3回も更新休んじゃった。珍しい。そうこうしてるうちに映画館始まっちゃって円盤もリリースされちゃうぞ。
でもまぁ、マイペースが大事だよね。
自分のリズムで、いこう。
では折角なので発熱時の音楽生活の話を。昨日はヒカルの歌を聴かずにずっと寝ていた…! まぁ他の音楽も一才聴いてなかったか? ちらっとショート動画はみたかもしれない。フルコーラスのものはなかったかな。おかげさまで1日で平熱に戻れたので後悔は無いが、レアな体験だったわ! Apple MusicにKindleみたいな「あなたは◯◯◯日連続でこのアプリを使ってますよ」と表示される機能があったなら昨日で途切れてただろうな。たとえそうだとしても特に何も無いけど。
で、発熱時、そして発熱明けというのは、経験上大人しい音楽から入った方がいい。強い興奮を齎すもの、感動度の高いもの、リズムの強靭なもの─そういった音楽を素直に楽しむ為には、やはり心身が健康でないと始まらないのだなと再確認するそれが発熱時なのですよ私の場合。
そうなると、例えばエリック・サティの「ジムノペディNo.1」やドビュッシーの「月の光」とかのピアノ独奏曲が定番になりがち。普段ならかけてそのまま寝ちゃう曲だね。ずっと寝てたので起き上がる前のタイミングだとこれくらいから始めたい。
さて、ではヒカルの曲でここの出番を飾ってくれる曲はどれになるだろうか。色々と聴いてみたが、これが案外少ないのだ。
まずは『サングラス』を聴いた。控えめな曲調で聴き手の心の隙間をそのままにしておいてくれるような奥床しさが魅力的。『ヒカルの5』の幕間曲に選ばれただけのことはある。今でもあれは最高の選曲だったと信じてやまないわ。なのでこういう病み上がりにも優しいだろうなと聴いてみると、案外リズムがポコポコうるさい。や、そうだったよな。やっぱりヒカルの曲だものな。
じゃあ次はと『残り香』を聴いてみる。アルバム『初恋』においてヒカル単独で作り上げた唯一の楽曲ということで、音数は少ない筈だよねと聴いてみるとこれもきっちりリズムキープ音があるんだな。普段アルバムの順番で聴いてると気にならないが、比較対象がサティのピアノ曲なんかな今だと「案外リズム強いんだな」と感じた。その後『WINGS』とか『言葉にならない気持ち』を聴いても大体同じ印象。ヒカルの曲はほぼ必ずリズムが入っている。リズムを抜くとなると途端に大仰で感動的なトラックに仕上げてくるから病み上がりには少々堪えるのよね。『FINAL DISTANCE』とかね。
ふむ、少し間口を広げようかとバージョン違いにも手を出してみる。まずは『Passion -after the battle-』。オリジナル・バージョンではプリミティブなドラム・サウンドが要な楽曲だが、このバージョンの前半部分はピアノ・バラードと言っていいアレンジで、ヒカルの曲には珍しくリズムのないところでのびのびと独唱しているのだが、どうにもほんのわずかに熱唱度合いが引っかかる…ってそれは昔から書いてて今に始まった感想じゃないのだけど、病み上がりのタイミングだと特にそれが気になるな。だが、悪くない。かなり癒やされる。
バージョン違いといえば、近年のヒカルはライブ・トラックも公式リリースしてくれているではないか。忘れてた。ならばと『First Love [Live 2023]』を聴いてみる。おぉ、かなりよいぞ! オリジナルは皆さん御存知王道のラブ・バラード曲でストリングスとリズムセクションが盛り上げにかかってくるがこの『40代はいろいろ♫』のバージョンだとそれがなく、リラックスして(キーも下げてるんだっけかな)歌っているので病み上がりにもそこまで重くない。普段炒飯やカレーライスを食べてる人間がこういうときはお粥や雑炊がありがたくなるというまさにその感覚が味わえる。二番からドラムが入ってくるけれど、叩き方が優しいせいかそこまで煩わしくなかったぞ。『Rule (君に夢中)[Live 2023]』も悪くないがこれは結構元気いっぱいな雰囲気で(NYで自転車を走らせる絵が思い浮かぶせいもある)、聴くなら『First Love [2023]』のあとかな。なんだEPの順番通りじゃん。
ということで、決定打ではないけど、ここでは「病み上がりに聴きたい宇多田ヒカルの曲」は『40代はいろいろ♫』ライブEPに決定、、、と書こうとしたところで、思い出した! というかなんで忘れてたんだ俺はっ。ああ病み上がりだからぼーっとしてたかっ。超納得。そうだよ、一昨年出たアナログEPのB面に、リズムの全く入ってないトラックがあったじゃないのさ! 『First Love』と『初恋』のアカペラミックスが! というわけで慌てて聴いてみると、ほぼドンピシャですなぁ。。。これですよこれ。やはりもともと楽器隊を従えた録音であるせいか、リズムの運びに対してやや正確さ優先で自由度が低い印象はあるものの、それも先入観の範囲という程度。ああ、こういう、呼吸する余裕のある音像が、病み上がりにはいいんですよ! これで決まりだな、、、はぁはぁぜいぜい、、、と息を切らしながらちらっとみたタイムラインには、
「宇多田ヒカル曲のオルゴール」
という、これ以上ない「病み上がりに聴きたい宇多田ヒカル」の模範解答が流れてきていたのでしたとさ、、、た、たしかにそれがいちばん耳に負担なかったわ、、、これお見舞いに差し出されたら泣く奴やんもう、、、問答無用で癒やされました。
と、いうわけで、まとめ。病み上がりに聴きたい宇多田ヒカル。
・『40代はいろいろ♫』配信ライブEP
・『First Love/初恋』アナログEP2枚組
・宇多田ヒカル曲のオルゴール
以上3つが候補かな。…ってこれアナログ・プレイヤー揃えたりオルゴール売ってる場所探し当てたり、結構手間暇お金がかかるやつやね! あたしはアナログEPの音源をApple Musicのライブラリに自分で入れてるからiPhoneのストリーミングでいつでも聴ける状態にしてるけど、結構な手間ですもんねぇこれ。なかなか気楽におすすめ辛いラインナップになってしまっ、た?
というわけで、諸君の健闘を祈る!(書くの疲れてきたので匙投げた) いや違うわ、くれぐれも、体調を崩さないように! こんなことで悩まなくて、済むようにね!(笑)
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