無意識日記
宇多田光 word:i_
 



昨夜は今年最後の満月ということでお月様の話題が増えていたけど、今のところ『くまちゃんのクリスマス'23』に対して月齢警察さん来てないみたいで安堵中。「クリスマスの時季に三日月なんて出てませんよ!」とか言いに来た人が居ないって事ね。早い段階で触れてたら藪蛇になってたろうからこのタイミングで言う私でした。

でも、ヒカルが将来小説家になるつもりもあるんなら、こういうのは気にしておいていいかもしれないな。世の中の校正さんの中には、作家の初稿を読んでやれ何某鉄道のこの位置からでは富士山は見えないだとか日付と星座の描写が合わないだとか、リアル系の文章に対してツッコミを入れてくる人もいらっしゃるらしいのでね。そんな優秀な人に校正して貰いたいもんだなヒカルの原稿も。

今回は絵本のくまちゃん4コマってことでリアリティは気にしなくてよかったね。


さてさて、それはいいとして。


レギュラーの無意識日記の更新は今回が今年ラストになるかな? ひとまず、読者の皆々様方には大変お世話になりましたm(_ _)m 読んでくれて嬉しかったです。来年もよろしくね(*⌒▽⌒*)


という挨拶をしつつ、目下の興味に集中しようか。とりあえず、3日後にはヒカルの最近影が見られるということでテンションが上がっているのだけど、CNNさんよ、このタイミングのインタビューで、一体全体何を訊いたの?

うちらが今ヒカルに訊きたいのは、まずベストアルバム&全国ツアーの『SCIENCE FICTION』の事と、次に年明け早々に解禁になる「君が心をくれたから」の書き下ろし主題歌について、だ。しかしアトランタで制作してるCNNインターナショナルにとって、日本国内ツアーにはそんなに関心が無いだろうし、もちろんNetflixとかで配信されるわけでもない日本国内放送のテレビドラマについて興味があるわけでもないだろう。となると、デビュー25周年で初のベストアルバムを出すんですね位しか言うことがない。ところが、上述の通りベストアルバムは名前が同じのツアーと明らかに連動しているだろうし、新曲がベストアルバムに入るかどうかもまた新たな関心事だから、話がベストアルバムだけで閉じようがないんだよね。一体何を訊いたのだろう?

となると、今現在の(来年の)活動とか全然関係ない話になってたりするのだろうか? ロンドンの中心部でシングルマザーが半分在宅ワークな子育てをするにあたってどんなご苦労や楽しみがありますが?みたいなこと訊いてたりしてな。…それはそれでいいか。貴重なインタビューになりそうだ。

他には、キングダムハーツシリーズとの関わりの話とか…案外少ないよね。海外だといちばん知名度高いのはキンハ主題歌を歌ってる歌手ってとこだろうし。アジア圏ではJ-pop Queenとしての認知度が高そうだけど。

てことで、3日後のCNNインタビューがどうなっているのか皆目見当がつきません。大晦日の夜を、そわそわいそいそお待ちすると致しましょうかね。いい冬休みになりそうです。

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ふぅ、CNNがややこしかったり予約投稿ミスってたりでなんとなく慌ただしいので一旦落ち着こう。独りでアタフタしてるだけなんだけどそこは師走のせいにしておきたい。うむ、年末は忙しいな!

さて、なんだかんだで面倒なCNNインターナショナルへの出演だが、これはこれでよかったと思ってる。もしこれが「地上波で紅白歌合戦の裏番組に出演」だったりしたら何というか目も当てられないというか。いやま、あの時間帯にヒカルが出れる裏番組無いけどね。テレビ東京に出演して「宇多田ヒカル、藤圭子の持ち歌を歌う」みたいなことでもない限り。…そんなんされたらどれくらい視聴率稼いでくれるか興味あるな…。(カバーアルバム所望してた人の騒動は総スルーしとくけども)

大晦日でのメディア出演が日本ではCS/CATVってのはちょうどいいというか無難でいいなと。恐らく、(油断は出来ないものの)インタビュー動画はもう撮り終わっていて(でないと写真撮れないよね)後はそれを流すだけで、なんだったら当日その時間にヒカル本人が実況してもいいくらいなんだけど、インタビューの本人実況ってかなりシュールか!? 補足説明とかカットされた部分の補完とかそういうのは期待したいんだけどね。

他方日本以外の国からだと、多分だけどCNNインターナショナルはオンラインストリーミングで視聴出来るようなので、海外の宇多田ファンは気軽にそちらを観ればいい。無料チャンネルという意識なら後からYouTubeに切り出し動画が掲載されても不思議じゃないんだけど、それをアテにして後から悔いるのも違うのかなと。でも、仮に英語で喋ってるなら日本語訳字幕がつくと見易いかぁ…。

てことで、自分含め、慌ただしい年末の夜にヒカルさんの最新映像が観れるチャンスを皆さんが無事にものにすることを願っていますよっと。私は今日で仕事納めであります。

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さてさて、大晦日テレビ出演の続報、どうなった?

