無意識日記
宇多田光 word:i_
 



ライヴハウスならセット100分アンコール3曲の計2時間が妥当な所か。タイトに纏めればアルバム2枚ほぼ全曲イケそうだが、喉への負担を考えると数曲諦めてインターバルを多めに取りたい。DJRizzoの役割はソコにあるとみるのがオーセンティックだが、もう1歩踏み込んで"移動ディスコ/アミューズメント"的なコンセプトを打ち出す、というのはどうか。DJにMCを任せて光は"UtaDAを演じる"事に徹し、5年前のNYギグでの"開眼没頭状態"を人工的に作り出す感じだ。コレなら客層に左右される事なくショウを均質化できる。ま、i_としては普通に出てきて(飲みながら?w)歌って喋って帰るのが1番だと相変わらず思うのだがな。

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音楽の質は(因果関係の前後はともかく)かなりの部分市場の規模と比例する。事実90年代の邦楽の楽曲群は他年代に比して突出していると思う。その大トリとして98年12月にデビューしたのがヒカル、という構図なのだが光自身はそのテの"歴史的必然論"を拒否・回避している様にもみえる。その気になれば大規模興行も可能だったかもしれないがともかく現実としてスタジオワーク重視を選び市場と距離を置く活動を続けてきた。ビートルズが僅かな年月でライヴ活動を終えスタジオに専念した事を考えれば、ツアーを控える今の状況は幸福といえる。ストーリーには未々続きがあるんだからな。

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毎年の高順位に驚く。でも2万人アンケートなのだから真実だよね。組織力ナシでこうなるのは異常だ。今年の露出は日米の朝番組にTV出演した事位しか思い出せないしコレは"恒常的に好き"な割合が高いのだろうな。少なくとも、10年後振り返った時に"コイツに夢中になったのは若気の至りだった"と後悔する事はなさそうだ。本人も自分が好かれる理由を分析していたが、何だか的外れだったわ。イイ歌が唄えて抜群にカワイイから、というシンプルな理由が1番に決まっているでわないか。アイドルと決定的に違うのは、ソレが偶像性や教義性を全く伴わずに自然体から生まれてくる事だわさ。

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DDが次のシングルになる公算が高い。PVの方向性は相変わらず気になるが、今月ハワイでサイン会が開催されたのはロケの一環だったのかもしれない。冬のシングル曲に常夏の島ってのも奇妙だけど。一方、utada.comには"ツアーキャンセルを嘆く"奇妙なコメントが寄せられている。通常なら悪戯投稿として気にも留めないが、公式発表ナシが続いてる今は一抹の不安が過ぎってしまう。元々は物流の効率化の為に導入された貨幣経済も今やWebの発達によって情報流通に速度の点で上回られてしまった。即ち、情報は貨幣より価値が上なのだ。情報管理自体が最早営利活動なんだと自覚して欲しい。

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とはいうものの、ヒカルがフェス形式を敬遠している訳でもない。モニカ&TLCと共演してるし、初ライブにネプチューン(ズではない)を呼ぶ突飛さもあるのだから"祭で歌う"のはOKだろう。ただ今迄機会がなかったと。もしフェスに出るなら何縛りがイイかと思ったが、最強なのは"1/19生まれ祭"ではないか。ヒカル,ユーミン,白井貴子,,川本真琴,Cocco,石川梨華…ウド鈴木にもアコギ弾いて貰うか。アンコールは皆でジャニスジョプリントリビュート。3万円でも武道館位は満員にできそうだ。ポーの誕生日でもあるから、光にはK.Duskを歌って貰おう。ロッドエバンスやロバートパーマーもこの日なのか。ホント歌手だらけなんだねぇ。

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された。熊々態々ココで触れる必要ない位当然の事乍ヒカルの名はない。60回目との事だが、番組の立ち位置も随分変化した。常連組は新曲が売れてる訳ではない一方、売上が基準ならジャニーズは4枠では足りない。結局、"今迄紅白を見てきた"層への訴求が主であって即ちヒカルの出ない理由は毎年強化されていく訳だ。コレがNHKのいち番組の事情というのならともかく邦楽市場全体の空気の一定の反映だから悩ましい。夏フェスの活況を指して主軸の移動に過ぎないと指摘するのは容易だが、全国ネットTVの力に届く訳もなく。ヒカルはコチラにも出てないけど、今後はどうなるんだろうね。

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とはいうものの、ツアー自体の告知をしなかったのにキャンセルのお詫びを載せる、ってのは如何にも間が悪い。メッセは後からでイイか。ではIDJで、となりそうだがツアーへのレコ社の関わり方はマチマチだ。彼等も対応に苦慮してるかもしれない。やはり興業元(今回はLiveNationか)からのステートメントが必要だが、SoldOut公演だからeメールのみで済む訳ね。それにしても、収容人数以上(イス席ではないクラブなので800人からかなり水増しできる筈)のチケットを売りながら尚売り切れるとは、英欧でのUtaDAの人気は一体どうなっているのか。仮に2月にUK盤が発売された暁には、結果が非常に楽しみだ。

