コンセプト「シンプルで素直」の威力が最も発揮されたのは制作ラストの曲Celebrateだ。バラード曲を捨て「20代半ばもイケイケ!」と言わんばかりのダンスチューンを完成させた。ココで注目したいのはそのバラード曲を"しばらくあたためていた"点である。僕らはアルバム完成後の自嘲気味に話す光しか見れないので推測する他ないが制作中は同曲を「最後のとっておきの自信作」と思っていたのではないか。「地味で辛気くさい」なんて貶める言い様だがBeMyLastを「あの暗いヤツ」と一笑に付す人である。曲の出来が悪かったのではなく単にコンセプトに合わないと気付いたのがハズした理由なんだろう。
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