まずは、ほうほう、@Hikki_Staff がCNNjの該当ツイートをリツイートしたとな。12:00:10とはまた狙ったのかどうか微妙な時刻だな。取り敢えず「把握してます」っていうメッセージとして受け取るべきか。所属アーティストがテレビのインタビューに出演してレコード会社が把握してないってことはないわよね。もしかして裏で何かバタバタしてる? 大丈夫?…と思ってたらつい先程@Hikki_Staffからツイートがあったようで。英文だから日本以外のエリアに向けてのメッセージだな。

「You can watch Hikaru in New Year’s Eve special on CNN International sometime between 8am ET – 9am ET, December 31. (Schedule is subject to change)」
https://twitter.com/hikki_staff/status/1739951127352029312

勝手に訳すと、

「CNNインターナショナルの大晦日スペシャルでヒカルが観れるよ! 12/31の東部時間午前8時~9時の間のどこかで登場する予定だけど、内容変更・時間変更があるかもしれないから(注意してね)!」

ってことだね。なんでインターナショナルなのに標準時じゃなくてアメリカ東部時間なんだ?と思ったらCNNインターナショナルってアトランタで制作・発信してるらしいわ。アトランタはアメリカの南東部の都市だわね。

んでこの英文ツイートは、その前にCNNjから呟かれてたのとほぼ同じ内容になるな。時差が14時間だから、アトランタで8~9時は日本で22~23時になるわけだ。


「#宇多田ヒカル インタビューは31日21時45分~の CNNj 「2024年ニューイヤーズ・ライブ特番」にて、22時-23時の枠内でのOAを予定しています。
※放送時間・内容は変更になる可能性があります。※CNN U.S.での放送はありません。」
https://twitter.com/jctv_pr/status/1739877321577013718


この最後の「※CNN U.S.での放送はありません。」が結構大事で、ややこしいんだけど、CNNjってのはCNNインターナショナルを日本向けに放送するチャンネルなんだけど、CNN U.S.(CNN USA)ってのはCNNインターナショナルをアメリカ向けに放送するチャンネル“ではなく”、全く別のチャンネルになるらしい。同じ番組を放送する事もあるようだけど、今回の大晦日スペシャルはCNN USAでは放送しないってことだね。

で、動画配信サイトのHuluで配信してるのがそのCNN USAなので、今回のニュースを聴いて「俺Hulu入ってるからCNN観れるぞ!」とかって勘違いしちゃわないようにね、ってそんな話なのでした。



で、そのCNNjを視聴する方法が2つあるのだとさ。

・テレビで視聴する
・パソコン、スマートフォン、タブレットで視聴する

の2つ。前者はとにかく「衛星アンテナつけろ、ケーブルテレビを引け」ということで、年末の今から間に合うかどうかは知らない。そして後者に関しては「CNNjは月額990円(税込)」と書いてあるからパソコンやスマートフォン、タブレットとインターネット契約さえあればCNNjが観れるってことかな?

取り敢えずSPOOX(旧スカパー!オンデマンド)のリンク置いとくね。
https://spoox.skyperfectv.co.jp/channels/63#canvas

CNNインターナショナル自体はオンラインで配信はしてるんだけど、「あなたの地域ではご利用になれまへん」て言われた。日本では観れないらしい。大人しく有料チャンネルと契約しなさいってこったな。くれぐれも“VPN”とかっていうワードを検索しないようになっ。



ふぅ、、、なんだか、色々と面倒臭いなぁ…。アナログのAMラジオみたいに、スイッチ入れたら瞬時に放送が聴ける&観れるようにならないかしらん。radikoの遅延ですらもどかしい人間に、今回の放送形態は煩わし過ぎますねん…。それでもやっぱり、ヒカルパイセンの御尊顔を堪能したいので!

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なんやようわからん角度から新情報がやってきたぞ?


***** *****


12/31 21:45からは毎年恒例!「2024年ニューイヤーズ・ライブ特番」です。

今年は #マルーン5 や #キアヌ・リーブス らが登場、 #宇多田ヒカル へのインタビューも。お楽しみに!

https://cnnpressroom.blogs.cnn.com/2023/12/21/ring-in-2024-with-cnn-international/

https://twitter.com/jctv_pr/status/1739629634193707274


***** *****


大晦日の夜にインタビュー放送だってさ。なんでこれが公式から先に告知がないんだ!?と言いたくなるなかなかにビッグな情報だ。いやま、CNNjはCS/CATVで観れる非地上波系チャンネルになるから、地味っちゃ地味なんだけど、番組内容は「ニューイヤーズ・ライブ」なんだから、マルーン5やキアヌ・リーブスが出て歌うってことなんだよね? ならそれなりに大掛かりだよね。ミュージシャンとしてのキアヌのギャラはきっと安いんだろうけど。役者稼業に較べたら、ですが。

しかし、この第一報にしっかり「インタビュー」って載っててよかったねぇ。これがなかったらと思うとゾッとする。「大晦日、CNNのニューイヤーズ・ライブに宇多田ヒカルが登場!」だなんて見出しを出されてみなさい、

「宇多田ヒカルが紅白歌合戦の裏番組で歌うんだって!」

っていう誤報が世界を駆け巡っていたぞ? その点は、よかったね。

でも、出来ればちゃんと先に公式から告知が欲しかったわねぇ。情報拡散においてタイミングの重要性は論を俟たないし、故にヒカル自身の意志や希望がしっかりと反映されたプロセスを踏んでおいて欲しい。このツイートだけだと宇多田ヒカルのネームバリューに目が眩んだCS局の広報担当者が血迷ってフライングでツイートしたのかもしれない、なんていう疑念が拭えないからね。今回はリンク先がちゃんと本家本元のcnn.comでそこにもHikaru Utadaの名前が確認できたからよかったけど、年末のこの忙しい時期だからこそ情報の混乱を招かないように細心の注意を払って欲しいぞ。


それは置くとしても、動画でインタビューが公開されるとはまた嬉しい限り。最近はNHKであったりAmazonであったりで映像つきインタビューに励む姿が何度となく窺えて全方位御同慶の至りなのでありますが、場所がCNNということで、これは英語×英語インタビューなのか、日本語インタビューに翻訳や通訳をつけるのか、ヒカルはどちらもいけてしまうからそこらへんも楽しみだわね。生放送か録画かについてはわからないけど、流石に大晦日にCNNの生放送には出ないよね…って、2009年にはアメリカのモーニングショーに出演して歌ったこともあったんだしそこは迂闊に判断しない方がいいか。

