無意識日記
宇多田光 word:i_
 



伸びてる様だが未々物足りない。特にMTV情報が皆無なのが気になる。番組にもよるが、もっとスピン数が少ない曲でも幾らかは流される筈なのに。全国ネットとはいえ所詮は人の営み、VJの皆に気に入って貰わなくては話は始まらないから、ひょっとするとIDJは、ロケットエンジンの何段目かにMTVやVH1(コチラも音楽TV)でのプロモ集中を画策しているのかもしれない。DLとCDの発売を2ヶ月ずらしたり2週間来日したりとTiTOプロモは長期戦になっている。通常ならライブでプロモするタイミングでツアーの目処が立たないから種々のアイディアを切れ目なく打ち出す必要があると感じているのだろう。

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と光は言い続けているがコレは中々ピンと来ない発言かもしれない。光の曲はその殆どがシリアスで誠実な曲調な為、ユーモアときくと笑いを連想する日本人の感覚からヤヤ距離があるからだ。お笑い芸人がTVで自分が悲惨なメに遭わされた時"オイシイ"と捉えるのはご存知だろう。光の曲作りも似た面があって、何か悲惨なコトに巡り遭った時ソレすらも曲作りのパワーに変えてしまうのだ。芸人が離婚等を笑いのタネにする様に光も失恋離婚を"オイシイ"とすら捉え得る。喜びも悲しみも同じ5gとして音楽に5g還元するその貪欲さこそ"センスオブユーモア"であり曲作りで非常に大切な感性なのである。

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好かれ方は異常だ。Webや新聞雑誌等では散々悪口を書かれているが、ほぼ総て本人に会った事のナイ人のモノである。実際に会った事のある人は全員魅了されているのではないか。渋谷陽一とピーターバラカンという"全く持ち味は異なるがこの業界である程度本音で生きてこられた歴戦の音楽フリーク2人"を1度に虜にするなんざ普通の人間にはムリな所行だ。勿論ファンのほぼ総ても光に会った事はないが、虚像で人に好かれ続けるのも又大変だ。逆に、虚像を嫌われるのは至極簡単、悪いデマを1ッ流されれば済む。実際に会った人の中で光を嫌う人が居たらチョット話をきいてみたいなぁ。

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の事だったか。今年デビュー10周年で実は光とほぼ同期だったりするのだが、ソレ迄感じた事のナイ奇妙な第1印象だった。「こういう音楽や人生哲学はキライだ。然し、彼の才能は認めざるを得ない。イイ曲だ。」と。スキキライを超えた存在感が彼にはあった。今度表紙を飾るオリスタで何度も"好きな"アーティスト1位に輝いてる光とは対照的だ。当初あの音楽性では日本でのブレイクはムリと踏んでいたが映画をキッカケに超BIGになった。そんな、市場の嗜好をもフッ飛ばす彼の様なパワーが今後のUtaDAにも必要になるのかな。それとも日本と同様に世界中で"好かれ愛される"存在になるのか。何か楽しみ。

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仮定する(ギリギリ迄断定は待ちたい)。何故Islandから移動したのか。UK盤EXODUSはジャケ違いでマーキュリーからリリースされた。ソレは単純に、IslandがUSにありマーキュリーはUKにあるからという理由だった筈だ。自然に推測すれば、TiTOのフィジカルリリースはUSのみならずUK/EUにも比重を置いたという事になる。もう1ッの推測は些か邪だ。Sanctuary買取にあたってマーキュリーの人脈が駆使された、という見方である。その為自然な流れでリリースがマーキュリーからに移動したと解釈するのだ。とはいえ、ディズニー&ヤマハ("光"とPassionの出版権はこの2者が持つ)とマーキュリーの間にコネがあるとも思えんのだがね。

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吃驚企画。Webなんだから日米といわず欧亜も巻き込めばイイのにと思ったが、優勝商品を見て2度吃驚。『UtaDA本人と都内某所でカラオケ30分』とな。交通費支給なら地理的な制約もやむを得ないか(ブラジルから来てくれるコも居る訳だから)。5月一杯掛かるこの企画の課題曲がCBtMオンリーなのだから、CDリリース後も暫くCBtMオシでプロモなのかな。カラオケを聴く=CBtMを聴く、だもんね。Youtubeに光の曲を歌ってUPする層の厚さからすると力作が揃いそうだが、数万枚の塗り絵総てに目を通した光でも時間を短縮できない歌の審査は大変だ。審査対象の1次通過者が10人位ならイイんだが。

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Sanctuaryはどれ位のマーケティングインパクトを持つか。Passionのシングル売上を思い出すと日本は光とゲームのコアなマニヤが手を出す程度、5~6千枚とみる(オリコンにアマゾン等の輸入盤は加味されるんだっけ)。ではUSはどうだ。S&Cも初出だし(バカ高い日本盤はあったが)お得感はあるが、あクマでWeb上の待望論は長年のファン達の声の蓄積とみるべきで、印象程の波及はナイとみる。然しビルボでTop100に入るにはその数百~数千の差が大きい。口元ズレるけどPassionのPVにSanctuary載せてMTVで流せたらと思うんだが、流石にムリだな。ともかく、CBtMオンエアの健闘と併せれば1万枚には届くとみる。

