無意識日記
宇多田光 word:i_
 



というのは偏に「GrowWiser」のヒトコトがあるからだ。GoFurther(もっと遠くへ)の韻を踏みつつ「賢くなろう」ときたもんだ。賢者を訪ねたって何も教えちゃくれないんだから自分で考えろってコトか。随分と厳しいが、次が実に優しい。「TogetherYou&I,WeCanCrossOurBorders,You&I.アナタと私なら一緒に境界を越えられるよ」、正に"手を差し延べるのではなく"の世界。光の真骨頂だ。又、境界とは国境の事でもあり、Crossoverは遺伝用語音楽用語両方で異種間混淆を意味する。国・人種・音楽に跨るキーワード、ソレが"Crossover"だ。出エジプト記なだけに、十字架のCrossも架って…る?

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Exodusのスタートと中央に在る双子曲にしてUU06の開会も飾った曲。同作のもつメッセージの要約といえる。「越えたいのはジャンルとジャンルの間じゃなく、アナタと私の間なの」とは、アルバムの雑多な作風が音楽ジャンル間のクロスオーバーやミクスチャーを最終目標にしているのではなく、最終的には個人と個人、私とアナタとの対話を目指してるんだよ、という光の一貫した見解を改めて(今度は英語で)表明したものだ。目の前にあるAとBの間の線を引き消しする外側の存在ではなく、"当事者として私と向き合って"アナタとの間にある"border&line"を飛び越えようよ、という実は強烈な内容でも、ある。

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日本語と英語の大きな違いは文構造だ。主語は両者とも先頭にくる(これる)が、術語は日本語では最後、英語では2番目である。英語は先頭の2語を聴いてしまえば言いたい事の大まかを把握できるが日本語の場合最後迄聞かないと意味が確定しないのである。即ち日本語人は文を聞く時ヒトマトマリの流れを追いつつ最後に何をいうかに注耳するのに対し英語人は最初に集中する。流れvsインパクトの構図があるのだ。こうなると"リフレイン"は、英語人にとっては要点のアピールになりえるが、日本語人にとってはいつまでも要点に辿り着かないもどかしい文になってしまうのである。

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然し、歌詞の中でリスナーを励ます肝心のフレーズを光は英語で歌い上げる。KeepTryin,FightTheBlues,と。一般的にはコレというキャッチフレーズをアピールするには英語の方がやり易い。日本語で何度も同じ文句を繰り返すと意味上のゲシュタルト崩壊が起こるが、英語では初めからリスナーは意味を捨象して聴いているのでそもそも崩壊は有り得ないのだ。ソレを活かしたUtaDAの曲といえばAnimatoか。ラストのリフレイン、光が音楽に親しんでる場面を想像させるだけなら何もこんなに繰り返す必要はない。音韻を口遊む素朴な快感を喚起させる為のリピート。試しに貴方も口遊んでみては如何だろうか。

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HステALの詞をみてみると、案外元ネタを僕らが知っていたケースも多い。FTBの「明るいニュース」は出演したTV番組コーナーのタイトルだし、K&Cは光のフィギュアスケート好きを知っていれば納得だったし、セレブのドンペリや「触れてないのに感じる」はメッセに登場していた。UtaDAでも似た様な事が有り得るか。英語曲では日本語に較べ極端に詞のメッセージ性が少ない。"応援歌"がないのだ。キプトラも同様だが、親身な一言は日常に根差している方がよく響く。物語性を重視した1stから2ndに向け詞のメッセージ性がどうなるかは、光がファンに向け予めどれだけ自らの日常を伝えていくかに依拠していきそうだ。

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メロディが使われていた事があったが、逆にUtaDAの曲で宇多田の曲の一部が使われるならどの曲になるだろう。3ッのパターンを考えた。まず言語に関係なくメロディ自体が際立つもの。テイク5はどうだ。日本語で"詩"を乗せたのと同様に、英語でも詩を乗せてみて欲しい。次は単純に英語が乗り易そうなもの。元々英語曲なだけあってPoLのメロディは即流用可能かな。もう1ッは、歌以外のパートのフレーズ。DeepRiverのイントロのメロディをUtaDAの低音ヴォーカルで歌うとハマると思った。何れのケースにせよ「過言過去の遺産頼み」と誹られないだけの他パートの充実とソレに対する自信が必須になるんだけどね。

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の事。ニンテンドーDSもまだ発売される前の頃の話なのだ。コレだけあれば携帯&WEBの世界では一時代分のgapがあるといっても過言ではない。フルブラウザもワンセグもなかった。裏を返せばソレだけ取れる方策は増えたという事で、例えば今ならFLUXアニメの様な企画は需要規模が格段に違う筈。ズバリ、早過ぎだった。当時は実験の1ッという感否めなかったが今なら十分主力商品として通用する。ソレだけ高機能携帯端末の性能と普及度は上がったのである。4年のgapを有利に考えよう。皆FLUXの事など忘れている。何食わぬ顔で新企画として全曲アニメPVアルバムを配信しちゃおうじゃないの。

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PoLは徹底して「2人」の歌だ。前話4人で暮らす選択をされてはもう奏でる訳もない。ソウスケの死と共にカットアウト、ソコでお役御免だ(インストは別か)。もし最後に今一度というのならさて"どの2人"に焦点を当てるか。ミチルとルカ、ルカとタケル、タケルとミチル…何れにせよ一縷の「StayWithMe,SayYouLoveMe」が鳴り響く望みだけは捨てずにいる。「私と居て」はまだしも「好きだと言って」は第11話をナカッタコトにしないと出て来れない科白だ。この強烈さを体現できるのはルカのミチルへの想いとソウスケのミチルへの想いだけだからね。即ちソウスケの回想シーンに於てなら有り得る。でも錦戸クン忙しそうだからなぁ…。

