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無意識日記
宇多田光 word:i_
 



goo blog 全体が2025年11月18日に地球上から消滅する為、ここでの更新を終了します。夏休み終わりで区切りがいいからこのタイミングで。

2025年9月1日以降の無意識日記は以下のリンク先でご覧下さい。

https://unconsciousnessdiary.hatenablog.com/

今後とも何卒ご愛顧よろしくお願い致しますm(_ _)m


***** *****

以上、お報せ終わり。
以下はただの愚痴!
読まなくていいよ(笑)


で、このgoo blogでの更新を終了するということで、じゃあ記念に、極々一部から要望もあった

「ブログの紙書籍化」

をやってみようとgoo blogがMybook.jpと提携して行なっている「ブログ製本サービス」を試してみた。まぁ自分も記念に一冊作って持っててもいいしなと、元となるPDFを作成してみたんですよ。するとですね。

全然一冊じゃなかった。全18冊だった。

つまり、一冊につき一年分しか収まらなかったんですようちのブログ。書籍のサイズを最大のB5版にしてフォントサイズを3段階の小にしてやっと一年分が400ページくらいになってくれる。上限が480ページだからまぁそこまでなんだよね。年によって上下するんだけど、2015年度なんかギリッギリの480ページまで使ってやっと入ったわ。

で。しかも一冊の値段がめちゃめちゃ高い。ページ数によって変動するんだけどその480ページギリギリまで詰め込んだ2015年版は以下のお値段になる。無意識日記はカラー付きでもしょうがないので全部モノクロ印刷としても、

・並製本 4790円
・並製本(カバー付き) 6370円
・上製本(カバー付き) 11590円

、、、になるんだって! 払えるかよこんなん!(大爆笑) これが大体上限とはいえ、こんなお値段が18冊! グレートブリタニカ買えるわ! しかもB 5サイズで480ページて! …これ気がついたら大体今の週刊少年ジャンプと同じサイズとページ数なのよね。あんな嵩張るもんが18冊!? はっきり言って邪魔!

というわけで、残念ですが「無意識日記の紙書籍化」は実現しなさそうです。文量が多過ぎました。そしてお値段が高過ぎました。てへ。まぁ記念に一冊どこかの年を試しに作ってみるかな?という程度に収まりそうです。

なお100冊ロットでも4790円が4250円になる程度のようで。あんま安くならんな。

でもこれを記念に各年のpdf版とepub版は作れた&これから作れる(まだ全部終わってない)ので、欲しい人にこちらを配る機会はあるかもしれません。ま、ちゃんとはてなとかに過去の記事を全部お引越ししたので、スマホがネットに繋がってればいつでもどこでも無意識日記は相変わらず読めるんだけどね! そこのところは、ご心配なく。



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「チェンソーマン」のグロテスクな世界観と「オノマトペロディ」のほんわかした空気感、どちらも同じ人が関わってるんだ…と思うだけで楽しくなって来る8月末の夏の夜、皆様如何お過ごしでしょうか?


ヒカルはどうしたって、タイアップ相手との関連を探られちゃう。そもそもキングダムハーツシリーズがカイリの髪型を宇多田ヒカルリスペクトにしたあたりが発端かな。以降、エヴァとコラボしたら宇多田はレイっぽいイヤ私はアスカだと思う等々と喧々囂々、後年は息子氏による「レイに似てる発言」まで飛び出す始末である。テレビドラマ「ラスト・フレンズ」で『Prisoner Of Love』を短髪で提供したら主人公の上野樹里に似てるとか言う人も居たし。いや自分もそれは同感だったか…。

そんなだから今回も、

「ペロディちゃんはHikkiをモデルにしてて最終回で『Oh no 〜♪ これはパロディ?』「ノンノン、アイ・アム・ペロディ!」とかやっちゃってくれそう!」

とか妄想してしまって困っている。なんならよくある人形劇から実写へのスイッチでヒカルが出てきてくれたら大層困るよね。あとはお茶が困る? いやそこはまんじゅう先に困れよ!(笑)

そういう脳だからついつい「チェンソーマン」もヒカルが繋がるはずと思ってたのだけど、今回は米津玄師が主役なのよね。彼の芸風だと歌はアニメの中の世界に没頭する気がするから、「宇多田ヒカルの匂い」みたいなものは徹底的に排除してきそうだ。心酔するエヴァに『Beautiful World』を提供した時でさえ、自らの匂いをしっかり歌の中に込めたヒカルとはなんかそこが違いそうな。

「DESTINY 鎌倉ものがたり」のエンディングで『あなた』が流れた時なんかにも痛感したが、ヒカルは自らの歌声で「映画の中の世界」と「映画を観終えた後に続く日常」を橋渡しする事を意識してきたように思う。だが米津が橋渡しをするとしたら映画館の中と外より、今作と次作みたいなことな気がする。ならばオープニングも担当する彼はそちらで「チェンソーマン劇場版レゼ篇」のテーマを要約し、エンディング・テーマではそこからの続きを意識した作詞になってるとかも有り得るのかな。これ、彼がここからのアニメ事業展開を知らされてないと書けないヤツだね。劇場版をまたするのか、テレビアニメシリーズに戻るのか。鬼滅の刃みたいになってくのかな…?

…あれ?これ米津玄師の過去のアニメ主題歌の傾向とかも調べなくちゃいけない? うーん、出来る気がしないな。気合い入り過ぎなんだよね彼の歌って毎回。「オノマトペロディ」みたいなゆるい感じの仕事、どっかで受けてなかった? 同じくNHKでこどもたちに提供した「パプリカ」ですら、どこか彼らしくてかっこよかったもんねぇ。本末転倒にも映画に公開延期になって欲しくなるくらい、今の私は下調べの時間が足りないわ。ほんと、どんな歌なんですかね「JANE DOE」は!?


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Twitterにもヒカルから『Moonlit』についての投稿がありましたよ。

『まだまだ暑いけど #オノマトペロディ 9月のテーマは秋🌕
今回も妖精たちの登場シーンBGMと声、そして最後に流れるアンビなミニ楽曲「MOONLIT」を楽しく作りました!感想聞かせて〜🤗』
https://x.com/utadahikaru/status/1961112537325326719?s=46

…うち読んだ? 毎回メンション送ってるからそのつもりではいるけれど。『楽しく作りました!』の一言がとても嬉しい。こちらも遠慮無く楽しめる。みんなHappyだからね。もちろん感想は書いて送りますよいつもどおりのメンションつきで。うちはアクセス解析特に何もないからご遠慮なくどうぞ!


