんとて外に行かない
 人はわが桶を買わんとて、わがもとに来たる
 われは人の、われについて知らんことを求めない
 われはただ家にありて、強き善き桶を作る(後略)』
 と詠っている。
佐藤さんの言いたいことは「決して資本主義の波に飲み込まれることなく、身の丈に合った小さな循環を目指す。押し付けず、押し付けられず、欲をかかない。」ということか・・・。

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ジャガイモからエタノールは採れないか?!
そういえば、あの岡崎朋美の故郷、北海道の清里町は、日本で初めてジャガイモから焼酎をつくったことで有名。
①大麦に麹菌を加え、その麹に水と酵母を加えアルコールを発酵させます。これが1次もろみで、5日間ねかせます。②一次もろみに水とジャガイモを加えさらにアルコール発酵させます。ジャガイモにはデンプンが含まれていて、それがアルコールに分解されるのです。これを、2次もろみといいます。そして10日間ねかせます。③2次もろみを蒸留器に入れ蒸気を送り込み蒸留すると、アルコール40度~44度の焼酎の原酒ができるそうです。
その焼酎を更に蒸留して水分を飛ばすと、エタノールの出来上がり・・・
なかなか“言うはやすく行うは難し”でこの工程をまさにしっかりエタノールが蒸留されるのですが、このプラントをつくるのにどれぐらいのコストが必要になるのか、またこのプラントを維持するためにランニングコストはどれほどかかるのか。これからしっかりシミュレーションしてみたいと思っています。
(※ソイヤさん、ありがとッ!! )


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用水路の草刈りをしていると、久しぶりに雲雀の巣を発見!!でも卵もヒナも見当たらず、蛇にでも襲われたのか、少し残念!!一生懸命、巣作りに励み、おそらくこれからっていう時だったろうに・・・雲雀は大変慎重で、高い声で鳴きながら高く舞い上がり自分の縄張りの主張はするものの、決して巣には直接降下しないといいます。降下場所は必ず別のところで、そこからスタコラ歩くそうです。なかなかかわいいものです!!


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干潟というと、海という発想になるが、湖にも干潟はある。多くの内湖を有していた琵琶湖はその大半を干拓地としてしまい、今更のように考えるともったいないことをしたものだ思う。干潟は自然の宝庫で、生物多様性の故郷のような生態系を維持していた。古事記では日本のことを「豊葦原水穂国(とよあしはらみずほのくに)」すなわちアシの繁った湿地に作物が豊かに実る国と紹介している。また本州のことを「秋津嶋(あきつしま)」とよんだりしていることから(「秋津」というのはトンボの古名。)おそらく葦原が豊かに茂ってトンボがたくさん飛び回っている国ということになるのだろう。
話は変わるが、トンボを一生懸命育てている農家があるという。彼は「田んぼを単なる食料を生み出す場として捉えるのではなく、湿地帯として見るんです。湿地帯がないと森が機能しないし、森が機能しないと海が豊かになれない。湿地帯、森、海が一体となって自然を形成している。自然はひとつのいのちだから、田んぼを健康にすることが、地球の環境問題にまでつながっているっていうことを実感したんです。湿地帯の王様はとんぼでしょ。だからとんぼが飛び立つような田んぼ作りだと。」 という。なるほど!!!
話を戻して、そんな干潟も、埋め立てられた干拓地と干潟のまま水を堰き止め農地として活用している干潟にわけられ、琵琶湖の場合は干拓されて早くも今年でもう40年になる。少し発想を変えて、トンボの育つ葦原と田んぼとの共生が考えられたら、新しい地域のあり方が、少しはみえてくるような気がする。
※写真は大中の広大な農地




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