触れる事を「自己言及」と呼ぶが、KremlinDuskにもこの自己言及構造が見られる。曲終盤で「BornInAWar…」と「IsItLikeThis」の2ッに歌が別れる部分、前者にある「OppositeAttraction/相対する引力」「OppositeDirection/反対方向に」はそのままこの対極的なテンションの歌唱2ッを指している。一方後者での「DoYouLikeThis?/コレは好き?」とは"今聴いてるこの曲は好き?"という意味に解釈出来る。その証拠に、最後に光から「WillYouPlayItAgainIfYouLikeThis?/もし好きならもう一度聴いてくれる?」とリスナーに問掛けがある。この曲の詞は幾通りにも解釈可能な構造なのだった。
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