『アンビなミニ楽曲』ってのがツボった。”アンビエントな”=周囲や環境を彩る音楽ということだが、ミニ楽曲だからか形容詞もいかつくなくかわいく言ってくれたってことだね。ミニな感じがよく伝わって来るよ。

……んっ!? もしやこれが罠だったりする?? 実はアンビは「アンビギュアス(ambiguous)/曖昧な」という意味で、曖昧な小曲という…ってそんな音楽的に変わんないな。てか一緒だな。アンビエント・ミュージックは主張を和らげるために曖昧な感触にしがちだもんな。

ならば「アンビシャス(ambitious)/野心的な」の略か!? 「ボーイズ・ビー・アンビシャス/少年よ大志を抱け」のあのアンビシャスだ。私はじゃりン子チエの「少女よ何も抱くな」の方が好きだけど。んで、Eテレという何でもありな空間で野心的な試みに挑んだ意欲作だったりする『MOONLIT』は?


う〜む、どれだろう? どれも決め手に欠けるなぁ、、、、あっ!つまりリスナーを「アンビバレント(ambivalent)/反対感情両立的」な、つまりどっちつかずの心境にしてしまう楽曲ってことなのか?? 罠を警戒した私が既に罠に嵌っている??


、、、というように、新曲発表を控えると、たった一言貰えただけでもああなのかなこうなのかなと期待に胸を膨らませる事が出来るので、大変嬉しく思うのでありました。え? いくらなんでも貴方は熱心過ぎるって? だって私は宇多田ヒカルの「アンビショニスト(ambitionist)/熱望する人、探究者」なんですもの! そりゃ熱心ですって! てことで、おアートがよろしいようでっ。(このフレーズ気に入ってます)


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ヒカルさんは「うしなう」ことにくわしい。母を亡くしたのは大きかったけれど、それ以前から含蓄に富んでいた。

目下の最新曲である『Mine or Yours』にも

『どの道を選ぼうと
選ばなかった道を失う寂しさとセット』

という歌詞がある。多くの人が『失う寂しさ』の歌詞の情感に心を奪われるが、言うまでもなく…かどうかはわからないが、この一節の最大の要点は最後の『セット』にある。日本語は文の最後に大事な事をいうものだからね。

セット。組み合わせとか一揃えとかそんな意味だが、数学の授業で習う「集合」の英語もこれである。プログラミング用語では「順序を持たないデータの集まり」とある。数より更にプリミティブな概念を扱う事でここから数を生む事すらできるものだがそれはさておき(えぇ、私が個人的にメモしときたかっただけで今回の本文とは関係ないです)、つまり、選ばなかった道は、失う事で、選んだ道を歩く私とセットになっている、即ち、一緒に歩いているのよね。

ここを察するかどうかで、『Mine or Yours』の、ひいては今までに「うしなうこと」が歌われてきたヒカルの数々の歌の歌詞の深みが、ぐんと変わる。ヒカルは「選ばなかった道」に対して「じゃあね、バイバイ」と手を振って別れたわけではない。そこで、選ばなかった道を想い、そこに寂しさを感じる事で「いつも一緒に居る」のである。『Prisoner Of Love』で『見捨てない 絶対に』と過去最高に力強く歌った人だけのことはある。

セット。ひと組として持っている。携えている。共に在る。もしかしたらそうだったかもしれない私の歴史を失い寂しく想う事。それは、たった今選び続けているまごうかたなき現実の自らの人生の時間軸上で起こっている事だ。

昨年から今年にかけて、「量子力学」の話題が増えた。この物理の理論は、言い換えるなら「(未然の)可能性を物理的対象として扱う」のが特徴なのだ。それまでの古典力学ではエネルギーとか速度のような「決まった値をもつ物理的対象」いやもとい、「(既に)決まった値を持つ物理的対象」を扱っていたが、量子力学では「(まだ)決まった値を持たない物理的対象」同士が相互作用をして未来と現在を過去にしていく。そんな物語なのだ。つまり、「あったかもしれない未来」同士がセットになることで、道が選ばれていくのである(そのセットの作られ方が謎なんだがな)。この道が選ばれたのは、選ばれなかったあらゆる道たちが未知のうちに話し合い尽くした結果なのだ。

恐らくヒカルは、「歌」に関してそれが物凄く響くのだ。ヒカルの中には、そして過去にはそれはそれは途轍もない数の「歌われなかった歌」、「生まれてこれなかった歌」が在り、それへの寂しさの集合(セット)が、我々に届く、数にしたら無限小の割合でしかない、選ばれに選ばれた「現実に響いた歌」を生んでいるのだと、私はそう感じる。そりゃ切ないよねそんな歌。ヒカルがどれだけ明るく楽しい歌を生んでもそれでもどこか切ないのは、そこに常に「生まれてこれなかった歌々の影」が差しているからなのではないだろうか。

でも、『Moonlit』はきっと、そんなややこしいことは考えずに気楽に生んだインストだと思います! おい、そんなオチでいいのか今夜の私! もうそのオチを選んじゃったから後戻りはできないぞ!


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ほうほう。Instagramのストーリーによると、

『今回の「オノマトペロディ」はお月見がテーマ。”Moonlit”というミニ曲が流れます。観てね〜。』

ということなので観るか。ということでなくても観るけど。

9月といえば中秋の名月の季節なので(と思ったんだけど今年の該当日は10月6日なのね⁉︎)、お月見がテーマというのはわかりやすい。でその新曲ミニ曲のタイトルが“Moonlit”(ムーンリット)。”Moonlight”(ムーンライト)を可愛く言ったやつ。“Moonlight”と書くと日本語だと「月光」ってな感じ。クラシックファンだと(でなくても)ベートーヴェンのピアノソナタ第14番を連想する人も多く、どこか重みをそこにみてしまうので、ミニ曲らしくいったと。日本語に訳するならこちらは「月灯り」といったところでしょうか。どんな曲なのか楽しみね。番組で流れるのは最長でも30秒ってとこでしょうけれど。

ムーンリット、ムーンライトといえば『Kiss & Cry』の『孤独を癒すムーンライト』を想起した人もいらっしゃるんでないか。「オノマトペロディ」の放送も深夜帯ということで、“Moonlit”も孤独な秋の夜長を癒す優しい曲になってるかもね。


今日は、折しもその『Kiss & Cry』が収録されたCDシングル『Beautiful World / Kiss & Cry』が店頭に並んでちょうど18周年にあたる(正式な発売日は翌日)。『Kiss & Cry』自体は同年2007年5月の時点で音源配信されていたので夏の終わりのイメージはあまりないけれど、もしこの季節に最初に接してたら『孤独を癒すムーンライト』はお月見を連想させてたかもしれないな。歌の中で食べるのは月見団子でも月見バーガーでもなく日清カップヌードルだけどねっ!

