無意識日記
宇多田光 word:i_
 



「CDTV ライブ!ライブ!」への出演が無事終わりまして。って収録だから無事に決まってるよって言われそうだけど、いつ放送事故に巻き込まれてTverの再配信が危うくなるかわかったもんじゃないからね。2時間番組なら2時間全編注意しとかなきゃいけないのよ?(やれやれ)


さて今回は番組全体にわたって結構な露出具合だったようで(衣裳もだけど!w)。19時半過ぎから「宇多田ヒカル1位の曲だけヒストリー」とかいうのを流して下さいまして。チャートで1位を獲った曲を『Automatic』から『君に夢中』まで、TBSの出演映像を中心に流すとかいやかなり粋な事をしてくれてさ。トークは20:05辺りからたっぷりと。お歌は20:11位からか。


んで今回はお歌に絞ってお話を。いや吃驚したね。テレビ初披露で「スタジオバージョンより熟れてる!」って明らかに判るの初めてに近いのでは? あぁ、『Can You Keep A Secret?』や『Beautiful World』なんかも良かったけども、そういうのの中でも一番の出来ではなかったか?

レコーディングって細切れで収録することが多いので(Skrillexなんかワンフレーズずつ出来たそばから録音していったらしいし…そんなことしてるからミックスをミスったんでないの?)、我々が完パケを聴けているからといって必ずしも本人がフルコーラスを通して歌ったことがあるとは限らない。ましてや、人前で披露出来る程迄に仕上げてくるのは、作詞作曲編曲と録音までとは全く別の過程が必要だ。いや勿論、それまでにライブでずっと披露してた曲を初めてスタジオ収録するとかいうケースなら別だけど、ヒカルはそういう活動形態ではないからね。

それが今回は既にもう明日にでも生ライブ・ステージで歌っても大丈夫な所まで仕上げてきていて。見せる動きという点ではまだぎこちないかもしれないが歌唱はもうスタジオテイク以上というか。何しろ目線が安定していて脳内で探りを入れる時間帯が見当たらなかった。ヒカルにしては本当に珍しい。

勿論歌唱は口パクではなく映像の通りの歌声で、もしかしたらワンテイクかツーテイクくらいでOKが出たのではないかと思わせる位の余裕を感じた。ミケランジェロ撮るのにテイク8まで重ねた人がねぇ…いや、わかんないけどね。

そいでしっかりスタジオテイクとは異なる節回しも方々で聴かせてくれてこれまた嬉しいことといったらない。まだ1回しか聴いてないから細かい指摘は避けるけど(思い込みってあるもんだからね)、「これだったらスタジオ・バージョン(配信音源)聴いてればいいや」ではなく、「こっちもとっかえひっかえ聴きたい」と思わせてくれるテイクをテレビでパフォーマンスしてくれたって事実だけでもうご飯何杯でもいけるよ…ってここでは「発酵惑星何箱でも食べれるよ!」って言うべきなのかなこれからは!?(…そんなことありませんよ?)

「見せる動きはまだぎこちない」とは言ったけれどそれはツアー終盤の仕上がった状態に較べて、というレベルの話であって、例えばバラード・パートからリズム・パートに推移する際スタンド・マイクからハンド・マイクにスイッチした瞬間のあのアクションなんかは非常に堂に入っていて、ココを実際にコンサートで披露したら最前列付近で何人か卒倒しやしないかと今から心配になったぞ。皆にはしっかり耐性をつけて貰った上で、是非生ライブでも披露し欲しいわ。…となるとこの『Gold~』、コンサートのオープニング・ナンバー候補か早くも? エンディングもカットアウトなのでそのまま2曲目に雪崩れ込みやすいしな!(※ 妄想の先走り振りが甚だしい人ですね)

注目の『おととい来やがれ』の歌い方とアクションだが、こちらは随分大人しかった。だがこれでいいのだ。また詳しく解説するが(先日ちらっとツイートしちゃったけども)、あそこは「可愛げを込める」のが味噌なので、そこらへんもヒカルさんきっちり整理してパフォーマンスに挑んだとみた。この仕上がり具合を考えると、この夏の間にまたどこかで何らかの形でパフォーマンスを観られるんじゃないかと期待が高まりますわっ!

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先週金曜日に新曲がリリースされ同時に映画が公開になり、そして明けて今日月曜日にはもうテレビ出演とただただ目まぐるしい。夏休みだし週末旅行にでも行ってた人は大変だなこりゃ。

ということで今宵はTBS系列の「CDTV ライブ!ライブ!」に出演予定。アーティストの生出演生パフォーマンスが見所の番組なのだが、昨年8/29ヒカルが同番組に出演して『君に夢中』を歌った際は収録だった。他のアーティストたちが生出演の場合はその旨ずっとテロップで出ているのにヒカルの時は出てなかったしな。ただ、言われなければわからない所謂「擬似生出演」として演出されていた為、生出演だと思った視聴者も多かったんではないかなと。今夜も同じ形態になっていそうではあるが、はてさてどうなんでしょうね。

芸能人の住所が雑誌に掲載されていた昭和の昔なら兎も角、今の御時世に「推しがたった今地球上のどこに居るのか」がわかってしまう生出演というのは、そもそもどうなんだろうか?というのはある。勿論至極熱心な人は生出演だろうが何だろうが突き止めてしまう訳で、「少しでも被害を減らすため」になどうすればいいかという話なのだが、まぁ警備を強化するくらいしかないのだろうかな。或いはストーカー防止法をより強く運用するとか、か。

ヒカルの場合ここで「ロンドンから生中継」という手があるから有難い。たった今ロンドンに居るからといってどうしようもないというのが大多数だろう。ロンドン在住者の母数からしてそこにヤヴァイ人が含まれてる確率はかなり低いしな。なので今夜もし生出演があるとするならそっちだろうね。