しかし、折角の出演も、日本だとCS/CATV系かぁ。勿論こういう魅力的なコンテンツで加入を促すのは正道なんだけど、仮に25周年企画が告知されて最初の本人露出がこれだとすると、なんだかリズムがとりづらい。後日にでもネットで観れるようにならんかなぁ。ともあれひとまずは、@Hikki_Staffからの続報を待ちましょうかね。

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毎月恒例日本レコード協会によるストリーミング認定、2023年11月期はめでたく『First Love』がプラチナ認定されました。1億回再生である。おめでとうおめでとう。

当然のことながらストリーミング解禁以降の再生回数なので2017年12月8日からの約6年に渡る歳月での1億回再生だ。

で。一方YouTubeでの同曲のプロモーション・ビデオの再生回数は現在9716万回余り。まだ1億回に届いていない。こちらは一応アップロード日が2016年1月28日となっているから、期間はもう8年近い。なお、それまでもYouTubeにMVは置いてあったんだけど、1回再生回数がリセットされてんだよねコレ。なので通算再生回数はもっと高い筈なんだがここで注目したいのは総再生回数よりその増加ペースの方。そう、いつの間にやらYouTubeでPVが再生されるよりストリーミングで音源を再生される方が割合として多くなってたんだね~…めっちゃ今更なのかもしれないけど。

ストリーミングがスタートした当初はなかなか再生回数が伸びなくて、そりゃタダで観れる&聴けるYouTubeの方がSpotifyや有料のApple Musicよりアクセスされるよね~なんて思ってたんだけど今やストリーミングの方がずっと強いのだ。この6年で、隔世の感がある。


そして、今月はその『First Love』のプラチナ認定と同時に『Beautiful World』と『Can You Keep A Sectet?』のゴールド認定もあった。5000万回再生。こちらもあなめでたやなのであります。

『First Love』と同じようにYouTubeでのPV再生回数と比較してみよう。ストリーミングの方は、どちらの曲も『First Love』と同じく2017年12月8日からの約6年の集計でそれぞれこの度5000万回再生。他方、YouTubeでは『Beautiful World』が2018年2月2日からの約6年弱で約3200万回再生、『Can You Keep A Secret?』が2015年2月5日からの9年弱で約2698万回再生となっている。つまり、

「『Beautiful World』と『Can You Keep A Secret?』に関しては、ストリーミング再生の(頻度の)方がかなり多い」

ってことになる。いやはや、これは実は予想外でな。『Beautiful World』はアニメベースのPVとなっていて曲を聴きたい人のみならずエヴァのアニメを観たい人も再生してくれてるのだろうと踏んでいたし、『Can You Keep A Sectet?』は宇多田ヒカルには珍しいドラマ仕立てのPVで、これまた曲を聴くのみならず映像も確り観たいというニーズが強いだろうとばかり思っていたのに。こんな「ストリーミング再生が主流なんです」な比率になっていようとはね。

これは、逆に考えるべきなのかな。『First Love』が、余りにも有名過ぎて、「サブスクに毎月千円払うのは高い」と考える普段音楽をそこまで熱心に聴かない人でもたまに聴いてみたくなる名曲として捉えられていてそんな確固たる地位を築いていると。『Beautiful World』も『Can You Keep A Secret?』もかなりの人気曲だけど、これらを聴こうという人はそれなりに普段から音楽に熱心で今やかなりの割合でサブスクに加入していると、そんな風に解釈できそう。

元々『First Love』は2010年に宇多田ヒカルオフィシャルYouTube(『Goodbye Happiness』PV由来の相性が“UTUBE”)が立ち上げられて以来、数字の上ではずっと最強だったのだけど(最初期はGBHPVがずっとトップだったけど、当時最新曲だったからね)、昨年のNetflixドラマ『First Love 初恋』のお陰でその強度にますます拍車が掛かったのかもしれませんな。伝説が更に伝説化した、みたいなことになっとる。凄いよねぇ。


で。次の認定はダブル・プラチナ、2億回再生になる。このペースでいけば2029年辺りに到達する計算になるんだけど、きっともっと早くなるんだろうね。少なくとも、来年の全国ツアー&ベストアルバム『SCIENCE FICTION』によって更なる加速が掛かるには違いない。こういう副次効果を味わうのも、来年の楽しみの一つになりそうだわさ!

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くふぉ、クリスマスの夜にくまちゃん4コマだなんて、なんたる素敵なクリスマス・プレゼントを。ありがとうヒカルパイセン。

もうね、うるうるですよ私。メインストーリーは「まくらさんにプレゼントを買って帰ったくまちゃんにサンタさんがクリスマス・プレゼントを置いていく」というハート・ウォーミングなものなんだけど、どのコマも涙腺を刺激するというかね。

特に一コマ目の背景に親子連れが居る所でウッと来ましたよ。あれ、CDシングル盤『ぼくはくま』同梱絵本のオマージュなんね。あそこでは河を隔てて仲睦まじく実写風の熊の親子が多分鮭を捕ってあげたりしていて。それを横目にくまちゃんは水溜まりにぼんじゅーるしたりおやすみまくらさんしたりという。今回はクリスマスの日本が舞台だけど、描いてるのは基本的には同じ風景だ。

二コマ目も泣かせるねぇ。コタツに入ってテレビでM-1観てる。今年の日本のクリぼっちの典型的パターンだったんじゃないかな。絶妙な距離感よね。落ち込むのとも燥ぐのとも違う、ただただこの日の一夜を過ごすくまちゃんの後ろ姿にいつのまにか共感してるクリぼっち勢。くまちゃんはプレゼントを控えさせているけど、まくらさん宛てだからねぇ。ディスプレイに推しの画像を表示させてひとりでクリスマスケーキにロウソク灯すようなもんでしょ。…ん、ややイメージが古いか(←ダイアルアップ通過世代)。

