無意識日記
宇多田光 word:i_
 



少しずつ晩ご飯に出かける約束の時間が近づいているので、書けるところまで。

*****

各曲をみていこう。

1曲目のOnAndOnであるが、実を言うとサウンドバランスが
このときはかなりダメで、光の声はよく聞こえなかった。まぁちゃんと歌えていたようだが。
最初の曲としては、喉に負担が少ないためうってつけかいもしれない。
なにしろ、こちらはステージ向かってやや右でみていたものだから、
新加入のラファエルのヘビーなギターサウンドばかりが
耳に入ってきた。まさかこんなアレンジでOnAndOnをやるとは思わなかった。
まぁ、2曲め以降はサウンドも少しずつ改善されていったので、
そういう不満はなくなったが。もしかしたら、この曲のギターパートは
ツアー中に少しずつ変化していくかもしれない。とにかく、
すごくへヴィなサウンドだった。ただ、演奏自体も含めて
まとまっておらずとっちらかった印象は残したものの、
手堅く固めていけば、結構魅力的なライブバージョンができるのではないだろうか。

2曲目は、FYI。これについては、事前から全く心配していなかったし、
事実光の歌唱は素晴らしいものだった。これからもライブの定番曲として
演奏されていくだろう名曲だ。欲を言えば、もっとライブならではの
スペシャルなパートやアレンジが欲しかったが、まだツアー初日なのだから
これから如何様にも変化していくはずだ。とにかくこの曲に関しては
光の歌唱が鉄板なので安心して聴いていられた。

ここまではTiTOのオープニングと同じ順序ですね。

3曲目は、同じくTiTOからPoppin。
この曲をライブで体験したい、と思っていた向きは多いだろう。
しかし、まだまだ舞台上でも観客席側でも「お約束」が構築されていた為、
これからどんどん成長していく余白を残した感じがする。
ツアーを重ねるごとに、どんどん魅力を増していく可能性が高い。楽しみだ。
この曲もOnAndOn同様、非常にヘビーなギターサウンドであったのだが、
サウンドバランスがかなり改善されたことと、
基本的なシャッフルのリズムの刻みをラファエルが非常に正確にこなした為、
演奏は手堅くまとまった印象を受けた。なかなかよかったな。

そして、「日本語の曲もやるよ」という驚きの
ひとことに導かれて飛び出したのがPassionだった。
どうすりゃいいの。

何ヶ所かでPassionとSanctuaryの、という言い方をされているが、
より正確にいえば、このライブバージョンは
OpeningVersionとSingleVersionの融合であった。
つまり、「MyHeartsAreBattleGround」のパートがまんなかにあり、
そして、最後に「ずっと前に好きだった人」のパートがきたのだ。
この構成にはやられた。参った。凄かった。素晴らしかった。
泣いていいですか。


あ、時間だ。この続きはいつになることやら。期待せずにお待ち下さいな。



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承前。

しかし、その、「普通にライブをする」というだけで
その内容を魅力的にするには、本物としてのクォリティを
ナチュラルに備えてなくてはいけない。

光には、それが十分すぎるほどある。だから、それをそのまま出せばよかったのだ。
なんだか回り道したねー

なにしろ、とにかく、曲がいい。

コンサートを通じて感じたのは、そのとんでもない名曲の多さであった。
1曲としてつまらない曲がないばかりか、どれも「待ってました!」と
快哉を上げざるを得ないほど聴けるのを楽しみにしていた曲ばかり。
それは、僕の個人的な感想だけでなく、会場全体の観客の反応をみても
わかることだった。約20曲、どこにも隙がなかった。
これだけの楽曲を揃えてライブができるアーティストとなると、
現役では数えるほどもいないのではないか。ひょっとしたら、
光が最高峰かもしれない。

まぁしかし、彼女の真の恐ろしさは、今回のライブと同じ過それ以上の
クォリティのセットリストを、一曲もかぶることなく、
もう一セット作り上げられられるほど名曲をもっていることではあるのだが。

なにしろ、今回は中毒もリスクもとらべもカラーズも
04もイージーブリージーもメイキングラブもテイク5も
ビューティフルワールドもやっていない。
誰があれだけヒットしたフレイバーやプリズナーをセットからはずせる?
ビーマイもThisIsLoveもあれもこれもやっていない。
あと20曲くらい簡単に集まるのだ。もう慣れきった事実だとはいえ、
未だに信じられない。これがまだ26歳の女子がその生涯で
揃えられるような曲の質と量なのか?? あり得ない。

そして、その充実した楽曲群を、これまたとんでもない歌唱力で歌うのだ。
毎回彼女の生の歌唱は心配のタネになるようだが、
ホノルルの一夜を観て思ったのは、「とりあえず今夜はよかった」ということだけではない、
恐らく「これからも安定して実力を発揮出来るだろう」ということだった。