他方、既に「夏来日」は既定路線なのでやはり来日収録放送が最も妥当なのも言うまでもなく。更にここから昨年あったようなNHKの音楽番組に出演してくれる未来も待っているかもしれず。夢がひろがりんぐですね。(懐かしい)

ダヌくんも昨年シーパラ行って楽しかった記憶とかあるんなら日本に帯同していろんな所を巡るかもしれませんしね。もうここからは英国の小学校でも夏休みだろうし。ヒカルが仕事の日はお祖父ちゃんと遊んでるかな。


さて今宵のパフォーマンスだが、『Gold ~また逢う日まで~』が生歌唱をするには非常に難易度が高いのは聴いての通り。果たしてこれをどこまで再現するかというと、まずテレビ用に短く出来る所がない。どこかのパートを端折ると歌詞の意味が通じにくくなるし、サウンドの繋ぎもちょっと慌てる。そうなると、ワンコーラスで終わらないのであればフルコーラスをきっちりパフォーマンスするしかないだろう。これにて4:14の尺を独占する事は確定だが、いちばんの問題はコーラスワークだわね。今回はいつにも増してバックコーラスが凝っているので、これをどうするかという話になるのだが……いやさー、そりゃいつもの通りスタジオテイクマイナスワン、メインヴォーカルを除いたカラオケ音源をバックに歌うだけなんだろうけど、今回ばかりはバックコーラスの中に「ここ生の表情つきで歌ってるとこ観たい」と思わせる箇所が幾つかあるので、時代も時代だし、そろそろ「宇多田ヒカル別録り/別撮りバークコーラス」を合成して生放送するくらいやってくれませんかね? ヒカルの負担が倍増、いや8倍増くらいするって? 確かにそうだね、悩ましいな…。

まぁそんな実現しそうにないアイデアは置いておいて、今夜はシンプルに「40代を迎えてますますかわいい」ヒカルパイセンの魅力を堪能すると致しますかね。こればっかりは時代とか技術とか生とか収録とか、全然関係ないのでね!

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で映画観てきましたよっと。

いやなんでこのオファー受けたの!?

私ゃ御存知のように結局キングダム原作漫画の予習をしてきてなかったんで、ヒカルにオファーがあったのは、多分なんか回想編的なものがメインで結構しっとりした回なのかな、だから宇多田にバラードが発注されたのかなとか思ってたんですが、いや確かに前半にしっかり回想編はあったんだけどその半分がアクションシーンで、更に映画後半は、とことん戦いっ放しだった前作「遙かなる大地へ」をも上回る戦争しまくりし放題で、更にその一戦の渦中で「続きはまた次作で!」ってぶん投げる展開でな。いや待ってよ、これでラストにバラード流そうと思ってたのかキングダム制作陣は!? もっとこう、リリーフ的な、「俺たちの戦いはこれからだ!」みたいな…ってそれは打ち切られるヤツか、「次の映画もまた観に来てね」っていう繋ぎのエンディング・テーマ曲が要るヤツじゃん。あたしゃてっきり『Eternally』みたいな『戦いに出かける前の一休み』なパワーバラードが合うストーリーだと思ってたのに、全然違ったんだわ。うへー。

あれだわ、映画観るまでは『Gold ~また逢う日まで~』は「ヒカルも随分自由にやったねぇ」とか思ってたけど、逆だったわ。これヒカルはそう語ってないけど、このストーリーのエンディングにバラード発注してきた頓珍漢さを諫める為に「いや一応バラードで始めてはみましたけど、連作映画の流れとしては(少なくとも4部作以上ではあるらしい)、ここでアップテンポなリリーフ曲が要るんじゃないですかね」っていうかなり寄り添って譲歩した提案としてこの曲を作ったんじゃないの? だから第4作が公開される事を見込んで副題を『また逢う日まで』にして、更にこの台詞で曲をカットアウトで終わらせて余韻を次回作へと繋いだ、と。

映画を観るまでは「ヒカルさんも大胆というか不遜というか、気分で曲作りやがって」だなんて私も思ってたんだけど、違ったですね。音楽職人として、相手のオファーのいたらなさをカバー&フォローしまくった、めっちゃ優しさと慈しみに溢れた仕事だったんだわ。ほんま、ようこんなオファー受けたよねぇ。あたしが思ってたよりずっとヒカルさんの心は広かったのでした。凄いよホント、この包容力は!

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7月28日という日付は大変困りものでありまして。19年前の2004年には『誰かの願いが叶うころ』と『ヒカルの5』のDVDが発売になり、17年前の2006年には『UTADA UNITED 2006 One Night Magic in Osaka』というシークレット・ライブハウス・ギグが敢行され、6年前の2017年には『Forevermore』がリリースになり。こんななので元々「7/28」という数字の並びには他の日付より過敏に反応してしまう方だったのですが、本日『Gold ~また逢う日まで~』のフルコーラスを聴いたことで更にその過敏さに拍車が掛かる結果と相成りまして。いやもう12/9や1/19に肉薄する勢いですわ。

何度聴いても、いいねぇ。いいわねぇ。というか、この曲って展開が奇抜なんだけど、奇抜さが魅力というよりは、聴き慣れてある程度曲展開が頭に入って全景を眺められる位になって漸くその魅力を把握し始められるタイプの楽曲だと思うので、「よくわからんなぁ」という人は何度も聴いてみるのも1つの手かもしれません。

一方で、最初のワンコーラス約80秒を聴いてピンと来なかった人は全編聴いてもそこまで響かないかな?とも思ったり。なんだかんだでそこまでの時点である程度材料が揃っているといいますか、そこで敷かれた下地から大きく外れる訳ではないのです。

