無意識日記
宇多田光 word:i_
 



キスクラのサウンドの煌めき目まぐるしさはいうなれば音楽のテーマパークといった所か。オケヒットはクラシックだしホーンは古き良きジャズだ。リズムは基本R&Bな音選びでありながらロック的な力強さもある。綺麗なコーラスワークに入り組んだ言葉遊びと世相を反映した詞で知的な捻りを加えつつエンディングでは圧倒的な歌唱力を活かしたアドリブでぐぃっと曲を引き締める。しかも付焼刃な印象が全く無く何れのジャンルのファンもニヤリとさせられるだろう。なのに眉ひそめずとも楽しめる。サビの優しい音使い言葉遣いは幼子もひきつけそう。「音楽ジャンル総てと1本で繋がりたい」という光の面目躍如の1曲だ。


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CDも出してくれないと色々踏切つかないや(^^; フルで聴くのがホント楽しい曲。流石にこれでは47秒には纏められまいてw アレンジを細かく見ていくと冒頭のブラスが曲中でも実に効果的に使われてる事がわかる。ドラム&ハイハットが軸となり、そのスキをついてFoLOVからの流れにあるキラキラサウンドがまとわりつく、という構成だ。マトレワブー(もぉいい?w)パートもとても使い回しなんて形容出来ない(光本人が率先して言いそうだけどw)ハマり具合。シチューとカレーと肉じゃがに対して「同じメニューじゃん」て言わないよね。材料が同じでも調理法が異なれば全く新しい輝きを放てるという好例です。


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つくづく光は音楽的に早熟だったのだなと思う。私と6ッ半離れてるのにリアルタイムで聴いてきた音楽が殆ど同時代なのだ。10の私が興奮してたTMネットワークのGetWildに4ッの光は「中盤のアレンジが堪らない」とマセた事言ってた。私の世代のロック好き中高生に最も影響力あった91年メタリカのブラックアルバムを、小学生の光は「毎晩聴いていた」という。91年といえばZARDデビュー年。ユーミンの1人舞台だった「日本のポップス」が「JPop」へと変わりつつある転換期で、ZARDはドリカムやBzらと共にその中核的存在だった…なんて思い出話を私の世代と気軽に出来そうな光。いつか実際に話してみたいわぁw


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「HikkiがZARDの音を例に出して仕上げた曲は何か?」だ。まずいいJPOPというのだからUtaDAの曲ではないだろう。ZARDサウンドといえば聴き手を励ます踏み締めるようなミドルテンポと、言葉を詰め込んだり伸ばしたりせず自然に話し掛けるように綴る詞&音域の決まったメロディが特徴だ。応援歌でミッドテンポ、譜割も音程も中庸で身近な感じ、となるとある程度絞られてくる。私が思い当たったのはキプトラB&Cアナチャンといった所だが、もしかしたらたった今作業中の曲の事なのかもしれないな。今後出る曲にZARDっぽさあるかどうか、心の隅に留め置き待ってみるのもいいかもね。


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多少誇張なのかもしれないが、梶サンがカンチガイしたとはちと不可解。私にすら今日綴られてる"本音の方"はみえていたのだから彼に嗅ぎ取れなかった筈はない。何年光と一緒に仕事してると思ってるの。恐らく梶サンは、光がダブルミーニングメッセージを書いたと思ったのではないかな。「ツマンネェ音楽が多過ぎる」という本音を包んだ「新しい歌はもういい」という表現もまたもう1ッの本音だ、と。苦い薬を包むオブラートも薬だった、みたいな。考え過ぎかなぁ。でも彼みたいな近い人すら光の真意誤解するのなら、普段の繊細なメッセの心ってどれ位読者に伝わってるか不安で仕方がないよ。