とか思ってたら、今月の日本レコード協会のストリーミング認定が発表されて。なんとそのCDの両A面の片割れである『Beautiful World』がプラチナ認定されたそうな! これまた奇遇な日に! あなめでたや! 新劇場版ヱヴァンゲリヲンによる強力な援護があったとはいえ、やはり「残酷な天使のテーゼ」「魂のルフラン」に連なるエヴァの主題歌としてファンに認められるだけの創造を成した事こそ肝だった。キングダムハーツシリーズと違いこちらはヒカルが旧劇版のBOXを抱き締める勢いで愛でていたから気合いが違ったね。そのどちらでと凄い結果を残してきたから凄いんだけども。


てことであらためまして『Beautiful World』、ストリーミング解禁から数えて7年半、見事1億回再生突破でプラチナ獲得、おめでとうございます! きっとまだまだこの数字、秋の夜の月影のように伸びていくよねっ。



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(※ 例によって漫画「チェンソーマン」についてネタバレ気味の記述も含みます)


「米津玄師、宇多田ヒカル」というユニット?で少し疑問がある。ヒカルが作詞に参加していない事だ。

仮に自身で作詞していないオリジナル楽曲をメイン・ヴォーカルとして歌ったとすると、そういった音源をメジャーレーベルからリリースするのは初めてとなる。それを成し遂げた1人目が米津玄師だった、というのは確かに納得感が強いのだけど、ヒカルは本当にそれでよかったの? 歌詞には口出ししてないの?

何しろメロディと言葉と歌い方を総て絡めながら作詞をする人なのでね。その作詞中はおいそれと真似できるものではない。便宜上一応「シンガーソングライター」という肩書きを使われたりはするものの、本人は「音楽家」というシンプルな胡椒を好むようだし、私に言わせれば「歌の人」で十分なのだけど、その3つともが超一流でないと宇多田ヒカルが歌う歌は生まれないのよ。原理的には。

現実の「歌」は「詞と節と声」から成る。米津玄師も同じくシンガーソングライターなのだから、その手法への理解は他の誰よりも高い。タイアップで原作者の意図を上回ってくるのも彼とヒカルくらいだしな。だからこそ、お互いに「声」が徹底的に異なる中で、彼が作詞してヒカルの声を活かし切れたのか? 甚だ疑問だ。


ヒカルの最初のコメントには確かに

『それぞれの表現方法の対照的な部分に戸惑いながら手探りで突き進んだ』
https://x.com/reissuerecords/status/1955645628194906201?s=46

という一文があった。そうでありながらなお「作詞に口を出さなかった」というのは意外に感じるわけだ。そんなん、有り得るのか?

或いは、ヒカル自身も幾つかの貢献はしたが「そこまで本質的でもなかったし、数も多くない」ということで作詞クレジットを辞退した、ということならわかる。マイナーチェンジで少しよくなった〜ヒカルの歌声で歌いやすいフレーズにはなったけど、別に元のままでも悪くなかった、という程度ならそうするだろう。

もちろん、彼も「作っていくうちにどうも宇多田さんしかありえないという気持ちになりとにかくオファーさせていただきました。」とまで言ってるのだからヒカルの作詞術を研究しまくってヒカルに「直す所はどこもない!」と言わせるところまで練りに練って練り上げた、というケースも考えられなくはない。だが、そこまで宇多田ヒカルに寄り添った作品を作ったとなると、名義が米津玄師主体なのがまた謎に戻ってしまう。宇多田ヒカル名義にすべきよね、彼は純粋な「楽曲提供者」になるんだから。

結局、こんな謎めいた楽曲はないのよさ過去26年余りの中でも。

そもそもレゼ篇なのにレゼとヒカルに似た所があんまりない、という話は前にした。最近レゼに似た人見たなぁ、、、と思ったらUGFに来てくれたMarmeloさんだ。同じ系統の美形だわ。実写化の時は挙手して欲しい。それはさておき、ヒカルが誰視点の何を歌うかが、「公安篇」全篇を読み終えた私でも全く予想がつかない。いやそりゃマキマさんならハマるかもだけど、彼女別に今回は活躍しないしな。最後を除いて。そんなレゼ篇のエンディング・テーマだっつーんだからなぁ。そこから先の展開を指し示す起用というのも考えたけど、やっぱり当て嵌まる人が居らへん。いやー困った。なので、どんな米津玄師がどんなアプローチをヒカルに頼んだのかもわからんし、ヒカルが何に戸惑ったのかもわからない。彼の事だから漫画を読み込みまくった挙句の「宇多田さんしかありえない」だと思うんだけどねぇ。うむ、もう一回公安篇読み直してきますわ。もうあんまり封切まで時間がないのだけれど。

なにしろ依然、ヒカルから「チェンソーマン読みました」の報告がないからね、作品に思い入れないのかと思っちゃうよね。もっとも、あれだけ全世界から(私の知らない言語圏まで含めて!)絶賛されまくっているキングダムハーツシリーズの数々の名曲を生み出しておきながら同シリーズのゲーム自体は全くプレイしたことがない人なので、漫画読んでなくても珠玉の歌唱を聴かせてくれてるとは思うけどね。もう少し、追加のコメントを出すのを待ってみましょうかね。




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おぉ、来月は早いんだな!

「オノマトペロディ」今回のテーマは”秋”
NHK Eテレにて 9/1(月)23:20~ 2(火)13:40~ 放送です
是非ご覧ください。
https://x.com/hikki_staff/status/1960350392681996729?s=46


てことでオノマトペロディ第3回のテーマは「秋」。これから出てくるオノマトペって、何だ? 俄には思いつかないな。秋の夜の虫の鳴き声とかかしら?

頭が回らないのでGoogleに「秋のオノマトペは?」と訊いてみると「(落ち葉が)はらはら」「がさっ」「ざくざく」「ひゅうひゅう」「わくわく」ときた。いろいろあるもんだね。

しかし、季節を先取るのは収録番組の宿命とはいえ、9月頭に「秋」をテーマにして感情移入できるのやら? 現実は「依然夏真っ盛り」「猛暑日記録更新中」になるんでないの? こればっかりは運だけどねぇ。せめて秋のお彼岸まで待てたらよかったんだが。9月頭だと落ち葉はまだだし北風も吹かないしな。

こちらとしてはこのタイミングになってくれたのは少しホッとしたとこもある。というのも、秋のお彼岸の頃には「JANE DOE」でてんやわんやだからね我々は。まだ今なら落ち着いてこの5分間番組を見過ごさずに捕獲できそう。その上その後(だと思う)には『Mine or Yours』のリミックス3連続配信があるからね。インターバル2週間ごととすれば10月頭のスタートでしょう。なので、9月のオノマトペロディはまぁひとまずここがいいよね。誰が狙ったわけでもなかろうにいい按配、いい配分だわ。


で、その「JANE DOE」に関して、「もし全編宇多田ヒカル歌唱だったら」という仮定について考えてみる。すると名義が気になってくるのよね。同じくシンガーソングライターとしての立場から見れば「そりゃ作詞作曲が主役でしょ」ということで米津さんもヒカルも「米津玄師、宇多田ヒカル」の順番のアーティスト名で納得なのかもしれないが、リスナーからすりゃ作詞作曲より歌手だよね? 例えば「紅蓮華」はLiSAの曲であって草野華余子の曲ではないわよね? 私なんか今ググって初めて作曲者の名前を知ったくらいだもの。え、もう6年も前の歌になるの? それはさておき。大体、そんなもんでしょう?