で。私がまだ「キングダム 運命の炎」を観ていない今のこのタイミングで書くしかないのですが、次のように思うのです。歌詞が、もうちゃんと完全に独立していて、タイアップ相手に気を遣って入れたと思しきフレーズや単語が見当たらないのよね。例えば『Can You Keep A Secret?』で言えば『迷宮入りさせたくないなら』とかは、相手方のドラマ「HERO」の内容(事件解決型)に合わせて入れた一節であるように思うのだけど、今のところキングダムのモデルである「昔の大陸の戦国時代」に合わせた箇所がこの『Gold ~また逢う日まで~』見当たらない。強いて言えばタイトルかなぁ?という程度。寧ろ「いや待てBGM?? アンドロメダ??」みたいに「これエンディングで流れたら場違いなんじゃないの?」というフレーズの方が目立つ。これがエンドロールをバックに流れてちゃんとハマるのだろうか?という不安は、映画を観る前の身としては、抱かざるを得ないのでありました。

なので、ちょっと今から観てきますねノシ

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宇多田ヒカル2023年新曲第1弾(2弾目以降もきっとある!)、『Gold ~また逢う日まで~』がリリースされた。待ちに待ち望んだフルコーラスにやっと邂逅し、目が点になって朝を迎える。


なんちゅう曲作ってるんやろうね。どこからツッコんでいいか迷いに迷う4分14秒。一聴後このランニング・タイムを目にしてまた目が点になったわ。これだけの旅を味わわせておいてそんだけしか経ってないの!? わけがわからないよ。

ここまで散々、「このまま裏の裏をかいてシンプルなピアノバラードだったりして」と「でもやっぱり奇天烈な展開が待ち受けてるのかなA.G.Cookとだし」の2つの間で揺れ動いてきたが、なるほど後者でしたね。それも、全くこちらの予想通りに……と言っても「事前には全く予想の出来なかった曲展開になっているだろう」という予想の通りに、ではありますが。

今夜コレが映画のエンディングを飾るのを目にするという事実にまた目が点になる。初めて聴く人はどれだけ油断をしているだろう。なるほど、確かに「最初のワンコーラス」をトレイラーに使ったのは正解だわ。もうあれからして奇天烈な曲展開に驚いて楽しんで貰う為の「フリ」だったのね。

そういう意味では、周囲がヒカルの奇抜さに慣れてきたというか、それを前提にして話が進んで作られている感も出てきているのかも。今回は初っ端からドルビーアトモスでの配信があったのだが、ミックスのみならず編曲時点からアトモスフェリックな視座が感じられていて、A.G.Cookであれ誰であれ、周囲のスタッフがサウンド・メイキング時点でヒカルの独創性と空間的な編曲術を新しい技術で活かそうという意図を持っていたように見受けられる。

そしてプロモーションも、タイアップ相手及びレコード会社双方「フルコーラス初邂逅のインパクトを演出しよう」という意図の元でこの数週間動いてきたんだろうな。お陰様で寝て起きた今でも目が点のままです本当にどうもありがとう。

ただ、どうしても奇抜さにばかり耳が行くが、なんだかんだで最初から公開されている部分の持ってる魅力をそのままキープして展開させているので、楽曲としての一貫性にブレはない。ハッシュタグを辿ると早速「これは移調や転調ではない」旨を指摘する呟きに辿り着くが、用語用法の是非はそれとしてこれらは重要な点だろう。奇を衒ったというよりは、歌詞のテーマに沿った順当な内容ではあるのだ。事前にそれを予想するのは全く不可能であるとはいえ、一度以上聴いた後なら徐々に合点がいくかなと思う。

なので、「こんなことになってたの!?」という驚きはありつつも「何が何だかわからない」ということまではあんまりなかった。「こんな曲を作れる頭脳だなんて何が何だかわからない」とは思うけれども、曲の持つメッセージは明解だ。そこらへんは追々触れていこう。


『プラチナもダイヤモンドも
 アンドロメダも勝負にならぬ』

それにしてもこの歌詞な。今後再生回数でRIAJに「ゴールド認定」(5000万回再生)されるとこまではそのものの曲名と歌詞に擬えて素直に称賛していけるけど、そこから先、「プラチナ認定」(1億回再生)や「ダイヤモンド認定」(5億回再生)に辿り着いた時に気まずくならないんでしょーかね? 「こんな奇天烈な曲がそんなに再生されることなんてないってば!」って意味だとしたらちょっと笑みを浮かべてしまうわさ。さてどこまで人気が出るですかな?

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ふぅ。自分の場合、「宇多田ヒカルの新曲を不安と期待に胸膨らませて待ち望む」のを始めたのは1999年11月発売の4thシングル『Addicted To You』以来だから24年近く、述べ20曲以上に及ぶのだが(曲数を数えてみようと思ったんだけどアルバム先行解禁の『プレイ・ポール』とかはどうカウントすんべ?とか悩ましいのでやや曖昧なままに)、それでも慣れないというか、未だに期待度が凄い。なんだか毎回明日が初デートみたいな気分。

実際、作ってるヒカルさん自身が毎回曲作りの度に命を与えているようなもので、子育てに近いからこそ自分から巣立っていけばもう聴かないんだろうね。私が出来ることは総てやったからあとは貴方の力で生きなさい、っていう。毎回曲作りとは転生であり再生であるから、歌詞のテーマも転生や再生が目につく。

恐らく今回も、まだワンコーラスしか詳らかになってはいないが、どこかにワンフレーズ転生や再生を思わせる歌詞が出てくるかと思われる。それ以前にタイトルの『~また逢う日まで~』の部分からして「いつか生まれ変わったら」に読み替え可能なんだしな。


ここ前日に到るまで、はてさてタイアップ相手の「キングダム」シリーズの原作をチェックすべきかどうかと逡巡し、結局別に知る必要は無さそうだということでかの漫画の情報は入れずに来ている私め。結局、宇多田ヒカルの新曲にいちばん関心があるのだ(わかりきったことかもしれませんが)。キングダム・シリーズ前2作は間違いなく素晴らしい出来で、きっと今や数少ないアニメと遜色ないクォリティの実写邦画のうちのひとつなのだろうが、宇多田ヒカルは唯一無二過ぎる。較べようがない。

