yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

歴史と戦争

2018-05-13 06:12:04 | 歴史
戊辰戦争や明治維新について、作家の半藤一利氏は、一般の教科書などとは異なる観方をしていますので、それを紹介します。
明治維新: 日本人がみんなして知恵を絞って考えるべきその大事なときに薩長がそんなことおかまいなしで討幕運動に血道をあげていた。けっきょく権力をにぎりたいだけでした。・・・
明治維新などとかっこいい名前をあとからつけたけれど、あれはやっぱり暴力革命でしかありません。その革命運動の名残が明治十年の西南戦争までつづいたというわけです。西郷隆盛ひきいる反乱軍を新政府が倒して西南戦争が終わる。ここまでが幕末である、というのがわたくしの説です。
   「歴史に何を学ぶのか」

戊辰戦争、「新政府は泥棒じゃて、無理やり戦をしかけおって、七万四千石を二万四千石に減らすして長岡藩を再興させた。恩典などというがの、五万石を強奪したとおなじだったんじゃて」これは新潟県長岡市在で、祖母が幼いわたくしの心に吹き込むようにくり返し、語った言葉です。祖父母は「官軍」などとは金輪際言わなかった。あくまでもそれは西軍でしかなく・・・
この西軍の末裔が太平洋戦争をはじめて、国を滅ぼす寸前にまでしてしまったが、東軍の末裔が辛うじてこれを救ったのである、と。
        「聯合艦隊司令長官 山本五十六」


コメント
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