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99年?のメッセで「音楽はいいんだけど人間的にはとても尊敬できない人」がいる、と書いていて、それはジャニスジョプリンの事だったのではと私は思ったのだ。アーティストを二大別すれば、自分の生き方がまずあってその表現の一環として音楽があるケースと、音楽に全て注ぎ込み他がまるで疎かになるケースとがあると思うのだが、ジャニスは完全に後者だったらしく破滅的な生活の末に夭折。光がその生き様に共感しないというのであれば喜ばしい事だが、昨年迄の命を削るかの活動は心配で心配で仕方なかった。今年はリラックスして仕事に取り組んでくれてるみたいで一安心なのでした。


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QUEENのフレディマーキュリーの事を思い出す。病名を公表した翌日の報に愕然とした。91年の事だから光はまだ9歳弱、果たしてリアルタイムで衝撃を受けたかはわからない。そのフレディを筆頭に光のフェイバリットには尾崎ピアフジミヘンと死因はともかく音楽に生き急いだかのミュージシャンの名が並ぶ。しかし(昔1度指摘した事あるのだが)1ッ不可解な事実がある。史上最も衝撃的な女性ロックシンガーで、同じく夭折をし、しかも光と同じ誕生日であるあのジャニスジョプリンの名がフェイヴはおろかプロフにもないのだ。彼女の声をザネッチが光に聴かせてない筈ないのに。単に「好みじゃない」ってだけなのかなぁ…


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「キス&クライ」は元々フィギュアスケート用語だったよね(^^; キスが祝福クライが涙。僕は当初「ひっきぃこもごも(悲喜交々)」なんて形容してたけど、いざフル解禁でフタを開けてみると、そこには2mm位のヨーグルトの膜が…じゃなく(笑)驚く程クライな要素しかない歌詞になってた。既成の応援歌のパロディだったキプトラの更にセルフパロディな曲なだけに「雪だるま一緒に作ろう溶けるけど」的ダメモトで頑張ろうよメッセージに終始してる。そこに勝利の女神から祝福のキスを受ける存在は希薄。ナダルとか楽天田中君とか、頑張ってるんだけど1番手に苦渋を舐めてる方が好きな光ならではの歌かもしれないね。


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携帯の電源を切って充電してたもんだから、
幾つかのメールが遅配で到着。
ある人物(誰w)から「あの本の作者の苗字の読みわかる?」と
メールがきていたようだが、豪快にスルーする結果にw
気がついたころには既にブログのネタにされていました。(ごめん~)
てことで、実に無意味にトラックバックwww

で、その人物の名は「白洲正子(しらすまさこ)」さん。
実は、Hikkiが最初メッセで紹介したときは、
名前間違って書いてたんだよね~。
それを教えてもらって私は
「さてはHikki、琴欧州が琴欧洲に改名したの知らなかったな」と
ひとりニヤニヤしていたんだが(性格わるーw)、
まぁ、そう、今はもう直されてるよ、ちゃんと。

そう、今はもう直されてるんだが!

だがだが!!

見てくれればわかるとおり!


> 題名を見てこれは買いだ!と思って中をちらっと見てみたら、
> この白白洲正子さん、すごく面白い経歴の人物で、



経歴の前に名前がすごく面白いよその人。(汗爆)

これ最初見たときに「しらじらしゅうまさこさん」と読んでしまったからさぁ大変。
次からは「なんてしらじらしいひとなんだまさこさん!!」としか思えなくなった。
どうしてくれるヒカルくん!(・・・最早八つ当たりだか何当たりなんだかわからん)