なのでこのあと、明日の映画封切りを待たずに日付を跨ぐと同時に新曲をチェックする事になるかと思う。今回は徐々に音を大きくしていく予定なんですよ。まず普通の音源をダウンロードして聴く。そして次にハイレゾ音源で聴いてみる。更に明日夜に通常の銀幕の大音量でエンディング・テーマ曲として堪能し、そしてタイミングが合えば最後はIMAXで鑑賞しようかなと。なので「もう一度観たい」と思える映画になってる事を祈っている。「エンドロールが始まる頃に初めて席に着こうか」とかも考えたけど、途中入場制限とかもあるかもしれないから一応最初から居よう…(何言ってんだか)。

24年間新曲を毎回不安と期待を胸に待ってきたとは言ったが、今や不安の要素は殆ど無い。間違いなくキングダム・ファンの多くが主題歌を絶賛してくれるだろうし(もう言っておこう、褒めてくれてどうもありがとうございますこちらとしても嬉しいです)、ワンコーラスで既に満足している当方としては楽曲全体の出来に不安の抱きようも無い。たとえ途中からデスメタルになってても…いやそれ俺の場合テンション上がるヤツやんけ(笑)。兎に角、24年前との違いはその年月で積み上げてきた信頼感の分厚さってことだわね。

もしそれでも不安を語るなら、今回のレコーディングでは滞りなく声は出ていたのだろうかというメンタル&フィジカルな心配だろうか。その懸念は確かに常にある。『Beautiful World (Da Capo Version)』の少年声は本人随分不安だったようだし、『Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios 2022』では筆談に頼るほど声が出なくなっていた。そういうトラブルに対する不安ならいつもある。ただ、勿論ワンコーラスで聴けるとおりその絶品の歌唱力は健在なので、結果はオーライなのだろう。

ふぅ。こんな感じで、息を整えて、解禁を待つとします。停電とか地震とかにも気を配りつつ、ね。あーいい歌だ。ホントにいい歌だわ。

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昨日の夜からずっとそわそわそわそわそわそわそわそわしている。もうちょっとで新曲発売かぁ。嬉しいなぁ。生きててよかったなぁ。夜まで気を抜かずに生き残ろう。

こういうそわそわタイムはちょっと違う話題にして気を落ち着かせるとする。『Gold~』に関してはあとは聴くだけなんだしっ。

昨夜座長のツイートで気がついたのだが、目下日本にロンドンのアシッドジャグバンド、インコグニートのリーダーであるブルーイのプロジェクト、シトラス・サンが来日滞在中とのこと。宇多田の新曲!とか騒ぎ過ぎててすっかりうっかり見落としていたわ。

https://twitter.com/zacho_t/status/1684210615630417920

インコグニート/シトラス・サンといえば、『Fantome』にそのメンバーであるフランシス・ヒルトンが参加してる事でも有名で…って別に有名ではないか、兎も角、そんな御縁があるのよ。

【宇多田ヒカルとインコグニートの邂逅 ~『Fantôme』に参加した海外ミュージシャンたち~】
https://note.com/dp_r24blues/n/n1e83b3cf25a8

なので仮に。仮に今ヒカルが日本に滞在してるとしたら、シトラス・サンのメンバー達に挨拶をしにブルーノート東京を表敬訪問していたとしても全然おかしくはない。嗚呼、今夜も公演あるのね。なら今夜来ていてもおかしくはない。そんなん地元のロンドンで幾らでも会えるやんかとも思うが、旅先に知人が来てるんならちょっと顔でも会わせようかってなっても何ら不思議じゃないからね。

いや、でも今日本に居るのだろうかね? 来週月曜日にTBS生出演を控えてるからそれなら居てはるかもしれんが、いやそうなると…ええっと、もしかして日本はこの週末から夏フェスの季節に突入するのではありませんか? 毎年恒例まずは明日のフジロックからだよねぇ。昨年、


『フジロック行きたかったな〜』

『これでもまだフラグなんじゃないかとか言ってるからはっきり言います、今年はフジロックに出演ありません😅いつか出られたら…と妄想しております』

https://twilog.togetter.com/utadahikaru/date-220727/asc


とヒカルが呟いたのは記憶に新しい。これがちょうど1年前の今日。『行きたかった』けど『今年は』『出演ありません』『いつか出られたら』と。ならばその『いつか』が今年でない保証は無いよね?……と、言いたいところだがフジロックにシークレットで出演するには余りにもビッグネーム過ぎるのよな宇多田ヒカルは。特に警備上の問題はキツそう。なので最低限直前にはアナウンスがあるかと思うので流石に今年も無さそうではある。

だけどこれ以降のフェスについてはわかんないわよね。新曲発売にばかり気が向いてるけど、いつヒカルが(地球上の)どこのフェスに出るかなんて事前にはわかったものではないことは昨年のコーチェラ出演で思い知らされたので、うむ、毎日何が起こっても動じないように気を確かに持って(?)着実に過ごすことと致しましょう。嗚呼、宇多田ヒカルの新曲がいよいよ発売になるのかぁぁぁ(譫言のように)。

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音源はもうワンコーラス公開されてるんだからMVもワンコーラス公開しちゃえばいいのに…とついついがめつくなってしまうけど、フルコーラス解禁まで30時間を切ったのだからもうそんなに焦らなくてもいいんだよあんた(笑)。

んでこの、「楽曲と映画が同日解禁」ていうスケジュールって過去2作とは違ってるんだね。ONE OK ROCKはMVが映画公開2ヶ月前にはもう解禁されていたようだし、Mr.Childrenも一ヶ月以上早く主題歌が出ていたようで。んで映画公開と同時に映画の映像をフィーチャーしたスペシャルPVをリリースしたと、こういう段取りになっていたらしい。