何より、レコード会社というか担当者としては、宇多田ヒカルがメインで歌ってるんなら宇多田ヒカル名義でリリースしたいもんなんじゃないの? そりゃ同じソニーだからどっちでもよかったのかもしれないけれど、年間総合チャートとかアーティスト別売上の数字とかに響かないのかね?

そこらへんを解決してくれてるならヒカルが全編歌っててくれたら万々歳だわね。いや勿論、米津さんが歌っててくれても何の問題もないのだけど。まぁ2人のことだから、聴いてみたら納得の内容になっている筈なので、快く驚く準備をしておきましょうかね。


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先日Twitterでついつい愚痴ってしまった。最早毎度お馴染みyoshirotten氏の匂わせストーリーズの件だ。いつもヒカルの投稿の前後に「私もそこに居ました」と、明言せずにしかしヒカルの投稿をチェックしてる人にはそうだとわかるやり方でポストしてるアレである。

ヒカルと親しいなら自慢もしたくなるだろうし、何かを公表してるわけでもないからおおっぴらに出来ないこともあるだろうよと、まぁ今までは放っておいたのだけど、今回だけはいただけなかった。ヒカルとダヌくん、夏の花火に興じるの図にまでわりこんできたからだ。
https://www.instagram.com/p/DNp5Xrnp9NS/?igsh=cmk5cTl6b3dnY3hx

ヒカルと2人の話ならまぁいいさ。大人2人のやることだ。しかし、第三者を巻き込むですか? それも未成年を? そして誰あろう、ダヌくんを?? 流石に看過できなくてね。

私から見れば(私たちから見れば)、ヒカルの愛息・通称ダヌパ先輩は、宇多田ヒカルを無期限人間活動からアーティスト活動に復帰させてくれた人生の大恩人なのですよ。だからって彼の人生に熱苦しく絡みたいわけではなく、ただただ平穏に平和に穏やかに自分の人生を過ごしてくれたらと日々祈る人なんです。私にとっての彼の存在とは。それを侵そうもんなら勝手に極東の島国でブチ切れる所存。これまた彼の人生に何の影響もないのだけども。

ヒカルが彼の幸せを願っていないとは考えられない。なのでyoshirotten氏も一緒に過ごしてるとわかる彼の投稿にOKしたからには、恐らく既にダヌくんと氏は知り合いだとかでそれなりに仲良くやってるのだろうという推測は立つ。それならいいさ。何の問題もない。

でも、もしそうじゃなかったら大問題になりかねない。ただでさえ、彼の父親は生きていて別々に暮らしてて、たまにしか会えない存在だったりしてさ。まぁそれは随分前からなのでその暮らしに満足してるなり慣れてるなりしてるならそれでいいんだ。シングル・マザーに対する謎の世間の風当たりなんぞ気にするだけ損なんだし、家族構成なんて人それぞれなんだから。今の暮らしでいいならOKさ。

たださー、ヒカルちょっと迂闊なとこあんだよね。ほら、つい口滑らせてダヌくんに離婚が2回目だってバレちゃったエピソードあったでしょ。彼にとってそれがショックだったのかはわからない。実父と離婚してるかどうかの方が、異父兄弟も異母兄弟も居ない母の昔の結婚の話よりずっと大事ということもありそうだしな。一方で、母に隠し事をされてたというのは少し傷ついた要素かもしれないね。そこらへん、ヒカルが丁寧に話をしてくれて2人で乗り越えてくれてたら嬉しい。

つまり、そういった愛息の心の機微に対するケアは考慮に入っているのかなと。シングル・マザーが恋愛を謳歌しても何の問題もないのだけれど(世間ではあったりするらしいので一応言っとく)、ダヌくんの生活の平穏と平和が乱されやしないかとそれはやっぱり気にかかるのです。

こういうのは彼の成長とともに事情が移り変わるから、具体的にあれやこれやと外野が言っても仕方がない。当事者たちがわかっていればいい。だから尚更そんな空間から匂わせ投稿なんてしないでくれ。何をすることもできないこちらの心をざわつかせてそれっきりなんだもん。まさに「誰が得するんですかその投稿?」なんですよ。

でも、今度から、氏がヒカルの顔を直接写した写真や動画を投稿してくれたら、俺ってば思いっ切り手のひら返すんだろうな。かわいいは正義だもん。嗚呼。我ながら情けねーやね、、、。


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『Mine or Yours』のリミックスは3つリリースされるという。どんな作風が予想できるだろうか?

まずはやはり直近の『Electricity Remixes』を参考にしてみたい。自分のまとめはこんなんだったな。

・クールでアーバンなカレン
・ダークでスペイシーなアルカ
・アッパーかつフレッシュなサルート

三者三様という感じ。オリジナルに近いリズムのカレン、リズムを抜いて別のものにしたアルカ、アップテンポに改変したサルート、という見方も出来た。リミックスによくある「大胆に切り刻み過ぎて原曲がわからなくなる」現象はなかったが、これは宇多田ヒカル名義である以上必然だったか。

ひとつのポイントはそこなのよね。リミキサーの名前も前面に出すけれど、あクマでこれは宇多田ヒカル公式の企画なので、原曲がただの素材になるようなタイプのリミックスまではしてこない、とみるのが妥当な気がする。

なので、『Mine or Yours』のリミックスたちも、上記のカレン/アルカ/サルートの三者三様に近いバランスになっているんじゃないかな。


というだけではつまらないので、過去の公式リミックスから「こういう方法もあったよ」というのを思い出してみる事にする。


まず「これ今やったら面白そう」と思ったのが1999年の『Movin’ on without you (tribal mix)』だ。リミックスはえてして音を沢山落とし込んで装飾過多になりがちだがこちらのtribal mixは「リズムセクションと歌のみ」という、「引き算の美学」でこちらを唸らせてくれた。これ聴いて、ボーカルだけでこれだけリスナーを引き込めるヒカルの力量にビックリしたものだ。『Mine or Yours』も歌とリズムだけで結構サマになりそうなのよさ。