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04年、当初UtaDAのラジオ・インパクト・デイが設定されていた。が、結局実施されたかどうかもアヤフヤだ。一方日本では今回mixiジャックを催した。次にUtaDAがこのテの企画をするなら、何が効果的か。Webを使うのが1番なのだが如何せん海外では知名度がない。ソコを逆手に取りたい。宇多田では出来ないフットワークの軽いプロモーション。光はイヤがりそうだが、路上でパフォームしてソレをblogにupしてくなんてどうだ。全然集客がナイのもネタとして面白い。ヴァネッサ・ウィリアムス位似てるモノマネなら人の足も留まるかな。うまくいけば噂を聞き付けて聴衆が次第に増えていく様をリアルタイムで見れるかもしれないよ。

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メッセでの「日米同時制作中」的発言から8ヶ月、Hステ中に英語曲が1,2曲出来てたなら思いの外早いリリースも考えられる。実はソコで気になるのは時期より季節。次プロモ活動を行うとすれば米5都7局のみなんてスケールで済む筈もなく、更にMercuryとの契約もある訳で英欧にも赴く事になるだろう。勿論アジア各国も待望するファンが居る。プロモはツアー化され月単位の時間が割かれる筈だ。ソレが酷暑或いは酷寒の中で行われるとなると気が気でならない。出来れば南北半球で差が小さい10月4月辺りに活動してくれれば少しはマシだろうか。ソレでも地域毎の気候差や時差は大変そうだけどね。

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Kiss&Cryはグルーヴ重視な事もあり歌の(取分AメロCメロで)隙間が多い。その分バックコーラスを差挟む余裕もある訳だが、カラオケで歌うと妙に間延びしそう。ソコで注目したいのが光のブレス(息継ぎ)だ。元々長音符が多い為必須ではあるのだが、このブレスが、途切れがちな小節毎を巧く繋ぐ役割を担っている。特にK&Cでは2番で2度Cメロを繰り返す為如何に自然に繋ぐかがアレンジの見せ所なのだが、光のブレス1ッで事足りている。他にも場所によりブレスの深浅に差があったりするのを聴き較べるのも面白い。でも聴いてると光が妙に身近に感じられてきて嬉しいやら恥ずかしいやら(…呆)。

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終りがよくなければソレ迄の積み重ねもなかった事にされてしまう。名盤というから聴いてみたら1曲目と最後が飛び抜けてよく後は…というパターンがある。逆に最初とラストが弱いだけで曲の平均は高い、てなパターンは中々正当に評価されない。HステALの場合最初FTBラスト虹色バスではどうかと思ったが皆曲単位の評価の積み重ねでアルバムをみてくれた様で嬉しい限り。が、音楽と違い連続ドラマのラスフレはそうはいかなかったみたい。どうせなら第10話を最終回、第11話を"特別編"と銘打っとけばよかったかも。随分評価は変わった筈だ。逆にいえばタイトルはソレだけ大事だって事だな。

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山程心配事がある。規模にもよるが日本より良い環境は有り得ない。激しい寒暖差や劣悪な食、仕事をしないエージェント・エンジニア・話の通じない人々…仮にも歌手として世界を廻るというのなら、2ヶ月20公演余で喉の手術寸前迄行く曲やセットリストを敢行したいというのは"甘い"と言わざるを得ない。やるからには最大限の成果をあげるべきだ。その意味で私はUU06は(綱渡りでも)成功だったと思っているが今後も同じ手法が通じるとは限らない。でも、光の直感と本能が今夜そう歌えと叫ぶのなら、明日以降どうなろうと僕はその決断を信じ支持する。ソレが1番大切だからね。

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「ナンナンダコノ最終回ハ!?」という"ラスト・不満ズな人々"が沢山居そうだが水曜に書いた様にハナから期待してなかった私は…やっぱり不満だっ。ソウスケが居なくなった上に八方ハッピーエンドではPoLの出番がある訳ないじゃないかぁっ。第1回以来となるベタドラマ真っ青のTVドラマ定形句の椀飯振舞に「ではあざとく主題歌攻勢を」と一瞬でも期待した私がバカでした。こうなったら次週特別編に「もう1ッのPoLPV」を期待するしかない。全11回の名場面集をバックに勿論フルコーラスで流して貰うのだ。今ならYoutubeやニコ動でもう誰か作っていそうだがココは約2500万の視聴者にPoLのラスト・アピールを!

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クマチャンの本名はKumaChang、中国風だ。英語圏の人達はどう捉えるのだろう。すぐ熊は連想しない名だよね。クマチャンが現れるのは日本語のペルソナの時かな。i_的には光が着ぐるんで脱いで一息ついてHステが鳴り響いたからもうクマチャンがメッセに出てこなくとも納得する(けど寂しい)が、英語でもクマチャンに登場して欲しいという願いはある。2人(1人1熊)での英会話はどうなるか、今迄Nuukサンがコレでもかと披露してくれてるので心構えは出来つつある。一方、スーパークマンシリーズはフキダシを使わずセリフを本文に書いてるので英語メッセへの切換は容易だ。暫くはコチラが主力になるかもしれないな。

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