なんだろうね、現在シングルマザーでこどもと暮らしてるヒカルさん自身は多分独りでクリスマスを過ごすなんて事はもうないんだろうけど(仕事場で過ごす時も誰かは居るだろうし。ドイツ人と踊ってたこともあったな。)、くまちゃんを描くと、昔から変わらない風景になるんだね。そこの「変わらなさ」はもうそのまま「絶大な信頼」に変わるのでもあって、もともと微塵も心配してはなかったけど、ますます次の新曲もきっとこちらの心を大きく動かしてくれるものになっているのだろうなと確信を深めましたよ。次のリリースに自信がない人は、こんな漫画書けませんもの。

しかし、『SCIENCE FICTION』をスタッフが日本語・英語・中国語・スペイン語で告知した時はどうなるかなと思ってたけど、今回の漫画は描き文字も日本語ならテレビもテレビ番組も日本製。来月のタイアップも日本のドラマだもんね。ここらへん、1年前にNetflixで全世界配信された『First Love 初恋』とは大きく違う所。もしかしたら来年の早い時期に日本でのプロモーションもあるのかな? わかんないけど、ひとまず今日は4コマのくまちゃんを慈しんで過ごす事にしますね。優しい世界よ。

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いや~そういや私、「次の情報は1/19に」とかって言ってませんでしたっけ? 見事に予想が外れましたねすみません。

でもこの予想が外れて嬉しくなかった人ここ読んでる人の中に居る? 居たらごめん。いやでも、嬉しいねぇ。新曲とはねぇ。

ベストアルバムをリリースするっていうのは、クリエイター視点で見ると本来「お休み」なんですよ。今回の場合はツアーとの連動企画なのでシンガー/パフォーマーとしては全然休めないどころかいよいよ本番腕の見せ所ですって感じなんだけど、ソングライターとしては本来は特に何もしないっていうか。せいぜいアレンジャー/プロデューサーとしてコンサート用の新しい譜面を書くとか、クリエイティブといってもそっち方面に力を入れるのが本道で。

それが、新しく曲を書き下ろしてくれたとですか? ベストアルバムのリリースを控えたこのタイミングで! 嬉しいったらありゃしない。『Gold ~また逢う日まで~』から先に進んでくれるのね。そしてそれを見せてくれるのね。生きててよかった。その日まで生きねば。クリエイターとしての、いやさ作詞作曲家としてのアウトプットは暫くお預けかなとも思っていたのでね。


さてこれで。2024年1月8日新曲解禁からベストアルバムの発売日はどうなるかなんですが。比較対象として『Single Collection Vol.2』のからの先行シングル曲第1弾『Hymne à l'amour 〜愛のアンセム〜』を想起すると。同曲の解禁が2010年9月28日で、同アルバム発売日が2010年11月24日だった事からその時のインターバルは57日間。となるとベストアルバムの発売日は2024年3月6日水曜日が有力候補になりますかね。出来れば3月10日発売日にして「あの『First Love』アルバムからちょうど25周年記念日に」ってのやりたいとこだったけど、日曜日発売になっちゃうので余程のことがない限りナシだわねぇ。やっぱり水曜日の3/6,13,20,27のうちのどれかでしょうかね、オリコンやビルボードこの集計に合わせるにしても。ま、こんな予想もきっとまた外れるんでしょうけども! それもやっぱり、嬉しい方向にね!(笑)

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ええぇ、クリスマスの朝起きたら枕元に新曲発表通知という名のクリスマスプレゼントが届いてるだなんて、なんだよこんなおっさんにもサンタクロースがやってくる制度があったりしたの? びっくらこいたわまさに寝耳に見ず知らずの白ヒゲオヤジが枕元に立っていた現象だわ(軽くホラー)(なお混乱しています)。

さてどうやら今朝5時に解禁になった模様の速報によると、フジテレビ系月9テレビドラマ「君が心をくれたから」の主題歌を宇多田ヒカルが歌う、ということだそうな。それは書き下ろしの新曲で、2024年1月8日月曜日夜21時からのドラマ初回放送内でその新曲のタイトルと音源が初公開されるということですね。

以上を踏まえると、


・ヒカルの曲が連続ドラマ主題歌に起用されるのは2022年11月Netflix「First Love 初恋」の『First Love』&『初恋』以来約1年ぶり

・ヒカルの曲が地上波テレビドラマ主題歌に起用されるのは2021年10月TBS「最愛」の『君に夢中』以来約2年振り

・ヒカルの曲がフジテレビ系テレビドラマの主題歌に起用されるのは2008年10月「イノセント・ラブ」の『Eternally - Drama Mix -』以来約15年振り

・ヒカルの新曲がフジテレビ系テレビドラマの主題歌に起用されるのは2008年4月「ラストフレンズ」の『Prisoner Of Love』以来約16年振り

・ヒカルの曲が冬クール(1月~3月)のテレビドラマに起用されるのは2007年TBS「花より男子」の挿入歌『Flavor Of Life - Ballad Version - 』以来約17年振り

・ヒカルの書き下ろしの新曲がフジテレビ系テレビドラマの主題歌に起用されるのは2001年1月「HERO」の『Can You Keep A Secret ?』以来約23年振り


…で、合ってるかな? みたいなことになる訳だね。月9ドラマの主題歌としても23年振りの起用だという事だけど、その頃の月9ドラマのブランド価値と今とでは大分違いそうだわね。ま、それはテレビドラマ全般に言えることか。みたとこ、Netflixドラマの方が予算多そうだしなぁ。知らんけど。ま、そういうことでいきなりの新曲発表発表、どんどん楽しんでいきまっしょい。

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ベストアルバムの全容すらわからない段階でそれと連動してるであろうツアーのセットリストについて考えるのは時期尚早もいいとこだけど、ふと、そういや前のツアーのセトリはなりくんが考えたものだったもんねと思い出す。そうだったんだよな。