となると、これって明後日にはヒカルの場合アーティストMVとスペシャルPVが同時に公開されたりしないかな…? 再生回数が割れちゃうか。だったらスペシャルPVがあるとしても、一ヶ月くらい後かな。

かつて2007年の『Beautiful World』はアーティストMVを作らずに年間Top20の大ヒットを記録した。当時はまだYouTubeが出来たばかり(1年とちょっと?)だったのでネットでのPVの重要性は今ほどではなかったのだけど、今から振り返ると作っておいたらよかったのになと思ってしまう。エヴァをフィーチャーしたショートバージョンが随分後になってからアップロードされたけど、やっぱり音源リリースと同時でないと初動のインパクトは生み出せないわよね。

という訳で、自分は、『Beautiful World』と『誰にも言わない』に抱いている「ビデオ作っときゃよかったのに」という後悔の念?をこの『Gold ~また逢う日まで~』が払拭してくれるのではないかと期待している。過去は変えられないけれど今後に活かすことは出来るからね。MV作っといてくれて本当によかったと、今回ばかりは後から満足して振り返っていたいのですわ。

あとはYouTubeさんに、高画質だけでなく、音質もハイレゾ対応して欲しいなと贅沢を言ってあと1日待つことにしますかな。もうここまで来たら呼吸を整えるだけですよ。明日一日は気もそぞろに過ごします(笑)。

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前に「複数のアプリを串刺しに出来るアプリがあったらな」と書いたが世にはActivityPubとかいうプロトコルがあるらしく。全然知らんかった。検索してみると…ふむ、まだ素人が何か出来る段階では無さそうね。暫く傍観モードで。

んでも、複数のアプリを一括管理できるようになったら、いちばん欲しいのは情報の取得そのものより「不要な情報を破棄する手続き」だったりするのよね。インターネット以前以後で大きく変わったのがそこで、以前は情報は兎に角得てから取捨選択価値判断すればよかったのが、今や情報取得のコストが非常に低くなった事で、そもそも情報取得自体が全体の工程の中でボトルネックになりがちだ。油断するとすぐに入力量がキャパ超えちゃう。だから例えば、Twitter…って、そう呼ばなくなったんだっけ、Twitter単独で考えても(Xって言い直さへんのかい!w)、自分がふぁぼったツイートとAI(って言ってるけど要は広範学習機能搭載の計算機だわね)を連動させて、ふぁぼついに近いツイートをオススメしてくれるようになるとか(今も近いことやってる筈なんだけどねぇ…)。そういうのを更に複数のアプリを横断して出来るようになったらなと。


…だなんていうややこしいことを考えてる時に、情報量を厳選された『Gold ~また逢う日まで~』のトラックを耳にするとまぁ何とも風通しのいいことで。ボカロ世代YouTube世代の、バラードですらアイデアを詰め込むトラックが幅を利かせる中でこういう出汁だけで出来た「おすまし」な逸品を味わうと最早逆に新鮮でな。

こういうこの曲の(少なくともワンコーラスまでの)良さをアピールするのにタイアップ相手が「暑苦しい漫画の代表格」を原作にする戦争映画ってのが、いやこれ曲のアピール的にミスマッチなんじゃないの?という思いもあったりで前回他のタイアップも検討して欲しい的な事を書いた訳だけど、折角この真夏の暑さ極まる中でリリースするのだからこの曲が運んでくる涼しさってかなり需要があるような。宇多田ヒカルってエモーショナルに歌ってもくどくならない声質を持っていて、そこは母親には無い独特の特質だと思うのだけど、その魅力って今まであんまりシングル曲でアピールしてこなかったから今回は結構いい機会になるのではないかなと。『はやとちり』とか『サングラス』とか『WINGS』とか『残り香』とかね。寧ろシンガーとしての“本領発揮”ってこういう曲なんじゃないかな。『燃え盛る業火』なんて歌詞まで出てくる『あなた』とコンセプトは共通しながらも押しの強くない、次から次にやってくるプッシュ通知のように煩わしくない(笑)この歌声が真夏の暑さに疲れた心と身体を癒す時が来るまであと2日足らずでございますのよ皆々様方っ。

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この2週間映画のトレイラーで『Gold ~また逢う日まで~』のワンコーラスを幾度となく堪能してきたが、こうやってMVのSPOTが公開された事で視覚的に整理されたというか目ぇ瞑らなくてよくなりそうというか(笑)、タイアップと無関係にこの曲を堪能できるターンがいよいよ来たんだなと。もうあと3日でフル配信だけども!

ただ、発売後も基本15秒CMはこのSPOTになるのだろうか? 若い人に向けては地味過ぎやしませんか? そんなことない?

私としてはワンコーラスだけで既に大変気に入りつつ「まーこれだけだと大して売れんだろ」とも思っていてそこらへんの距離の取り方が伝わってるかどうかはわからないけどつまり大ヒットは期待してないのね。そういう意味では『誰にも言わない』の時にちょっと近いんだわ。曲調が似てる似てないの話ではなくて、売上目線で見たときの話ね。

もしかしたら、フルで聴いたら又全然違う感想になるのかもしれないけれど、SPOTが流れてきて印象に残らなかった曲のフルをわざわざ自分から聴きに行くかというと、行かないんじゃないですかねぇ。そういう意味では、掴みは弱いというか無いというか。

