村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

夏の夜は

2019-07-16 23:16:45 | 紫廼茶話会
夏の夜は
まだよひながら明けぬるを 
雲のいづこに
月やどるらん
深養父


【清原深養父キヨハラノフカヤブ】
平安前期の歌人。
清少納言の曽祖父。
元輔の祖父。
内蔵大允。
藤原兼輔・紀貫之らと親交があった。
古今和歌集以下の勅撰集に四〇首入集。
家集に「深養父集」がある。
生没年未詳。
(大辞林 第三版の解説ヨリ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きのふけふ 昨日今日

2019-07-15 22:33:44 | 短歌・俳句の事
きのふけふ
千里の空も一つにて
軒端にくもる
五月雨のやど
良経

今日は一日寝ていた
朝日日本歴史人物事典の解説

九条良経
没年:建永1.3.7(1206.4.16)
生年:嘉応1(1169)
鎌倉時代の公卿。
号は中御門殿,後京極殿。
摂政・関白兼実と藤原季行の娘の子。
文治1(1185)年従三位。
4年兄良通が早世したため
九条家の嫡子となる。
このころ父兼実は源頼朝と結び,
摂政・関白として権勢の頂点にあった。
5年権中納言,権大納言。
建久6(1195)年内大臣。
しかし7年源(土御門)通親の策謀により
兼実は関白を辞めさせられ,
良経も籠居の身となる。
正治1(1199)年閉門を許され左大臣。
失脚後兼実は政界から退き,
良経に九条家を託していた。
建仁2(1202)年通親が死去し,
後鳥羽上皇の意により良経が摂政となる。
元久1(1204)年太政大臣。
建永1(1206)年急逝。
あまりに突然の死に,
後世には殺害されたとの説まで生まれた。
良経について叔父慈円は著書『愚管抄』に
「能芸群ニヌケタリキ,詩歌能書昔ニハヂズ,
政理公事父祖ヲツゲリ」と記している。
『新古今和歌集』の仮名序の作者で
代表的歌人のひとりであり,
歌集『秋篠月清集』,漢詩集『詩十体』などがある。
書家としても有名で書風は
後京極流と呼ばれた。
一方有職故実の研究にも力を入れ,
『大間成文抄(除目大成抄)』
『春除目抄』『秋除目抄』などの著書を残している。
ほかに日記『殿記』がある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御物遠や

2019-07-14 22:04:56 | 文の会
五月雨に御物遠や月の顔 芭蕉

御物遠=久しぶり

朝食はほとんど食べないのだが
今日は食べた
お中元で頂いた
なだ万の和風ハンバーグ
アイテラ氏農園の
キャベツ四分の一に乗せ
レンジで五分
美味
パンがないので珍しくご飯チンして
香の物など食べると満腹
お腹膨るると眠くなる
テレビの日曜美術館を観終わって
二度寝したのが十時頃

熟睡中11:30にバイさんから電話が入った
「今お店の前にいるのですが
今日は予約はないと言われましたわ。
予約はしてなかったのかしら?」
「えーと。そうですかスイマセン。
メールが来てるか確認してみます」
「いつも早く来てる筈のヒロコさんが
まだ見えてないようで、連絡はしてあるのかしら?」
「分かりません。メール見てみます」

今日は何も用事が無いと思っていたが
今日はバイさんとヒロコさんと
毎月会う文の会だったのか
予約が入ってないって
えーと、どこの店だろう
神楽坂か
銀座かなどうしょう
これから着替えて出掛けたら
一時間半かかる

「まだ家なので、メール見て
どのお店か調べるますから」
「大丈夫よ席はあるからとっておくけど、
来れるの?」
「はい、今家です。すぐ行きます」
「貴方がするからと言うので
私はしなかったけど、
ヒロコさんに連絡してあるの?」
「さあ、分かりません今行きます!」

頭がすっきりしないが
今バイさんがいるところが
いつものイタリアンレストランだと
漸く気がついた
すっぴんでもいいやと
歩きながら
今日の約束は全く記憶がない
ヒロコさんへの連絡の有無も記憶がない
お腹も全く減ってない
それは
無理すれば大丈夫だろうが
ヒロコさんは来るのかしら
五分ほど歩いてお店に入ると
バイさんとヒロコさんが
いつもの席に座ってる

良かった
自覚はなかったけど私めちゃんと
ヒロコさんに連絡してあったのだ
後からメールを見ると
ヒロコさんからのメール
「今日は少し遅れます」

何時ものように
ワインとお摘まみ
パスタ2種とドリア大盛り
料金は割り勘で二千五百円
兎に角
良かった
お二人が帰るとまた眠った

小雨の降るこんな日は
兎に角 眠たい
コンビニの冷や麦の夕飯
お風呂に入り
テレビを観てまた眠り
起きたのが
夜中の一時
これを書いてまた眠ろう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美ささ苑月釜

