山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘13年 北陸・関西・東海ほか回遊の旅レポート <第18回>

2013-06-09 06:30:10 | くるま旅くらしの話

【今日(6/9)の予定】 

  道の駅:富士川楽座 →(K396・R1・R136)→ 伊豆の国市内・ホテル(相棒はここに宿泊)→ (未定)

 【昨日(6月8日)のレポート】   

<行程>

藤枝市内親戚の家 →(R1・K396)→ 道の駅:富士川楽座(泊) 

<レポート>

 いやあ、昨夜は大沈没だった。当初は就寝は2階での部屋でといわれていたのに、もし夜間に小用を足しに行くなどの際に階段を転落したら大変だと考えたらしく、急きょ寝場所を1階の方へと変更して頂いたりした。まことに申し訳なし。この頃は嬉しくなって飲むと、なんだか足元が覚束なくなって来るようになり、まことに情けない。しかし、これは一種の警報の様なものなのだろうから、甘んじて受けとめ、反省しなければならんなとは思っている。要は素直に自分をコントロールできるかどうかが問題なのである。ま、朝になって気分も爽快に目覚めて、大事なかったことはよかったということなのであろう。

 まだ何処かにアルコールが残存していないでもないようなので、ブログを書き終えた後、付近を散歩することにした。藤枝のここには何度もお邪魔しているのだが、付近を歩きまわることは少なく、東西南方の方角すらも定かでない。家の庭の向こう側に、こんもりとした樹木の茂った塊の様な場所があり、そこへ行ってみるとお寺があり、その森はお寺が背負っていたのだった。何やら由緒のあるお寺らしく、説明板の様なものがあったが、よく解らなかった。そこを通過して、ぐるっと回る感じで20分ほど田んぼなどの中の道を歩いていると、もう一つの樹木の茂った小高い丘があったので、そこに入ってゆくことにした。石段を登ってゆくとそこは神社の境内で、岩城神社という所だった。参拝の後、さらに上の方に登ってゆくと、そこは公園となっているらしく、椅子やテーブルなどの休憩施設が作られていた。その頂上にある公園からの展望は素晴らしく、樹木の間から藤枝の市街が望見できた。ここはマイナスイオンに満ちたイヤシロ地(=癒代地)であり、実にいい気持になれる場所だった。少し座禅でもすることにしようと10分ほど椅子に座って調心調息に努める。呼吸が1分に1回ほどに落ち着きだした頃、なんだか痒いなと思ったら、蚊が手足を攻撃していたのだった。気をそがれて、止めることにした。物事はなかなか思う通りには行かないものだなと、手足を掻きながら家に戻ることにした。

 その後は朝食をご馳走になる。味噌汁が格別に美味かった。ご飯も美味かった。旦那さんが作ってくれたのだと思うけど、これは合格点の中にあると思った。相棒などは、今朝の3時過ぎまでぎっくり腰の妹さんを捕まえて話し込んでいたはずなのに、食事の間も相変わらず話をし続ける口をコントロールできずにいた。真に恐れ入ったパワーである。妹さんのぎっくり腰も、その毒気に当てられて却って治る方に向きだしたのかもしれない。お茶をいただきながら、その後は11時半過ぎまで歓談が続いたのだった。それでも話は終わりそうもなく、これ以上は続けるべきではないと決断して、お別れすることにした。12時少し前出発する。いやあ、ありがとうございました。お世話になりました。お騒がせいたしました。

 さて、今日はどうするか、一応の予定としては、明日の午後15時の伊豆長岡のホテルのチエックインの時刻までかなり時間があるので、身延山久遠寺経由で下部温泉に入るなどして、その後朝霧高原にある道に駅にでも泊ろうかなどと考えている。しかし、しばらく走っている内に気が変わり、相棒の寝不足は確実だし、無理して走り回るのは避け、今日は半日の静養日にすることにしようということにした。で、行く先は東名高速道のハイウエイオアシスのある道の駅:富士川楽座にすることにした。高速道で行くのではなく、一般道を行っての道の駅なのである。焼津で少し給油をしてR1に入り、静清バイパスに入り、大静岡市を過ぎると、間もなく富士市に入る道となる。その県道を6kmほど走ると道の駅に到着した。13時20分だった。かなり早い到着である。