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ミスでロンドン公演の一方的なキャンセルが相次いでいるらしい。"Overbooking"との事だが、5時間で売り切れたのなら更に広い会場に変更(チケはそのまま有効)すれば済む所をこの短期間で払い戻しとは如何にも性急な感がある。この処置自体が勇み足な可能性もあるので関連資料は手元に残しておいた方がよいだろう。折しも、昨日夕方のJwaveで今月光がハワイのアラモアナにてサイン会を催してたとの報が入り活動順調かと色めき立った所だ。twitterをしろとは云わないが、最低限メッセか何処かで"コチラも何も把握していない"程度のステートメントを(批難覚悟で)出した方がイイかもしれんな。

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10月分のメッセを読む限り今の光はポジティヴな空気にある気がする(もう1ヶ月以上前だけど)。特に蚊への対応には勇気づけられた。コレだけ長期間メッセを読んでると、書いてある内容への感想とは別に読んだ後自分の中に残る感触に興味を持つ様になる。どこがどうとは解らなくとも、このメッセが知らぬ間に塞ぎ込んでた気持ちをこじ開ける力強さを持っていたのは事実なのだ。その日の私沢山蚊を退治してたから尚更、ね。結局ずっとそんな感じなので、不安はあっても不信はなくなった。元々なかったけど。光への信頼は私にとって最早呼吸に等しくなったと言っていい。

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MeMueroなのがずっと気になっている。最初このタイトルが英語でImDyingだときいた時は"夢中になる"の慣用表現だろうと思ったものだが蓋を開けてみると文字通り"死ぬ"の意味で使われていた。他にもSuicidal等不穏な語が並ぶ。絶望的だなぁと思ったのは、コレがNeverLetGoの様な悲しげな曲調ならよかった所を、空虚な迄に空元気に陽気な曲調だった事、そして何より、他の曲に比べて突出して名曲という訳でもないのに光が1番気に入ってるという事実、それ自体だ。それだけ当時の気分を反映していたという事だろうか。今の光は果たしてどう思っているのかなぁ。

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光が25~26歳の間は何だかずっと"妙なもどかしさ"を抱えて同じ所をグルグル廻ってきた気がする。アルバム2枚に本2冊リリースしてもろといてソレはナイだろう、と強く思ふが正直な気持ちだ。UU06で感じた"スタート感"からスパートやダッシュは疎かアプローチも行ってない不思議な感覚。置いたバトンの行方がワカラナイ。否、そもそも「バトンを受け渡す」という世界観が欠落しているのだ。ソレは光が完璧で完結した存在なら相応しいが、本人にそのつもりはない筈だ。ならば、何か。暫し生きて待つ事にしよう。碇親子のDATプレイヤーの様に25と26のループからある日突然数字が27に切り替わるのだから。

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世代交代論が出てきそうなラインなのだが、光の場合存在が宙ぶらりんなもので交代する相手が上にも下にも居ない。"ポスト宇多田"の触込でデビューする人達を支持する層がヒカルファンと余り重ならない事からも解る通り。コチラとしては不世出1代限りの存在であっても既にソレが奇跡なので気にする事でもないのだが、時々ふと光自身は寂しくならないのかなとは思う。音楽が残るからソレでイイ、のかな。尤も、UtaDAとしてのキャリアは未々これからなのでそんな老け込んだ考え方をする必要はない。目指すべき先達も見当たらないが、コチラでも"一世一代"たる存在感を見せて欲しいな。

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"顔見せ興業/試し打ち"だとするとメッセ等の沈黙は意図的な可能性がある。Livenation他の僅かな情報源でどれ位のコアなファンが食らいついてくるか、レコ社やアーティストによる宣伝ナシでの数字を夏興業の参考にした、と(てコトは"オフィシャル"リークか?)。僕らファンの能動性やネットのUtaDAクチコミ網の強度を知るには無二の機会だったという訳だ。新譜発売から半年以上経過した現在のファンの熱気を知りたかったというのもあったか。潜在的なUtaDA待望心。特にロンドン5時間SoldOutは興味深い結果だ。もし私の予想をきいてノンビリしてたらチケ買い損ねた、という方がいらしたら、ゴメンナサイ…m(_ _;m

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UtaDAと同様近年Billboardにチャートインした日本のバンドDirEnGreyが目下USツアー中だ。ハウスオブブルースやシスコのフィルモア等光と同規模のクラブを中心に3週間で12公演の過密日程だが、注目すべきはソコに南米フェス参加が含まれていた事。ロックインリオに代表される様に南米ではメタルが盛んだ。彼らが切り込むには最適の市場といえる。光の場合は今の所所謂BRICsでは作品リリースを行っていないが、ユニ所属でビッグになっていけば特にインドと中国では逆にアジア語圏人である事が有利に働くかもしれない。勿論ゆくゆくはロシアに上陸してモスクワの地で薄暮をバックにKremlinDuskを歌う事になるだろうw

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だと今ウィキペディアを読んで初めて知った。心の中の理想郷の意だが、ソレを故郷の風景に重ねるとはPLUTOのノース2号のボヘミアを思い起こさせる。光の曲で音楽を以て原風景の表現としたものを選ぼうとすると、悩む。恐らく、ない。或いはi_が見落としているのか。幼少時に見た"Monster"。最も強烈な原風景、イヤ原体験は、如何なるものであったのか。一生黙っているつもりなのかはたまた既に口にしていて気付かれていないのか。後者だと絶望的だな。テイク5を聴いていると光は既に理想郷に居るのかも、とも思えてくる。私にとっては光の存在自体が理想郷なんですけれどね☆

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