その事実について知る前の段階でこの日記では「セトリの持つステートメント性とヒカルの言葉や感情との乖離」について触れていた。曲目は「今の(2018年の)宇多田ヒカルがどれだけ凄いか」を主張している一方、ヒカル自身のMCの内容は「8年振りだもんね、12年振りかな? 20周年だよ~!」と、ファンとの久々の再会を喜ぶ話ばかり。勿論、「今の自分」は歌で魅せればいいのだからという判断もあったかと思うがそれにしても今持ってる感情と選曲・曲順とのズレが甚だしいなと感じていたら、セトリ決めたのはヒカルじゃなかったと聞かされて合点がいったという次第。

てことはですよ、ヒカルさん、6年前のそこらへんの不完全燃焼さを、今度こそ燃やし切りにきてくれるんじゃないかなと、そう解釈も出来るのです。今回は恐らくベストアルバムとの連動企画だろうから、他の人にセトリを任せるとかいう事にはならないわよね。多分ヒカル主導で考えるだろうし、或いは身近な人たちとの合議制辺りが落としどころかな。もっとも、プロジェクト『SCIENCE FICTION』全体のプロデューサーとしてなりくんが選ばれていたらこの限りではありませんが(……!?)。

つまり、今度は「昔の事が話題になりがちだけど今の私の方がずっと凄いんだぞ」みたいな曲目の決め方ではなく、徹底してファン目線というか、「宇多田ヒカルを25年間のどこかの時点から応援してきてくれた人たちが最大限楽しめるタイプのセットリスト」で来るんじゃないかなと、そう予想したくなるのです。自身のアーティストシップの表現? それは次のオリジナル・アルバム以降心置きなく追究していきますからねと。寧ろその為にここで一旦区切りをつけてド派手に過去を総括しようじゃあーりませんか!と、そういうノリで来るのじゃないかな? つまり、今度こそMCの感慨とそれに続く選曲がうまいことリンクしていくんじゃないかと、そう思うのでありました。なので、今度は選曲者は誰なのか、或いはどういう手順でセットリストを決めたのかを、どこかなるべく早い段階で教えてくれると嬉しいのでした。それは否定形でもいいからね。「前回の人は関わってません!」とかでも…ね?(笑)

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今日からスパイファミリー劇場版が公開なのか。普段アニメを観ない人たちにも認知されるほどコラボ展開してきてて、多分送り出す方はルパンとコナンを掛け合わせてアーニャIP総取り作戦とかをしたいんだろうけど、果たしてどこまで行くんだろうね。興行収入どれくらいになるのやら。しかしコイツまで当たったら本当に今年は種崎敦美無双フィニッシュになりますねぇ。フリーレンも彼女だものね。それをいうなら主題歌のOfficial髭男dismもか。あいつらはもうこの3年間ずっと無双ですけれど…

…だなんていう話題をついつい向こう岸のこととして感じてしまうのは、ヒカルパイセンがロンドン在住な事と無縁ではないと思われてね。まーあたしゃ呑気に関東平野で暮らしてるので単なる感覚の間借りなのですけど、例えば『気分じゃないの(Not In The Mood)』の運んでくるフィーリングの方がよっぽどリアリティがあるというか。ロンドンのカフェやバーはおろか、徒歩すぐで行ける自分ちの近くのカフェやバーにすら行かない人間が何を言っているのかという話なのですが、結局はどの感覚に惹かれて物事に関わるかという選択の話なので、今どこに住んでるかとか関係ないのよね。

その“気分じゃないの”記念日から、もう間もなく(来週だね)2年が経とうとしている。その間にリリースされた楽曲はといえば『Gold ~また逢う日まで~』ということになるのだけど、シンプルに1曲だけだとヒカルの創造性がどんな軌跡を今描いているのかがいまいちわかりにくい。二次曲線なら二点が、三次曲線なら三点が必要なように、高次元の創造性に隠れた軌跡を読み取る為には出来るだけ多くのアウトプットを貰える事が必要でして。そんな中で『Rule』だとか『Me Porto Bonito』だとか、純粋な新曲でないながらも新しいアウトプットも堪能しつつ、ですわ。

そんな思いを抱くこの時期にベストアルバムと全国ツアーというのには、常々述べて来た通りどう解釈したものかという戸惑いがある。過去曲の出し直しと、その選曲に基づくであろう集大成的なコンサート。変な話だが、座組次第では「たった今の宇多田ヒカルの創造性」を覆い隠してしまうかもしれず。そんな超絶贅沢極まりない事を考えると、『SCIENCE FICTION』というコンセプトがヒカルにとってよいインスピレーションになっていることを願わずには居られない。

聴衆からのリアクションというのは、良し悪し超えて感銘を与えるものなので、経た後の活動への刺激としては申し分ない。だが、ヒカルはロンドン在住で、来日してコンサートを行う立場。もし仮に、ヒカルもまた「日本を観に来る」立場だったりしたら、今の現状をどう感じてどう曲にするだろうかとふと考えてしまった。実際、昨年夏も今年夏も“来日”しているのだし、外から見て何を感じたのか。知れたらきっといいだろうなと思うのでした。

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VIDEOの項目がまるごとARCHIVE内に収まっているのは、即ちこれがもう「過去のもの」であるのだと解釈したくなる。アーカイブスとは「現在使うモノを保管しておく場所」ではなく、「もう使われなくなったモノを置いておく場所」だからね。そこにあるのはレガシー(過去の遺産)なのだ。

とすると、YouTubeやDVD/Blu-rayがもう過去のものってこと? いや勿論、すぐさま宇多田ヒカルオフィシャルYouTubeが無くなるなんてことはないだろう。『First Love』PV再生回数間もなく1億回ですからね(このペースで行くと…来年のよさげな時期になりそうね…)。だからそこはそのまま残しておいて何か新しい一手を打とうということになるかな。

