日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
梅方誠亮先生のこと
梅方誠亮先生のこと
斎藤誠亮(さいとう・せいすけ)氏は私の家内の陶芸の先生である。
家内はこの先生のもとで陶芸を習い始めて16年ほどになる。当時家内は62歳であったから、文字通り60の手習いである。
当時30歳の氏は、笑顔が絶えず、親切で教え方も丁寧、温厚な人柄で、人を和ませる雰囲気を持っていた。
姓名の画数が完全大吉名である。なるほど道理である。このような人ほど早く結婚して家庭を築き、落ち着いてくれればいいと思っていた。
「先生が今度結婚するそうですよ」と家内から聞いたのは13年前、「どこから来る嫁さんかな?」と思っていたらその後「お婿さんになったそうですよ。姓も梅方に変わりましたから」と言う。
斎藤誠亮(100点=完全大吉名)から
梅方誠亮(20点=大凶名)は急降下で非常に悪い運気に変化する。
「どうわるいの?どう変化するの?」
「病弱運気で苦労困難、孤独運、妻子との生死別に遭い、短い人生に終わるという事だよ」
「・・・・」
「奥様も梅方でたぶん夫子との生死別運の名を持っていると思う。今度先生にお会いしたら奥様の名をきいてみてくれないか」
1週間後、奥様の名は美季だと分かった。
梅方美季は外格(梅季=19画=大凶)やはり夫との生死別運気がある。
「先生に会って、梅方清介と撰名(せんめい=呼び方を変えず、文字を変えて運気の内容を強く吉に変化させる方法)を奨めた方がいいと思うから、先生に会う段取りをつけてくれないかな」
「33歳の若い先生がそのようなことをすぐに信用するとは思えないし、私も気まずくなってその後の習いごとに影響すると困るから、ちょっと待ってくれませんか」
「あなた(家内)の気持ちもわかるが、こういう話は早いほどいいのだよ。戸籍が梅方に変わっているのだから、もう悪い運気が始まっていると思わなければ・・・運気とはそういうものなんだよ。あなたもそのことは今までにいろいろ見てきてわかっているはずだよ。私がこんなことを言うのは舘田先生の時以来だよ*」続く
*舘田先生=30代後半の若さで亡くなった国立宮城野病院の外科部長の医師=後日投稿予定)