どうやら、昨日のエントリで取り上げた投稿は、削除された模様。
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昨日ふれたようつべ(ゆーちゅうぶのことねw)に掲載されていた、DVD「UTADA UNITED 2006」の宣材用映像が、東芝EMIからの要請によって削除された模様です。この結果についてひとこと添えておきますね。
昨日の段階で「道義的に躊躇われる」段階だった、このような素材へのリンクですが、これで結局、「ファンサイトから積極的にリンクすることは憚られる」段階になった、ということでいいと思います。いわば、東芝EMIからファンに向けてのメッセージということですね。実は一方で、全く同じ映像が、他のユーザによって再アップロードされてしまっていて、あんまり事態は変わってない・・・おそらく、これからもイタチゴッコは続くことになると思います。みんなが見に来るコンテンツを擁していれば、アップロードした当人の他のコンテンツを見る可能性も高まる・・・アクセスが増える、ということに繋がりますからね。現時点では、対処方法は殆どないでしょうね。ようつべがアップロードそのものに厳しい罰則規定を、ということも考えにくい。
話を戻します。昨日の私の話を踏まえれば、東芝EMIは、今回の映像のような「宣伝目的に特化された素材」ですら、ようつべへのアップロードは容認できない、という態度を僕らに表明した、と受け取れると思います。場合によっては、黙認しておく、という方法もなくはなかったと思いますが、どうにもそうしなかった。もしかしたら、本当に東芝EMIは、元々宣伝目的にようつべに自らアップロードしていたのに、ファンからの指摘があって、放置することもできなくなった、なんてこともあるかもしれません。・・・いや、もちろん真相はわかりませんが、でも、それくらいの事態(ファンから指摘されるケース)は、想定済みだったでしょうから、僕はその「自作自演」のセンは低いと見ています。
とまれ、どうやら宇多田ヒカルのファンサイトとしては、「原則youtubeへのリンク自粛」を基本路線にしておいたほうがよさそうです。宣伝用の素材ですらこうですから、もう既に商品として手に入れられるプロモーションビデオとかライヴ映像の類は、「著作権抵触」を理由に自粛したほうがいいでしょう。(たとえ表向きだけ、でもね。(笑)) ただ、これは「現時点での措置」だと思っておいてください。半年も経てば周囲の評価等も激変して、全く価値観が変わっている、ということも有り得ます。また状況が変わったら、この原則基本路線も考え直せばいいでしょう。暫くの間は、という程度の認識で結構かと。
ただし、今回のリムーヴが、僕の推理が少々的外れであるということになりますが、宣伝用の素材だったから、というのではなく、プロモーション戦略上、どうしてもこの時期に多くのひとたちの目にとまるのはまずかった、という“東芝のプロモ活動の失敗・過誤”だった、というセンもあります。そうなると、実はこれが解禁されたあとなら、youtubeに映像が残されていても黙認する、という事態も、このあと数日後~数週間後に起こる可能性があります。これもまた、暫く様相を注視するのがいいと思います。できれば、その都度こちらからスタッフメールをし彼らにお伺いを立て、推移を見守る、という(ちょっとテマのかかる)プロセスを経られればいいんですが。
とにかく、ファンサイトとして考えることは、まずはアーティスト側の利益だと思います。“ファン”サイトという名称なのだったら、ファンの利益を第一に考えるべき、というのは正論だと思いますし、実をいうとそれに反論する気持ちも論理も持ち合わせてません。しかし、わざわざざねっちや三宅さんや梶さんやカンゾー先生や、なにより村上ちえちゃんを(そこかょ!(笑))困らせたり煩わせたり、というのはマズイと思います。
そこらへん、僕個人独自の価値観が反映されているかもしれません。僕らは消費者として、購買者として宇多田ヒカルの商品を楽しんでいる、という立場というより、彼らレコード会社やマネージメントのみなさんとイッショになって、宇多田ヒカルを周りから(どんだけ微力であろうとも)盛り立てていこう、彼女のやりたいことを(ほんのちょびっとだけでもいいから)サポートしていこう、という仲間であって、ケンカをしたり、こちらから一方的に要望を押し付けたりする相手ではなく、相互がそれぞれの立場を思い遣って慮って協力していける関係であったらいいなぁ、と思ってます。まぁ、そういう思想的背景で僕は今日と昨日、ようつべに関する記事を書いた、と思ってくれれば嬉しいです。今日も乱文でした。ご容赦くださいませ以上っ。m(_ _)m
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