2019-07-13 23:03:15 | 村雨庵 稽古 
梅雨のさなかでも
何とか傘をささずに済みそう
今日は茶会へ
八王子の美ささ苑の月釜

濃茶席と薄茶席
薄茶は宗偏流
濃茶は裏千家
宗偏流の点前や茶会の様子は
今まで拝見したことのない点前や挨拶の言葉 など
つい真似をしてしまいそうな位
興味深く楽しかった

濃茶席はOK様
寄付の掛け物は
平瀬露香
デジタル版
日本人名大辞典+Plusの解説によると
平瀬露香
本名は
平瀬亀之輔 ひらせ-かめのすけ
1839-1908 
明治時代の実業家。
天保10年9月19日生まれ。
大阪の豪商千草屋の7代。
第三十二国立銀行を設立し,
日本火災保険社長などをつとめる。
のち大阪博物場長。
茶道に精通し,
茶道具の収集家としても知られる。
明治41年2月8日死去。
70歳。名は春愛。
号は露香,同学斎など。

平瀬家伝来とは
この平瀬露香のおうち伝来

道具もたくさん出て
勉強になった
緑の茶庭は美しく手入れされて
写真はどこを撮っても良いのだが
シャッターを押すのを忘れた
結局今日一緒に出掛けた四名を
帰りの八王子駅ホームで
パチリ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さみだれのころ

2019-07-12 23:24:23 | 短歌・俳句の事
つくづくと
軒のしづくをながめつつ
日をのみ暮らす
さみだれのころ

西行

美術人名辞典の解説によると
西行
平安後期の歌人。
姓は佐藤、
名は義清、
別号に大宝房、
法名を円位。

武家に生まれ鳥羽上皇に
北面武士として仕えるが、
のち出家する。
平清盛・時忠、崇徳院・徳大寺実能らと
交わる。
仏道修行、和歌に励み、
諸国を遍歴。
仏教観を基として独自の抒情歌を確立。
『新古今集』に九四首収められ、
家集に『山家集』等がある。
建久元年(1190)寂、73才。

今日はゴロゴロ寝てばかり

写真は以前
田町駅のホームで撮ったもの
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨後夏月

2019-07-11 23:34:31 | 村雨庵 稽古 
今日は村雨庵の木曜稽古
掛けものは
雨後夏月と題ある
阪正臣バンマサオミの和歌

夕立の
只来て過ぎし
真木の戸の
露に煌めく
月の涼しき


点前の稽古は
気持を集中すること
道具は体の正面で扱うこと
大切な道具は少し低め
ちょこちょこ動かない
無駄な動作はしないこと
呼吸や間合いを意識すること
あとは
何度も繰り返し
稽古をすること
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松花堂弁当

2019-07-10 23:36:27 | 村雨庵 稽古 
今日は村雨庵の水曜稽古
複製だが松花堂の軸を掛けた
すると
鉄人に
その人は松花堂弁当の人かと聞かれた

そうです

松花堂昭乗は
江戸時代初期の
石清水八幡宮の社僧

松花堂弁当は
昭乗が
農家の種入れとして
使っていた器をヒントに箱を作り
絵具箱や煙草盆として使用していたそうだ
それを吉兆湯木貞一が
四角の箱の中央に十文字の仕切りをいれ
弁当箱として
初めて使ったと
ウィキペディアに載っている
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏雲多奇峰

2019-07-09 22:46:15 | お勉強
夏雲多奇峰カウンキホウ多し

夏雲奇峰
三省堂
新明解四字熟語辞典ヨリ
【夏雲奇峰】カウンキホウ
夏の青空に現れる入道雲の
めずらしい峰の形のこと。

出典
陶潜トウセン(陶淵明)の「四時シイジ」(詩)

「春水四沢シュンスイシタクに満ち、
夏雲奇峰多しカウンキホウオオシ」。

顧愷之コガイシ
「神情詩シンジョウシ」にも同句がある。

今日は月に1度の茶の稽古
掛け物は夏雲多奇峰
花は千成ほおずきと篝火草と虎の尾

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨過天晴

2019-07-08 23:09:37 | 古筆
青磁とは
雨過天晴ウカテンセイ
雨上がりの空のごとく
美しく
青銅器の形
翡翠の色をしている

北宋汝官窯
南宋修内司官窯
郊壇下官窯

官窯のものは
神懸かった美
普通は博物館とか美術館にて
ガラス越しに観るもので
茶会ではまず出ない

茶道では龍泉窯の青磁を
砧…宋
天龍寺…元
七官…明

時代で三つに分けると
習った

他に青磁というと
珠光青磁
越州窯
耀州窯
均窯・鈞窯キンヨウ
などを思い浮かべる

写真は今日の古筆研究会
一休みのお菓子
ういろう製の白桃
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笹の葉サラサラ

2019-07-07 23:14:40 | 羊遊会
今日は羊の会
お弟子様のおうちで
七事式のお稽古
でも私は御菓子を食べるだけ
たまにお茶をのむだけ
クマショウさんちの
昭和の食卓のお料理を食べるだけ