ただ、MV映像に関して言えば「え?今の宇多田ヒカルだよね?」的な引きの強さは結構あるんじゃないかなとも思ったりも。ベリーショートでモコモコで、SACKYだったら十中八九「どやさどやさやん!」てツッコむこと間違い無しの奇抜なアピアランス。なのに自信たっぷりの表情でさ。あれだわ、パリコレでへんちくりん極まりない衣裳を着こなすスーパーモデルのような。着こなしって見た目のスタイルじゃないんですね、内面から滲み出る自信のことなんですねと悟りを開かせて貰えるような最後の流し目の妖艶さときたらもう(目を眇めてるだけとも言いますが)(って唐突にMVの話に戻しとるんか)。そういう意味では、MVの引きで地味な曲の再生回数が増えたりしたら嬉しいしちょっと新しい展開かもねと。パイセンがパリでキャッチされてたのもこの為の伏線だったのかな!?(違いますよね)

(…そう考えたら『誰にも言わない』もMV作ってたら知名度違ったのかもねともう3年以上前の事なのに回顧してみたり。いや今更なんだけどもね。)

なのでこの曲、「キングダム 運命の炎」とのタイアップだけで終わらせるのは勿体ないんじゃないかなと。アイスダンスとかフィギュアスケートとかそういうのにも合いそうだし、美術展のテーマソングなんかも相応しい。勿論CMソングになりそうなモノ幾つもの思い浮かぶ。今までトレイラーで流れててこの週末からは映画館の映画の終局で流れてと、まずはそこのイメージで語られるだろうこと(及びあまりのフィット具合を絶賛されるであろうこと)は容易に予想できるのだけど、そこから後はこの曲独自の魅力を前面に出すセカンド・プロモーション・フェイズが始まったら嬉しいわね。パッと聴き地味な分、その味わい深さになかなか辿り着いて貰えない所をヴィジュアル・イメージで補助していけるくらいに、そう、今のヒカルパイセンは美しい。『40代はいろいろ♫』ってホントにヒカルパイセン自身の魅力を多面的にいろいろとアピールしていく10年になっていきそう。嬉しいすなぁ。

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ほいでTwitterがXに変わったんだと。名称変更とのことだが、URLのリダイレクトは恒久的にやってくれるんだろうかねぇ。まさかURLかまtwitter.comのまんまってこたないだろう。今まで張りまくってきた個別ツイートへのリンクがある日突然使えなくなるとなるといやIT国際司法裁判所なんてものがこの世に存在してたら訴えられる案件だわね。

そもそも某氏の思想はTwitterの設計思想と相反するものでな。彼は圧倒的な成功を保守する為に格差を固定化したがっているようなので、Twitterの、「有名人もそうでない人もフラットに平場で言い合える」という最大の特性は潰したくて仕方がなかったのだろう。自由闊達な議論や機会平等、差別の根絶などされては自身の成功が危うくなるからねぇ。まぁ勿論人の心の内の本当が何なのかはわからない。彼の普段のツイートを見ての感想だ。あれを他の人が代筆してるとかだったらもう何も知らないわ。

そんな彼の思想とヒカルのウマが合う筈もなく。ここまで彼のカラーを出されてくると流石に使いたくなくなってきてるのではないかと思う一方、情報提供の窓口としては現実として今でもしっかり機能しているので離れたくても離れられないといった所ではないか、と推測する。

そう考えるとこの間の「花粉症と喘息」ツイートなどは、Twitterがまだ機能しているかどうかも測りたかったのかなとか勘繰りたくなってくるね。リプライやリツイートの雰囲気を読み取りつつ、今後もああいった問題提起をしながら様子を見ていくかもしれない。

まーそもそも、消息確認についてはもう何年も前からInstagramの足下投稿が主体になっているので、Twitterが疎かになってもそこまで問題でもないかもしれないわね。Threadsがハッシュタグを実装するのを待ってみるべき、かな。

Twitterを辞める時も、別に宣言する必要もなければましてやアカウントを消す必要もない。何も呟かなくなればいいだけなのだ。勿論、某氏が常軌を逸した行動を取って彼の支配下にあるサービスそのものがまずいってことになるんなら表だって撤退すべきだけど流石にそこまでではないと…思いたいとこだね…。

んでこちらとしては、そもそもTwitterを使い始める動機の大きな1つが「間違いなくHikkiはTwitterをするだろう」と予測した事だったので、ヒカルが居なくなるならそんなに未練はない。各公式の情報を収集できればそれでいい…ってそれすら機能しなくなるかもしれないなぁ。当初の楽観論を見事に打ち砕いて順調に評判を落としている現在のTwitter、実際はそんなに使い勝手はまだまだ変わってないのだけど、名称変更とかで人が離れていったらそれは様子が変わっていくだろうね。勿論、このままダラダラと次の10年も使ってるかもしんないけども。厄介な事になってて困ったものですね、ハイ。

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今朝(前回)「GoldのMVどうなっとんねん?」と因縁つけたらMVの15秒SPOTが公開になった。生意気言ってすんませんでしたっ!(音速の掌返し)

てことで、麗しい~~~~~っ! 正直ヒカルさんがここまで短い前髪が似合うとは思ってなくってだな。すいません好みです堪りません。なんだろう、バッチリキマっています。もう歌声聞こえてるんだから後出し感想にしかならないが、このアピアランスのお陰で余計に『Gold~』の完成度の高さが確信できるというもの。何もかもが良いプロジェクトだわこれ。

15秒だけだが流れてきたのはあの白いモコモコ。このままコラボカフェやったら間違いなくメイン・メニューは「メレンゲたっぷり・ホワイトロコモコ」になるだろうね! 何に因んでなくても美味しそうなメニューだし! 普通は目玉焼きとかなんだろうけどそこにふわっふわのメレンゲがですね…まぁいいかその話は(笑)。

どうやらMVはスタジオでの撮影のようで、となると『Forevermore』に近い路線のコンセプトになるのかもしれない。今のところコンテンポラリー・ダンスが踊られるような曲調にはなっていないが、こればっかりはフルコーラスを聴いてみてからでないとな。