たぶん、直すときにもう一度間違ったちゃったんだろうねぇ。



閑話休題。

大体似た時間帯に静岡に行ってたodysseyからもメールが来ていた。
いや返事してなくてゴメン。(ここで謝ってどーする)
でも、楽しそうな雰囲気が伝わってきたなぁ。
静岡まで車で行こうだなんて毎度ながらすごい体力ねぇ。
どうやら、オフ会も楽しく過ごせたようで、
やっぱり深夜までぐっちゃらべっちゃら語り合っていたらしく。
なんだろうね我々は。話題が尽きることなんてないよねぇ。
Hikkiのことのみならず、ヒカチュウのことや、
それ以外のシュミの話題でも、、、気がついたら20時間以上オフ、
っていうのをこれまで何回繰り返してきたことやら・・・(^^;
いちおう、このブログには「Hikachu/HikkiManiacs」という
カテゴリが設えてあって、まだミラクルさんのエントリしかないんだけど、
またオフやら何やらあったらこのカテゴリで紹介することに、なるかな。
あぁそういえばDIAの舞台が7月にあるんだったよね~
そのうち気が向いたらココでも紹介するかな~(今しろよ(爆))
まぁ、今んとこは「ザ!クレロ」でぐぐったげてください。


あ、メッセ更新されてるじゃーん。

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http://www.u3music.com/message/index.php?m=1&d=2007052621516j.xml
http://www.u3music.com/message/img1/2007052621516j.jpg

“おまけ”でイラストが登場、ということで
だんきちなおみのおまけこーなーを思い出してしまった。あぁ歳がばれる(笑)

しかしラスト(?)に鏡文字が来たか。
ついでにくま・ちゃんが屈み込んでいたらナイスだったのだが
まぁそれは違うかw

ちょうど僕秩で鏡文字が話題にのぼっていたな。
http://www.dfnt.net/t/photo/0705.shtml#070525
レオナルドの鏡文字は有名で、その使用理由にはいろんな説がある、と
wikipediaにも掲載されているが、
一番わかりやすいのは彼が左利きであった、ということ。
そもそも文字と文章は右利きに書き易いように発達しているから、
左手で書く場合は鏡文字の方が運動学的には(?)書き易い。
多くの左利きのひとたちが90度時計回りに回転させた角度で
ペンを握っているのを見たことがあるでしょう、180度回転させたら
一番いいんだけどそれは無理だから、次善の策として90度回転させているのです。
左手である時点で180度回転させていることになるから、
結局これは右利きから見て反時計回りに90度の角度をつけて
文字を書くことになる、、、そう、ちょっとだけ書き易い。

あぁ話がそれた(汗)
ダビンチといえば名立たる天才の系譜、宇多田ヒカルも同様に
天才の系譜だと思えば鏡文字の使用も、、、という定番のコメントも書きつつw

鏡像反転といえばCPT反転対称性が、、、いやその話もいいか(汗)


思ったのは、この鏡文字がシュミだとすると、
「達成感」はどこで得るのだろう? 頭の中で鏡文字を生成したとして、
更にそれを頭の中で鏡像反転させて「よしよしOKだw」と
ほくそえんでいるのだろうか? それとも、実はいつも手鏡を持ち歩いていて
ノートに書いた鏡文字をうつしこんで、「よしよしOKOKw」と
ひとり悦に入っているのだろうか?? まぁ、どっちでもよいけど。(笑)


しかし、鏡文字を書ける人間が星印を書き損ねるかね。(^^;


> ちなみに私の密かな趣味は鏡文字と、ボールペンでベッドのシーツを延々とデッサンすることです(*´ー`*)


はい、自分の彼女がこんなシュミだとわかったとしたらどう思いますか。(笑)
残念ながら私はこういう人大好きです(苦笑)、、、まぁ、当然か。
前に阿呆みたいな細かさでイクラの絵を描いているのを知ったとき、
私が小学生の頃(ヒマな授業中を使って)描きあげた
「実際に千本手が生えてる千手観音」の話をしつこく
アピールしてやろうかと思ったくらいですから。あはははは、、、
(ちな!みに、千本手を書こうと思ったら、どうしても後ろの方の手は
 前の手より外側に書いていかなければならず、出来上がった絵は
 とても1人の人間から千本手が生えてるようにはならなかったです。
 まるで地面に500人の人が埋められてて助けを求めt(ry

そのイクラの絵は同じく私が昔書いた「鱗を一枚ずつ書いた龍の絵」と
タッチがそっくりで嬉しかったですw


でも、鏡文字が趣味だったことはないなぁ。



ダヴィンチといえば去年は「岩窟の聖母」を
ジグソーパズルで完成させたんでしたね。
いや、だからどうってことはないんだけど。



、、、今日の私、とりとめなさすぎ。(^へ^;


