yoshのブログ

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英語化は愚民化

2016-08-01 05:04:06 | 文化
英語は既に世界の共通語になっています。世界の人々のほぼ4人に1人が英語を話すということでもあり、英語化の趨勢は留まりません。しかし一方で、英語化は愚民化につながるという説もあります。言語は文化そのものですから、英語化は日本文化の破壊にもなりかねません。

英語に堪能な友人のM氏も次のように述べています。
日本人の悪いところと米国人の悪いところを併せ持った、英語の下手な日本人を造らないために、3つのことを提案したい。
1. 日本語教育にもっと時間を増やしてしっかり学習させる。小学校に英語授業を入れる必要は無い
2. 英語は必要な人だけがもっと集中的に学べばよい。
3. カタカナ英語は極力なくす努力をしよう
私も同感です。
小学校から英語を学ぶより、もっと先に学ばなければならない事があるように思います。まず、国語です。他人の考えを聞いたり読んだりして理解し、日本語で自分の考えをまとめ、他人に対して自分の考えを的確に発言し発表できるようになること。このためには国語の学習が必須であると考えます。そして歴史を含む社会科を学ぶこと。「賢者は歴史に学び、愚者は経験から学ぶ」という言葉もあります。それに加えて人の道を学ぶこと。これは学校だけが背負うのではなく家庭の役目でもあります。人の道を教え、かつ学ぶのは簡単なことではありません。「言うは易く行うは難い」ことで、「人の道」を子供達の心に浸透させるのはとても大切なことではないかと思います。例えば、古今東西の優れた人物の話や、今でも多くの人々に感銘を与えてくれるような事蹟を知らせることが、「人の道」を教える一つの方法になるのではないかと考えます。
コメント
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