村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

雨を溜たる池のうえ

2022-09-14 23:21:35 | 村雨庵 稽古 

名月や雨を溜たる池のうえ 蕪村

今日は水曜稽古
お弟子様がパンフレットを見せてくれた
浜離宮でイベントがあるそうだ
浜離宮の入場料は300円
シルバーは半額

写真のパンフレットに書いてある
☆浜離宮でお月見10/5~10/10
9時~21時
内容は
○お月見限定メニューの販売
和菓子、日本酒と和三盆のメニュー
昼の部9:00~19:30
夜の部17:30~20:30まで
ラストオーダーは終了の30分前

○船上雅楽
場所・潮入の庭
10/7(金) 8(土). 9(日).
無料
○月夜の利き酒会
場所・松の御茶屋
10/7(金).8(土)
19:00~19:45
定員、各日16名
参加費2,000円.

○松の御茶屋でお点前拝見
10/9(日)10:00~
50分ごとに
10回あり
参加費・1,500円
定員・各10名
場所・松の御茶屋

浜離宮からのお月見を
想像する
風雅でよい

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ながきこの夜を

2022-09-13 23:21:08 | Weblog

 源実朝
秋風はやや肌寒くなりにけり
獨やねなむながきこの夜を


日没が少しずつ早くなるが
まだまだ暑い
今日は火曜日
ヨーグルトが一週間分届く日
冷蔵庫にはまだ三個残ってる
まもなく
カゴメのつぶより野菜ジュースが
三十個届く
まだ半分以上残ってるのに

明日9/14は
コスモスの日
ひよこの日

写真は
向島百花園の藤袴

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少年の紫の帯

2022-09-12 23:02:02 | 古筆

 与謝野晶子
鈴虫を
飼ふにふさへる
美くしき
子の少年の
むらさきの帯

星菫派
セイキンハ
〘名〙 星や菫スミレなどに託して、
恋愛を歌う浪漫詩人の一派。
明治35年(1902)前後、
与謝野鉄幹・晶子夫妻を中心に、
雑誌「明星」によって活躍した人々をいう。
(日本国語大辞典ヨリ)

ステキ
宝塚みたい
でも
回りにいたら面倒かもね

人と会うと
知らない言葉に出会う
結構長い間生きてるのに
まだまだ知らないこと
たくさんある

写真は
向島百花園の
其角堂永機の句碑

朧夜や
たれを  
あるじの 
墨沱川スミダガワ

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何着ても

2022-09-11 23:35:00 | Weblog

何着てもうつくしうなる月見哉 千代女

今日は日曜日
立春から二百二十日
昨晩のんびりと
茶道具屋さんからのパンフレット見てた
欲しいものが載ってる
どうしても欲しい
絶対欲しい欲しい
朝十時半ぴったりに電話かけ
電話に出た方は
顔見知りのendさんか
コロナもあって何年も会っていないのに
声を聞くとお顔を思い出す
久しぶりと挨拶するも
お互い声が明るく弾む
カタログにあった◯番のもの売れてしまったかしら
いえ、ありますよ

下さい
送って下さい
良かった
良かった
しばし世間話をするも楽し

写真は
若い友人が送ってくれた
昨日は旧暦八月十五日
向島百花園では月見の会をひらいて
茶会もあるようだ
今夜、その若い友人
会費千円で茶会に参加したと
蚊に刺されて困って早めに帰ったと

 

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つきよみのひかりに

2022-09-10 22:47:27 | お勉強

 湯原王
月詠の光りに来ませあしひきの
山きへなりて遠からなくに

か今日は朝日カルチャー
藤原定家の「近代秀歌」

『近代秀歌』(きんだいしゅうか)とは、
1209年(鎌倉時代前期)に
源実朝の依頼に応じた
藤原定家によって書かれた歌論書である。
「詠歌口伝(えいがくでん)」とも呼ばれる。

全く知らなかった
定家本人がすべてを書いたわけではなく
回りの人も協力している
定家の指導で書いたのだろうし
勿論
それは偽物というものではなく

それも定家の書であるとのこと

 

写真はコスモスが咲いたという

 

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風姿花伝

2022-09-09 23:55:09 | お勉強

 紀貫之
うゑてみる 
菊といふ菊は 
千代までに 
人のすぐべき 
しるしなりけり

今日は金曜日
風姿花伝を勉強する

風姿花伝フウシカデンは
世阿弥ゼアミの残した21種の伝書のうち
最初の作品。
能の修行法・心得・演技論・演出論・歴史・能の美学など
世阿弥自身が会得した芸道の視点からの
解釈を加えた著述になっている。
明治42年(1909年)に
吉田東伍が学会に発表し一般も読むことができるようになった。
それまでは
金春宗家の相伝の「秘伝書」だった。