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光はホテロビを「私にとっての"Roxanne"」と評した。コレは"宇多田ヒカル抱かれたい男No.2"であるスティングが昔居たUKバンドPOLICEの曲名。歌詞テーマ共通する事が大きいのだろうが、そういえばホテロビのメロディ構成は英国的だ。日本でいうAメロの部分が非常に印象強く、サビにあたる部分はコンパクトに纏められている。これは英国のフォーク、ポップ、ロック何れのジャンルにもある傾向で、慣れない日本人が聴くと肩透しを食らう。日本人にとってAメロが前菜サビが主菜なのに対し英国人にはAメロが主菜サビはデザートの感覚だったりする訳だから。この差を踏まえホテロビ聴き直してみるのもいいかもね。


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私の聞き取りが正しい保証はどこにもない(^^; バスドラトはファズトラッド(そんな言葉あるのか)かもしれないしハイハットはハイノート(高音)かもしれない。クリティカルヒットと商品名は間違いないだろうけどw 本来曲詞の細かな分析は発売以後に掲載すべきだとも思ったのだが、曲の発売日が未定即ち完パケが届くのが随分先だという事、及び記事によるとレコード会社にすら歌詞が配られてない事等鑑みて、聞き取り間違いのリスクも顧みず(笑)こうやってオンエア解禁と同時にネタバレエントリ連続投下してる次第です。まぁ何より、私自身がこの曲について語りたかったってのが一番なんだけどね。


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まずバスドラ&ハイハットをバックに低い声で歌うパートから始まり、次にそのセクションの解説を歌うヘツリレバーパートに移行する。そこで更に歌われる詞は「とろけるようなBセクション♪」、最初のバスドラ&ハイハットがAセクションだとすれば、そう、これは"たった今アナタが聴いてるこのパート"の事を歌っているのである。確かにとろける様なコーラスハーモニーだ。そうなるとココと韻踏む「いつのまにやらハイテンション」とは、Aセクションは低い声の歌だったのに気が付いたら高音だらけのBセクションになってるね、という意味か。曲構成をそのまま詞にし逐一韻踏ませ、更に音の名前も掛けてるという盛り沢山な曲スタートなのだ。


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「バスドラとハイハット」、曲冒頭で"ドン!ドドン!"と鳴り響いてるのがバスドラ、"シャララランラ"と端の方で鳴ってるのがハイハットだ。つまりついさっき鳴った音の感想をいきなり歌っちゃってる訳だが、こういうアリーナコンサート向けの隙間多いリズム聴くとどうしてもやはりQUEENの"WeWillRockYou"を思い出す。同曲はそのままそのリズムで押し通すが、キスクラはココから全く違う展開を見せ、コーラスハーモニーと緻密な装飾、ウィット&ユーモアに溢れた詞を次々登場させる。そんな分裂気質な楽曲の最高峰といえばこれ又QUEENの"BohemianRhapsody"だったりするけど、光の事だから自然な影響の顕れなんだろうね。


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最初のマトレワブーパートの詞、「バスドラと、ハイハット、クリティカルヒット」と続くが、バスドラとはドラムセット足元真中にある大太鼓、ハイハットとはドラムセットに高く設置されたシンバル、クリティカルヒットとはTVゲームの戦闘での「かいしんのいちげき」の事で…と、この3ッは語尾の「ット」で韻踏んでるが、この曲には更に"隠し韻"がある。この更に前のパートの演奏で、オーケストラによる"ジャン!"という音とジャスバンド風の"ブァン!"という音が入るが、これらのサウンドサンプル名をそれぞれ「オーケストラ・ヒット」「ブラス・ヒット」と呼ぶのだ。歌詞で韻踏むのみならず音の名前にまで韻踏ませるなんて光の言葉遊びは一体何処まで行くのやら…。


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