DVD/Blu-rayについてなら方法はすぐに思いつく。『Laughter in the Dark Tour 2018』や『Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios 2022』同様、それ以外の過去の映像作品もNetflixで配信するというアイデアだ。このままの状況で過去のDVD/Blu-rayや配信販売が沢山売れ始めるとも思えない。ならば音源をサブスク化したように、映像作品・商品もサブスクに上げてしまえばいいのではないか、と考えるのは自然な流れでな。或いは『Laughter in the Dark Tour 2018』と『Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios 2022』の視聴数が堅調なのかな。こちらとしても、音源同様、何もなければ手許の円盤(から吸いだしたデータ)にアクセスして視聴するところを、ほんのわずかでも配信収益に還元できるならNetflixで観る習慣をつけるのもやぶさかではないわ。

ならば、だ。その「過去のDVD/Blu-ray」にUHシリーズが含まれるのかが次の関心事になる。つまり、YouTube以外でのプロモーション・ビデオ/ミュージック・ビデオの配信がどこかで始まるのでは?というね。これに関してはNetflixである必要はない。日本にも世界にも映像配信サービスは沢山存在する。

確かに、オフィシャルYouTubeの方が収益性は高いのかもしれないが(知らんけどっ)、やはり高音質高画質に拘るならもっといいサービスが有るのではないかなとなる。ヒカルのPV/MVは美麗な映像も多いため、YouTubeの画質では収まりきらない作品も幾つかみられてきた。もっとも、高画質になったときいて真っ先に私が再生するのは『花束を君に』だと思うけど…。(そこは『One Last Kiss』じゃないの?)

『BADモード』初回限定盤のようにいつまでCDにDVD/Blu-rayをつけて貰えるかわかったもんじゃないし、時代と共に音質も画質も上がっていて、ハイレゾに4K8Kなんてことになってくれば従来の円盤では収まり切らなくなってゆく。更に360Rやドルビーアトモス、VRまで考え始めると…と、そんな時代に合わせて映像作品へのアクセス方法を刷新するなら楽しみだわね。当方映像配信に詳しくないので具体的な予想は何も出来ないのだけど、ヒカルの映像作品総てをストリーミング配信してくれるサービスが出てきたら登録・加入しちゃうわ。勿論、音質画質アクセシビリティ次第だけどね。さぁ果たして本当にそんなことになっているか否か。わかるのは来年になってから、ですかねぇ?

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で、12/9にベストアルバム発売&ツアー敢行発表を行うと同時にオフィシャル・サイトがリニューアルされた訳だけど、メッセが更に奥に追い遣られてその上URLが全取っ換えになったお陰で今まで書き貯めてきたリンクが全部おじゃんになるという憂き目に遭ってる私なら少々恨み節を唱えてもいいですよね? 相対パスはそのままなんだからスクリプト書いて纏めて書き換えればいいじゃんて言われそうだけど122ページしかないので多分手で書き換えていった方が効率は上で…(ごにょごにょ)…まぁそれはいいとして、だ。

今回のリニューアルで目を引くのは、アーティストとしての実積についての記述、カテゴリー分けが変わった事だ。ページ上部には、今までとは異なる位置に日本語英語切替が設置されつつ、

『SCIENCE FICTION/NEWS/MUSIC/LIVE/ARCHIVE』
https://www.utadahikaru.jp/

の5項目が掲載されている。SFに関しては2024年限定かな?と思わせるしNEWSは以前通りなのだがそのあとの3つが新しいカテゴリー分けとなっている。今まではフィジカルと配信で別れていた音源に関するページがMUSICのひとつに纏められ、今まで等閑になっていた過去のコンサートについての情報がLIVEのページにて新設された。ここが今回のリニューアルの目玉で、過去のライブ写真が高解像度に改められて大量に掲載されている。スタッフさんもこんだけ頑張ったんだからもっと誇って宣伝すればいいのにと思うんだけど、それはまだその時期じゃないって事なのかな?

そしてもっとも興味深いのは、過去配信動画や映像作品・商品が纏められているVIDEOの項目が、ARCHIVE下に置かれている点だ。普通に考えればNEWS/MUSIC/LIVE/VIDEOという風に、ニュースや音源やコンサートと同列、並列に扱われるべき項目だとおもうのだが、今までもアーカイブ(本来は現在基本未使用な資料や蔵書・記録のこと)として掲載されてきた過去のギャラリーやスタッフ・ダイアリーやメッセと共に、いわば“裏手側に”収められているのだ。昔のものだけではなく、最新の『Gold ~また逢う日まで~』関連の動画も含めて、である。何なら現役で再生されているこういった動画までアーカイブス扱いというのはちょっと不思議だ。なので次回はこの点について考察してみたい。

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今んとこ想定されてるスケジュールは、Xのリプであきよっすぃ~@青空侍が語ってくれてた通り、

・1月19日にベストアルバム発売日告知
・3月20日か27日にベストアルバム『SCIENCE FICTION』発売
・前後してツアー日程発表&抽選申し込み開始
・7月20日とか7月27日あたりからツアー開始
・ツアー終了は9月1日? アジアでコンサートがあるかどうか。

みたいな感じになるだろう。今までのやり方を踏襲すればね。まず、「宇多田ヒカルのベストアルバム」ともなればフィジカルも相当売れるだろうから年度末にリリースするのが基本だ。過去にも1999年の『First Love』、2001年の『Distance』、2004年の『Single Collection Vol.1』、2008年の『HEART STATION』、2009年の『This Is The One』といったアルバムたちが3月にリリースされているものね。

ツアーが夏場なのは、もう単純に息子の夏休みに合わせて、だ。夏休みにお祖父ちゃんに会いに田舎に帰って長期滞在、なんてのはよくある話。ダヌくんも日本で照實さんと存分に遊んでくれてれば我々も心置きなくツアーを楽しめるというもの。チケットが当たってようがハズレてようが、ね。

ただこのスケジュールだと、「どこで何本コンサートをするか」が難しい。参考までに、今までの全国ツアーは

・『Bohemian Summer 2000』7月1日~8月29日
・『UTADA UNITED 2006』7月1日~9月10日
・『Laughter in the Dark Tour 2018』11月6日~12月9日