今回、桜ドロップスなんかがわかりやすいが、
高音を回避してフェイクする場面が幾度もあった。
そのフェイクして創り出したメロディライン自体が魅力的であった、
というのが印象をよくしている面もあったが、
やはり、いちどはフェイクしたメロディを、
たとえば2番や3番ではちゃんとCD通りに”歌える”ことを
しっかりと証明しながら歌い続けたのには感心・安心してしまった。

高音を歌う、というのは実は彼女自身にはさほど難しいことではない。
問題なのは、「立て続けに高音を連発すること」のほうだ。
回数をこなすのが難しいのである。高くなればなるほど、
一音上げるために消費するエネルギーは高くなっていくのだ。
なのに、セットリストには強硬に喉に負担を強いるような曲を並べ続けた。
UU06で、光の喉が手術寸前にまでいったことを皆知っているかと思う。

今回は、そういう事態をしっかり避けている。
喉の負担を考慮して曲を取捨する、という発想にはならずに、
しっかりと名曲を並べた上で、ツアー全体を乗り切るための
スタミナを考慮に入れた上で声域や声量をうまく聴衆に
示しながら、音楽的完成度も犠牲にすることなく
ライブバージョンを構築することに成功している。

元来、このようなアプローチはかなりのベテランになってから
習得・実践するような熟達した方法論だと思うのだが
(私がすぐに思い出すのはIronMaidenのパイロット兼シンガーの
 ブルース・ディッキンソンですが、彼はもう30年第一線で唄い続けている)
光はこの時点で既にその方法論を用いて、
各曲でどのようなアプローチをすればよいのか、
具体的に示して見せた。あらためて歌手兼作曲家としての
才能の高さと実践能力に唸らされた。

上記のような、しっかりと喉のスタミナを担保する方法論を
編み出しているから、私は今回のツアーは成功する可能性が高い、と言えるのだ。
これから以後8公演を観に行く人々は、斜に構えた耳をもたず、
素直に最初っから彼女の歌唱を堪能する心づもりでいってくれて大丈夫、と
太鼓判を押しておきたい。(つづく)



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よし、文体を変えてみよう

*****

今回のライブを観ていて感じたことの中で一番印象的だったのは、
「今夜は何も特別な夜じゃない」という、奇妙な感情だった。
なにしろ、Utadaの実質ライブデビューとなる記念すべき(一生に一度の!)
コンサートであり、僕個人としても、海外で初めてコンサートをみるという
一生の思い出になるような機会であったのだ。
なのに、観ていて「まるで、いつもこうしているような気がする」と
感じてしまっていた。

今回のライブを前にして、コンサートの方向性、コンセプトについて
色々と妄想や予測、期待を述べてきたつもりだが、
とてもそれは難しいものだった。宇多田ヒカルとUtadaというふたつの
異なったレコード会社に所属する、異なった言語を話すアーティスト。
それが、Utadaのセカンドアルバムの(ちょっと時間の遅れた)プロモーションの
為にライブツアーを行うということで、当然のように、
「EMIの曲・日本語曲を歌うのは難しいだろう」
と予想していた。なのに、蓋を開けてみたら半分近くが日本語曲であった。

それにともない、今回あれほど心配していたMC面でも、
楽曲が日英半々ということで、双方を訳しあうようなかたちで
日本語英語両方を駆使して、そのとき感じたことを短くそのまま伝える、という
わかりやすいスタイルを光は貫いていた。

また、今回は離婚後初ライブということで、
UU06でアート・ディレクションを担当した紀里谷さんの
クォリティと比べて、ビジュアル面での充実はどうか、というのも
焦点の、というか心配のひとつとなっていた。
あれだけの個性のある人の後任は、誰にとっても困難なはず、
それも、歌手の元夫の人なのだ。どうなることやら、と
思っていたら、これもまた、今回のライブでは
映像面は実にシンプル。ライティングは非常にしっかりした
ものであったものの、映像といえば、各曲ごとに左右の
ディスプレイに写る、収録アルバム・シングルの
ジャケット静止画像のみ、であった。

また、衣装も、前のUtadaパートでは闇姫様と呼ばれる(私が勝手に呼んでいる)
ボンテージファッションであったことから、
今回はどんな衣装なんだろう、UU06のときのように
パートごとに衣装替えしたりするんだろうか、なんてことも
考えていたが、これもあっさりするほど拍子抜け、
サラサラヘアに最低限のステージメイク、Tシャツにパンツ(よく見えなかった)という
危うく普段着かパジャマかというようなカジュアルな出で立ちになっていた。