今日は年齢別カリキュラムである
「第一年来稽古条々」が終わった
なるほどと思うことばかり

写真はコスモス?何
花びらが華やかだ

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着せ綿

2022-09-08 23:44:35 | 村雨庵 茶事茶会

 紀貫之
咲くかぎり 
散らで果てぬる 
菊の花 
植へしも千代の 
齢のぶらむ

今日は木曜日
朝のうちは雨が降っていた
この前お弟子様から貰った秋明菊の植木鉢
すぐ水気がなくなって
うなだれてしまうのだ
でも今朝は
この雨のお陰で元気そう
蕾がいっぱいなのに
今までに花は一つか二つ咲いただけ
それもお茶のない日にだ
残念

明日は九月九日
重陽の節句だ
いつものお菓子屋さんから届いた主菓子は
練切の「着せ綿」
重陽の節句には前日の八日に菊に綿をかぶせ
次の朝に朝露を含んだその綿を外して
体をぬぐう
菊の霊力と薬効で
病にかからないという

菊の色が
白には黄色
黄には赤色
赤には白い綿を
そして
菊の蕊は色を変えた小さい綿でつくるようだ

写真は
うちのミーちゃん
いつもはカメラが嫌いで
けして目を合わせないのに
今日はどうしたものか
さえちゃんが可愛い声であれこれ話しかけながら
カメラを構えると
なんとポーズとってる

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日の高き花野かな

2022-09-07 23:28:53 | 村雨庵 茶事茶会

廣道へ
出て日の高き
花野かな  蕪村

今日は水曜日
お茶の日だ
雨が降ったりやんだりしてる
庭を物色してやっと
宗旦木槿を二枝と
遠州木槿を一枝を
それと秋海棠と水引を
切った
しばし水を落として水揚げな
その間にあれこれしたくする

写真は菊池芳文の画

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蟷螂トウロウの斧オノ

2022-09-06 23:10:33 | お勉強

蟷螂トウロウの斧オノほのぼのと三日の月 子規

蟷螂トウロウの斧オノとは中国のことわざ
《カマキリが前あしを上げて、
大きな車の進行を止めようとする意から》
弱小のものが、
自分の力量もわきまえず、
強敵に向かうことのたとえ。

以前所持していた車軸釜のカン付は
蟷螂だった
抽象的なデザインゆえ
言われないと
カマキリに見えない
この諺から
車軸釜にはカマキリなのだ


今日は読売カルチャー
茶話指月集を読んでいる。

茶話指月集 チャワシゲツシュウとは
茶道の逸話を集めた茶書。
四天王の1人、藤村庸軒の女婿
久須美疎安が
義父から聞いた茶話をまとめたもの。
1701年(元禄14)に出版。二巻。
利休、宗旦の逸話が七十数話収められており、
逸話集では最初の版行茶書。

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秋の夜の月の光しあかければ

2022-09-05 23:28:16 | Weblog

 在原元方 アリワラノ モトカタ
秋の夜の
月の光し
あかければ
くらぶの山も
こえぬべらなり

○あかければ → 明るいので
○くらぶの山も→(暗部山)
○こえぬべらなり→
…のようである。
…しそうな様子である。

秋の夜の月の光が明るいので、
暗いという名の 「くらぶ山」も
越えられるに違いない。

 在原元方 アリワラノ モトカタ
生没年不詳
平安時代の歌人。
.在原業平の孫。
で棟梁の子。
寛平御時后宮歌合など宇多・醍醐朝
歌合にしばしば出詠。

『古今集』に12首の作が入集。
『古今集』全巻の巻頭は元方の和歌
「年のうちに春は来にけりひととせを
去年とや言はん今年とや言はん」
勅撰集には計33首が入集。
家集の『在原元方集』は断簡のみ。

写真は
今夜のお月様
友人のざきみ様がラインで送ってくれた
そうか今日は弓張月
月齢8.8
家から見えないから
 見に行く
 見に行かない
 見に行く
 見に行かない
やっぱり
見に行かない だ
写真を見て十分満足