そして、え、1週間後にTBSの「CDTV LIVE」に生出演するですって!? この白いモコモコを着て出るのだろうか…また日本に持ってくるの大変だろうに…ってそうそう、ヒカルさん1月に今年の夏は来日する旨告げていたので随分早い段階でテレビ出演が決まっていたのね…と、思いかけるところだが、これはきっと話の順序が逆で、他にメインの来日目的があって、レコード会社が「この時期宇多田ヒカルが日本に居るんだけどどうですか? あ、緑黄色社会もね。」みたいな話を持っていって決まったのではないかなと。なので「2023年夏・日本の宇多田ヒカル」はこの1回のテレビ出演以外にも何か仕掛けてくる可能性が高い。次の新曲のレコーディングとかだと告知自体はずっと先かもしれませんがね。取り敢えず表参道のシークレット・ライブは昨年の今頃(2022/7/21)だったので、ここらへんからいつも以上にアンテナ強く張っときましょ。


ただここで気になるのが昨日のInstagram。


『@kuma_power : レアな未使用品に遭遇🩹✨いい一日だみんなも良い一日を🧟‍♀️
Came across a rare unused one🩹✨It’s a good day! Wish everyone a good one too.』
https://www.instagram.com/p/CvCuJilM1qx/


みんなのツイートによると昨日の日本時間20時頃に投稿されたようで。「よい1日を!」って、残り4時間とかで言うか? ロンドンだとしても12時で…まぁそれくらいなら言うか。私なら「よい午後を!」って言うけどね。なのでこの台詞がしっくりくるとしたらこの時点でまだ午前中のアメリカしかない。ロスだと早過ぎるのでやっぱりNYかな。

でもねぇ、写真の絆創膏が日本製に見えるような見えないような。うーむ、今回の写真とメッセージはシンプルなだけに謎が深いぜ。


ということで今現在ヒカルパイセンがどこに居るんだかすっかりさっぱりわかりませんし、CDTV LIVEも衛星中継やVTR出演という手がある筈なので、居場所とかそんなことは気にせずここからの怒濤のプロモーション・ラッシュを全身で浴びて恍惚に浸ると致しましょうか。にしてもかわいいな動くヒカルパイセンは…。(何回リピートすんねん15秒SPOT...)

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うぉぉ、もう今週中には『Gold ~また逢う日まで~』のフルコーラスが解禁されるのか。首を長くして待ちくたびれたような、あっという間だったような、何やら不思議な気分だが、あと4回も眠れば聴けるかと思うともぞもぞむずむずするなぁ。

過去に何十回とこうやって「新曲発表」に立ち合ってきたけど、未だに慣れないというかいやある意味慣れ切ってるというか、「次はどんな曲が来るのやら??」っていう未知のものへの期待感、変わらないわ。昔は「オフィシャルで試聴音源配信」からの「ラジオで一足早くフルコーラス解禁」みたいな流れでホップステップジャンプだったのが、今や即日深夜零時配信に向けてオフィシャルがどう小出しにしてくるかというのが焦点になっている。今回は50秒、80秒と2回の公開を経てのフル解禁。こういうことを記しておくのも後学の助けになるだろう。

後は楽曲の特質次第だが、ヒカルの『早くフルで聞いて欲しいな👩🏻‍🏫』発言から察するに相当の自信と、毎度お馴染みの悪戯心というか茶目っ気というか、フルコーラスを聴いた時に驚かせる何かがしっかりと込められているのは察せられるのでここは素直に驚く準備をしておこう。

昨週末に全国SONYストアでの映画「キングダム 運命の炎」の公開記念展開催のお知らせがあった。そこで『Gold~』のハイレゾ音源も聴けるという。この期に及んで音源のみのアナウンスというのはどういうことだろう? 映画の方は衣裳展示とかもあるんだからこっちもミュージック・ビデオを持ち込んで欲しいところなのだが、あクマで主役は映画なのだからストア内のスクリーンでは映画のトレーラーを流すということか。つまり、配信解禁からやや暫く置いてからの宇多田側MV解禁という流れなのだろうか。

Instagramのある投稿である人が『Gold~』のMVディレクターなのでは?という記述があったようだが、その情報はフライングなのかどうか判断が難しい。何しろ当人たちだからリークとかではないしな。まぁうちらファンの間で話題にする程度なら大丈夫というか、私も各MVのディレクターの名前を総て言えって言われても言えないもんなぁ。なのでそこまで気にする事でもないか。寧ろ我々にとって大事なのは『Gold~』のMVの存在がほぼ確定した、ってその事実の方よね。

やっぱり、動画によって新曲をYouTubeから無料でアクセス出来るかどうかは大きい。今や昔ならブログに書くような内容も動画でYouTubeに載せるようになってるからねぇ。考察系とか旅日記とかもう動画が基本。YouTubeがコンテンツのハブやポータルになっているような。勿論音楽にはSpotifyやAppleのようなサブスクもあるのだが、スマホ取り出してまずアクセスされるのはYouTubeの方なのかなぁと。

とはいえ今回は既に映画のトレイラーでワンコーラス聴けるし、まずショート動画に誘導される今のフォーマットだとフルコーラスは特に必要とされてなかったりするので、今週に限っていえばサブスクが主役かな。

アクティブユーザー激減が伝えられるThreadsも、動画の扱いによってはまた活発になるだろうがそうなると本体のInstagramとの使い分け&差別化が難しくなる。そこらへんのバランスのとれたサービスが提供されるなら、ミュージシャンによる動画参入も展望が拓けるし、そうなってからヒカルが加わっても面白いわね。

泣いても笑ってもあと4日。なのでこの暑さにはくれぐれも気をつけてなるべく健康にその日をお迎え致しましょうね皆々さま方。にしても暑いな今日も。

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ワンコーラスですっかり満足してしまってる『Gold~』と私だが、この曲があんなシンプルなままでフルコーラスを終えるはずがない。私としては終えてくれても全然いいんだけど、ヒカルのこの台詞がそれを全く許さないのだ。

