無意識日記
宇多田光 word:i_
 



コリャナイス。鹿野サンが前回のインタビューの感触を踏まえてより踏み込んだ話を光から引き出している。彼のマエノメリ感もアルバムのリラックスに随分と中和&親和した。ん?と思ったのは光が6年前の手術直後の話を延々とした事。鹿野サンとのロングインタビューも丁度その時だった。昔のヴァイブが戻ってきたんかな。「風通しがいい」とか「このアルバムは"みんなのうた"だ」とかオマィラこのblog読んだんちゃうんかとツッコミたくなったが勿論そういう話ではなく同じ風に感じられるアルバムだという事だ。完成後の光のリラックス度進行具合をコレにより推し量れば、光の快進撃はまだまだ止みそうにない。当然か!

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あぁ最高傑作、と歌い出しで思った。1節1節を大切にする歌い方はMTV-UnpluggedのFINAL DISTANCE、背後に感じさせる切なさはBeMyLast、パーソナルな事ForYouの如し。少年の様な風貌、楽しそうな仕草、理由の詮索もまぁいいかと思った常に潤ませた目。何より、透明な声。光の王道といえば作曲面でも歌唱面でもPrisonerOfYourLoveの様な曲調だと当人も周囲も言う中、この童謡でのパフォーマンスが最も「僕らが宇多田ヒカルを愛する理由」「宇多田ヒカルが愛される理由」をシンプルに、そして素直に表現していた気がする。アノ場に居れた人が羨ましいけど、ツアーでも期待していいかもね。

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光は、容姿知性人格等多くの面で突出した女性だがこと恋愛に関しては何か違う気がする。上記を字面通り取れば中高時代彼氏に相応しいのは生徒会長か番長(?)級で誰もが「似合いの2人」と認めるベストカップルを作るか、全男子生徒から狙われる「気さくな高嶺の花」になるかの何れかと思うのだが実際に光が恋愛トークする時のキャラは「モテたりモテなかったりフッたりフラレたり」の、不適切気味(だがよく伝わる)表現でいえば「クラスの中で恋愛レベル"中の上"」なコだ。が、抜群な才能の数々とこの普通な恋愛観の共存こそが高品質且つ共感を呼ぶラブソングを可能にしているのだろうな。

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私の事か(笑)。てコトでKY気味に。HステALとUBは明暗軽重の関係だと光本人ですら言うが、私はそうは思わない。前作で重い曲といえば誰願叶とBeMyLast。BLUEと海路はそんなでもない(詞はキてるがSGやテイク5は更にキてる)。コレ愛キプトラMLカラーズワンナイPassionは今作と較べても十二分に華やかだ。つまり、2曲のバラードがシングル曲でその上曲として存在感がありすぎリスナーの印象面積を実際以上に拡大させたのがUBを暗く重い作品と思わせた理由である。光の本質は不変(成長はしてるけど)であって、その都度どちら側の横顔を見せるかが違うだけなのだ。ジャケットの変遷の通りにね。

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だから、数字的に1stが頂点の日本とは真逆にアメリカでは地道に人気を上げていく道を辿りたいのかもしれない。昔"全米1位"について光は「一生に1度は取ってみたい」と語った。私などは1度どころか常連になれるだろうアンタなら、と思ってしまうが上昇の愉しさ高揚感を味わいきれればソレで未練はないのかも。とはいえコレ迄の経緯からすると光の人生が予定通りに行く筈もなく。あんだけ音楽が好きな癖に「ずっと音楽をやっていきたい」と滅多に言わないのは、自分自身が本当に予測不能であるからだろう。自身の言葉のintegrityを保つ為、滅多なコトは言わないのかな。