少しズレて「今の季節にやったら面白そう」と思ったのが『Flavor Of Life (Antidote Mix)』。サブスクにまだ置いてないんだっけ? 当初CDシングルオンリーでリリースされたリミックスだが、まるで砂漠で迷子になったみたいな湿度と熱気がむんむんのサウンド、この猛暑の季節になったら合うというか共感するというか。『Mine or Yours』はリリース時期もあって春先の爽やかでのどかなサウンドというイメージも強いので、「うだるような暑さ」バージョンがあったら対比として面白いなと思ったがアナログ盤が出る頃にはもう冬間近なのでぜんぜん季節外れなのよね。ちと惜しい。万が一来週第一弾としてリリースされるようなことがあったらバッチリハマるだろうけどっ。

あとは、『Wonder ‘Bout』もちょっと面白いかなと。曲名には書いてないがこのトラックは初出から「Remixed By Timbaland」なトラックで、ヒカルのオリジナルトラックとは言い難いものなのだが、おかげさまでアルバム『EXODUS』の中でもとりわけヒップホップのスピリッツが色濃いサウンドとなっている。70年代ロック&ポップスな音作りの『Mine or Yours』を誰かがヒップホップな音に変えてくれてたらちょっと面白いかも。

最後に、やっぱりカラオケミックスとアカペラミックスよね。もちろんこれはリミキサーに依頼するタイプのものではないので今回の3つには入らないと思うけどまた別途リリースして欲しい所。

てことで、幾つか予想と期待を寄せてみたけど、率直に思うのはこういうのを全部裏切って「思いもよらなかったリミックス」を聞かせてもらえるのがいちばん嬉しいかな。…うん、ハードルを上げ過ぎたね(笑)。そこまでしなくてもいいので、新鮮な気分で『Mine or Yours』に触れ直せるキッカケになってくれれば、十二分にございますよっと。…何様っ!?(笑)


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そうそう、昨日のつぶやき。

『初めてスピーカーの上に乗った初めての日本フェス!Floating PointsのセットにSomewhere Near Marseilles-マルセイユ辺り-の一曲だけお邪魔しました。サムも初めてのMC(しかも丁寧な日本語)で紹介してくれてお客さんも盛り上がってて中山晃子さん@akikonkym のライブペインティングもサムの音も最高で、出番以外はステージ袖で踊ってました🪩
Thank you SONIC MANIA, Thank you Sam, Akiko, Tim, Will, Anna, and everyone who was there.』
https://x.com/utadahikaru/status/1959465204288540965?s=46


せやねんな、あのお立ち台スピーカーやってんな。現地に居る時は全く気づかなくて、ひょこんとお立ち台がステージから伸びてるやなんてボヘサマみたいやなとか思ってたんやけど、備え付けのもんに飛び乗ってたってわけか。足元そこまでハッキリ見てなかったなぁ。美脚自体はガン見してたのに!


しかし私が悔しかったのは、

『出番以外はステージ袖で踊ってました🪩』

ってのをぜんぜん想像してなかったこと! やられた! 舞台袖覗ける位置に陣取ってたのに!(見える所では踊りませんねそうですね) そうか、そんな過ごし方をしてたのか。うわ〜確かに、ステージに出てきた時から結構出来上がってた(?)から今日は絶好調だねヒカルちゃん!と思ってたけど、ウォーミングアップばっちりだったわけだね。ステージスタートから20分で、ず〜っと四つ打ち、アップテンポのサウンドだったもんねぇ。

これ、自分のツアーでもそうしてたのかな? ウォーミングアップに既に踊っててから出て来てたとか。ああステージメイクが崩れちゃうか。SFツアーは『time will tell』からだったし、そこまでアゲアゲでなくてもよかったかな。


んで。物凄くしょーもないことを言いますね。

なぜヒカルが国内フェス初出演のステージにこの「ソニック・マニア」を選んだのか? 「サマー・ソニック」本編や「ミッドナイト・ソニック」ではなかったのはなぜなのか?

それはね、

「ソニック・マニア」の真ん中には!

「ソニックマニア」のど真ん中には!

そう、ちゃんと「クマ」が居るからだ!

「ソニッ“クマ”ニア」 ←ほら!!


あー、すっきりした。
しょーもないことを言うのも効果があるもんだね。また言おうっと。


ただ、うん、論点として大事な事は、これが国外勢の集まるステージだったということよ。ソニック・マニアのメインステージではPerfumeから電気グルーヴと日本語圏のアーティストが出ててそちらが盛況の中、ヒカルの出たソニック・ステージは洋楽ファンが中心だったので、「宇多田ヒカルがもしサマー・ソニックに出るなら」というシミュレーションを行う上でかなりクリティカルなポイントになってたんだわ。

皆さんご存知の通り…と言っていいのかわからないが、サマーソニックは当初から洋楽邦楽双方からのゲストを迎えるフェスティバルではあったものの、長いスパンで見ると近年邦楽勢の比重(人数というより目玉度)が高まっていて、従来からの洋楽ファンたちの間ではうっすらと不満が溜まっている。そんな中で宇多田ヒカルを迎える場合、「邦楽ファンは問題ない。洋楽ファンからどう受け容れられるかを知りたい」というのが運営側の懸念点だったかと思われる。果たしてソニックステージでは大歓迎だった気がするな。洋楽邦楽とか抜きのレジェンド扱い、20代30代の洋楽リスナー達の間でも結構浸透してるとみた。つまり、音楽云々以前に、「宇多田を観た」というだけでまだまだ人生のアドバンテージになるのだ。要は色んな人に自慢できるってこったね。

あの反応の感触からして、スケジュールさえ合えばこの2〜3年のうちにヒカルがサマーソニックのヘッドライナーを務める確率はかなり高くなった気がする。来年すぐとは限らないので、余裕のある人はまずフェスがどんなものか体験してみる為に来年のサマソニに行ってみるってのもいいんじゃないですかね。気軽に行けるお値段ではないのが玉に瑕ですけれどもね…、クマには、じゃなかった、タマにはいいんじゃないでしょうか?


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ふと思ったのだけど。てかいつも思ってるし何度か書いてることなんだけど、「ファンの資格があるかないか」って言い出す人って、他の界隈のことはわからないが宇多田ヒカルの周りに関しては、誰から言われたわけでもなく自分自身に対して自分から言い出すケースが殆ど…いや、そういうケースしか見たことない。匿名掲示板などはともかく、誰か他人を名指しして「お前なんか宇多田ヒカルのファンじゃない」と言い出したケースってなかなか思い当たらないんだよね、

とすると、大抵は自分自身に対する物足りなさの吐露ということになるのだけど、資格って他人から付与されるモノだから、その言葉を使った時点でどこかしらに「架空の物申す人」を捏造することになる。そこから話がややこしくなる。

物足りなさを感じるのは、他のファンの推し活っぷりに気圧されてというのが定番で、自分はそこまで熱心じゃないなぁという事実を突き付けられる事に及ぶのだけど、それは熱心にさせられない宇多田ヒカルの力不足(とでも言うしかないやつ)なのだから何も気にする事はない。それともあれか、そんなところにも勝ち負けを持ち込みたいのかな?