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昨夜NHKFMで言ってた様にTiTOの"ラストソング"はThisOneだ。Eternally,DeepRiver,Ex04,海路,と他作のソレを並べると『"疲れ果てて辿り着いた"感』の強い曲が並ぶ(1stはどの曲だろ?)。アルバムタイトルに繋がる曲も3ッあるな。Hステも同じく最後は"地味で辛気臭いバラード"になりかけたが結局ヤケクソセレブレイトになった。今回のThisOneはまた元に戻って癒し系だが、ソレに加え"スターゲイトの馴染み具合"もラストソングとしての風合いを強めている。穿った見方をすれば、最初"極東の見知らぬ女の子"と油断してた2人がその実力に驚いて漸く己等の才能を発揮できた曲であるともいえそうだ。

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家宅捜索されたらしいけど、他のモン出てきやしないだろうな。超辛党なヒトを応援する身としては全く他人事と思えない。パン1でウチワ扇いでたらソコは公園だった、とか、酩酊状態で深夜3時に暗い夜道でギガントダンスとかやめてくれよ。出会した人は間違いなくトラウマだ(2mのクマだもんなぁ)。まぁジラフでも、もとい、シラフでもパジャマ出勤してた人だし、酔ったら歯折りアザ作りでセワシナイしでずっとハラハラなのでお互い慣れてるともいえるか。アーティストとしてはキビシイだろうが依存性のあるモノはとにかく避けるに限る。ニコチンもアルコールもドラッグも。って、宇多田光依存症の人に云われたくないか;

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どうすればいいか。Mercuryからの発売はUK/EU分でディスク数が1だから新プレスなのか、先来のUS盤はプレスが間に合わず1曲目CBtMボートラナシのママなのか。ワカラナイ事だらけだが、USのレコ社に正確な情報提供を求めてもムダだと心得るべきだ。電車が2分遅れただけでお詫びする国の感覚は通用しない。オフィシャルだろうがやっぱりあの国は"雑"なのだ。なのでできれば輸入盤を店頭曲目確認し購入したい所だが、中々そうもいかない。早めにアマゾン等でUS盤を予約した人はギリギリまで曲目変更等に注視する必要がある。まぁそんな事もUMJがSanctuaryのシングル盤を出せば解決なんだけど。

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utada.comのTiTOアマゾンURLが修正された。レーベルがマーキュリーになり曲順変更とボーナス3曲追加が為された様だ。当欄では諄々"聖域がリリースされるならEMIから"と書き続けてきけど嘘になっちゃったな。ゴメンナサイ。まさかUMGがSimple&Clean共々権利を買い取るという強い手段に出るとは思っていなかった。如何に同社でのUtaDAのプライオリティが高いかが判る。UMJはこのTiTO特装盤を出すのだろうか。シングルとしてリリースするテもある。iTunesやケータイの配信も気になる。Passionの様にシングルVer.やUnitedLiveVer.はナイ訳だが、とにかく嬉しい。漸くあのネ申曲の英語版が聴けるのだからね。

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『アメリカ人は雑だから』と光は云うが今昔商業音楽の趨勢を日本人の目からみるにソレは的を射てると云わざるを得ないかな。彼等の多くがLedZeppelinを"バカデカイ音を出すバンド"位にしか見てなかった風なのは特筆に値する。光の歌の持ち味は何よりその繊細さにある為、その機微に気付いて貰うには、昨年派手さはないが味わい深いR.プラント&A.クラウスのアルバムがグラミー獲得を契機に再評価された様に、権威的存在のお墨付きを貰って"ジックリ聴いて貰う機会"を作る方法も考えねばなるまいて。グラミーまではいかなくとも誰か著名なアーティストの評価も仰いでみたいものである。

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浮気発言~スポ紙独占~民放朝番~NHK特集~今夜から3夜連続NHKラジオ出演、という流れの途上早くも着うたチャートが好反応。"UtaDAの実体験に基づいた歌?"となれば聴いてみたくもなるか。TiTO来週20万枚突破もあるな。コレだけ波及効果があるのは素晴らしいがこの後5年位"浮気女"とWebで罵られ続けるのはファンとして覚悟しよう。まぁ光本人は何とも思ってない、というかこの程度で怯むなら即刻アメリカでの活動は中止すべきだ。アッチのパパラッチな人達は日本よりずっと極端。肉食獣が牙を向いてきた時の怖さは推して知るべし。勿論光は百も承知だろうから心配無用の筈だッ!

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短い中(といってもニュース番組としては異例の大盤振舞か)今回のUSリリースの意義を肝要伝える昨朝の特集だった。特に"アメリカ人としてのアイデンティティ"に触れた部分がオンエアに乗ったのは大きい。熱心なファンを自認する向きですら"全米進出/世界進出"という表現を使う位だ("日本進出"という表現も併用すればいいんだけどね)。"自分の国でCDを出す感覚"が伝われば今の光の自然体振りも納得がいく、かな。3月のアジア5月のUK/EUリリースの方がまだ進出という語に相応しい。更に他の地域もリリースあるかもしれないが、浮気発言も国によっては大事になるからソコは気をつけて欲しい。

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ある。形容詞"Popular/大衆の"の略称ともう1ッ、語感通り"ポンと鳴る(音)"という動詞(名詞)だ。シャボン玉が破裂する様に、ちっちゃな花火が開く様に、高く上がって目を惹いて散っていく。大衆音楽の鮮やかさと儚さが込められている。PopMusicは常に浮き世の流行りと共にあるから根無し草の身軽/無節操が何より大切。なのに光は自分の音楽には"根っこがある"と言い放った。コレは極端にいえばPop拒否宣言なのだが、光の場合自然体で(頑なにならず周りのサポートも受けて)作れば作る程大衆に受け入れられてゆく。見かけ上、本質的な矛盾を抱えた音楽家なのである。

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