炭付花月
濃茶付花月
茶通箱付花月

使った茶杓はクマショウさんの
笹の葉茶杓
下記のような説明書が中に入っていた

室町時代東山時代を築いた八代将軍足利義政が
削ったとも愛用したとも伝えられる
この茶杓の原型は
宋元明代中国から渡来した匙具を
竹で模作したものと思われます
節のある竹を利用して
節上を笹の葉状に削ったところから
この名が生じました
根津井上三井家旧蔵の三杓が
天下の三茶杓として現存してます
この茶杓を模して作ったのが
笹の葉茶杓で御座います。
とあった

今日は五節句のひとつ
七夕
だからこそ
笹の葉サラサラ
笹の葉茶杓
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日はお能

2019-07-06 23:58:23 | 観劇・映画
今日はお能を観る
東中野の
梅若能楽学院会館に於て


能 夕顔
狂言 佐渡狐
舞囃子 高砂
能 弱法師

夕顔は源氏物語の夕顔から採った能で
作者は不明
場所は京都五条辺り 
“某院”の廃墟
季節は晩秋
分類は三番目物 本鬘物

シテの衣装は
唐織着流女出立(女性の扮装)
高貴な女性の扮装の長絹大口女出立

衣装が綺麗だった


写真は乗り換えた市ヶ谷駅のホームで
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鮎の茶事

2019-07-05 23:07:14 | 茶事 茶会 
今日は某所で
鮎を食べよう茶事

懐石
初炭
中立
濃茶
後炭
薄茶

七月鮎の懐石の献立
向付  豆乳豆腐 下ろし生姜 楓胡瓜 割正油
汁 アヤメ生麩 合せ味噌
煮物椀 夏椿鱧真丈 三色そうめん 青柚子
焼物 長良川鮎塩焼 塩焼
進肴 蛸 胡瓜 山芋 おろし和え
焼物 紀州飛田川鮎 塩焼 茗荷酢漬
小吸物 トウモロコシ
八寸 琵琶湖稚鮎衣揚 枝豆
香の物 沢庵 小胡瓜 魚人参

「鮎」の字の由来は諸説あり、
神功皇后がアユを釣り
戦いの勝敗を占ったとする説、
アユが一定の縄張りを独占するから
など諸説ある。

「鮎」の俳句の季語は夏
春は「若鮎」
秋は「落ち鮎」
冬は「氷魚(ひお、ひうお)」

好きな鮎を幾つも
食べることができて
非常に嬉しい
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

清風満竹林

2019-07-05 01:48:07 | 村雨庵 稽古 
今日は村雨庵の木曜稽古
夜中には強い雨が降っていたが
朝には上がっていた
昼頃アイテラ氏
二時に見々が
四時半に古志ちゃん
五時過ぎには
今日から入門のFJさん
その後には薗さん
夏越しの祓いも過ぎ
もはや七月
あと半年の予定もいくつか決定している
スマホのカレンダーに記入
空いている日がまだ沢山ある


掛け物は一行
清風満竹林
筆者は萬仞宗岱

美術人名辞典によると
萬仞宗岱
江戸中期の臨済宗の僧。
大徳寺二百六十四世陽岑宗昕の法嗣
呻谷宗釦の法を嗣ぐ。
摂津般若寺を再興した。
寂年不詳。

清風とは
さわやかな風。
すがすがしい風。
また、清新な空気・気分

写真は先週金曜日のランチの
カブのスープ
美味だった
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瀑布人物図

2019-07-03 23:18:30 | 村雨庵 稽古 
今日は七月一度目の水曜稽古
朝九時過ぎると
茨城からのお弟子様がやってきた
今日は初炭と茶通箱
早くにみえて
お昼過ぎには帰る
毎日忙しいらしいが
体に気をつけて

待合には
瀑布人物図を掛けた

作者は
荒木寛一
(あらき・かんいち)
1827~1911 文政10年5月10日生れ。
名縄。
字子正。
別号梅隠斎。
父は南画家荒木寛快。
父に学ぶとともに江崎寛斎に師事。
内国絵画共進会で銅賞。
明治44年歿。
享年84。
荒木寛友は子息。
寛畝は義弟。


夜八時過ぎると
雨が降ってきた
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アヴェ・マリア

2019-07-02 23:38:49 | 観劇・映画
今日は渋谷セルリアンタワー2階
JZ Brat
ジェイジーブラット サウンドオブトウキョウ

真園ありささんのコンサート
始まるのは夜七時から
終わって家に着くと十時過ぎた
お洒落なライブ&ダイニングクラブでの
食事とコンサート
気分が変わって良い
最後のアヴェマリアがとても良かった
アヴェ・マリアは沢山の人が作曲しており
今日のは
カッチーニのアヴェ・マリアだと
一緒に行った想望庵様が教えて下さった
頭の中にそのアヴェ・マリアの音楽が
今も渦巻いて
ゆっくり眠ろう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする