無意識日記
宇多田光 word:i_
 



DLはCDの音を一様に劣化させてる訳じゃない。中音域はソコソコの音にし高低域をゴッソリ劣化させソレを耳障りのない様に丸め自然な音にしているのだ(私の耳によれば)。従って単独では劣化した音に聴こえず、CDと比較して初めてソレと判る。DL音源が受け入れられている理由はソコにある。両者を比較した時、一番差が出るのはヒトの声だ。恐らく総ての楽器の中で最も多彩な情報を持つ音。48トラックを駆使し高低に響き渡る光のコーラスワークを堪能したくばCDで聴くべきだろう。今回はスターリングスタジオの両雄が各々別々にCDとDL音源のマスタリングを担当した。その手腕の冴えに注目したい。

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とはいうもののFTB~Hステを試してしまった。前作のBeMyLast~WINGSに匹敵する神繋ぎだ。トラックリスト発表時前半にシングル曲が集中しているのを見て後半勝負かなと思ったが、FTBが登場した事により風景がガラリと変わった。聴き慣れた曲達にもう1度新鮮な息吹が吹き込まれてゆく様がアリアリと見える。三宅P天才です。そしてやはりHステだ。PonPonKumachanとの共演でもStayGoldとのカップリングでもアルバムでFTBの次に鳴っても見事な迄のフィット感。全く同じトラックがこれ程TPOを選ばず魅力を発揮するのは異例といえる。「どこに居たって私は私」をとてもやわらかく実現しています。

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