ことごとく、こちらの心配が杞憂になるような、
自然体のライブであったのだ。

そう、自然体。思えば、宇多田ヒカルがデビューしてきたころから、
彼女の一般的な魅力といえばこのひとことに集約されてきたのではなかったか。
元々、彼女のライブの方向性としていちばん要求ヶ多かったのは、
明らかに「シンプルに歌で勝負」というものだった。
Tシャツとジーンズででてきて、派手な照明もなく、
カジュアルに親しみやすいMCと、誰にもマネできないような圧倒的な歌唱力で
前代未聞なクォリティの楽曲をひとつひとつ歌ってくれれば、
聴衆は満足するはずだった。

それを、日米で別々のレコード会社に所属、
ビジュアル面でも豪奢なイメージが先行した。
勿論それは非常に素晴らしいクォリティであり
商業的にも大きな成功を収めたものだったが、
我々はそういった面でくちぐちに不平を言う場面が増えていった。
それは、クォリティが非常に高かったからこそのジレンマであったともいえる。


そして今回、光は普段着に近い格好で出てきて、
気心の知れた仲間達と楽しそうに自分の書いた曲を
分け隔て無く歌唱・演奏し、様々な人種や年齢の雑多な客層に
対して、普段自分がしているように英語と日本語の両方を駆使して
ナチュラルに、そしてとんでもなくかわいく、摂してくれた。

そう、彼女は今回、とても普通にライブをやったのである。

ややこしいことは何も考えず、
ただ自分の書いた曲を自分で出ていって歌い、
自分の感じたことを、自分のことばで話し、
僕らとコミュニケーションをとった。

そして、その結果は非常に素晴らしいものだった。


僕が、今回のライブを観ている最中に
「いつもこうしているような気が」したのは、
他でもない、いつも「光のライブがこうであったらな」と
心の内で理想としていた形態で光がコンサートをしてくれたからなのだ。
夢が叶ったんだな。よかった。(つづく)

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あ~もうどこから書き始めたらいいかわからないから、
思いついたところから書きますっ。PCはお借りしているので、
いろいろ操作とかもたもたしちゃってるしw

えーと、なんだ、まず、今回実況をしようと思い立ったのは、
前から一度やってみたい、と思ってたからというのと、
ここ最近、卓球やテニスで「ライブ・スコアリング」というものに
お世話になる機会が多かったというのがあります。

これは、まーつまり、動画として生中継で観られないような試合のスコアを
現地からリアルタイムで1ポイントごとに更新してくれるシステムなんですが、
これが思った以上にエキサイティング。もともと、私ってスポーツ観戦は
勝負度外視、どちらが勝とうが構わない、要はいい試合が見れればよし、
という感じな人なのですが、これがどうしてどうして、
もしかしたらどこかの誰かがいたずらにカウンタの数字を廻してるだけかもしれないのに
その数字の変化に物凄く一喜一憂してしまうのです。
勝負度外視の僕ですらそうなのだから勝負命のひとは
本当に死ぬほど興奮しちゃうんじゃないかな。

、、、というのを、まぁ、似たようなふうに音楽のライブでも
やれないかな、と思ったと。
この地球上で、たった今、宇多田光がこの歌を唄ってるんだ、と
思えるだけで、どれだけ興奮できるか。いちど試してみたかったので、
携帯片手に参加してみたというわけです。

といっても、ご覧の通り、各曲のタイトルと一言感想を
書くだけだったので、僕本人はむちゃくちゃライブを堪能できました。
「オートマ4回突き上げ」なんかをはじめとしたライブの楽しみも
ばっちり遂行してきましたし、どの歌も脳細胞の隅々まで
染み渡らせて聴き入ってきました。
なにしろ、大抵の曲はイントロ1小節もあればどの曲か
すぐわかるので、それを書けば歌には間に合います。
(場合によっては照明だけでもわかったので、その時点で
 曲名を書いて最初の1音がなった時点で送信、
 なんてこともできたわけです)
そして、曲の終盤からみんなが拍手したり歓声したりする
タイミングでひとこと感想を書いて次の曲を待つ、という
更新の仕方をしたので、まぁ拍手は全然できなかったけど
僕一人そうだからといって何の影響もないくらい場内が盛り上がっていたので
結果オーライということでお許しを。

なんだか自分の話ばかりでライブレポに入れないので一旦投稿します(苦笑)

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お疲れ様でした!なんてすてきなよる!最後にもう一度!パケ死上等!!!!(爆)

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メムエロ!これで最後かな?

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えむしーから、今度こそ(笑)バンドメンバー紹介、デビッドクック、サム、フォレスト、タク、モレイラ、マット。勿論他のスタッフも。パイプラインにも聴衆にも。そして自分!(笑)

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えむしーからシンプルアンドクリーン!!!!

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アンコール待ちです。

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えむしー、水補給、えむしー、ラストソングコールにブーイング、そしてDD!!!!!

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オートマ!…パート1ね(笑)

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キャンシー!

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初恋!場内悲鳴!!!

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ピアノイントロからカムバックトゥミー!

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えむしーから、ぼくはくま! アカペラ 合唱です!

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