といった日程だったのを想起。基本的にホール~アリーナがメインだね。なお2000年は最後4公演が追加公演3つと振替公演1つだったから、当初の最終日は…あ、8月17日のレインボーホールになるのか? わかってなかったぞ自分。

前回の全国ツアーが東北以北をまるっとスルーした日程だったので(勿論福岡以南もだけど)、もう少し気持ち長い期間ツアーして欲しいかったかなというのがちょっとあった一方、初の鳥取公演を行うなど意欲的な面もあったので、今回はそこから6年後、そのあたりを補完したスケジュールになっててくれたらなと思ったり。

この6年でコンサート会場を取り巻く環境も結構変わった。中野サンプラザが閉じてたり、渋谷公会堂がLINE CUBE SHIBUYAになってたり。そんな中で神奈川県にはぴあアリーナMMとKアリーナ横浜が、東京都には有明に東京ガーデンシアターが開業するなど、宇多田ヒカルのライブ会場候補となりそうなアリーナクラスの会場が増えたりもしている。幾らヒカルが各地を訪れたいと願っていてもそれなりの規模の会場がその日に空いていないとどうしようもないので、選択肢の多い関東平野にまたも集中する可能性も低くはない。前回も全13公演中約半分の6公演が関東平野の横浜埼玉千葉で行われた(東京はなかったんだよね)。ここらへんの偏りを是正できてるかも関心事だろう。

ただ、もし来年の夏休み中に日本以外の公演もブッキングしたいというのなら、日本ではサクッとスタジアムクラスを5回くらい回るとかいった案も有り得る。だが夏場のスタジアムはそうは空いてないからねぇ。どうなるやらだわ。

てな感じで、特に新奇なアイデアもないのだけれど(笑)、現時点でのツアー展望を概観してみた。しかしこれでは『SCIENCE FICTION』の名が廃る。なので例えばラスベガスのマジソン・スクエア・ガーデン・スフィアみたいな、それこそSFチックな会場でスペシャルライブをやったりするかもしれない。なんでもいいけど同会場のこの名前、「四角(square)なの?丸(sphere)なの?」っていうツッコミ待ちのつもりでつけたんだろうなきっと。まぁそれはいいとしても、プラネタリウム公演なんかがあってもいいかなぁ。いやそれなら冬の星座の歌があるから冬公演の方がいいか…


…って、ツアーの妄想を始めたら止まりませんわね。続報はあと1ヶ月待機のつもりでいるので、今のうちに散々楽しんでおくことと致しましょうか。

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ベストアルバムとツアーの連動企画とはいっても、世の中にはライブコンサートに関心のない層が一定以上に存在する。確かに、千円で音楽が幾らでも聴き放題なのにたった二時間余りの為に一万円とかのお金を費やすのは馬鹿馬鹿しい事この上ないと思うのも無理はない。その為に休暇を取ったり早退したり交通費や宿泊費を払ったりして、それだけやって聴けるのが家のステレオで聴くより粗い音質と、歌詞は間違うわ音程は違うわで音源より劣化した歌、更に周りにはあれやこれやと掛け声を掛けるうるさい客がたくさん居るし、前の方が立って騒ぐものだから落ち着いて座って観賞もできやしない。途中でトイレに行くのもハードルが高いし、飲んだくれるのも如何なものかとなれば、どうしてそこまで不自由な思いをしてナマの公演に赴かないといけないのか甚だ疑問になることだろう。席によっては遠過ぎて全然アーティストの表情もわからない豆粒状態だったりするし、だったらお家で幾らでも大画面でドアップの表情を堪能しながらゆっくりお酒を飲んで美味しい料理を餐じて歌を聴いていた方が音楽鑑賞としてはずっといいではないか。クラシックのコンサートのように生楽器演奏ならともかく、ポップ・ミュージックのコンサートなんてアンプとスピーカーを介した音でしか聴けないわけで、だったらお家で聴くのと違いはないでしょ、それに…

…と、幾らでもライブコンサートに行かない理由を並べ立てる事が出来る。ふむ、
なるほどそうは仰いますが…

…と、ここでちょっと考えてしまう。いつものようにこのタイミングで「ナマのコンサートを観に行くことの醍醐味・魅力」を語り始めてよいものだろうか。万が一それを読んで「そうか、じゃあ次の公演は応募してみようかな」と思われたら、あれま、抽選の倍率が上がって私が当選する確率が低くなってしまうわ。そんな本末転倒なことに力を貸していいものかしらん…?

ふむ。ものは考えようってヤツですわね。今度の抽選応募も前回のツアー同様「同伴者1名OK」というルールなら、読んで翻って応募して当選した人から「折角だから一緒に行きませんか」というお誘いが来るかもしれない。その確率で最初に下がった当選確率を相殺できるかもしれないな。うむ、ホントにものは考えようだな。

ではプラスマイナスゼロということで、引き続きこの日記に於いてはライブコンサートの魅力について率直に語っていくことにしますかね。


まず、コンサートチケット料金というのは「参加費」なのだ。鑑賞料金とはちょっと違う。自らもその空間を創り演出するパーツの1つとしてその日その場所に参画する事が、コンサートチケットを買う目的になる。それは、黙って座って聴くだけのクラシックのコンサートチケットでも同様だ。一人の人間がただそこに座って二時間黙っているだけだとしても、それはそれでひとつの強烈なステートメントに成り得る。もっと踏み込んで言えば、あなたがそこに居る“威力”というものは、想像以上に大きいのである。