ただ、単純に「あれだけ夢中になれる事があるのは羨ましい」というのもあるだろう。こればっかりは人の人生なのでね。確かに、物事の優先順位がハッキリするという意味で行動に迷いが生じないのは利得かもしれない。例えば170コマのコマどりをしてる途中で「飽きた疲れた」とならない、この人を精一杯祝うんだという気持ちにブレが生まれないのは強み、利得かもしれない。そういうのに羨望を抱くのもわからなくはない。

でもそれは結果でしかなくてなぁ。やってる方は、誰に強制されるでもなく、心ゆくまで取り組んでたらそうなってたというだけで。どちらかというと、自分への物足りなさを「ファンの資格」という「ちょっと意味の違う言葉」に変換しちゃう事の方が妙なんでないか? なんでこんな事になっちゃうのだろうねぇ。

こちらとしては、ファンであるかないかなんてあやふやなもので、ファンの資格があるかないかを決めるのって、干潮と満潮があって常に波が打ち寄せたり引いたりする波打ち際にやってきてミリ単位で「海岸線はここ! こっちから陸! こっちから海!」って決めたがるような、そんな無理を感じる。何かを好きな気持ちを一生維持しなきゃいけないプレッシャーみたいなものがあるんだろうかね? 結婚制度が遠因だったりする? わかんないけど。

昨日まで好きだった事が今日になったら興味ないなんてよくあること。こっちだってその日の気分で聴きたい曲のセレクトは移り変わるし、その単位が人と人な場合もあるわけで、推し活が2つ3つ4つあっても特に何も思わないのだけど、なんだろう、例えば私ゃ四六時中宇多田ヒカルの事が頭から離れない人間だとか思われてるんだろうか? んなことないか。どうなんだろうね。逆に「お前なんかファンじゃない」と言われても「あぁ、そうね。」って肯定しちゃうしなぁ。その人にどう思われても何も変わらんからね。その人がこの国の独裁者で立法権と行政権の両方持ってたりしたら気にするけどさ。今んとこそんな制度ないしな。

そんなことよりその日その日の自分の心身の様子の移り変わりをしっかり把握して、できるだけ自分の機嫌を取れるように振る舞う事の方が大事なんでないかなぁ。長期的な関係に気を取られるよりまずは今、何がどうなってるかをよくみてみることから今日という1日がまた始まりますよ。


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Hiron @kukuchang が過去にヒカルが外部でコラボした音源を主に集めたプレイリストをSpotifyで公開してくれた。


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① 大黒摩季「PROMISE “I DO” featuring UTADA HIKARU」
② 宇多田ヒカル「少年時代」 (井上陽水のカバー)
③ 椎名林檎「I won’t last a day without you」(カーペンターズのカバー)
④ くず「風が吹いてる」
⑤ 椎名林檎と宇多田ヒカル「浪漫と算盤 LDN Ver. 」
⑥ 椎名林檎と宇多田ヒカル「浪漫と算盤 TYO album ver.」

⑦ 宇多田ヒカル&小袋成彬「丸ノ内サディスティック」(椎名林檎のカバー)
⑧ 小袋成彬「Lonely One feat. 宇多田ヒカル」
⑨ THE BACK HORN 「あなたが待ってる」
⑩ Hikaru Utada「Blow My Whistle (feat. Foxy Brown)」
⑪ 88rising, Hikaru Utada, Warren Hue
「T」
⑫ Sam Smith「Stay With Me (feat. Hikaru Utada )」


https://open.spotify.com/playlist/7keF4gUHEW6vchz3Ql2DeO


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これ実際に聴いてみたんだけど、曲順いいね! 流れが凄く滑らか且つ起伏に富んでて聴いてて楽しい。特に2曲目の『少年時代』から3曲目の『I won’t last a day without you』の流れが白眉で、長年ヒカルのシャッフル・プレイに慣れ親しんできた自分も今日初めてこの2曲を続けて聴いて「こんなに馴染むのか!」と驚いてるところ。新発見だったわ。贅沢を言うなら、これ自分で気づきたかったぜ。くそぅ。

最初大黒摩季で派手に幕開けしてその二曲でしっとり、からの爽やかなくずを聴いて椎名林檎となりくんの中盤に突入(ここで丸サのカバーで林檎バトンを渡すとこもいいな〜)、趣向を凝らしたトラックを堪能したら「あなたが待ってる」〜『Blow My Whistle』の流れでまたピークを迎えて最後「T」と「Stay With Me」でしっとり締める。よく出来てるなぁ。気づいたら2周してたわ。また聴こう。


他方、今夜の無意識日記ではこの楽曲群を“時系列順”で並べてみたいと思います。以下のようになりました。


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① Hikaru Utada「Blow My Whistle (feat. Foxy Brown)」
② 大黒摩季「PROMISE “I DO” featuring UTADA HIKARU」
③ 椎名林檎「I won’t last a day without you」(カーペンターズのカバー)
④ くず「風が吹いてる」
⑤ THE BACK HORN 「あなたが待ってる」
⑥ 小袋成彬「Lonely One feat. 宇多田ヒカル」

⑦ 宇多田ヒカル&小袋成彬「丸ノ内サディスティック」
⑧ 椎名林檎と宇多田ヒカル「浪漫と算盤 LDN Ver. 」
⑨ 椎名林檎と宇多田ヒカル「浪漫と算盤 TYO album ver.」
⑩ 宇多田ヒカル「少年時代」 (井上陽水のカバー)
⑪ 88rising, Hikaru Utada, Warren Hue
「T」
⑫ Sam Smith「Stay With Me (feat. Hikaru Utada )」


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なるほど、「人に歴史あり」。ヒカルがどんな人達と出会ってきたのか、その歴史がコラボ音源からも見えてくるわ。


次は、この時系列順のリリースと、ヒカル個人の活動を簡単に絡めて全体を見ておくことにしましょうかね。



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・2001年3月28日2ndアルバム『DISTANCE』発売
・2001年7月25日8thシングル『FINAL DISTANCE』発売

Hikaru Utada
「Blow My Whistle (feat. Foxy Brown)」
2001年7月31日発売のサントラ盤「ラッシュアワー2」に収録

・2001年11月28日9th シングル『traveling』発売

大黒摩季
「PROMISE “I DO” featuring UTADA HIKARU」
2001年12月12日発売のアルバム「O(オー)」に収録

・2002年3月20日10thシングル『光』発売
・2002年5月9日11thシングル『SAKURAドロップス/Letters』発売

椎名林檎
「I won’t last a day without you」(カーペンターズのカバー)
2002年5月27日発売の「唄ひ手冥利〜其ノ壱〜」に収録。

・2002年6月19日3rdアルバム『DEEP RIVER』発売
・2003年1月29日12thシングル『COLORS』発売

くず
「風が吹いてる」
2003年3月26日発売の「くずアルバム」に収録

・2004年2月3日〜10日『ヒカルの5』開催

  § § §

・2017年2月9日、3/1付でのソニー移籍を発表

THE BACK HORN
「あなたが待ってる」作詞と編曲に宇多田ヒカル及び歌唱で参加
2017年2月22日発売のシングル「あなたが待ってる」及び
2017年10月18日発売のアルバム「BEST THE BACK HORN II」に収録