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照れる月夜の見れば悲しさ

2022-09-04 23:27:57 | 村雨庵 茶事茶会

 大伴坂上郎女 オオトモノ サカノウエノ イツラメ
ぬばたまの
夜霧の立ちて
おほほしく
照れる月夜の
見れば悲しさ

大伴坂上郎女
オオトモノ サカノウエノ イツラメ
大伴家持の叔母で姑でもある

今日は日曜日
旧暦8/9
月齢 7.8
上弦の月🌓
写真はお弟子様の茶事のお菓子
京都の亀末廣の干菓子
「弓張月」と「桔梗」
弓張月をコトバンクで見ると

ゆみはり‐づき【弓張月】
[1] (弓に弦を張った形に似ているところからいう)
上弦または下弦の月。
弦月。弓張りの月。ゆみはり。ゆはり。
《季・秋》

写真を見ると確かに弓を張ったように見える
ちょっと感動

最近お月様を愛でてない
満月は9月10日土曜日
旧暦8月15日

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きのふこそ夏は暮れしか

2022-09-03 23:28:09 | お勉強

 源実朝ミナモトノ サネトモ
きのふこそ夏は暮れしか朝戸出の衣手さむし秋の初風

今日は土曜日
朝日カルチャーへ行く
午後からなので
まだ時間があるからと
横浜そごうへ寄った
鶴屋八幡でお菓子を買ったあと
うろちょろすると
その近くに今川焼の店があった
よせば良いのに
何となく食べたくなって二人目に並んだ
赤と白の二種類のあんこ
「白と赤を二つ」と注文する
若い男性の店員が
無表情に「何個 ですか」と
吐き出すように言われた
私はその意味がわからず
戸惑った
そうか白の数を言わなかったからか
「ああそうそう、白一つと赤二つです」
そうだ講師の先生にも差し上げようと思い
「それと赤ひとつだけ別に下さい」
と私
その私の言い方が悪かったのか
若い男性の店員は
早口でぶっきらぼうに
「追加ですか?」
「三つの中のを別にするのですか?」と又、怖い顔をして言う
怒ってるのか
叱ってるのか
びっくりしたので
「ねえ怒ってるの?」と聞いてみた
返事がないから、もう一度
「怒ってるのですか?つうの」
店員「怒ってません」
だって
ならその言い方はなによ
注文の言い方が悪いかもしれないけど
そんなに言われるほどのことはないはず
思ったけれどがまんの無言
でも気分が悪い
怒りがポコポコ沸騰しつつある感じ
いやいや、落ちついて
店員さんが怒ってないというなら
それなら いいではないか
後ろに並んでいたカップルが
それを見ていて
「店員の態度がひどいね」と私に言った
私は
「ねっ」とカップルとうなずきあった
怒りたいけど、これから朝日カルチャーだし
怒ると疲れるから怒らない
怒らない

ひとつ追加した今川焼は
講師の先生にと求めたもの
帰りのエレベーター前で、
ひとつだけを紙に挟んだだけの簡易包装を
失礼かと思いつつ
差し出すと先生は
「いいです、いいです」と手を横に振る
お渡しすると
怒りの消去ができるはずで
何とか受取って頂き
これで怒りは完全消去
今日の講義内容は
教室を出たとき既に
ほぼほぼ消去してたから
来月こそは
平穏であるように頑張ろう

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毬栗の俳句

2022-09-02 23:09:22 | 茶事 茶会 

 服部嵐雪
毬栗イガグリや手に捧ササゲたる法ノリの場ニワ
 法の場→仏事を行う場所 

毬栗イガグリの懐フトコロ寒し秋の月 


楽了入
製作年数は歴代で最も長い。
【火前印】楽の「白」が「自」ミ楽印。
 天明の大火あり。33歳まで。
【中印】楽の「白」が「自」。
 33歳から隠居まで。
【草楽印】草書の楽の字。
 隠居してから使用。
【翫土老人】1818年)に了々斎より翫土軒の額を拝領より。

今日は茶事へ
はじめてのお宅
お友だちの お友だちお宅へ
朝早くは雨が降っていたが
途中はほどほどで
席入は11時
時間を逆算して起床
着付の時間をとり
ゆるゆると出かけ
待合せに早めに着いたら
もうお一人が先にいらした
良かった

ご亭主様は
明朗でたおやかな御方
お話しがとてもお上手で
心地よい
私め、すっかり調子に乗り喋り過ぎ
反省
茶事の時間は過ぎるが早い
またのお招きが何より楽しみだ

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閑座聴松風 カンザシテショウフウヲキク

2022-09-01 23:28:00 | 村雨庵 稽古 

今日は木曜稽古
掛けものは一行
閑座聴松風 カンザシテショウフウヲキク
静シズカに座ザして松風シュウフウを聴キく

茶事の中立のあと
ドラを打つと
お客様は後座の席入
亭主は一心に濃茶を練り
後炭手前で炭をなおし
釜に水を足す
炭の火が
赤くおきはじめ
薄茶が始まると
まもなく
この茶事もおわる
薄器と茶杓の挨拶
そして送り礼で
茶事を終えた
亭主はお客様を見送り
ゆったり手前座に戻ると
釜は煮えがついている
茶を点てて自服
茶室は閑シズかで
ただただ
釜の松風をきいているのみ
俗世の雑音雑念は
すっかり消え去った

一期一会
茶事はどの会も
一生に一度
茶事の後
しずかに松風を聴くことが
閑座聴松風 カンザシテショウフウヲキク
茶事の醍醐味だ

茶事に行こう
茶事をしよう
だから
普段のお稽古に
励もう


写真は藍染のワンピース
薄い水色だったので
一度も着てない
そのワンピースを
憧れの藍染に染めて頂いた
その素敵は
気分よし

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