たとえ2階席の最後列に居たとしても、ステージから離れてるし物陰でよく見えないから別に何してても大丈夫だろうとか思っていても、寧ろステージからはよく見えるものなのだ。後ろの方まで注意を向けようと思えばまず最後列から見て回るもんね。そこに居る人がつまらなそうにしているか盛り上がってるか聴き入ってるかで、舞台上の人間のテンションは変わってくる。それで気落ちするのかギアが入るのか、演奏をミスするか気合いが入るか、それはわからないが、あなたがそこに居るだけで、いつそのスイッチの上げ下げに影響を与えるかわからないところが、ナマのコンサートの魅力の1つなのである。一万円以上の料金を払って、あなたが何か芸術的鑑賞から福音や利得を得るかというよりは、寧ろどちらかといえば、それによってアーティストの人生に影響を与えるかもしれない権利を得るのがメインなのだ。人によっては目が合うぞ。質問に答えてくれるかもしれない。幸運を極めると誕生日を祝って貰える。本当だぞ。17年前の今日発売になった『UTADA UNITED 2006』DVDのMCをどうか観返してみてほしい。

それに価値を感じるかどうかが、コンサートに行く行かないの基準の1つになるかと思われる。あなたがアーティストにもたらせるものは、あなたの想像以上に大きいものなのだ。そこに居るだけで、誰かの人生を変えるかもしれない。そんな契機を創る空間こそが、ライブコンサート会場なのである。

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『SCIENCE FICTION』というタイトルに未だに戸惑っている。宇多田ヒカルとSF。かなり遠い。…宇宙よりも遠い?…場所?(来月からEテレで放送されるんだってさ。良作だからオススメ。まーそれはさておき。)


私がヒカルのキャリアの中でいちばんSFちっくだったなと思うのは『You Make Me Want To Be A Man』のPVなのだが、正直申しましていちばん引っ張り出してきて欲しくない作品だ。Blu-rayで出し直してくれるというのなら即座に購入するのだけど、プロモの前面に出されると海外で炎上しそうで怖いのだ。まぁ今更19年前のビデオを弄くり回すようなことはないとは思うけどね。

他に思い当たるのは『Can You Keep A Secret ?』のPVだろうか。ロボットが出てきて“少し・不思議”なストーリーを描く小品だが、これぞ日本のSFというか、星新一や筒井康隆が書きそうなそんな感触(…小松左京は書かないかな?)なので、これを以てして『SCIENCE FICTION』だと言うのならバッチリだろう。そういえばその『Can You Keep A Secret ?』への20年越しのアンサーソングである『誰にも言わない』は単曲配信だったのにMVが作られていないから、これを機にMV作ってくれたら嬉しいが、流石にちょっと時間が経ち過ぎ? いや作ってくれるなら私は全く気にしませんぞ。

更に「少し不思議」を推し進めるなら『気分じゃないの(Not In The Mood)』をメインに据えてくる事も有り得る。2021年12月28日に宇多田ヒカルが体現した少し不思議な物語。だがこれ、何度も強調されてる通り、歴とした実話なんだよね。FICTION=虚構、架空の作り話でないといけないから、『SCIENCE FICTION』というタイトルに真っ向から反する。雰囲気はバッチリなのに不思議なもんだ。勿体ないな。

じゃあ『SCIENCE』の方はどうかといえば、いちばん直接的なのは『君に夢中』の『科学的にいつか証明される』だろうか。だが証明されてしまうとそれは真実なので虚構ではなくなる。嗚呼、非常に難しい。

そもそもヒカルは将来の進路に漫画家や小説家と共に科学者も考えていた人なので、歌詞の其処彼処にそれっぽいフレーズは出てきたりする。『Let Me Give You My Love』のようなコッテコテのR&Bテイストでも『mixing gene pools』だの『Our chemistry is groundbreaking』だの『into a melting pot』だのといった生物・化学用語を歌って楽しんでいたからね。でも、虚構にはならんのだ。科学を持ち出したらそれは真実の側の話。SF、エスエフと言った時の「一見科学的な鎧で外側を固めていてリアルっぽく見せてるんだけど結局はただの嘘」というある種の冗長な知的遊戯を楽しむ為には、ヒカルの歌は常に現実に対して切実過ぎるのである。だからこそ苦しいときに寄り添ってくれる優しい歌になるのだけど。

SFによって救われた、と人が言うときそれは大概が現実からの逃避先として、だろう。しかし前向きなケースもあるぞ。ロボットや人工知能といった分野は、SFで描かれることでこどもたちが夢を見て、それを大人になってから実現させる、みたいな事が多い。「鉄腕アトム」のせいでロボット工学の分野に進んだ人は数知れず。キャプテン翼でサッカーし始めるのと大して変わらないと言えば変わらないけど、架空の作り話が原動力となって現実を改変していくのはSFの醍醐味のひとつなのだ。

でもそれは宇多田ヒカルの芸風じゃないのよねぇ。夢を見るより目の前の現実を見て、そこにあるものを愛してというのが根本的な世界観であって、余りにもSFと掛け離れている。なのに25周年の集大成になっているかもしれない初のベストアルバムのタイトルが『SCIENCE FICTION』だというのは、なかなかに咀嚼が難しい。

それでも無理矢理に考えるなら、コンサートのオープニングかなぁ? 『Bohemian Summer 2000』では宇宙から(通信衛星から?)メールが届いてたし、『WILD LIFE』では宇宙船に乗ったくまちゃん(ヒカル)が不時着していた。ああいうイメージだとしたら…本編と殆ど関係なかったぞあいつら!? SFっぽいのはあそこだけで、コンサートは別にそういうイメージじゃなかったわ。まさか、今回もその程度のことだったり…する…のか? ツアーのオープニングにワームホールっぽいCGを使ってSF要素はい終了!って??

まぁとにかくだ、こうなったら早くヒカル本人のコメントがひと言でも欲しいとこだけど、未だに一言一句アウトプットしてないからな! 次の投稿がハロウィンのコスプレだったらと思うと気が気でないのだが(まだ諦めていないのかおぬしは)、ひとまず毎日待っておきましょうかね。 

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