日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
梅方誠亮先生のこと 二
梅方誠亮先生のこと
二
「私の感が働いたときは、大抵その通りになることは誰よりも家内であるあなたが一番よくわかっているはずだよね。
梅方先生も短命型に変化するので危ないと思っている。本人に会って詳しく説明し、それで撰名に前向きでなければ仕方がない、私の方がきっぱり諦めるが、ついこの間まで斎藤誠亮という、大吉名の持ち主、説明すればわかってくれると思うんだ。そういう事で会うことも賛成できないか?」
「・・・・」
「言い方を変えれば、あなたは3年間斎藤誠亮先生にお世話になって、とても良い人だと褒めていたが、実際こういう先生がずーっと長生きして、みんなに指導してくれたらどんなにかいいだろうと思わないかね」
「それはそうだけど・・・」
「だったら私が先生とお会いすることに賛成してくれないか」
「・・・・」
家内はあくまで梅方先生が撰名を拒んだときの、そのあとの事を心配している様だ。
これ以上、、家内を説得しても、同意は無理だと思い、梅方先生にお会いすることは諦めざるを得ない、と思った。
結婚5年後梅方先生に長男が生まれ、8年後に長女が誕生した。
残念ながら子供さんたちは、それぞれ父親の短命と縁を持つ故に、かわいそうな境遇を経験することになりそうで、おそらく名前もそのようになっている(幼くして父親を亡くす運・2・4・9・10・12・14・19・20などの数画を持っている)はずだと思った。
先生自身が小学校高学年時に父親を亡くしている。
父親自身の凶名と斎藤敬子という母親の外格(斎子=20画=夫子との生死別運)の影響があったから招来したことによる不幸だったと言える。
また先生自身が斎藤誠亮という完全大吉名であっても、一家全体がそろって大吉名というケースは一般的にほとんど稀で、斎藤家もその通りであった。
婿養子になって梅方誠亮という凶名による凶運気に支配されようとしている現在、今度は父親である先生の運気が梅方家で妻子との生死別を招くことになるのである。
これは繰り返しの因縁運気を表出することになるかも知れない、とも思った。続く