・2017年7月10日『大空で抱きしめて』リリース
・2017年7月28日『Forevermore』リリース
・2017年12月8日『あなた』リリース

小袋成彬
「Lonely One feat. 宇多田ヒカル」
2018年1月17日サブスク配信開始
2018年4月25日発売のアルバム「分離派の夏」に収録

・2018年4月25日『Play A Love Song』リリース

宇多田ヒカル&小袋成彬
「丸ノ内サディスティック」
2018年5月23日発売の椎名林檎へのトリビュートアルバム「アダムとイヴの林檎」に収録

・2018年6月27日7thアルバム『初恋』リリース
・2018年11月〜12月『Laughter In The Dark Tour 2018』
・2019年1月18日『Face My Fears』リリース

椎名林檎
「浪漫と算盤 LDN Ver. /the sun & the moon in London」(歌唱:椎名林檎と宇多田ヒカル)
2019年11月13日発売のアルバム「ニュートンの林檎〜初めてのベスト盤〜」に収録。

椎名林檎
「浪漫と算盤 TYO ver. /the sun & the moon in tokyo」(歌唱:椎名林檎と宇多田ヒカル)
2019年11月25日に配信リリース

宇多田ヒカル
「少年時代」 井上陽水のカバー、弦楽隊Ensemble FOVE”とのコラボレーション
2019年12月27日発売のアルバム「井上陽水トリビュート」に収録

・2020年5月8日『Time』リリース
・2020年5月29日『誰にも言わない』リリース
・2021年3月9日『One Last Kiss』リリース
・2021年6月2日『PINK BLOOD』リリース
・2021年11月26日『君に夢中』リリース
・2022年1月19日8thアルバム『BADモード』配信先行リリース
・2022年4月16日音楽フェス「Coachella 2022」に出演

88rising, Hikaru Utada, Warren Hue
「T」
2022年4月17日発売のデジタルEP「Heads In The Clouds Forever 」に収録

・2022年7月22日表参道Wall & Wallでシークレット・ライブ
・2023年1月19日『40代はいろいろ』開催
・2023年7月28日『Gold 〜また逢う日まで〜』リリース
・2024年2月12日『何色でもない花』リリース
・2024年4月10日ベスト盤『SCIENCE FICTION』発売

椎名林檎
「浪漫と算盤 TYO album ver. /the sun & moon in tokyo」(歌唱:椎名林檎と宇多田ヒカル)
2024年5月29日「放生会」に収録

・2024年7月13日『SCIENCE FICTION TOUR 2024』スタート

Sam Smith
「Stay With Me (feat. Hikaru Utada )」
2024年8月23日に配信開始

・2024年9月1日『SCIENCE FICTION TOUR 2024』無事完遂


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ほぉ〜そうか、あんときのコラボはこんなタイミングだったな、というのが思い出されますね。ツアー途中とかにも突然リリースされてたり。懐かしい。…って、いやまだ一年経ってないぞサムとのデュエットは!(笑) 明日で1周年ね。そっか。…そんな感じで!(笑々)


今回は外部でのコラボをメインでまとめたけど、宇多田ヒカル名義下でも勿論コラボレーションはありまして。『忘却』とかね。そこらへんはまたの機会にみてみますかね。上記年表(?)をご覧になればわかる通り、2004年〜2017年の間は(人間活動期も含めつつ)外部コラボがなかったんだけど、アルバム収録曲には幾つかあったからね! そこも埋めつつまた概観したいのだけど、今夜はこのプレイリストを聴きながら眠りに就きたいと思います。いやぁ、いいなぁ。


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そうそう、「米津玄師、宇多田ヒカル」名義の「JANE DOE」、動画でイントロのヒカルのハミングだけは判明してるけど、楽曲全体の2人の歌唱配分がまだわからないのよね。この「、」を使った名義も独特で、そのわからなさに拍車をかけている感が強い。


ひとまず、現時点では過去のヒカルのコラボを分類してその予想の助けとしたい。以下のような場合わけが可能だろう。

① ヒカルがメインで歌ってゲストがちょっと歌うケース
② ヒカルとゲスト、或いはホストとヒカルが対等に歌うケース
③ ホストがメインで歌ってヒカルがちょっと歌うケース

こんな感じかな。コラボ曲全曲羅列したいとこだけどそれは次回以降に譲るとして、それぞれ一例ずつ挙げてみる。


① ヒカルがメインで歌ってゲストがちょっと歌うケース

これは大体宇多田ヒカル名義の楽曲でみられる。『ULTRA BLUE』収録の『One Night Magic feat. Yamada Masashi』なんかがそれだね。


② ヒカルとゲスト、或いはホストとヒカルが対等に歌うケース

これはどちらの名義もあるわね。例えば椎名林檎との『二時間だけのバカンス』はヒカルのアルバム『Fantôme』に収録されている一方、『浪漫と算盤』は椎名林檎の「ニュートンの林檎」と「放生会」に収録されている。歌が半々だと、どちらに転ぶかわからない。


③ ホストがメインで歌ってヒカルがちょっと歌うケース

これは例えばTHE BACK HORNとの「あなたが待ってる」なんかが当て嵌まる。名義はTHE BACK HORNでヒカルの名はないのだけれど、VocalとProducerでクレジットされているわね。


これらのケースをそれぞれ眺めて参考にした場合、「米津玄師、宇多田ヒカル」という名義は②をいちばん連想するよね。つまり、デュエットで2人の歌唱が半々。ただ、米津玄師の性格からして歌の割合が偏ってたとしても世界観の表現としての重みがあるのならたとえ一言だけの参加だとしてもこのほぼ対等に見える名義にしてきそうではあるので、なかなか予断は許し難い。嗚呼、こういう読み合いも見越しての「、」なのかもしれないねぇ。

なので、意表をついて全編ヒカルかもしれないし、ほぼ米津玄師尽くしかもしれないし、という何の予想もしてないに等しい言い方しか、現時点では出来そうにないな。もうちょい情報が解禁されたら見えてくるものもあるかな。トレイラーを更新するたびに歌唱が増えるとかなくはないけど、エンディング・テーマってそこまでフィーチャーされないよね上映前は? これ、映画館で確認するまで決着しないかもしれないね。


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今回は「チェンソーマン」の原作ネタバレしまくりでいくので、レゼ篇未読&未視聴の方は注意してね。


