日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
どうしてだろう・・・3
どうしてだろう・・・
3
二人が帰った後、1時過ぎ、姪に電話した。
「今日、公紀さん夫婦が来て先程帰って行ったので一応報告しようと思い電話したのだが、公紀君には鑑定書を見せなかったのだね」
「大人になってから見せようと思っていたのだけれど、ついついこの年まで来てしまって・・・だから孫のことは叔父さんによく聞いていい名を付けてもらうように話したんです」
「今日“正弘”とつけたいことを告げられたけれど、それは悪すぎるので“まさひろ”なら、誠洋か誠紘にするよう助言したのだが、わかってくれたとは思うけれど、ただ奥さんの實香」は悪いので直すように話したが、とりあえずお産の後で落ち着いたら話そうと言っておいたが、彼女の両親の姓名が相当悪く、驚いている。そういう人物でも、撰名でよい方へ変わることを説明しておいたが・・・」
「あのう・・・彼女は両親と絶交状態で、ほとんど親子で話もしていない状況なんです。両親はメチャクチャで話にならないんです」
「やっぱりそうか。彼女のお産に差し障るといけないので言わなかったが、少なくとも彼女には撰名を進めた方が良いと思う。あなたも覚えておいて・・・」
「わかりました。後で今日のお礼に伺いますから」
「わかった」
それから20日経ったが姪と息子夫婦の誰からも何の連絡もない。一体どうしたんだろう・・・
姪の電話も記録がないのでわからない。
やむを得ず姪の実家、つまり私の兄弟の家に行った。
「文重さんの電話番号を教えてほしい。私に電話くれて訪問するようなことを言っていたのだが、まだ何も連絡がないので心配している」
「昨日生まれましたよ」
「えっそうなのか」
初めてのひこ孫誕生なのだが、何となく雰囲気が暗い。ワクチン後、奇形児が相当生まれているので、もしかしたら・・・と心配した。 続く