 先ずは道の駅の様子を見に行く。ここには何度も寄っているのでが、そのほとんどは高速道を利用している時で、一般道の方に泊るのは確か今回が二度目だと思う。前回はかなり前のことなので、様子がどうなのかはほとんど覚えておらず、はじめてきた感じなのだ。結局は高速道からの建物も一般道からの建物も同じなのだが、そこへ行くまでの様相はかなり違っていた。一般道からは、富士川を見下ろす急崖の上に造られた駐車場に車をおいて、トイレ脇の階段を上って、県道上に架けられた歩道橋を渡って、4階建ての建物の2階部分の入口に入ることになる。そこから1階上の3階が高速道からの入口となっており、物産販売の店やレストランなどが入っている。この建物には屋上にプラネタリウムも設置されており、なかなか多目的なしゃれた建物だ。物産販売店で、名物の黒はんぺんを買い入れた。酒の肴にぴったりのイワシのつみれのような奴だ。これが自分の好物で、ここに寄る時は必ず買うことにしている。今まで気付かなかったのだが、ここには富士山の展望室の様なものが作られていたのだった。天気が良ければ、目の前に大きな富士山の景観が飛び込んでくるはずなのだが、今日は晴れて暑くなっているのに雲が多くて、富士山は全く顔を出してくれてはいない。残念。

 相棒は何か用があるらしく、もう少し他も見てくるというので、自分だけが車に戻りひと眠りする。蒸し暑いのだが、窓を開けると風が良く通って気持ちがいい。1時間ほど眠って目覚める頃に相棒が戻ってきた。ずいぶんと長い時間であり、どうしたのかと思ったら、誰かさんと話をしていたらしい。絵を描かれる方だとかで、ここで展覧会を開かれているのだとか。後でその方の描かれた絵ハガキなどを見せてもらった。今回は富山県のおはらの風の盆をテーマに描いた作品の展示だとか。相棒のこのようなエネルギーには、毎度恐れ入る。その後はストンと眠りに着いたようだった。

 17時過ぎから夕食の準備に入る。今日は自分がご飯を炊き、味噌汁を作ることにした。まず先にご飯を炊く準備をし、策に味噌汁を作る。具はジャガイモと玉ねぎ。それに後で卵を割って落として出来上がり。それが終わってご飯を炊いてこれで準備完了。おかずは黒はんぺんと漬物類と余りものなど。野菜は玉ねぎのスライスやトマトなどいろいろあるけど、出すのが面倒なので、常食の玉ねぎスライスだけとした。18時過ぎ夕食。ここへ到着した時には映っていたTVは映らなくなってしまったので、夕食はTVなしとなった。なんだか空の雲が急変して、雨が降り出しそうで、その影響が電波にも及んでいるのかもしれない。済んで片づけが終わるころに雨が降り出した。さあ、それからが大変だった。物凄い豪雨となったのである。天井を叩く雨音の激しさからは、風もかなり強く吹き付けている感じだった。こんな時は寝床の中でじっと耐えて鎮まるのを待つしかない。

 それで、そのまま眠れるかと思っていたのだが、その後はいつ、どこで侵入したのか分からないけど、蚊の攻めに遭っていやあ、えらい目に遭ってしまった。5匹ぐらいは何とか退治して、もう後は大丈夫だろうと眠ることにしたのだが、灯りを消すとまたどこかからやって来ての波状攻撃だった。蚊取り線香を点けるわけにもゆかず、布団を被れば暑苦しくて、とにかく悶々しながら何ともはや静養にもならぬ一夜を送ることになってしまったのだった

コメント
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