いいかな。


米津玄師のアニメ主題歌に対する態度の誠実さはもう地球何周分というスケールで語り尽くされているので私が新しく付け加えられる事なんか何一つない。そんな彼がこんな風に語っている。

「誰に歌ってもらうかは深く想定せずこの曲を作り始めたのですが、作っていくうちにどうも宇多田さんしかありえないという気持ちになりとにかくオファーさせていただきました。メランコリックでありながらも風のように吹き抜けていく宇多田さんの歌声がこの曲に乗った瞬間、あまりのことにはっと息をのみながら感激したのをおぼえています。一人の音楽を作る人間としてこの機会をとても光栄に思います。」
https://reissuerecords.net/2025/08/14/janedoe_chainsawman/

そう、「宇多田さんしかありえない」と。彼がそこまで言うならそうなのだ。それをまだ読み取れてないこちらにまだ何かわかっていない事があるに違いない。

タイトルの『JANE DOE』の由来の一つは第43話のサブタイトル「ジェーンは教会で眠った」なのだろう。レゼがロシア語で歌う歌の歌詞或いはタイトルだろうか、それが採用されているようだ。

レゼがロシア語で歌う場面があるならもう上坂すみれ連れてくればいいじゃん、と投げ遣りになってたのだけど、この歌の歌詞の翻訳をしてくれてる方がいらしたので引用してみる。


僕とジェーンのデートの日
準備は万端
朝、一緒に教会へ行こう
カフェでコーヒーを飲んでオムレツを食べよう
公園をちょっと散歩したら
水族館へ行ってジェーンの好きなイルカとペンギンを見よう
ディナーの後はひと休みしよう
それで、僕らは今朝なにをしたっけ
思い出すまで語り合うけど
僕らは思い出せないだろう
そして僕らは教会で眠るだろう

https://cut-elimination.hatenablog.com/entry/2021/04/23/105901

確かに、この歌の歌詞は宇多田ヒカルっぽくなくもないとは言える。単語を拾っていくと『Mine or Yours』とか『日曜の朝』とか『人生最高の日』とか『大空で抱きしめて』とかなんかそういう歌が連想される。『気分じゃないの』はあるのかな。そういう意味で、もしこの歌がそのまま歌われるようなことがあれば、『Mine or Yours』の次に宇多田ヒカルが歌う流れはわからなくもない。

しかし、この歌、別に直接物語に関係ないのよね。多分、劇場版のストーリー範囲では何の意味も持たない。それどころか、全カットしても全く大丈夫。話の通じ方としてはね。魅せ方次第で屈指の名場面にはなるだろうけど。

もしこの歌を通じて米津玄師が藤本タツキの深い意図に辿り着いてたりするんなら、もう降参するしかないというか。

あと、ヒカルさんは「教会」って歌詞歌うのだろうか… ? 嗚呼いや、劇中では上田麗奈が歌うのだろうけどね。あ、それもどうなるんだ!? そこを何か違えて、ヒカルさんの歌と繋がる演出方法があるのやら? 「JANE DOE」はエンディング・テーマなんだよね…あーどうなるんだこれ?

ヒカルさん、どこまで歌の歌詞の解釈を米津さんから聞かされて歌ったのかなぁ? わからん! 逆に楽しみになってきたぞわからな過ぎて。映画必ず観ようっと。


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そういや「JANE DOE」の予習の為に「チェンソーマン」を読み始めましたよ。えぇ、漫画版の方で。という訳で本日以降、当日記は「チェンソーマン」のネタバレが含まれてる場合がありますのでご注意ください。なるべくその都度その旨触れるつもりだけど、なんだかんだどこからでも滲み出るもんだからねぇ。

アニメと漫画の評価の乖離が激しい、という文章を方々で目にしてたし先日ソニマニ終わりにもアニメ版のレクチャー(?)を諸先輩方から受けたので、それならと作品の魅力の理解のし易さを優先して原作である漫画に先に触れてみようかなという意図です。

で、読んでみてなるほどこれはアニメ化は難儀だろうなという結論に至りつつある。この漫画、要は「チェインソーマンのかっこいい立ち絵を描きたい」という欲望が第一の柱になってるんだな。実際のところは原作者インタビューなどを読んだことがない為わからないのだが、パッと見で「この絵に至る為に物語を構築している」という印象を受けた。

問題なのは、いや白眉なのはそうやって“逆算型”のアプローチを取っているだろうに非常に出来栄えが洗練されている点だ。主人公のバカっぽいキャラクターと時に雑ですらある絵の方向性でうまく覆い隠しているがこの作者はとんでもなく頭の切れるタイプなのだろう。しかも仕事に対してクールでドライで判断力が高い。週刊連載を無理なく乗り切る為の様々な省力化を自然に織り込んで、ギリギリの所まで中身を薄めて絵と話を描いている。その為コミックスで読むと非常に残酷なシーンが多いのにさくさく読めてしまう。そして見せ場の一枚絵に辿り着く。読者層の性質の見極めの精度も高く、嗚呼自分が今中高生男子だったら夢中になるかもしれないなと感心する事頻り。童貞の為の漫画ってのは本当にそうだわ。うむ、費用対効果が抜群な作風だ。出来上がった作品の方向性はまるで異なるが、西尾維新の創作アプローチを連想した。めだかボックスの人ね。

その西尾維新の物語シリーズほどではないにせよ、やはりこういう省力化と最大効率を極めた作品はアニメ化が難しい。アニメに関してはこれからチェックするところだけど、まぁそりゃ苦戦するよねと現在のところは少々同情的な気分である。


で。肝心の「宇多田ヒカルが歌う理由ある?」という点に関してだが。ない。米津玄師が一体何を思ってヒカルを起用したのか、今のところさっぱりわからない。劇場版でキーとなる人物はタイトルにある通りレゼという女性キャラで、声を当てるのは上田麗奈。声優デビュー直後くらいから知ってるけど(「ハナヤマタ」全話観た)、とてもヒカルの歌声と繋がる芸風とは思えない。漫画の初期の方を読み始めた時点での、これが率直な感想と予想である。ここから一体どうやって米津玄師が「歌手・宇多田ヒカルの起用」を私に説得してくれるのか。残り28日、4週間で予習を固めていくうちに見えてくるものがあるのだろうか? 米津玄師の性格?からして話題性での起用ということは万が一にもありえなそうなので、不可思議さはますます募る。現行、アニメの主題歌で最強のカードのひとつともいえる米津玄師と宇多田ヒカルの連名をここで使ってくるからにはそれ相応の理由と説得が必要だ。期待と不安をないまぜにしながら、引き続き「チェインソーマン」を読み進めたいかなと思う。作風は全く好みではないけれど、作者の知性に触れ続けるのはなかなかに楽しいぞ。


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