『また @agcook404 と一緒にプロデュース、早くフルで届けたいな🤗』
https://www.instagram.com/reel/Cufo_y8tKcM/

そう、あのA.G.クック、アレクサンダー・ガイ・クックとまたもや共同プロデュースなのである。これでただのトラックで済むはずがない。にしても4月4日生まれでもないのに404って“I'm not found"ってことなのかな? それはさておき。

A.G.Cookといえば、『One Last Kiss』と『君に夢中』という「宇多田ヒカル1億回再生コンビ」(最近『First Love』が加わってトリオになったけれども)をヒカルと共にプロデュースしてくれたミュージシャンだ。また、海外の『BADモード』のアルバム・レビューで「この曲さえ無ければ」と叩かれていた『Face My Fears』に見事なリミックスを施し同アルバムの大トリを堂々と飾った、あの『Face My Fears (A.G. Cook Remix)』の制作者でもある。そのサウンドセンスに一度触れれば虜になること請け合いの、柔らかさとヒンヤリ感を併せ持った音作り、本当に癖になってしょうがない。

そう、そんな彼が関わったのだ。『Gold ~また逢う日まで~』が何もなく終われる訳がない。『One Last Kiss』は楽曲後半に緩急巧みな展開を見せていくし、『君に夢中』はメロディと歌詞の嫋やかさにあるまじきゴリゴリの低音が敷き詰められている。普通のセンスでは測れないアイデアが、彼との共同プロデュースというのだから其処彼処に鏤められていると考えて差し支えないだろう。

なお、みるからに天才な彼であるが、ヒカルに渡した『One Last Kiss』の完パケトラックにベースラインをまるごと入れ忘れたのもまた彼なのだ。謂わば料理屋でお味噌汁を出すときにお出汁を入れ忘れるようなもので、そんな「ありえないミス」もするお茶目さんでもある訳だが、問題なのはそれをヒカルが

『うっかりミス的な、ミスから何かいいことが、ミスがいいことに繋がるっていうことがよくあるんですけど、それのいい例』

と語っている点だ。つまり、彼もまたヒカルと同じく「セレンディピティの才能」の持ち主なのである。ドジを踏んでも作品のクォリティに貢献してしまうそういう天才肌の職人さん。今映画のトレイラーから聞こえてきているワンコーラスにはそういった“マジック”の類が見当たらない。つまりやはりそこはフルコーラスを聴いてから、ということなのだろう。ヒカルが上記の通り『早くフルで届けたいな🤗』と願うのも無理はないのだ。その名の通り、ヒカル作詞作曲の楽曲をA.G. Cookがどのように"料理"してきているのか、本当に楽しみでならないぞ私は。(音楽的に)お腹を空かせて待ってるぜコックさん?いやさクックさん!

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アイドル声優へのストーキング行為で逮捕者が出たニュースを受けて
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230720/k10014136451000.html
各媒体が改めて注意喚起を行っている。その中にこういうツイートがあった。

@MachicoOfficial : 【注意喚起②】
いつもMachicoを応援いただき有難うございます。
SNS上の写真等から場所などを特定する行為が複数確認されております。プライベートを詮索するなどの行為はおやめください。
場合よっては法的対応をとらざるを得ない状況となります。
節度を守っての応援をお願いいたします。(STAFF)
posted at 2023/7/20 18:00
https://twitter.com/MachicoOfficial/status/1681952118436167680

この文の中の「法的対応」という4文字について総ツッコミが入っている。確かに、このツイートを素直に読むと

「SNS上の写真等から場所などを特定する行為」

に対して

「法的対応」を取る

と解釈してしまうわね。恐らく執筆者の意図は「場合よっては」(原文ママ)の中に「特定した住所に赴く行為」等を含意している、ということなのだろうけれども。何しろ、不特定多数に対して公開した写真の撮影場所を割り出す行為を取り締まる法律や条例などはこの国には無いのだから。(少なくとも私の知る限りに於いては)

こちらのアカウントはTwitter Blueではないので140字に収めようとしてこのように雑な表現になったのであろうが、受取手の方は「オフィシャルが特定行為にNG出した!」と解釈しがちになり、正直かなり危うい事態を招く。アイドルやアーティストに関連する事物を特定する行為となると、宇多田ヒカルファンだって長年やっているのだからねぇ。


ここはちゃんと問題を整理しておかなくてはね。


・「SNS上の写真等から場所などを特定する行為」に違法性はない

・法には触れないけど、しかし、「特定した住所をSNS等で大きく拡散する行為」はマナー違反に問われる可能性はある。自宅などは特にね。

・衣服や楽器などの所有物の特定は寧ろ該当メーカーに喜ばれるまであるからどうかご遠慮なく。

…といった所だろうか。

ヒカルの場合自分から「家から30分ほど歩いてカムデンまで」とか発言しちゃってるので大凡の住所は割れてしまっていたりしそうだけれど、だからといってそこからグーグルアースなんかで特定した住所を明記して写真を添付して大きく拡散したら「そりゃお前やり過ぎだわ」ってなるかんね。単なる「徒歩30分圏内」に留めておく事との差異には大いに意識的にならないといけない。

なのでこれは確かに「程度問題」ではあるのだが、こういうケースに遭遇した時に取るべき大事な基準は

「その情報が拡散されたアーティスト自身が何か嫌な思いをする可能性があるかどうか」

である。思い遣りの精神、ってやつだね。自分自身の「知りたい」という欲求に従って行動するのはどんどんやればいいけれど、そこで得られた情報を広く拡散したり、その情報に基づいて何か行動を起こそうという際には一旦

「相手の立場に立ってみる」

というステップを忘れずに踏むことが肝要だ。なんだかんだで、ひとりひとりの意識付けが必要な事なんですよ、えぇ。という訳で特定班の皆様におかれましては、今後も従来通りのご活躍を祈念致しております<(_ _)>(←これが言いたかった)

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