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光の新作CDアルバムは7作連続で売上が落ちている。それに逆行したのが配信で、BeMyLastがiTMS一ヶ月連続1位、キプトラ無料DL200万、FoL全ユニット合計700万と上昇中だ。今後この流れがCD売上の回復に繋がっていく可能性を考えた。CDを廃れさせる一方と考えられてきた配信がCDを助ける。一時的な現象で大きな流れは変らないだろうが、想像するとちょっと擽ったい。結局は音楽そのものがリスナーに届き知って貰い聴いて貰わねば始まらない。今回のアルバムの累計が仮に前作を上回る為には(その場合初動の2倍・4年ぶりのミリオンだな)配信の宣伝効果が必須になるかもしれない。

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キーボードの音がとても懐かしい。シンセサイザーの進化は音楽ジャンルの幅を展げたがi_的にコレは1980年前後を思わせる。BOSTON、YMO、UK、ASIA、ゴダイゴ、喜多郎…バラバラなんだか何だかよくわからないがどこか宇宙を感じさせる雄大な曲想は共通している。当時は宇宙開発が盛んで例えば今朝無事に帰還したスペースシャトル(エンデバー)の初代が打ち上げられたのが'81年だ。時代背景とシンセの進歩がシンクロした頃の空気をその後に生まれた光が見事に再現、イヤ、誰よりも巧く表現してる事に改めて驚く。それら総てを繋ぐ豊穣なイメージを持つ銀河鉄道の夜が80年前の作品なのも凄いけどね。

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アルバム曲配信開始。人気曲は先行解禁のFTBと、当然の如くPoLだ。今後31日にHey!x3、4日にMステの各スペシャルだがPoLを歌うとすれば10日のドラマ開始を絶好の流れで迎える事になる。「歌い易い曲」と何度も言う位だから光のパフォーマンスにも不安はな、い。注目は、既に配信している曲に対してEMIがどんなプロモを仕掛けてくるかだ。FoLの方はフル解禁がドラマ内という唖然の策が見事にハマり爆発的DLに繋げたが、既配信曲のPoLの策となるとサッパリ想像がつかない。4月スタートドラマ曲をCDシングルカットするなら5/21発売かな。でもその時期に光は日本に居るのかい。もうUtaDAなんじゃないか。

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捨てたバラードはこのアルバムに適所がなかっただけであって今後復活するかもしれないのだ。テイク5は前作で海路と天秤されボツになった。ならテイク5はボツ曲クオリティかというとコレが完全に5th後半のハイライト。即ち、僕が光の最高傑作がこのアルバムに留まらないと断じるのは「シンプルで素直」より更に適切な何かを立てる事で光の幅広い音楽性総てが1枚に収まる様な作品が生まれる可能性を感じるからだ。海路を入れればテイク5がハズれ、セレブを入れれば地味バラードがゴミ箱へ、ではない全部盛りの1品。そんなアルバムを夢見ている。尤も、その日は来ない方が幸せなのかもしれないけどね。

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コンセプト「シンプルで素直」の威力が最も発揮されたのは制作ラストの曲Celebrateだ。バラード曲を捨て「20代半ばもイケイケ!」と言わんばかりのダンスチューンを完成させた。ココで注目したいのはそのバラード曲を"しばらくあたためていた"点である。僕らはアルバム完成後の自嘲気味に話す光しか見れないので推測する他ないが制作中は同曲を「最後のとっておきの自信作」と思っていたのではないか。「地味で辛気くさい」なんて貶める言い様だがBeMyLastを「あの暗いヤツ」と一笑に付す人である。曲の出来が悪かったのではなく単にコンセプトに合わないと気付いたのがハズした理由なんだろう。

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曲の質を下げる。意図的な統一感の演出は自らの可能性を限定するからだ。それでもCAが次々と作られるのは極稀に神盤が生まれる時CAである比率が非常に高いから。その場合CAは自らの未知なる新たな可能性を拓く機能を果たす。然し、未知であるが故にソレを前もってコンセプトとして取り上げCAを創り上げるのは殆ど運としか言いようがない。さて「Hステ」。コチラは「シンプルで素直」をコンセプトに作られた。私は、コレを「光の可能性を制限したCA」に分類する。奔放な作風からは信じ難いが、あクマでコレは通過点。光の最高傑作は間違いなく未来にある。何故そう思うかは、また追々ね。

