今朝の我家の相棒との会話です。
「おい、明日キャンピングカーの新車が来るからな」
「えーっ、何それ。どういうこと」
「どういうことって、そういうことさ」
「わたし、そんなこと知らないわよ!」
「去年の春に注文したのが、ようやく出来上がったんだ」
「そんなバカな、今までそんな話ちっともしてくれなかったじゃない。あなた、少しおかしくなったんじゃないの?」
雰囲気は、吃驚から次第に険悪となってゆきます。
「実はね、一昨年の暮れに、ジャンボ宝くじで1億円が当たったんだよ」
「うっそおー」
「嘘じゃないよ。大騒ぎになるから、誰にも内緒で黙ってたんだ」
「それって、何ぼなんでもオカシイんじゃない」
「おかしくても何でもいいだろう、ホントなんだから」
「何でキャンピングカーなの? 他にもっと必要な使い道があるんじゃない」
カミさん、どうやら宝くじに当たったことを認め出したらしい。そのお金の使い方について異論を唱え出した。しかし、怒りと疑問はなかなか鎮まらないらしい。
「あんた怒っているけど、もともとお金なんか無かったのだから、それが手に入ったのだから、真っ先に欲しいものを買ってもいいじゃないか。宝くじが当った時に話してたら、多分車はずっと後か、或いは買えなかったと思うよ」
「でも、ホントに明日納車なの?どんなのを買ったの?」
「うん、今の車とほぼ同じ大きさのもので、仕様も殆ど同じだけど、長期滞在でも心配が無いように、装備に力を入れて作って貰ったんだ。消音発電機を備え、ソーラーも取り付けて、全く電源の心配のないようにしてもらい、エンジンも特別にパワーアップしたものに取り替えて貰っている。その他、収納庫も大きくして貰ったし、ベッドやダイネットも今より少しレベルアップして貰った」
「それで、一体お金はどれほどかかったの」
「1千500万弱だよ」
「えーっ、そんなに! 今の車2台分じゃない!?」
「いいじゃないか、残りの人生を過ごす最後の砦と思えば、そんなに贅沢でもないんじゃない」
「しかしまあ、よくもまあ内緒でこんなことができるものね」
「ホントに、人を驚かすというのは、このようなことではないかと思ってね」
以下、2時間ほど大当たりの話は続いたのでしたが、バカバカしいので、書くのは打ち切りました。
そうなのです。今日は4月1日。バカバカしいバカの日(April Fool)でありました。慰みにもならない、半端な夢でありました。それにしても、こんな形で新車がゲットできないものですかねえ。失礼しました。
戻ってみたらここは未だ春は遠いです。
当分自宅ですのでお立ち寄り下さい。電源付き駐車場で遠慮無くお休みできますよ。
悪酔しても大丈夫ですよ。
もうすぐ桜も満開になります。