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連続初動50万は途切れたがシングルHSSGの売上からすれば大健闘。そして今作の焦点は累計だ。愛囚のドラマ起用が何処まで当たるか。ドラマなくしてFoLひいてはこのアルバムの成功はなかった。既述通り愛囚が高年齢層にウケるのは疑いない。FoL世代にどれだけアピールするかだが、長澤上野等同世代の旗手起用してる割に22時枠という折衷ぶりは何れに転ぶか。ケータイ世代の着うたDLの爆発力と高視聴率で一気に駆け抜けFoLは世界年間2位の記録を打ち立てた。比較的リアクションの遅い世代の好評を即座に掬い上げる戦略はあるのか。EMIプロモ手腕の真価は寧ろこれから問われてゆく。

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に見てみたら思わぬ収穫。ラジオ雑誌TV等全インタビュー中最もスマートでポジティブな光、最好印象な記事だった。勿論写真は抜群に可愛く頁は少ないがお買得だ。何故かと思いクレジット見れば成程、記者が女性の方か。今回のプロモ光は妙にヤサグレてたりして好不調の波あったが話し相手の男女が原因だった訳か。男子相手には醒めてキツイ事を言い女子相手には柔らかくカワイイ事を言っていたのだ。BW歌入れ時もAエンジニアが女性で気合入ったというし昨夜のMラバも女子に囲まれ上機嫌。光はカワイコチャン好き。ソレだけの事だったのか。もしやいつも歌の出来がイイTBSには萌っ娘ADでも居るのか!?w

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最も適した状況は突き詰めると客ナシになる。然し「誰かの為じゃなく自分の為にだけ歌える歌があるなら私はそんなの覚えたくない だからForYou」と嘗て歌った光にとって聴き手のいない歌など無意味だ。誰かは必ず居ないといけない。でも、私が子供の頃を振り返ってみると歌を口ずさむ時それは誰かに聴かせる為でも何でもなくただ歌いたいから歌ってただけだった。その意味では光の歌より私の歌の方が強かったとすらいえる。歌う責任と自由がまず私にあったからだ。歌う為の歌は私1人居れば生まれてくるが聴かせる歌は他者が居ないと生まれてこない。ならば聴き手を失った時光は歌わなくなるだろう。僕らが光に感じる不安の根源は常にそこにあった。が、2年前漸く光が1人キリの時に誰に聴かせるでもない歌が生まれた。それが「ぼくはくま」だ。ただ何となく口ずさんだだけのこの歌は、たった1人の人しか居なくても最初から「誰かに聴かせる歌」として生まれてきた。子供の頃の無邪気、歌が唄われる理由、孤独とは何かという問い、総てを優しく包み込んでくまちゃんは光の部屋で今日も笑顔だ。今の光の強さは、歌を唄う自由がやっと光の手の中に来始めた証拠。光の唄う歌は光の自由だ。まだ過渡期ではあるけれど。

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FTBは鼻声気味で、FMフジで「鼻声で歌入れしたからBWは少年ぽい声になった」と言ってたのと同じ声。更に短髪が少年ぽさに拍車をかける。FoLも同様で、パフォーマンス自体はよいのだから音源として貴重。どうせならこの声でtimewilltellも録っときゃよかったのに。キーポイントはいつもの通り感応力だ。慣れた空間で自分に心酔する同世代の同性に囲まれてる為か柔かさがいつに増して強い。熊と、イヤ態とでなく自然にしててこうなるのだから毎度の事乍ら凄いや。Celebrateはアルバムと同じ知念サンがギター。笑顔の歌声が眩しい。ライブの定番曲になる、か。ファンにも奮起が必要かなw

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